JPS632183A - 磁気デイスクの固定機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 この発明の磁気ディスク固定機構は、該ディスクとそれ
をハブに固定するためのディスク押さえ板との間に、デ
ィスク押さえ板側の片側面を縁取りされた湾曲面に形成
したスペーサリングを設けた構成とすることにより、磁
気ディスクの面振れを減少させたものである。

〔産業上の利用分野〕

この発明は、磁気ディスク装置のディスク固定機構に関
するものである。

電子計算機システムの外部メモリとして汎用されている
磁気ディスク装置においては、高速回転する磁気ディス
クは面振れの小さいことが要求されている。この面振れ
が大きいと磁気ヘッドがうまく浮上しない。

〔従来の技術〕

第２図は従来の磁気ディスク装置の要部断面図を示し、
この図において５枚の磁気ディスク１１がスペーサリン
グ１２を介して積層され、ハブ１３に固定されている。

ハブ１３はスピンドル１４に固着され矢印方向に回転駆
動され、かつ各ディスク１１はこのハブに複数箇所ネジ
１５止めされたディスク押さえ板１６の押圧により当該
ハブ１３に固定される。ディスク押さえ板１６はバネ性
のリング部材から構成され、ディスクとの接触面すなわ
ち押圧面はディスクに対し片当たりが生じないように縁
取りされた湾曲面（Ｒ面）となっている。なお図中、１
７は通気孔である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上記従来のディスク固定機構では、最上部の
磁気ディスク１１をディスク押さえ板１６が直接押圧す
るために、該押さえ板を固定する複数のネジ１５の締め
付は具合によりそのディスク１１の面振れが増大してし
まうという問題がある。またこのディスク押さえ板１６
の特に押圧面の縁取り加工（Ｒ加工）は難しく製造コス
トが高いという欠点があった。

この発明は、以上のような従来の状況から、磁気ディス
クの面振れを減少するとともにディスク押さえ板を製造
容易にしたディスク固定機構の提供を目的とするもので
ある。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記目的を達成するためディスク押さえ板
と磁気ディスク間に、ディスク押さえ板側の片側面を２
面加工したスペーサリングを介在させている。

〔作用〕

この発明では、ディスク押さえ板は磁気ディスクを直接
押さないので最上部のディスクに異常なモーメント等が
伝わらず面振れを発生しない。またディスク押さえ板の
押圧面には２面加工が不要となる。

〔実施例〕

以下に図面を参照してこの発明の一実施例につき説明す
る。

第１図はその一実施例を示す要部断面図で、２１は本実
施例が特徴とするアルミ合金製のスペーサリングである
。このスペーサリングは、最上部の磁気ディスク（基板
はアルミ合金）１１とディスク押さえ板（アルミ合金ま
たはステンレス製）２２との間に設置されるが、図示の
ようにディスク側の面は平坦面、ディスク押さえ板側の
面は２面加工を施され湾曲面に形成されている。ここで
注目すべき点として、前記ディスク押さえ板２２のディ
スク押圧面は製造容易な平坦面に形成されている。

但しこの押圧面は必ずしも平坦にする必要はない。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、磁気ディスクと
ディスク押さえ板間に、該押さえ板側の片側面を湾曲面
に形成したスペーサリングを介在させたことによって、
ディスク押さえ板に起因した磁気ディスクの面振れを防
止し磁気ヘッドの浮上性を向上できる。また該ディスク
押さえ板を低コストで製造できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るディスク固定機構の一実施例を
示す要部断面図、 第２図は従来の磁気ディスク装置を示す要部断面図であ
る。 第１図において、 １１は磁気ディスク、 １２および２１はスペーサリング、 １３はハブ、 １４はスピンドル、 １５はネジ、 １７は通気孔、 ２２はディスク押さえ板を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一枚もしくは複数枚の磁気ディスクを回転駆動されるハ
   ブに取付ける構成において、 最上部の磁気ディスク（１１）と、それをハブ（１３）
   に押圧して固定するリング状のディスク押さえ板（２２
   ）との間に、ディスク側の一方の面を平面、ディスク押
   さえ板側の他方の面を縁取りされた湾曲面に形成したス
   ペーサリング（２１）を設けたことを特徴とする磁気デ
   ィスクの固定機構。