JPS6322309B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば多数の発光ダイオードをプリ
ント板上に立設し、この発光ダイオードを保持固
定するのに用いるホルダー兼ノイズ遮へい板に関
するものである。

第１図に従来例を示す。プリント板１の前端部
に多数の発光ダイオード８をそのリードピン９に
て立設せしめ、このリードピン９を折曲して表示
する側へ発光ダイオード８を臨ませている。１０
はこれら発光ダイオード８を保持固定するための
Ｌ形状のホルダーで、このホルダー１０は発光ダ
イオード８の配列に対応して多数の挿通孔を一列
に穿孔し、発光ダイオード８をこの挿通孔に挿通
して保持固定している。更にこのホルダー１０を
プリント板１にねじ１１にて固定している。これ
らプリント板１はマザーボード６に装着されたコ
ネクタ５に嵌合している。そして４列に配列され
た発光ダイオード８をアクリル化粧板７に臨ませ
て表示し、またノイズを取るための１板の導電性
の遮へい板２′をその貫通孔に発光ダイオード８
を挿通して取付けていた。そしてこの鉄板からな
る遮へい板２′にねじ止めしてアースをとつてい
た。ところが、アクリル化粧板７の透明窓に遮へ
い板２′が臨むのであるが、この窓と発光ダイオ
ード８との位置合わせが困難であつたり、部品点
数が多いという問題があつた。

本発明は上述の点に鑑みて提供したものであつ
て、発光ダイオード等の表示素子の位置決めとノ
イズ遮へいを兼ねたホルダー兼ノイズ遮へい板を
提供することを目的とするものである。

以下本発明の一実施例を図面により詳述する。
第２図乃至第６図において、１はプリント板で、
このプリント板１の前端部に多数の表示素子であ
る発光ダイオード８を装着している。即ち発光ダ
イオード８のリードピン９を略90゜折曲してプリ
ント板１の孔に挿通し、半田付けをして固定して
いる。２は鉄板等の導電性からなるＬ形に折曲し
た遮へい板で、この遮へい板２には前記発光ダイ
オード８の垂直片１３には表示部を挿通せしめる
挿通孔１２を一列に穿孔している。遮へい板２の
挿通孔１２に発光ダイオード８を挿通して発光ダ
イオード８を保持固定している。更にこの遮へい
板２の水平片１４の両端部にはねじ穴１５を設
け、このねじ穴１５に対応してプリント板１に取
付穴16を形成している。プリント板１に設けた取
付穴１６の周縁はアースパターン３が形成され
て、遮へい板２のアースをとるようにしている。
このアースパターン３は第２図に示すようにプリ
ント板１の接続部１７の一部に接続され、外部へ
接地されるようになつている。遮へい板２の挿通
孔１２に夫々発光ダイオード８の表示部を挿通し
て固定し、水平片１４をプリント板１上に載置
し、プリント板１の下面よりねじ１１を取付穴１
６を介してねじ穴１５に螺着せしめる。この時ね
じ１１の締付けにより遮へい板２とアースパター
ン３とが接触して電気的に接続される。また同時
に遮へい板２により多数の発光ダイオード８が位
置される。次にこのプリント板１をマザーボード
６に装着したコネクタ５に差し込み嵌合する。実
施例では第６図に示すようにプリント板１を４段
に構成している。プリント板１のアースパターン
３はコネクタ５とマザーボード６を介して接地さ
れる。このようにして保持固定された発光ダイオ
ード８はアクリル化粧板７に臨ませて表示を行わ
せしめている。従つてアクリル化粧板７側から入
るノイズが発光ダイオード８のホルダーを兼ねた
導電性の遮へい板２からアースへ落ちるために、
回路への悪影響がなくなり、しかも１個の遮へい
板２によりノイズ遮へいとホルダーを共用化で
き、そのため、組立性が簡単になるとともにコス
ト的にも有利となるものである。

第７図乃至第１１図は他の実施例を示してい
る。遮へい板２の横巾の寸法をプリント板１の横
巾の寸法よりも長くし、遮へい板２の両端部を、
コ字形の導電性のケース４の内側面上部に固着し
たＬ形の係止片１８に係止させるようにしたもの
である。係止片１８には遮へい板２の両端部の水
平片１４を挿入して保持するスリツト１９が形成
されており、プリント板１をコネクタ５に差し込
むとともに遮へい板２の水平片１４を係止板１８
のスリツト１９に挿入している。尚この場合、プ
リント板１には前記アースパターン３は形成して
いない。従つて遮へい板２と係止板１８とが接触
して（第９図中イ）電気的に接続されることにな
り、アクリル化粧板７側から入るノイズが遮へい
板２、係止板１８を介して接地され、回路への悪
影響をなくするものである。プリント板１をコネ
クタ５に差し込むだけで、遮へい板２が係止板１
８、ケース４を介して接地される構造であるため
に、組立が容易でコスト的に有利となり、更に、
遮へい板２が係止板１８に当つて保持固定される
から、アクリル化粧板７と発光ダイオード８との
寸法が均一になり仕上げがきれいになるものであ
る。また第１０図に示すように並設した遮へい板
２の両端部を押さえ板２０にてビス止めして接触
を確実にするようにしても良く、更には第１１図
に示すように、係止板１８の下面に導電性のばね
材２１を取付け、遮へい板２をスリツト１９に差
し込むとばね材２１の接触圧で係止板１８と遮へ
い板とを電気的に接続するようにしても良い。

本発明は上述のように、プリント板上に表示素
子を立設し、この表示素子の表示部を導電性の遮
へい板に穿孔した挿通孔に挿通して表示素子を保
持するとともに遮へい板をプリント板に固定し、
この遮へい板を接地するようにしたので、表示素
子の保持固定を遮へい板で行うとともに表示素子
が拾うノイズをこの遮へい板を介して接地される
ために回路への悪影響がなくなり、従来、表示素
子のホルダーとノイズの遮へい板とを別々に組立
ていたのが１個の部材で共用化でき、部品点数が
少なくなるとともに組立性も向上し、そのためコ
ストダウンを図ることができ、また表示素子の個
数が増加しても１個の部材で保持固定しているの
で、パネルへの位置合せも容易となる効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の側面図、第２図は本発明の実
施例の分解斜視図、第３図は同上の表示素子の立
設状態を示す要部側面図、第４図は同上のプリン
ト板に遮へい板を取付けた状態を示す要部側面
図、第５図ａ，ｂは同上の遮へい板の正面図、平
面図、第６図は同上の側面図、第７図ａ，ｂは同
上の他の実施例の斜視図、正面図、第８図は同上
の斜視図、第９図は同上の破断正面図、第１０図
は同上の破断斜視図、第１１図は同上の要部断面
図で、１はプリント板、２は遮へい板、３はアー
スパターン、４はケース、１２は挿通孔である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ プリント板上に表示素子を立設し、この表示
   素子の表示部を導電性の遮へい板に穿孔した挿通
   孔に挿通して表示素子を保持するとともに遮へい
   板をプリント板に固定し、この遮へい板を接地し
   て成るホルダー兼ノイズ遮へい板。 ２ 前記遮へい板をプリント基板のアースパター
   ンに共締めしたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のホルダー兼ノイズ遮へい板。 ３ 前記遮へい板を導電性のケースに接触固定せ
   しめたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載のホルダー兼ノイズ遮へい板。