JPS63219920A

JPS63219920A - モジユレ−トバルブ装置

Info

Publication number: JPS63219920A
Application number: JP62054393A
Authority: JP
Inventors: Mitsuyoshi Mori; 森　光善
Original assignee: Daikin Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Exedy Corp
Priority date: 1987-03-10
Filing date: 1987-03-10
Publication date: 1988-09-13
Also published as: US4951795A; WO1988007145A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は産業用車両等の油圧クラッチに併設されるモジ
ュレートバルブ装置に関し、より詳細には、上記車両の
複数の変速段（例えば、１速、２速、３速）切換用クラ
ッチに併設されて切換時に油圧を滑らかに上昇させるた
めのモジュレートバルブ装置に関する。

（従来の技術）一般に上記型式のモジュレートバルブにはアキュムレー
タと絞りが設けである。上記絞りは入口側油路（モジュ
レートバルブの作動室と油圧源とをつなぐ油路）に設け
てあり、切換弁をクラッチ接続位置に切り換えた時、作
動室への作動油の流入を制限してクラッチの油圧が急激
に上昇することを防止する。

（発明が解決しようとする問題点）そして、油圧上昇特性は変速段に応じて変化させること
が好ましく、具体的には、１速クラツチを接続する場合
には、油圧を緩やかに−Ｌ昇させて接続時のショックを
確実に防止することが望ましく、例えば３速クラツチを
接続する場合には、油圧を比較的速やかに上昇させて完
全接続までの時間遅れやクラッチの無駄な滑りを防止す
ることが望ましい。

ところが、従来の構造では、絞りが１個だけ設けてあり
、切換弁をいずれの変速段に設定しても、常に同一の絞
りが作動するので、油圧上昇特性も同じになる。

従って、従来の構造では、モジュレートバルブ装置の油
圧変化特性を全ての変速段に適した特性に設定すること
はできず、例えば、１速に適した油圧上昇特性となるよ
うに、絞りの仕様を設定すると、２速や３速については
最適の油圧上昇特性を得ることができない。

（問題点を解決するための手段）上記問題を解決するために、本発明は、モジュレーショ
ンバルブ装置に可変式絞り機構を設け、変速段に応じて
絞りを自動的に選択できるようにしたもので、次のよう
に構成されている。

すなわち本発明は、油圧源に接続する入口油路と、切換
弁を介して複数の油圧クラッチに選択的に接続する出口
油路と、−ヒ記人ロ油路と出口油路が接続する作動室と
、作動室に対向してその圧力に応じて移動するプランジ
ャと、該プランジャにより出口油路との接続状態が制御
されるアキュムレータと、上記入口油路に併設される可
変絞り機構とを設け、該絞り機構に流通抵抗の異なる複
数の絞りを択一的に上記入口油路の一部を構成できる状
態で設け、上記入口油路を構成する絞りを上記切換弁に
より選択された油圧クラッチに対応させて選択する制御
機構を設けたことを特徴としている。

又実施例では、上記可変絞り機構が、上記複数の絞りを
形成したプランジャを入口油路に対して移動可能な状態
で備え、上記制御機構が、上記可変絞り機構のプランジ
ャを駆動するための作動室と、」二記切換弁と油圧クラ
ッチとの間の複数のクラッチ油路の少なくとも一部を上
記作動室に接続する接続油路とを備えた構成となってい
る。

（作用）上記構成によると、切換弁をあるクラッチの接続位置に
切り換えると、そのクラッチに対応する絞りが入口油路
の一部を構成して作動室への油の流入を制限する。それ
により、接続されるクラッチに適した油圧上昇特性が得
られる。

（実施例）第１図において、入口油路１は入口（図示せず）が油圧
源に接続しており、出口がモジュレートバルブ２の作動
室３に接続している。作動室３には出口油路５の入口も
接続している。出口油路５の出口は切換弁６に接続して
いる。切換弁６は公知の構成であり、直線的に移動する
スプール７を備えている。切換弁６にはドレン油路９．
１ｏ及びクラッチ油路１１．１２．１３の入口が接続し
ている。クラッチ油路１１．１２．１３は、それぞれ、
１速、２速、３速のクラッチ（図示せず）に接続してい
る。前記スプール７の位置を適当な操作機構（図示せず
）により変えることにより、油路５がクラッチ油路１１
．１２．１３に択一的に接続するか、又は、いずれのク
ラッチ油路１１．１２．１３にも接続しない位置へ移動
する。

上記モジュレートバルブ２は、基本的な構成要素として
、シリンダ１５とそれに摺動自在に嵌合するプランジャ
１６とを備えている。プランジャ１６はその長手方向の
３箇所にランド１７．１８．１９を備えている。図示の
如くプランジャ１６の一端部２０がシリンダ端壁に当接
当接した状態において、前記作動室３は端部２０の周囲
に形成されており、端部２０近傍のランド１７が作動室
３に対向している。反対側の端部近傍のランド１９はば
ね受けを形成しており、ランド１９とそれに対向するシ
リンダ端壁との間に圧縮コイルスプリング２１が設けで
ある。

図示の状態において、上記ランド１９と中間のランド１
８との間の室２３には油路２４を介してアキュムレータ
２５の蓄圧室２６が接続している。

蓄圧室２６にはスプリング２７により付勢されたプラン
ジャ２８が対向しており、図示の状態では、蓄圧室２６
の容積は最小となっている。上記室２３は油路２９を介
して出口油路５にも接続している。

図示の状態において、ランド１７とランド１８の間の室
３０は油路３】を介して入口油路１の部分３２に接続し
ている。部分３２と作動室３の間において、入口油路１
には可変絞り機構３５が併設されている。

可変絞り機構３５はシリンダに嵌合するプランジャ３６
と、プランジャ３６を１方向に付勢するスプリング３７
と、プランジャ３６を逆の方向に付勢するための作動室
３８とを備えている。作動室３８は油路３９を介して１
速クラツチ油路１１に接続している。

上記プランジャ３６には長手方向に間隔を隔てて２個の
絞り４０．４１が設けである。絞り４０．４１はプラン
ジャ３６を直径方向に貫通して入口油路１と同心又は平
行に延びている。又、絞り４０の絞り抵抗は絞り４１の
絞り抵抗よりも大きく設定されている。

次に作用を説明する。

図示の状態では、切換弁６は中立位置に設定されており
、出口油路５は閉塞されている。この状態から切換弁６
が１速位置に切り換えられると、出口油路５が１速クラ
ツチ油路１１に接続するので、入口油路１から作動室３
を経て出口油路５へ流入した作動油は、クラッチ油路１
１を経て１速クラツチの油圧室に流入すると同時に油路
３９へも流入し、それによりクラッチ油圧室の油圧が」
−Ｈして１速クラツチが接続し始めるとともに、プラン
ジャ３６がスプリング３７側へ付勢される。

」二記動作において、作動室３へ流入する作動油は、後
述する如く、絞り４０を通過するので、クラッチ油路１
１へ供給される作動油の量は制限される。又、作動室３
から出口油路５へ流入した作動油の一部は油路２９から
室２３、油路２４を介して蓄圧室２６へ流入するので、
この点においても、クラッチ油路１１へ供給される作動
油の量は制限される。従って、クラッチ油圧室の油圧が
急激に上昇することが防止される。

特に、中立位置から１速クラツチの接続動作では、以下
の如く、油圧を特に緩やかに上昇させてクラッチ接続時
のショックを防止できる。

すなわち、切換前は、プランジャ３６がスプリング３７
の弾力を受けて図示の位置を占めており、絞り４１が入
口油路１に接続しているが、切換操作直後に、クラッチ
油路１１の油圧が伜かに上昇すると、クラッチ油路１１
から油路３９を介して作動室３８へ油圧が導入され、プ
ランジャ３６が移動して絞り４０が入口油路１と接続す
る。これにより、絞り抵抗の大きい絞り４０が入口油路
１の一部を形成し、作動室３への作動油流入量は大幅に
制限される。その結果、クラッチ油圧室の油圧は比較的
緩やかに上昇し、クラッチはショックを発生させること
無く接続する。

なお、上記クラッチ油圧室の圧力上昇にともなって作動
室３の圧力も上昇し、それによりプランジャ１６がスプ
リング２１側へ移動し、クラッチ油圧が所定値を越える
と、油路２４が油路２９に対して遮断されるとともに、
入口油路１が、絞り４０を介さずに、油路３１、室３０
、油路２９を介して出口油路５に接続する。従ってクラ
ッチがほぼ完全に接続すると、高圧の作動油が急速にク
ラッチ油圧室に供給され、クラッチが確実に接続する。

切換弁６を１速から２速へ切り換えた場合や、その後に
、２速から３速へ切り換えた場合、一旦、プランジャ１
６．２８．３６が図示の初期位置へ戻った後、各部は上
記動作と概ね同様に作動する。

但し、２速や３速に切り換えた場合には、クラッチ油路
１１から作動室３８へ油圧が供給されないので、プラン
ジャ３６はスプリング３７に付勢されて絞り４１が入口
油路１と接続する位置を占め、比較的絞り抵抗の低い絞
り４１が入口油路１の一部を構成する。その結果、クラ
ッチ油圧は比較的速やかに上昇し、完全接続までの時間
遅れやクラッチの無駄な滑りは防止される。

なお第２図は、１速クラツチ油圧室の油圧上昇特性Ａと
、２速クラツチ油圧室の油圧上昇特性特性Ｂとを示すグ
ラフで、横軸ｔは時間、縦軸ｐは油圧であり、この第２
図からも油圧上昇特性の差は明らかである。

（発明の効果）以上説明したように本発明によると、モジュレートバル
ブ２に可変絞り機構３５を設け、接続しようとするクラ
ッチに対応させて絞り４０．４１を選択するようにした
ので、油圧上昇特性を個々のクラッチに最適の特性に設
定できる。

（別の実施例）上記実施例では、可変絞り機構３５に２種類の絞りを設
けたが、図示の如く、３種類のクラッチを有するシステ
ムや４種類以上のクラッチを有するシステムでは、３種
類以上の絞りをプランジャ３６に設け、個々のクラッチ
に対応させてそれぞれ別の絞りを選択することもできる
。そのような構造では、絞り制御機構（プランジャ駆動
機構）として、例えば、切換弁６と連動するソレノイド
等を使用することができ、又、受圧面積（又は受圧方向
）の異なる２種類の受圧部分をプランジャ３６に設け、
各受圧部分に面する作動室を、それぞれ別のクラッチ油
路に接続した構成を採用することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の回路図、第２図は油圧上昇特性
を示すグラフである。１・・・入口油路、３・・・作動
室、５・・・出口油路、６・・・切換弁、１６・・・プ
ランジャ、２４・・・アキュムレータ油路、２５・・・
アキュムレータ、３５・・・可変絞り機構、３６・・・
制御機構のプランジャ、３８・・・制御機構の作動室、
４０．４１・・・絞り

Claims

【特許請求の範囲】

（１）油圧源に接続する入口油路と、切換弁を介して複
数の油圧クラッチに選択的に接続する出口油路と、上記
入口油路と出口油路が接続する作動室と、作動室に対向
してその圧力に応じて移動するプランジャと、該プラン
ジャにより出口油路との接続状態が制御されるアキュム
レータと、上記入口油路に併設される可変絞り機構とを
設け、該絞り機構に流通抵抗の異なる複数の絞りを択一
的に上記入口油路の一部を構成できる状態で設け、上記
入口油路を構成する絞りを上記切換弁により選択された
油圧クラッチに対応させて選択する制御機構を設けたこ
とを特徴とするモジュレートバルブ装置。
（２）上記可変絞り機構が、上記複数の絞りを形成した
プランジャを入口油路に対して移動可能な状態で備え、
上記制御機構が、上記可変絞り機構のプランジャを駆動
するための作動室と、いずれかのクラッチ油路を上記可
変絞り機構の作動室に接続する接続油路とを備えている
特許請求の範囲第１項に記載のモジュレートバルブ装置
。