JPS63218144A - 低圧放電灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、けい光ランプ、冷陰極放電ランプ、グローラ
ンプ等の低圧放電灯に係り、そのマウント構造に関する
。

（従来の技術） 一般照明用の光源、各種ＯＡ機器の光源または液晶表示
機器におけるバックライト光源などには、けい光ランプ
、冷陰極放電ランプ、グローランプ等が使用されている
が、最近これら光源の小形化または有効発光長さの増大
が望まれている。

例えば、ｏｉｔ器の光源として使用されるランプの場合
、ランプを収容するスペース上の制約があるため、ラン
プを小形化するか、または従来と同じランプ長であれば
有効発光長を大きくする口とが要請される。

従来のこの擾の低圧放電灯は、電１々マウントとしてフ
レア形ステムを使用する場合が多かった。

フレア形ステムは、第８図および第９図に示す通リ、バ
ルブ１の端部に封止されるフレア形ステム２に一対の内
部リード線３．３を気密に貫通させ、これら内部リード
線３，３の先端間にフィラメント４を架設して構成され
ていることは知られている。このようなフレア形ステム
２を用いたマウント構造は、フレア形ステム２がバルブ
１の端面から内方に向かって大きく突出するので、フィ
ラメント４の取付は高さＡ！もバルブ１の端部から内方
に大きく突出することになり、したがってフィラメント
４よりもバルブ１の端部側に比較的大きなスペースがで
きるから、バルブ１の全長しに比べて電橋間距離２１が
小さくなり、バルブ１の端部で発光強度が人き（低下す
るので有効発光長が短くなってしまう欠点がある。

このような不具合を解消するため、ステムとして平板形
をなすボタンステムを使用することが考えられる。すな
わち、第１０図ないし第１２図にはボタンステム６を用
いたマウントの構造を示す。

ボタンステム６は上述した通り略平板形であるため、ス
テム６自身がバルブ１の端面から内方に大きく突出する
ことがなく、したがって前記フレアステム２を使用する
場合に比べてフィラメント４の取付は高さＡ２をバルブ
１端部側に近づけることが可能となり、この分電極間距
離℃２が増して有効発光長を増大することが可能となる
。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記ボタンステム６を使用した場合、従
来においては一対の内部リード線３゜３が略真直ぐに伸
びており、これら一対の内部リード線３，３の先端部に
フィラメント４を架（づ渡しである。したがって、フィ
ラメント４はボタシステム６の内面に対して内部リード
線３．３の突出高さＡ２だけ離間されることになり、こ
の分有効発光長は短くなってしまう。

有効発光長を大きくするには、内部リード線３゜３の突
出高さＡ２を短くすることが考えられるが、このように
すると、ランプ点灯中にフィラメント４の熱が内部リー
ド線３．３を伝わってボタンステム６に伝導され、この
ボタンステム６が加熱されるので、ボタンステム６に熱
歪みを与えたり、クラックを発生させる原因となる。

すなわち、ボタンステム６に熱歪みを与えたり、クラッ
クを発生させるのを回避するため、内部リード線３，３
は最低限、所定長さを必要とし、この点が有効発光長を
それ以上増大させることの障害になっていた。

また、上記従来のボタンステム型マウント構造によると
、内部リード線３．３が２本しかないので、フィラメン
ト４の熱は２本のみに別れてボタンステム６に伝導され
、このボタンステム６においては内部リード線３．３の
貫通している部分が局部加熱され、ボタンステム６にお
ける熱分布が悪く、したがって熱歪みの分布も局部的に
なり、ボタンステム６にクラックを発生させ易いもので
あった。

さらに、上記従来のボタンステム型マウント構造の場合
、ボタンステム６をバルブ１に封着する際の加熱軟化に
伴って内部リード線３，３が傾き易く、フィラメント４
の姿勢が所定の状態に対して狂う場合がある。

さらにまた、内部リード線３．３の先端フック部７，７
によりフィラメント４をクランプする時、内部リード線
３，３の根元に応力が発生し、この点でもボタンステム
にクラックを発生させ、歩留りが低くなる欠点もある。

本発明においては、ボタンステムに熱歪みを与えたりク
ラックを発生させるのを軽減し、しかも有効発光長を増
大させることができる低圧放電灯を提供しようとするも
のである。

［発明の構成１ （問題点を解決するための手段） 本発明においては、一対の内部リード線はそれぞれアー
チ形をなすとともにその両端が上記ボタンステムに埋め
込まれ、少なくとも一端は上記ボタンステムの外部に導
出され、かつ上記一対の内部リード線は互いに＃Ｌ置さ
れているとともにこれら内部リード線の頂部相互間にフ
ィラメントを架設したことを特徴とする。

（作用） このような構成によると、内部リード線はそれぞれアー
チ形をなしており、これら内部リード線の頂部相互間に
フィラメントを架設したので、フィラメントからボタン
ステムに至る内部リード線の沿面長さは従来と変わるこ
とがなく、したがってフィラメントからボタンステムに
伝えられる熱は従来と同様でありながら、フィラメント
からボタンステムに至る内部リード線の途中が屈曲され
ているので、フィラメントの取付は島さＡ３をボタンス
テムに近づけることができる。したがって、この分電極
間距離２３を大きくすることができ、有効発光長の増大
が可能となる。また、電極間距離を従来と同等とした場
合はランプ長りを短くすることができる。

しかも、それぞれアーチ形をなす内部リード線は各両端
部がボタンステムに埋め込まれているから、フィラメン
トは合計４本の脚部で支持される形態となり、ボタンス
テムに対する熱伝導が４か所に分散されて局部加熱が軽
減されるとともに、フィラメントの支持が安定してフィ
ラメントの取付は姿勢にばらつきを生じることが少なく
なり、内部リード線の根元に応力が発生し難くなる。

（実施例） 以下本発明について、第１図ないし第３図に示す第１の
実施例にもとづき説明する。

図において、１は直管形けい光ランプを構成するバルブ
であり、内面には図示しないけい光体被膜が形成されて
いる。バルブ１の端部は円板形のボタンステム６二より
封止されており、このボタンステム６には内部リード線
１０．１０が取付けられている。

これら内部リード［１０，１０はそれぞれアーチ形。

具体的にはコ字形をなしており、それぞれ両端はボタン
ステム６に埋め込まれている。各内部リード線１０．１
０の両端は共に、ボタンステム６を気密に貫通して外部
に導出されていてもよいが、いづれか一方の端部のみが
外部に導出されていてもよい。

上−記一対の内部リード１１０．１０は、互いに略平行
となるように＃Ｌ置されており、それぞれ略コ字形をな
す頂部には、中央部に位置して凹部１１．１１が形成さ
れている。これら凹部１１．１１にはフィラメント４の
両端レグ部が掛は渡されており、これらフィラメント４
の両端レグ部は内部リード線１０゜１０に対して溶接さ
れている。

なお、バルブ１内には所定量の水銀と希ガスが封入され
ている。

このような構成による実施例の作用について説明する。

内部リード線１０．１０はそれぞれアーチ形をなしてお
り、かつこれら内部リード線ｉｏ、　ｉｏの頂部相互間
にフィラメント４を架設したので、フィラメント４から
ボタンステム６に至る内部リード線１０゜１０に沿う長
さは、第１３図に示された従来の場合と略同等に設定す
ることができる。このため、ランプ点灯中にフィラメン
ト４の発熱により、該フィラメント４から内部リード線
１０．１０を伝導してボタンステム６に伝えられる熱は
従来と同等レベルに保つことができる。

にも拘らず、フィラメント４からボタンステム６に至る
内部リード１ｉ１０．１０の途中は屈曲した形状となっ
ているので、この屈曲により図示の水平に伸びている箇
所の長さに相当する分だけ、フィラメント４の取付は高
さＡ３をボタンステム６に近づけることができる。した
がって、この分電極間距離β３を大きくすることができ
、有効発光長の増大が可能となる。

また、電極間距離を従来と同等とした場合は、ランプ長
りを短くすることができることになる。

しかも、それぞれアーチ形をなす内部リード線ＩＱ、　
１０は各両端部がボタンステムに埋め込まれているから
、フィラメント４は合計４本の脚部で支持される形態と
なり、ボタンステム６に対する熱伝導が４か所に分散さ
れ、ボタンステム６の熱分布が分散するから、局部加熱
がや￥減される。

さらに、使用中にランプに振動や衝撃が伝えられても、
フィラメント４は各内部リード線１０．１０の合計４か
所の脚部で支持されているので、フィラメント４は安定
して支持される。

そして、ボタンステム６をバルブ１に封着する際、ボタ
ンステム６が加熱軟化されて変形しても、フィラメント
４は各内部リード線１０．１０の合計４か所の脚部で支
持されているので、フィラメント４の取付は姿勢が安定
しており、取付は姿勢のばらつきを少なくすることがで
きる。また、本実施例の場合は、一対の内部リード線１
０．１０のそれぞれ頂部に凹部１１．１１を形成し、こ
れら四部１１．１１にフィラメント４の両端レグ部を溶
接したので、フィラメント４の位置決めが容易であり、
また溶接にて接合されているから内部リード線１０．１
０の根元に応力が発生することもない。

なお、本発明は上記第１の実施例に制約されるものでは
ない。

すなわち、第４図ないし第７図には本発明の第２ないし
第５の実施例を示す。

第４図の第２実施例の場合は、一対の内部リード線１０
．１０の頂部に、凸部１２．１２を形成し、これら凸部
１２．１２間の凹部１１にフィラメント４の端部を挿通
させ、これら凸部１２．１２をかしめることにより該凸
部１２．１２間でフィラメント４の端部をクランプした
ものである。

また、第５図に示す第３の実施例の場合は、一対の内部
リード線１０．１０の頂部に、凹部Ｎ、１１を形成し、
この凹部１１でフィラメン［へ４の端部をクランプした
ものである。

これら第２の実施例および第３の実施例のいづれの場合
も、内部リード線１０．１０のクランプによりフィラメ
ント４を固定しであるが、各内部リード線１０．１０の
両端がボタンステム６に埋め込まれているので、かしめ
時の外力が合計４か所のｐＩＪＩ部に分散されて応力の
集中は少なく、ボタンステム６を破損させる割合いは少
なくなる。

なお、第３の実施例の場合の方がフィラメント高さを小
さくすることができる。

また、第６図に示す第４の実施例のように、一対の内部
リード線１０．４０間に２本のフィラメント４ａ、　４
ｂを掛は渡すこともできる。

また、第７図に示す第５の実施例のように、一方の内部
リード線１０にゲッタ１５やアマルガムを取着すること
ができ、図示しないがそれぞれの内部リード［７１０，
１０にアノードを取付けることもでき、このような付属
部品の取付けであっても、機械的強度の不足がない。

なお、上記各実施例ではけい光ランプに適用した例で説
明したが、本発明は冷陰極放電ランプ、グローランプ等
の他の低圧放電灯であっても実施可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、内部リード線はそ
れぞれアーチ形をなしており、これら内部リード線の頂
部相互間にフィラメントを架設したので、フィラメント
からボタンステムに至る内部リード線の沿面長さを従来
と変えることがなく、したがってフィラメントからボタ
ンステムに伝えられる熱は従来と同様とし、しかしなが
ら、フィラメントからボタンステムに至る内部リード線
の途中は屈曲されているので、フィラメントの取付は高
さＡ３をボタンステムに近づけることができる。したが
って、この分電極間距離り３を大きくすることができ、
有効発光長の増大が可能となる。

また、電極間距離を従来と同等とした場合はランプ長り
を短くすることができる。

しかも、それぞれアーチ形をなす内部リード線は各両端
部がボタンステムに埋め込まれているから、フィラメン
トは合計４本の脚部で支持される形態となり、ボタンス
テムに対する熱伝導が４か所に分散されて局部加熱が軽
減されるとともに、フィラメントの支持が安定してフィ
ラメントの取付は姿勢にばらつきを生じることが少なく
なり、内部リード線の根元に応力が発生し難くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示し、第１図
はマウント部の斜視図、第２図は正面図、第３図はラン
プ全体の側面図、第４図ないし第７図はそれぞれ本発明
の第２ないし第５実施例を示すマウント部の斜視図、第
８図および第９図は従来のフレアステムを使用した例を
示し、第８図はランプ全体の側面図、第９図はマウント
部の斜視図、第１０図ないし第１２図は従来のボタンス
テムを使用した例を示し、第１０図はランプ全体の側面
図、第１１図はマウント部の斜視図、第１２図は正面図
である。 １・・・バルブ、４・・・フィラメント、６・・・ボタ
ンステム、１０．１０・・・内部リード線、１１・・・
凹部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ６ホ゛タンステム 第１図 す 第２図 第３図 第６図　　　第７図 第９図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）バルブの端部を平板形のボタンステムで封止する
   とともに、このボタンステムに一対の内部リード線を封
   着し、これら一対の内部リード線間にフィラメントを架
   設したマウント構造を有する低圧放電灯において、 上記一対の内部リード線はそれぞれアーチ形をなすとと
   もにその両端が上記ボタンステムに埋め込まれて少なく
   とも一端は上記ボタンステムの外部に導出され、かつ上
   記一対の内部リード線は互いに並置されるとともにこれ
   ら内部リード線の頂部相互間に前記フィラメントを架設
   したことを特徴とする低圧放電灯。
2. （２）上記アーチ形をなす一対の内部リード線の頂部に
   、上記フィラメントが架設される箇所に凹みを形成した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の低圧
   放電灯。