JPS63218091A

JPS63218091A - 容器口部の仮閉蓋方法

Info

Publication number: JPS63218091A
Application number: JP62050159A
Authority: JP
Inventors: 中垣　圭右
Original assignee: Nittetsu Steel Drum Co Ltd
Current assignee: Nippon Steel Drum Co Ltd
Priority date: 1987-03-06
Filing date: 1987-03-06
Publication date: 1988-09-12
Anticipated expiration: 2009-01-05
Also published as: JPH06555B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明はびんの口部、缶の口金部などの容器口部を一
時的に塞ぐ容器口部の仮閉蓋方法に関する。

（従来の技術）多数の容器を取り扱う一連の作業工程で容器口部を一時
的に塞ぐ必要がある場合がある。たとえば、ドラム缶の
製造工程においてドラム缶の外面を塗装する際、缶内に
塗料が入り込まないように口金部に仮蓋を取り付ける。

また、他の例として、食品工業や薬品工業において、洗
浄したびんを次の工程に搬送する場合や一時的に保管す
る場合、びんに塵埃や異物が入り込まないようにびんに
仮蓋をすることがある。これらの仮蓋は塗装後あるいは
薬品などの充填前に取り外される。

仮蓋として、口部内にはめ合う弾性部分をもったキャッ
プ、キャップ状カバーあるいは弾性栓などが広く用いら
れている。

（発明が解決しようとする問題点）上記従来の仮蓋は弾性部分を口部にはめ合せるので、仮
蓋を口部に正確にもって来なければならず、また仮蓋の
取付けおよび取外しの際にかなりの力を要する。したが
って、これら作業を手作業で行なう場合、作業者は十分
な注意を払い、また力を必要とするので、長い時間連続
して作業を続けることは困難であった。また、仮蓋の取
付けおよび取外し作業を自動化する場合には、精度の高
い位置決め機構および比較的出力の大きなアクチュエー
タを要するので、自動化装置は複雑かつ大型化し、高価
なものとなっていた。

そこで、この発明は仮蓋の容器口部への取付け、取外し
が簡単であり、仮蓋の容器口部への位置決めが容易な仮
閉蓋方法を提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段）この発明の容器口部の仮閉蓋方法は、容器口部を一時的
に塞ぐ方法において、粘着面をもったラベル状仮蓋を容
器口部を覆うようにして口部端面に貼り付ける。

ラベル状仮蓋は紙製が最も適しているが、プラスチック
、金属薄板などであってもよい。粘着面は通常の引きは
がし可能なラベルに用いられる粘着性接着剤を塗布した
もので、仮蓋を容器口部に容易に貼り付け、あるいは口
部から引きはがすことができる。また、貼付は作業を容
易にするために、仮蓋は容器口部よりやや大きめである
ことが望ましい。

（作用）ラベル状仮蓋の粘着面を容器口部の端面に軽く押し付け
ると、粘着性接着剤により仮蓋は口部端面に付着する。

また、仮蓋は容器口部の端面に固着せずに粘着している
ので、仮蓋を引っ張ると、仮蓋は容器口部の端面から容
易にはがれる。

（実施例）以下、塗装前にドラム缶の口金部に自動的に仮蓋をする
場合を例として、この発明の詳細な説明する。なお、こ
の実施例では仮蓋の除去方法についても併せて説明する
。

工　仮蓋工程（１）ドラム缶の粗位置決め第１図〜第３図は自動仮蓋装置の一例を示すもので、第
１図は側面図、第２図は平面図および第３図は正面図で
ある。

チェーンコンベヤ１１上を垂直姿勢で粗位置決め位置に
搬送されてきたドラム缶１は、予めエアシリンダ１５が
作動して上昇しているストッパ兼用フリーロール１３に
当り停止する。停止したドラム缶１の前部は、第４図に
示すようにストッパ兼用フリーロール１３のドラム缶受
部分１４に支えられている。同時に、光センサを備えた
ドラム缶検出器１７からの信号によりエアシリンダ２０
が作動して、ドラム受フリーロール１９が上昇し、ドラ
ム缶１の後部を支える。ついで、エアシリンダ２５が作
動して、ドラム缶回転駆動ロール２２とこれとリンク２
４を介して連結された従動ロール２３が閉じ、両ロール
２２．２３によってドラム缶１をはさむ。ブレーキ付き
モータ２６により減速機２７を介して駆動ロール２２を
回転駆動するすると、ドラム缶１は回転する。光センサ
を備えた大栓用口金検出器２９が大栓用口金４を、また
は小栓用口金検出器３０が小栓用口金５（小栓のみのド
ラム缶の場合）を検出すると、ブレーキ付きモータ２６
のブレーキが作動してドラム缶１の回転を止める。

つぎに、エアシリンダ２５が作動してドラム回転駆動ロ
ール２２および従動ロール２３が開き、エアシリンダ１
５．２０が作動してストッパ兼用フリーロール１３およ
びドラム缶受用フリーロール１９が下降し、ドラム缶１
はチェーンコンベヤ１１により搬出される。

（２）　　ドラム缶の精位置決め粗位置決め位置から流れてきたドラム缶１は、エアシリ
ンダ３３により予め上昇しているストッパ兼用フリーロ
ール３１に当って停止する。この時、ドラム缶１がはね
返るのを防止するためはね返り防止ストッパ３５が働く
。すなわち、チェーンコンベヤ１１により送られて来た
ドラム缶１は、自重により第５図（ａ）に示すようにス
トッパ３５を押し下げ、乗り越えていく。ドラム缶１が
ストッパ３５を乗り越えると、第５図（ｂ）に示すよう
にストッパ３５はばね３６の力により押し上げられ、ス
トッパ兼用フリーロール３１に当ってはね返るドラム缶
１の巻締め部３を受は止めてドラム缶１を停止させる。

ドラム缶１が停止した時、光センサを備えたドラム缶検
出器３７の信号によりエアシリンダ４０が作動して、ド
ラム受用フリーロール３９が上昇する。

つぎに、エアシリンダ４３が作動して位置決めアーム４
２が下降し、エアシリンダ４４が作動して、位置決めア
ーム４２が閉じて口金４．５をはさみ込み、ドラム進行
方向にドラム缶１の位置決めをする。同時に、第６図に
示すようにエアシリンダ４６が作動して位置ずれ防止用
ブレーキ板４５がドラム缶１をはさみ込む。なお、一般
缶およびオープン缶に対応するため、アーム下降用エア
シリンダ４３は２段のストロークを持っている。一般缶
では短く、オーブン缶では長くなる。

ついで、位置決めアーム４２が開き、待機位置へ上昇す
る。この時、位置ずれ防止用ブレーキ板４５はドラム缶
１をはさみ込んだ状態にある。

（３）仮蓋貼付は以上のようにして精位置決めが完了すると、２台の仮蓋
貼付は装置４９が作動して、大栓用口金４および小栓用
口金５の端面にこれよりやや大きめの円形をした紙製の
仮蓋７が貼り付けられる。仮蓋７はラベル状をしており
、−面は粘着接着剤が塗布された粘着面となっている。

第７図は仮蓋貼付は装置４９を示しており、仮蓋貼付は
装置４９は通常のラベリングマシンである。

仮蓋７は一定の間隔をおいてロール状の台紙９に貼り付
けられており、台紙９とともにリール５０からガイドロ
ール５１をへてビールプレート５３に供給される。ここ
で、エアシリンダ５５で昇降するバキュームグリッド５
４が仮蓋７の１枚を吸着して下降し、口金４．５の端面
に仮蓋７を軽く押圧する。

ついで、バキュームグリッド５４は上昇し、位置ずれ防
止用ブレーキ４５が開き、ストッパ兼用フリーロール３
１およびドラム缶受用フリーロール３９が下降し、ドラ
ム缶１はチェーンコンベヤ１１に搬出される。

仮蓋７が口金４．５の端面に貼り付けられたドラム缶１
は、第８図に示すプレスロール５８の下を通過する。こ
こで、ばね５９の力によりプレスロール５８が口金４，
５の端面に仮蓋７を軽く押圧し、仮蓋７を口金４．５の
端面に密着させる。

なお、上記仮蓋フは第９図（ａ）に示すように粘着接着
剤が塗られた粘着面８は縞状になっている。これは、ド
ラム缶１に仮蓋７を貼った時、全面に粘着接着剤がある
と、ドラム缶１を完全密閉してしまう。そうすると、□
仮蓋貼付は時に缶温が高いと徐々に温度が下がってきた
時（貼付から塗装機を通って、乾燥炉へ入るまでの間）
、缶内は真空となって仮蓋７を口金内部へ引っ張り込も
うとする。また、乾燥炉を出てからも同様な現象が生じ
る。しかし、上記のように粘着面８が絹状になっている
と、真空により口金内部へ引っ張っばられ始めたとき、
粘着面８でない部分が容易に剥離し、口金４．５と仮蓋
７の間に第９図（ｂ）に示すように隙間ｇができる。こ
の結果、外部の空気がドラム缶内部に引き込まれ、仮蓋
７が口金内部に引き込まれない。

■　仮蓋除去工程（１）　ドラム缶の粗位置決め第１Ｏ図、第１１図および第１２図は自動仮蓋装置の一
例を示すもので、第１θ図は正面図、第１１図は側面図
および第１２図は平面図である。

チーシコンベヤ１１上を垂直姿勢で搬送されてきたドラ
ム缶１は、エアシリンダ６２の作動により予め上昇して
いるストッパ６１に当って停止する。なお、ドラム缶の
口金４．５の位置はばらついた状態で流れてくる。

その時、光センサよりなるドラム缶検出器６３からの信
号によりエアシリンダ６９が作動して、第１３図に示す
ようにドラム受用フリーロール６５とドラム回転駆動ロ
ール６６を備えたりフタロ４が上昇する。上昇すると、
エアシリンダ６７が作動してドラム回転駆動ロール６６
が閉じてドラム缶１を押圧し、ブレーキ付きモータ６８
が作動してドラム缶１を回転させる。タッチセンサより
なる口金検出器７１が大栓用口金４を検出すると、ブレ
ーキ付きモータ６Ｂのブレーキが働き、ある許容範囲内
の位置でドラム缶１の回転を停止する。ついで、ストッ
パ６１およびリフタ６４が下降し、ドラム缶１が搬出さ
れる。

（２）　　ドラム缶の精位置決め粗位置決め装置から送られて来たドラム缶１は、エアシ
リンダ７４の作動により予め上昇しているストッパ７３
に当りて停止する。その時、光センサを備えたドラム缶
検出器７６からの信号によりエアシリンダ７８が作動し
て、ドラム受用フリーロールア９を備えたりフタ７７が
上昇し、ドラム缶１をチェーンコンベヤ１１から持ち上
げる。ついで、エアシリンダ８４が作動してドラム回転
駆動ロール８０および従動ロール８３が閉じ、両ロール
８０．８３がドラム缶１を押圧する。そして、ブレーキ
付きモータ８１を駆動してドラム缶１を回転させる。光
センサよりなる口金検出器８７が小栓用口金５を検出す
ると、ブレーキ付きモータ８１のブレーキが働き、一定
位置（吸盤８９位置のほぼ真下）で停止する。

大栓用口金４を所定の位置で停止させるため、粗位置決
めではドラム缶１を６０ｒｐ論の回転速度で回転したが
、ここでは回転速度は１５ｒｐｓである。

（３）仮蓋の除去＾、吸盤方式（仮蓋が口金に強い粘着力で接着している場合）吸盤８
９には吸盤用電磁弁９２を介して真空ポンプ９！が接続
されてあり、真空ポンプ９１は常時運転されている。吸
盤８９は第１４図に示すように多数の小孔９０を有し、
ここから空気を吸い込む。上記吸盤８９に隣接して仮蓋
吸引装置９４が配置されている。

仮蓋吸引装置９４は、第１５図に示すようにディヒユー
ザ９５にノズル９６が開口しており、ノズル９６は吸引
装置用電磁弁９８を介して空気圧縮機９７に接続されて
いる。

上記のように吸盤８９の直下で停止している大栓用口金
４および小栓用口金５に向って吸盤８９をエアシリンダ
９３により下降すると、吸盤用電磁弁９２が開き、吸盤
８９は仮蓋７を吸引して上昇する。仮蓋７を吸引した吸
盤８９は上昇し終ると、吸盤用電磁弁９２が閉じるとと
もに、吸引装置用電磁弁９８が開く。吸盤用電磁弁９２
が閉じると、吸盤８９は吸引を停止して仮蓋７を落下さ
せる。うまく吸盤８９から仮蓋７が落下しないときは、
逆にエアを吸盤内に送り込む。仮蓋吸引装置９４は落下
してきた仮蓋７を吸い込み、仮蓋回収かと１０１へ送り
込む。ついで、ストッパ７３およびリフタ７７が下降し
、ドラム缶１は前進される。

Ｂ、直接吸引方式（仮蓋が口金に弱い粘着力で接着している場合）粗位置
決め装置から送られてきたドラム缶１は、仮蓋吸引装置
９９の真下にくると光センサよりなるドラム缶検出器１
０６からの信号により、吸盤８９および仮蓋吸引装置９
４が上記と同様に作動し、流れの中で大栓用口金４およ
び小栓用口金５の仮蓋７を吸い込み回収かと１０１へ送
り込む。

（発明の効果）この発明の仮閉蓋方法は、仮蓋状仮蓋の粘着面を容器口
部の端面に軽く押し付けるだけで、仮蓋を口部端面に付
着させることができる。また、仮蓋を引っ張ると、仮蓋
は容器口部の端面から容易にはがれる。したがって、仮
蓋の取付けおよび取外しに大きな力を要せず、また仮蓋
の容器口部に対する位置決めも高精度で行なう必要はな
い。仮蓋の大きさを容器口部のそれよりも若干大きくす
ることにより、上記位置決めは一層簡単になる。

これらのことから、仮蓋の取付けおよび取外し作業を自
動化する場合、装置は構造が簡単になり、価格の低減を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は〜第３図は自動仮蓋装置の一例を示すもので、
第１図は側面図、第２図は平面図および第３図は正面図
、第４図は上記装置においてドラム缶の位置決めを説明
する図面、第５図ははね返り防止ストッパの側面図、第
６図は位置ずれ防止用ブレーキの側面図、第７図は仮蓋
貼付は装置の側面図、第９図はプレスロールの側面図、
第１θ図、第１１図および第１２図は自動仮蓋装置の一
例を示すもので、第１θ図は正面図、第１１図は側面図
および第１２図は平面図、第１３図はドラム缶の位置決
めの説明図、第１４図は吸盤の底面図、ならびに第１５
図は仮蓋吸引装置の一部断面平面図である。１−ドラム缶、４．５−口金、フ・・・仮蓋、＋　１−
・・チェーコンベヤ、１３・−ストッパ兼用フリーロー
ル、１９−ドラム缶受フリーロール、２２・−ドラム缶
回転駆動ロール、３１−ストッパ兼用フリーロール、３
５・−はね返り防止ストッパ、３９−・・ドラム缶受フ
リーロール、４２−・位置決めアーム、４５−・・位置
ずれ防止用ブレーキ、４９−仮蓋貼付は装置、６１−・
・ストッパ、６４・−リフタ、６５−・・ドラム缶受フ
リーロール、６６−・・ドラム缶回転駆動ロール、７３
・・・ストツパ、７７・−リフタ、７９−・・ドラム缶
受フリーロール、８　Ｇ−・・ドラム缶回転駆動ロール
、８９−・・吸盤、９４−・・仮蓋吸引装置、１０１−
・・仮蓋回収かご。

Claims

【特許請求の範囲】

多数の容器を取り扱う一連の作業工程で容器口部を一時
的に塞ぐ方法において、粘着面をもったラベル状仮蓋を
容器口部を覆うようにして口部端面に貼り付けることを
特徴とする容器口部の仮閉蓋方法。