JPS63217319A - キチン成形体の製造方法 - Google Patents

キチン成形体の製造方法

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JPS63217319A
JPS63217319A JP5180787A JP5180787A JPS63217319A JP S63217319 A JPS63217319 A JP S63217319A JP 5180787 A JP5180787 A JP 5180787A JP 5180787 A JP5180787 A JP 5180787A JP S63217319 A JPS63217319 A JP S63217319A
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chitin
coagulant
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木船 紘爾
Yasuhiko Yamaguchi
山口 泰彦
Kenzo Motosugi
本杉 健三
Nobuyuki Tanimoto
谷本 信之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、キチン成形体の製造方法に関し、さらに詳し
くは特に透明度の高いことが要求されるコンタクトレン
ズ等の製造に好適なキチン成形体の製造方法に関するも
のである。
(従来の技術) キチン溶液から成形体を得るための凝固剤としては多く
のものが知られている。例えば、特開昭51−1336
7号公報にはトリクロロ酢酸又はジクロロ酢酸とハロゲ
ン化炭化水素に溶解したキチンの凝固剤として、アセト
ン、メチルエチルケトン等の脂肪族ケトン、四塩化炭素
、トリクロロエチレン等の塩素化脂肪族炭化水素、シク
ロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素、エチルアルコール
イソプロピルアルコール等のアルコール等が記載されて
いる。さらに、特開昭52−100499号公報には少
量の塩化リチウムを含むジメチルアセトアミド又はN−
メチルピロリドンに溶解したキチンの凝固剤としてアセ
トン、メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、
プロパツールあるいはブタノール等のケトン又はアルコ
ールが記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる凝固剤は、m維やフィルム等の比
較的に径や厚みの小さい成形体を製造する際には有用で
あるが、厚みが厚く、特に高い透明度を要求されるコン
タクトレンズ等の成形体を製造する場合には1例えば、
十分な透明度が得られなかったり、溶剤を完全に除去し
がたいという欠点を有し、凝固剤としては必ずしも満足
しうるちのではない。
本発明の目的は、透明性に優れたキチン成形体を製造す
る方法を提供することにある。また2本発明の他の目的
は、成形体に溶剤が残留することがないようなキチン成
形体の製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記のごとき目的を達成すべく鋭意研究
を重ねた結果、キチン又はキチン#f、導体の溶液を湿
式成形するに際し、凝固剤としてジメチルホルムアミド
又はジメチルスルホキシドを使用することにより上記の
目的を達成しうろことを見い出し1本発明に到達した。
すなわち1本発明は、キチン又はキチン誘導体の溶液を
凝固して成形体を製造するに際し、凝固剤としてジメチ
ルホルムアミド又はジメチルスルホキシドを用いること
を特徴とするキチン成形体の製造方法を要旨とするもの
である。
本発明においてキチンとは、甲殻類、昆虫類等を塩酸処
理ならびに力性ソーダ処理してタンパク及びカルシウム
分を除去することにより得られるポリ (N−アセチル
−D−グリコサミン)のことをいう。キチンの誘導体と
しては1例えば、キチンのアセチルアミノ基の一部が脱
アセチルした。
いわゆるキトサンや、エーテル化物、エステル化物、ヒ
ドロキシエチル化物、0−エチル化物等があげられ、具
体例としてポリ〔N−アセチル−6−O−(2−ヒドロ
キシエチル)−D−グリコサミン〕、ポリ 〔N−アセ
チル−6−0−(エチル)−D−グルコサミン〕等があ
げられる。
これらを溶解して溶液とするための溶媒としては、アセ
チルグルコサミン基の量の多いキチンの場合には5例え
ば、トリクロル酢酸とハロゲン化炭化水素との混合物、
塩化リチウムとジメチルアセトアミドとの混合物、ある
いは塩化リチウムとN−メチルピロリドンとの混合物な
どが好ましく使用することができ、一方グルコサミン基
の多いキトサンの場合には2例えば、酢酸等の酸水溶液
が好ましく使用することができ、これらから0.5〜2
0重量%のキチンドープを作成するのが好ましい。
本発明の方法は、これらの溶液を5例えば、フィルム、
レンズ、板状体2円筒体、繊維等のような成形体に加工
する際、特に厚みや径の大きい成形体1例えば、厚み又
は径が0.11■以上の成形体を製造する際に有用であ
る。
本発明においては、凝固剤としてジメチルホルムアミド
又はジメチルスルホキシドを単独で、あるいは混合して
用いるが、これらは本発明の目的を損なわない範囲内で
2例えば、アルコール類。
ケトン類、エーテル類等の他の有機溶剤を少量。
好ましくは10v/v%以下の量で含有するものであっ
てもよい。
キチン溶液を凝固する方法としては、キチン溶液を凝固
剤中に浸漬するという通常の方法を採用することができ
るが、特にこれに限定されるものではない。凝固温度は
100℃以下、特に50℃以下が好ましい。好ましい凝
固時間は、製造する成形体の大きさや厚みによって異な
るが、0.1mm以上の厚みの成形体のように、比較的
厚みの厚い成形体を製造する場合は2時間以上であるこ
とが好ましいい。また1本発明においては、凝固後に他
の有機溶剤で凝固剤を置換して乾燥を容易にすることも
できる。
本発明の方法によって2例えば、コンタクトレンズを製
造する場合、凝固から乾燥までを定長下で行うことが好
ましく1次のような方法を採用することができる。
まず、固形物の外周部分にキチンドープを切れ目なく、
連続して塗布し、凝固剤中に浸漬し、凝固後、そのまま
の状態で乾燥すればよい。この場合、凝固の進行につれ
て凝固物が収縮し、その結果、凝固物が固形物の外周部
から剥離されずに。
その表面に保持されたままの状態で、すなわち定長下で
凝固から乾燥までが行われる。固形物としては1球状、
棒状1円柱状、多角柱状などのあらゆる形態のものが使
用でき、その材質は、金属。
ガラス、プラスチック、木材などの無機あるいは有機物
からなる固体であればいかなるものでもよい。また、固
形物の表面は平滑で、その形状は。
作成されるレンズの内側と同じ形状を有するものが特に
好ましい。
このような固形物の外周部にキチンドープを塗布するに
は、キチンドープ自体の粘性を利用してもよいし1例え
ば、固形物が円筒形の場合には。
その円筒形をより大口径の管状物中に入れ2円筒外部と
管内壁部との間隙にキチンドープを入れればよい。外周
部に塗布するキチンドープの厚みは。
キチンドープの濃度、得ようとするコンタクトレンズ材
の厚みにより異なるが、好ましくは0.1〜50龍、さ
らに好ましくは1〜30龍、最適には2〜2011Iの
範囲である。
以上のようにして塗布したキチンドープを凝固剤と接触
させて凝固するが、凝固剤の温度は0〜100℃の範囲
が好ましい。また、浴比はキチンドープの容量の5倍以
上であることが好ましい。
このようにしてキチンドープを凝固剤と接触させること
により、固形物の外周部に付着した状態の凝固物が得ら
れる。
凝固物は、必要に応じ、使用した凝固剤とは別の有機溶
剤処理や熱水処理などにより洗浄を行ってもよい。
乾燥は、凝固物が固形物の外周部に付着した状態のまま
行えばよい。このようにしてコンタクトレンズ材として
好適なキチン成形体が得られる。
乾燥方法としては、自然乾燥、熱風乾燥、真空乾燥など
が採用できる。乾燥温度は0〜120℃の範囲が好まし
い。また、乾燥後、水又はアルコール類等の低沸点化合
物で処理して、残留している溶剤あるいは凝固剤等を完
全に除去することが好ましい。
(実施例) 次に実施例をあげ2本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 キチン粉末(新日本化学型)6gを、8W/W%の塩化
リチウムを含むジメチルアセトアミド94gに室温で溶
解し、キチンドープを得た。このキチンドープを直径1
0C1I+のガラス管の外面に101の幅で約10鶴の
厚みに塗りつけた後、20℃のジメチルスルホキシド5
00ccに浸漬して凝固させた。さらにメタノールにて
約24時間洗浄後。
−昼夜室温に放置してから約10時間真空乾燥した。ガ
ラス管から剥離して得られたコンタクトレンズ材は、平
均膜厚3.2龍であり、湿潤強度及び湿潤時の可視光透
過率は、それぞれ3060 g / *n 2及び65
.4(400nm)〜96.8(800nm)%であっ
た。
このレンズ材を、含水時の膨潤率(75%)を考慮して
切削研磨して、レンズを得た。
得られたレンズは、湿潤強度及び湿潤時の可視光透過率
が、それぞれ2700 g /龍2及び85.5(40
0nm) 〜99 、6 (800nm)%であり、コ
ンタクトレンズとして好ましく使用しうるちのであった
また、このレンズを、密封した容器に入ったメタノール
中に入れ、70℃で1時間加熱した後。
ガスクロマトグラフィーにて抽出液中の不純物を測定し
たところ、溶剤及び凝固剤は検出されなかった。
比較のため、ジメチルスルホキシドの代わりにメタノー
ルに浸漬して凝固した以外は実施例1と同様にして得た
ものは、実施例1と同様に、レンズ材として加工するこ
とはできたが、湿潤時の可視光透過率が66.7(40
0ns+) 〜76.2(800nm)%であり、コン
タクトレンズとして使用するためには十分なものではな
かった。また、実施例1と同様の条件でメタノールにて
抽出し、ガスクロマトグラフィーで測定したところ、微
量のジメチルアセトアミドが検出された。
実施例2.比較例2 キチン粉末(新日本化学型)8gを、8−/誓%の塩化
リチウムを含むN−メチルピロリドン92gに室温で溶
解し、キチンドープを得た。このキチンドープを直径約
10cmのガラス管の外面に100の幅で約10mの厚
みに塗り、25℃のジメチルホルムアミド50 (lc
cに中に浸漬して凝固させた。室温に一昼夜放置したの
ち、約6時間真空乾燥した。ついで80℃の温水で30
分間洗浄し。
さらに室温で1時間風乾したのち2時間真空乾燥してか
らガラス管から剥離した。このようにして得られたコン
タクトレンズ材は、平均膜厚3 、8 amであり、湿
潤強度及び湿潤時の可視光透過率は。
それぞれ2660 g / tm ”及び70.5 (
400nm)〜93゜4 (800nm)%であツタ。
このレンズ材を、含水時の膨潤率(72%)を考慮して
切削研磨し、レンズを得た。
得られたレンズは、湿潤強度及び湿潤時の可視光透過率
が、それぞれ2140 g /龍2及び81.7(40
0r+n+) 〜99.9 (800nm)%であり、
コンタクトレンズとして好ましく使用しうるちのであっ
た。
比較のため、ジメチルホルムアミドの代わりに水に浸漬
した以外は実施例1と同様にして凝固したところ、凝固
の途上において、成形体はすでに失透しており、コンタ
クトレンズとして使用できる状態ではなかった。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、透明性が高く、溶剤の残留の少
ないキチン成形体を製造することができるので9本発明
は特に透明度の高いコンタクトレンズを製造する際に有
用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)キチン又はキチン誘導体の溶液を凝固して成形体
    を製造するに際し、凝固剤としてジメチルホルムアミド
    又はジメチルスルホキシドを用いることを特徴とするキ
    チン成形体の製造方法。
JP62051807A 1987-03-05 1987-03-05 キチン成形体の製造方法 Expired - Lifetime JP2615038B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995002617A1 (fr) 1993-07-14 1995-01-26 Nippon Chemical Industrial Co., Ltd. Polymere antimicrobien, lentille de contact et produits d'entretien de lentilles de contact

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694322A (en) * 1979-12-27 1981-07-30 Mitsubishi Rayon Co Ltd Contact lens
JPS6350816A (ja) * 1986-08-21 1988-03-03 Unitika Ltd コンタクトレンズの製造方法

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