JPS63219627A - 熱硬化型バインダ−繊維 - Google Patents

熱硬化型バインダ−繊維

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Publication number
JPS63219627A
JPS63219627A JP62046066A JP4606687A JPS63219627A JP S63219627 A JPS63219627 A JP S63219627A JP 62046066 A JP62046066 A JP 62046066A JP 4606687 A JP4606687 A JP 4606687A JP S63219627 A JPS63219627 A JP S63219627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
fibers
temperature
isocyanate compound
dissociation temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62046066A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Matsunaga
伸洋 松永
Toshiya Ohashi
大橋 敏也
Yoshifumi Kagawa
香川 欣史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Ester Co Ltd filed Critical Nippon Ester Co Ltd
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Publication of JPS63219627A publication Critical patent/JPS63219627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた接着性を有し、耐熱性の良好な接着繊
維製品を与える熱硬化型バインダー繊維に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、ルーフィング資材、自動車用内装材、カーペット
の基布等に用いる不織布、枕やマツトレス等の寝装用品
の詰物、キルテイング用中入れ綿等の繊維構造物におい
て構成繊維(主体繊維という)相互間を接着する目的で
、ホントメルト型バインダー繊維が広く使用されている
最近、熱排水の濾過布あるいは熱排気の除塵フィルター
等の高温雰囲気で使用される不織布等においてもホット
メルト型バインダー繊維の使用が試みられているが、従
来のホットメル型バインダー繊維を使用した製品は、高
温雰囲気においては。
接着強度が低下し、製品の強度低下、嵩高保持性低下環
が起こるという問題があった。
高温雰囲気下での接着強力低下の問題を解消するものと
して1水酸基を有する低融点ポリエステル樹脂と硬化剤
とを混合紡糸し、熱硬化型バインダー繊維としたものが
提案されている(特開昭58−203117号)。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のような熱硬化型バインダー繊維を製造する場合、
十分な量の水酸基を有するポリエステル樹脂は繊維化が
難しく、繊維化の容易な高重合度のポリエステル樹脂は
、水酸基価が低くなり、硬化の度合が少なくなるため、
十分な耐熱性を示さないという問題があった。
本発明は、このような従来の熱硬化型バインダー繊維の
問題点を解消し、繊維化が容易で、主体繊維を有効に接
着することができ、しかも接着製品を高温雰囲気で使用
しても接着強度の低下が少ない熱硬化型バインダー繊維
を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するもので、その要旨は、
融点80〜200℃、水酸基価50以上のオレフィン−
ビニルアルコール系熱可塑性ポリマーと。
このポリマーの融点より10℃以上高い解離温度を有す
るブロックドイソシアネート化合物とからなる組成物が
繊維表面の少なくとも一部を占める繊維からなる熱硬化
型バインダー繊維にある。
本発明におけるオレフィン−ビニルアルコール系熱可塑
性ポリマーは、エチレン、プロピレン。
ブテン等のオレフィンとビニルアルコールとのブロック
、ランダム又は交互共重合体で、融点が80〜200℃
、水酸基価が50以上のものである。これらに、ポリエ
チレン等の比較的低融点のポリマーを混合して、全体と
して所定の融点と水酸基価となるようにしたものでもよ
い。
このような熱可塑性ポリマーの具体例としては田岡化学
工業社製TAS −55樹脂(!!li点98℃、水酸
基価210) 、日本合成化学社製GL−M樹脂(融点
196℃。
水酸基価184)等が挙げられる。
また、これらの熱可塑性ポリマーに配合するイソシアネ
ート化合物は、熱可塑性ポリマーの融点よりも10℃以
上高い解離温度を有するブロックドイソシアネート化合
物であることが必要である。
遊離のイソシアネート化合物では1反応性が高すぎ、溶
融紡糸により繊維化する際に硬化が起こり。
バインダー繊維として使用できなくなる。
イソシアネート化合物としては、2.4−トリレンジイ
ソシアネート、2.6−トリレンジイソシアネート、4
.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及び
これらの付加物等が挙げられる。
イソシアネート化合物のブロック剤としては。
メタノール、エタノール、n−プロパツール、n〜ペン
タノール、l−クロロ−2−プロパツール。
エチレンクロルヒドリン等の脂肪族アルコール。
フェノール、クレゾール、p−ニトロフェノール。
カテコール等のフェノール系化合物、アセチルアセトン
、アセト酢酸エチル、マロン酸エチル等の活性メチレン
系化合物、カプロラクタム、α−ピロリドン等のラクタ
ム化合物等が挙げられる。
ブロックドイソシアネート化合物の具体例としては、ア
セト酢酸エチルでブロックした2、 4− )リレンジ
イソシアネートからなる解離温度125〜130℃の化
合物、フェノールでブロックしf、=2.4−トリレン
ジイソシアネートからなる解離温度160℃の化合物、
カプロラクタムでブロックしたイソホロンジイソシアネ
ートからなる解離温度170℃の化合物、n〜ペンタノ
ールでブロックした2、4−トリレンジイソシアネート
からなる解離温度210℃の化合物等が挙げられ、熱可
塑性ポリマーの融点に応じて適当なものを選択して使用
する。
なお、ブロックドイソシアネート化合物の解離温度を下
げるため、チタン化合物、スズ化合物等の触媒を併用し
てもよく1例えば、p−二トロフェノールでブロックし
た2、 4− )リレンジイソシアネートに、触媒とし
て1.3−ジアセトキシテトラプチルスタノキサンを添
加した解離温度90℃の組成物を用いることもできる。
本発明のバインダー繊維は、繊維表面の少なくとも一部
が前記熱可塑性ポリマーとブロックドイソシアネート化
合物とからなる組成物で形成されていればよく、この組
成物単独からなる繊維のほか、他の成分との複合繊維で
もよい。
複合繊維とする場合の複合の形態としては、同心又は偏
心鞘芯型、サイドバイサイド型、海島型あるいは紡糸パ
ック内に静止混合素子を挿入して紡糸した多層型等とす
ることができる。また、他の成分は、溶融紡糸可能で、
ブロックドイソシアネート化合物の解離温度より低融点
のものであればよく、ポリエチレン、ポリプロピレン、
前記のTMS −55樹脂、 GL−M樹脂等を使用す
ることができる。
本発明のバインダー繊維は、上記のようなポリマー成分
を常法により溶融紡糸1延伸し、必要に応じて切断する
ことにより得られる。延伸に際しては、供給ローラを加
熱したり、供給ローラと延伸ローラとの間に熱板を設け
て熱処理するようにしてもよい。
本発明のバインダー繊維で接着することのできる主体繊
維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート及びこれらを主体とするポリエステル
繊維、ナイロン6、ナイロン66及びこれらを主体とす
るポリアミド繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維等の合
成繊維、レーヨン等の再生繊維、木綿、羊毛、パルプ等
の天然繊維及びガラス繊維、炭素繊維等の無機繊維が挙
げられる。
(作 用) 本発明のバインダー繊維は、特定の水酸基を有する熱可
塑性ポリマーとブロックドイソシアネート化合物とから
なる組成物を接着成分としているので、これを主体繊維
に混合して、ブロックドイソシアネート化合物の解離温
度以上の温度で熱処理すれば、溶融して主体繊維を有効
に接着すると同時に接着成分が硬化する。
したがって、接着した繊維構造物を再度昇温しでも接着
強度が低下することがない。(再加熱により、かえって
接着強度が増大する場合もある。)(実施例) 次に、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、特性値の測定法は9次のとおりである。
融占 パーキンエルマー社製示差走査熱量計DC5−2型を用
い、昇温速度20℃/分で測定。
水政基伍 JIS K 0070の方法により測定。
(単位はmg KOH/ g ) 孜−力 不織布を幅25IImに裁断し、定速伸長型引張試験機
で、試料長100m、引張速度100n/分で測定。
(130℃又は100℃における強力は、試料を所定の
雰囲気温度の炉中に90秒以上放置した後、炉中で測定
。) 実施例1〜4及び比較例 第1表に示した熱可塑性ポリマーとその1/3当量のブ
ロックドイソシアネート化合物とを2軸混練機を用いて
、第1表に示した混練温度で充分混練し、ベレット状に
成形した。
このベレットとTMS −55樹脂とを1通常の同心鞘
芯型複合繊維用溶融紡糸装置を使用して、紡糸孔数26
5の紡糸口金より、第1表に示した紡糸温度で、吐出1
210 g /分、複合比1:1で、前者が鞘となるよ
うに溶融紡糸し、冷却後、 500 m /分の速度で
巻き取った。
得られた糸条を10万dのトウに集束し、延伸温度10
0℃で延伸し、押し込み式クリンパ−で捲縮を付与した
後、長さ51mg+に切断して、繊度4dのバインダー
繊維を得た。
このバインダー繊維と繊度2d、長さ51n+のポリエ
チレンテレフタレート捲縮繊維とを40 : 60の重
量割合で混綿し、カードに通して40g/rdの目付の
ウェブとし、第1表に示した温度の回転乾燥機で2分間
熱処理して不織布を得た。
ただし比較例では、紡糸ノズル内で硬化が進み。
紡糸不能であった。
得られた不織布の常温(25℃)及び130℃での強力
を第1表に示す。
第1表において、略号は次の化合物を示す。
BVA  :エチレン/ビニルアルコールの共重合体で
、()内の数値は共重合モル比。
CBIPDI:カプロラクタムでブロックしたイソホロ
ンジイソシアネート (バイエル社製B−1530、解
離温度160〜170°C)。
PBTDI :  n−ペンタノールでブロックした2
、4−トリレンジイソシアネート(解離温度210℃)
第1表 実施例5 実施例1のバインダー繊維と長さ1ON、直径約10μ
のセルローズ繊維(パルプ)とから湿式抄紙法により、
7g/rdの目付の不織布を製造し、190℃で2分間
処理した。
得られた不織布の強力は、25℃で372 g 、 1
00℃で217gであった。
(発明の効果) 本発明によれば、優れた接着性を有し、しかも耐熱性の
良好な接着繊維構造物を与える熱硬化型型バインダー繊
維を操業性良く製造することが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)融点80〜200℃,水酸基価50以上のオレフ
    ィン−ビニルアルコール系熱可塑性ポリマーと,このポ
    リマーの融点より10℃以上高い解離温度を有するブロ
    ックドイソシアネート化合物とからなる組成物が繊維表
    面の少なくとも一部を占める繊維からなる熱硬化型バイ
    ンダー繊維。
JP62046066A 1987-02-28 1987-02-28 熱硬化型バインダ−繊維 Pending JPS63219627A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62046066A JPS63219627A (ja) 1987-02-28 1987-02-28 熱硬化型バインダ−繊維

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62046066A JPS63219627A (ja) 1987-02-28 1987-02-28 熱硬化型バインダ−繊維

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JPS63219627A true JPS63219627A (ja) 1988-09-13

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ID=12736630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62046066A Pending JPS63219627A (ja) 1987-02-28 1987-02-28 熱硬化型バインダ−繊維

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JP (1) JPS63219627A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0399397A2 (en) * 1989-05-22 1990-11-28 E.I. Du Pont De Nemours And Company Sheath-core spinning of multilobal conductive core filaments

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0399397A2 (en) * 1989-05-22 1990-11-28 E.I. Du Pont De Nemours And Company Sheath-core spinning of multilobal conductive core filaments

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