JPS63220445A - 記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は記録及び再生時における記録媒体の移送速度を
少なくとも２種類に切り換えられるようにした記録再生
装置に関し、特にＶＴＲ，ＥＶＲ、テープレコーダ等に
用いて最適なものである。

従来の技術 以下図面を参照しながら従来の記録再生装置について説
明する。磁気テープに映像信号を記録し、またこれによ
り映像信号を再生するＶＴＲ等の記録再生装置において
、記録及び再生時のテープ送り速度を二通りに切り換え
るようにしたものが考えられる。

即ち、記録時に磁気テープの送り速度を所定の第１の速
度（以後、Ｖａと略称する）と、このＶｅの３倍の速度
の第２の速度（以後、Ｖｓと略称する）とに切り換える
ことが考えられる。

記録の際に磁気テープには磁気テープの移送速度を制御
するためのコントロール信号と画像信号とが記録される
のであるが、その記録時の動作を説明する。第３図は従
来の記録再生装置の記録時の要部ブロック図である。第
３−図において、磁気テープ１は記録媒体移送手段２の
一部であるキャプスタン２ａとピンチローラ２ｂによっ
て挟持され、キャプスタン２ａの回転により移送される
。

同時に磁気テープｌはオーディオ・コントロール・ヘッ
ド（以後、Ａ／Ｃヘッドと略称する）３に当接しており
、Ａ／Ｃヘッド３に３０１１ｚのコントロール信号が速
度切換回路６によって供給され、磁気テープｌにコント
ロール信号が記録される。

速度選択スイッチ７はテープ移送速度ＶｓとＶｅを切り
換えるためのものである。コントロール信号のピッチは
所定の速度のＶｓであればピンチＰｓで、あるいは所定
の速度のＶａであればピッチＰａで、磁気テープｌに記
録される。速度切換回路６はコントロール信号とシリン
ダ４に搭載している回転ヘッド５との位相を合わしなが
ら磁気テープ１を移送すべくキャプスタン２ａの回転を
制御する。同時に端子８より供給される画像信号を回転
ヘッド５より磁気テープ１に記録する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら前述したように、磁気テープ１の移送速度
にはＶｓとＶｅとがあり、磁気テープ１の残量が少ない
等の理由によりＶｓの速度で記録中にＶｅの速度に切り
換える場合がある。移送速度がＶｓからＶｅに切り換え
られると、速度切換回路６によって、移送速度Ｖｓを急
激にＶｅに近付けようとするため、移送速度はＶｅを中
心にして変動する。この間に磁気テープ１に記録される
コントロール信号のピッチは、速度Ｖ　ｓ　時のピッチ
Ｐ３や速度Ｖａ時のピンチＰｅとは異なり、変動速度に
対応した変動ピッチになる。

上述したごとく記録した磁気テープを再生した場合の磁
気テープの移送速度およびコントロール信号と時間の関
係を表したのが第４図である。前記のような構成では、
再生中は、コントロール信号のピッチによってキャプス
タン２ａの回転を制御するため、記録時より１コントロ
一ル信号分遅れて制御することになる。さらに、その変
動ピンチに合わせてキャプスタン２ａの回転数を加速ま
たは減速しようとする。ところがキャプスタンモータ（
図示せず）慣性等により、うまくキャプスタン２ａの回
転が追従できない、その結果磁気テープ１上に記録され
ている画像信号トランクから回転へソド゛５がはずれ、
回転ヘッド５により得られる画像信号にはノイズ等が含
まれ、モニターＴＶ（図示せず〉にノイズを伴った画像
信号が送られ、非常に見つらい画像が表示されるという
問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、記録途中でテープ移送速度
を変更する際は、所定の時間をかけて、徐々に移送速度
を変更してゆくので、速度の振動が少なくなり、再生時
にノイズのない同期のとれたきれいな再生画像を得るこ
とができるようにした記録再生装置を提供するものであ
る。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の記録再生装置は、
記録の際に、記録媒体の移送速度を第１の速度と、この
第１の速度のＮ倍（Ｎは２以上の整数）の第２の速度と
の少な（とも２種類以上に選択的に切り喚える記録媒体
移送手段と、記録の際に、上記記録媒体に上記移送速度
に応じたピッチでコントロール信号を記録するコントロ
ール信号記録手段とを具備する記録再生装置であって、
上記複数の移送速度のうち、１種類の速度を選択する選
択手段と、前記選択手段にて選択された移送速度にて記
録媒体に記録時に、前記選択手段により他の移送速度を
選択した際、Ｎフレーム分の情報を記録するのに要する
時間以上をかけて、選択された移送速度まで略々ランプ
状に加速または減速するように前記記録媒体移送手段の
移送速度を制御する制御手段という構成を備えたもので
ある。

作用 本発明は上記した構成により、記録途中において、磁気
テープの残量が少ない等の理由でテープ移送速度を切り
換えたことにより、再生時にテープ移送速度の急激な変
動が発生し、その結果磁気テープ上に記録されている画
像信号トラックから回転ヘッドがはずれ、モニターＴＶ
にノイズを伴った画像信号が送られ、非常に見つらい画
像が表示されるというような問題点を解消できるもので
ある。

実施例 以下本発明の一実施例の記録再生装置について図面を参
照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における記録再生装置の記録
時の要部ブロック図である。第１図において、磁気テー
プ１１の移送速度はＶｅ　（ｍｍ／５ｅｅ）とＶｓ　（
ｍｍ／ｓ　ｅｃ　ＨＶｓ＝ＶｅＸ３）とがある。磁気テ
ープ１１は記録媒体移送手段１２の一部であるキャプス
タン１２ａとピンチローラ１２ｂによって挟持され、キ
ャプスタン１２ａの回転により移送される。同時に磁気
テープ１１はＡ／Ｃヘッド１３に当接しており、Ａ／Ｃ
ヘッド１３に３０Ｈｚのコントロール信号が制御回路１
６によって供給され、磁気テープ１１にコントロール信
号が記録される。コントロール信号のピッチは所定の速
度のＶｓであればとソチＰｓで、あるいは所定の速度の
ＶｅであればピッチＰｅで、磁気テープ１１に記録され
る。制御回路】６はコントロール信号とシリンダ１４に
搭載している回転へ７ド１５との位相を合わしながら磁
気テープ１１を移送すべくキャプスタン１２ａの回転を
制御するようにしである。同時に端子１８より供給され
る画像信号を回転へラド１５より磁気テープ１１に記録
する。また、速度選択スイッチ１７はテープ移送速度Ｖ
ｓとＶｅを切り換えるためのものであり、テープ移送速
度が速度選択スイッチ１７によってえらばれた速度にな
るように、制御回路１６がキャプスタン１２ａの回転を
制御する。記録途中で速度選択スイッチ１７を切り換え
たときの磁気テープ１１の移送速度およびコントロール
信号と時間の関係を表したものが、第２図である。第２
図において、磁気テープ１１が移送速度Ｖｓで移送され
ており、Ａ点で速度選択スイッチ１７が切り換えられる
と、制御回路１６が、Ｂ点のコントロール信号の位置か
らキャプスタン１２ａの回転数を減速しはじめる。そし
て、Ｖｓ＝Ｖｅｘ３であるから、３フレ一ム分を記録す
るのに要する時間以上の５フレ一ム分の時間をかけてｖ
ｅにすべく、キャプスタン１２ａの回転を制御して、ラ
ンプ状に減速する。

上記の構成になる記録再生装置の記録時の動作について
説明する。第２図において、磁気テープ１１が速度Ｖｓ
で移送されており、Ａ点で速度選択スイッチ１７が切り
換えられると、制御回路１６が、Ｂ点のコントロール信
号の位置から減速しはじめ、その後のコントロール信号
、例えば０点までの５フレ一ム分の時間をかけて徐々に
、しかもランプ状に、キャプスタン１２ａの回転を制御
して減速してゆく。従ってこの時のテープ速度の変化の
様子を見ると、第２図に示すようにＢ点まではＶｓの速
度で磁気テープ１１を移送し、Ｂ点においてコントロー
ル信号を記録した直後からキャプスタン１２ａの回転数
をランプ状に減速し、その後、５フレ一ム分の時間をか
けて、移送速度をＶｅに減速し、０点以降はＶｅの速度
にて磁気テープ１１を安定に移送する。

テープ移送速度を上述してきたように制御することによ
り、記録時は第２図のＢ点〜Ｃ点間の減速時の加速度は
、第４図のＥ点〜Ｆ点間の減速時の加速度と比較し、か
なり小さくなっており、さらに速度が振動する絶対値も
小さくなり、再生時にキャプスタンモータ（図示せず）
等の慣性等の影響をあまり受けなくなり、記録再生装置
の速度制御サーボ系が追従しやすくなり、その結果再生
時も、磁気テープ１１上に記録されている画像信号トラ
ックから回転へラド１５が殆どはずれることがなくなり
、回転ヘッド１５により得られる画像信号にはノイズ等
が含まれないので、モニターＴＶ（図示せず）にノイズ
のない画像信号がお（られ、同期のとれたきれいな画像
が表示される。

また本実施例においては、テープ移送速度をＶｓからＶ
ｅに減速した場合を説明したが、ＶｅからＶｓに加速す
る場合は、第２図において全く逆の制御をすれば、前述
の説明と同様の効果が得られる。

発明の効果 以上のように本発明になる記録再生装置は、記録の際に
、記録媒体の移送速度を第１の速度と、この第１の速度
のＮ倍（Ｎは２以上の整数）の第２の速度との少なくと
も２種類以上に選択的に切り換える記録媒体移送手段と
、記録の際に、上記記録媒体に上記移送速度に応じたピ
ッチでコントロール信号を記録するコントロール信号記
録手段とを具備する記録再生装置であって、上記複数の
移送速度のうち、１種類の速度を選択する選択手段と、
前記選択手段にて選択された移送速度にて記録媒体に記
録時に、前記選択手段により他の移送速度を選択した際
、Ｎフレーム分の情報を記録するのに要する時間以上を
かけて、選択された移送速度まで略々ランプ状に加速ま
たは減速するように前記記録媒体移送手段の移送速度を
制御する制御手段とから構成したもので、記録途中でテ
ープ移送速度を変更したとしても、速度選択スイッチを
切り換えた時点から、所定の時間をかけて徐々にランプ
状にテープ移送速度を変更するように、記録媒体移送手
段の移送速度を制御することにより、急激な速度変動が
なく、テープ移送速度の加速時または減速時の加速度を
小さくすることができ、しかも速度振動幅も小さくする
ことができるため、再生時にノイズのない同期のとれた
きれいな再生画像を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における記録再生装置の再生
時の要部ブロック図、第２図は本発明の実施例における
記録再生装置の記録途中の速度変更時における磁気テー
プ移送速度およびコントロール信号と時間との関係を表
した関係図、第３図は従来の記録再生装置の再生時の要
部ブロック図、第４図は従来の記録再生装置の記録途中
の速度変更時における磁気テープ移送速度およびコント
ロール信号と時間との関係を表した関係図である。 １１・・・・・・磁気テープ、１３・・・・・・Ａ／Ｃ
ヘッド（オーディオ・コントロール・へ７Ｆ）、１５・
・・・・・回転ヘッド、１６・・・・・・制御回路、１
７・旧・・速度選択スイッチ。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名１第１図 第３図　　　　　　２ １１す

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録の際に、記録媒体の移送速度を第１の速度と、この
   第１の速度のＮ倍（Ｎは２以上の整数）の第２の速度と
   の少なくとも２種類以上に選択的に切り換える記録媒体
   移送手段と、記録の際に、上記記録媒体に上記移送速度
   に応じたピッチでコントロール信号を記録するコントロ
   ール信号記録手段とを具備する記録再生装置であって、
   上記複数の移送速度のうち、１種類の速度を選択する選
   択手段と、前記選択手段にて選択された移送速度にて記
   録媒体に記録時に、前記選択手段により他の移送速度を
   選択した際、Ｎフレーム分の情報を記録するのに要する
   時間以上をかけて、選択された移送速度まで略々ランプ
   状に加速または減速するように前記記録媒体移送手段の
   移送速度を制御する制御手段とを具備したことを特徴と
   する記録再生装置。