JPS63217007A - 樹脂板を用いた道路用遮音壁の枠部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は道路用遮音壁のうち、樹脂板を用いた透明型
及び半透明型遮音壁に関するものである。

従来の技術 従来、この種の枠組法とその問題点は、第１０図及び第
１１図を用いて説明すると、 （１）枠部材はＬ形鋼（７，ｓ）を用い、樹脂板（４）
にボルト（１０）で止めている。

（２）鉄と樹脂は熱膨張係数が大中に異なり、樹脂板（
４）の変形を吸収するため、樹脂板（４）のボルト穴は
、ばか穴とし、スプリングワッシャーを用い、さらに強
くしめすぎないよう手かげんする必要があり、ボルト穴
明は及びボルト締めＳζ非常に手間がかかり、コストア
ップの原因となっている。また、ボルトの締１合は作業
人の感にたよるため品質管理が難しく、夏は熱のため樹
脂板（４）が湾曲することも多い。

（３）Ｌ形鋼（７）の防食処理は亜鉛メッキで、止めボ
ルト（１０）をまる出しにしているため、外観が非常に
悪い。

（４）　　道路では非常に大きな風荷重を考え、サツシ
枠が横２　ｍ　Ｘ縦１ｒｒＬ程度の大きなものとなるた
め、住宅用アルミサツシ枠では耐荷力がなく、また、耐
荷力を得るためには大きな部材断面となるため、道路に
用いる樹脂系遮音板の枠として、住宅用アルミサツシの
ようなボルトやネジなしでワンタッチで板が取付くサツ
シは使用例がない。

発明が解決しようとする問題点 従来の枠組法では外観が悪く、かつ、樹脂板取付管が非
常に高くつく。この発明は上記事情にかんがみ、枠組の
美観を向上させるとともに、樹脂系遮音板を用いた遮音
壁のコストダウンを計るため創案されたものである。

問題点を解決するためのト段 前記問題点を解決する手段を実施例に対応する第１図〜
第４図を用いて説明する。

（１）　　部材断面の形状寸法は風荷重で決まるが、こ
の外力には鋼製の軽量形鋼（１）で抵抗させる。

樹脂板（４）にかかる風荷重（５）を軽量形鋼（１）に
伝達させるためにはアルミ部材（２ａ、　　２　ｂ　）
を用いる。構造設計１は大きな内力が作用するところに
は軽量形鋼（１）、それが部材厚ｌ■程度のアルミで耐
えられるところはアルミ材（２）となるような部材断面
の構成とする。

（２）軽量形鋼０）の外周をｌ■程度の薄いアルミ材（
２）でつつみ、美観の向１をはかるとともにこの外周の
アルミ材を軽量形−（１）の内側まで連続させて、樹脂
板（４）の厚さに応じた適切な凹部（３）を形成させ、
ここにボルトを用いず、樹脂板（４）をはめ込む。

０に外観を必要としないときは軽量形鋼（１）の外周部
分アルミ材を省略する。

という技術を講じている。

作　　用 第１図において、樹脂板（４）に風荷重（６）が作用す
ると、アルミ部材（２）のうち２ａ及び２ｂの部材を通
じて、鋼製の軽量形鋼（１）に力が伝達される。風荷重
（５）を２００ＫＦ、背、枠組（第１０図参照）の大き
さを２ｍＸ１ｍと、上下さん（長さ２　ｍ　）でこの風
荷重（５）を１／２づつ受は持つとすると、１部材当り
１００　Ｋｆ／／ｒｒ？￥　１　ｍ中＝　１００Ｋｆ／
ｙｒＬとなる。この１００Ｋｇ／ｍの外力がアルミ部材
の２ａ及び２ｂに作用するが、アルミ部材の厚さを１−
とすると、単位風当りの部材断面積はＩＷＸ　１７ＦＬ
　Ｘ　２本＝２０ｄにて、圧縮材として作用する応力は
１００Ｋｆ／ｒｒＬ÷２０ａｔｌ／ｍ＝５にｇ／ｃｒＡ
　、アルミの破壊強度は１０００Ｋｆ／−近くあり、ア
ルミの厚さはｌ■もあれば風荷重（５）を軽量形鋼（１
）に充分伝達することができる。

遮音パネル（第５図の９）をはめ込む支柱の間隔（第８
図のＬの値）は一般に２ｍであるが、上下の横さん（第
５図の７）にかかる荷重を１００Ｋｆ／ｍとすると、上
下の横さんの最大曲げモーメントはＭ＝ＨＸ１００Ｘ２
’＝５０Ｋｆ、雇である。鋼材の許応応力σは風荷重時
の割増し係数を１５　とみて、ｔ＝１４００ＸＬ５＝　
ｚｌｏｏＫｆ／−とすると、必要断面係数はＷ＝Ｍ／σ
＝５０００／２１００　＝　２４ｄとなる。軽量形鋼（
１）を例えば、Ｃ６０Ｘ３５Ｘ２０ＸＬ６とすると、こ
の断面係数は４５−で、この程度の簡単な部材で充分耐
荷力がある。

なお、この軽量形鋼は重さが２　Ｋｇ／　ｍで、従来の
一般的な横さん部材であるＬ　６５Ｘ６５Ｘ６の重１ｔ
６に４／ｒＩＬに比べると大巾に軽量化がはかれる。

第２図は樹脂板（４）の取材力を示したものであるが、
樹脂板（４）を枠部材の凹部（３）に差込むとアルミ部
材（２）が若干弾性変形を起し、これがバネの瞬目をし
、凹部（３）の中に入った樹脂板（４）がガタつくのを
防ぐ。

なお、このガタ止めは、第３図に示すように、アルミ材
の変形を利用せず、バッキング材及びシール材（６）を
用いてもよい。

実施例 以下に、この発明の２〜３の実施例を図面に基づいて説
明する。

第１図〜第４図は樹脂板（４）を固定するために用いる
枠部材の断面形状で、軽量形鋼（１）は市場品の軽量形
鋼や、あるいはＬ６ｍ程度のＩ■［鉛メツキ鋼板を折曲
げて製造する。アルミ部材（２）は１＋ｗ厚程度のもの
を金型追出し成形で作成し、軽量形鋼（］）をこの中に
押込み、鋼とアルミの合成部材をつくり、これを枠部材
として使用する。

第５図はこの部材を横さん、これより若干大きい部材を
縦さんにして、パネル枠組を構成したもので、道路遮音
壁は、第７図に示すように、Ｈ鋼の支柱（１１）の間に
パネル（９）をはめ込み、バネ（１２）の類を用いて、
Ｈ鋼凹部とパネル（９）のすき間をなくシ、パネル（９
）がガタ付くのを防止する。

第８図と第９図は、この部材を横さん（７）に用い角パ
イプ支柱（１３）の１支間あるいは２支間以」二に渡し
、支柱（１３）と横さん（７）で枠組を形成する形とし
、この枠組に樹脂板（４）をはめ込む。特別な縦さん（
８）を用いず、支柱面に樹脂板（４）を密着させ、樹脂
板（４）の上からあて板（１４）で支柱（１３）にネジ
止めする。このあて板にアルミ材を用いると、道路側か
ら遮音壁を見た場合、樹脂板（４）の周囲は全てアルミ
となる。

第１表　　遮音パネル枠組製作費試算例〔２肌Ｘｌ’ｙ
ｎ枠当り〕 注Ｌ　素材単価は鋼材（亜鉛メッキ）１００円／Ｋｑ、
アルミ６００円／Ｋｑボルトは従来枠＝１０本使用、単
価５０円／本（防食ボルト、φ１０）サッシュタイフハ
φ５ネジ８本使用、単価２０円（ステンレス）支柱取付
タイプは◆ｌＯボルト４本、φ５ネジ８本使用と仮定２
　枠加工費は従来枠については素材単価の２５倍と仮定
。本発明の加工費は部材切断程度にてｌ角当り２５０円
と仮定３　樹脂板取材費は、従来枠についてはボルト穴
明（枠と樹脂板）及びボルト調整ＩＦ費用とし？：１５
０１’Ｊ／本。本発明の取付台は枠材に樹脂板をさし込
むだけにて、特に計上するほどではなく０とした。

４　運賃は１０円／ＫＩｉと仮定、樹脂板の重さ１２１
’ｙは含まず５　金型消去費は製作費を１０万とし、２
００パネル（ＺＴｒＬ高遮音壁で延長１００７ＦＬ）で
完了とした。

６　現場取付性、諸経費は省略している。

発明の効果 内部には鋼材を用いているが、外観はアルミサツシと同
等となり、美観は、従来の枠組よりはるかに優れる。枠
部材はＬ形よりボックス形に変わり、やわらかさが付加
され、さらには、亜鉛メッキ鋼よりアルミに変わること
は色彩感覚も美しいものになり、表面に赤さびが出る心
配もなくなる。

また、ボルトが見えないことは、ゴツゴツした感じから
スマートで現代感覚にマツチしたものとなる。

経済効果を試算すると第１表のようになり、従来枠組法
に比べて、本発明の枠部材を用いた施工法によれば製作
費が約１／３に低減し、経済効果も多大なるものがある
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の棒部材断面の構成図、第５図
は本発明の枠部材で作成した遮音パネルの正面図、第６
図は横さんと縦さんの接合部側面図第７図は遮音パネル
をＨｐＡ支柱に取付けた遮音壁の平面図、第８図は支柱
を縦さんとして利用し、横さんのみを用いて、樹脂板を
支柱間に取付けた遮音壁の正面図、第９図はその平面図
、第１０図と第１１図は従来の遮音パネルの正面及び側
面図である。 図中、１は軽量形鋼、２はアルミ成形部材、３は板はめ
込み空間、４は樹脂板、５は風荷重外力６はシール材ま
たはバッキング材、７は横さん、８は縦さん、９はパネ
ル、１０はボルトまたはネジ、１１はＨ鋼支柱、１２は
パネルを支柱に固定するバネ、１３は角パイプ支柱、１
４は樹脂板おさえ部材である。 第１図　　　　　　　　　　第２図 第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 軽量形鋼（１）とアルミ成形部材（２）で、板を差込む
   ための凹部（３）をつくり、ボルトやネジ類を用いずし
   て樹脂板（４）を枠材に固定でき、かつ、所要の外力に
   も充分耐えることができる遮音壁の枠部材