JPH0656112U - 透明遮音パネル - Google Patents

透明遮音パネル

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JPH0656112U
JPH0656112U JP9379892U JP9379892U JPH0656112U JP H0656112 U JPH0656112 U JP H0656112U JP 9379892 U JP9379892 U JP 9379892U JP 9379892 U JP9379892 U JP 9379892U JP H0656112 U JPH0656112 U JP H0656112U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、剛性が高く、軽量であり、しかも耐
久性に優れた透明遮音パネルを提供することを目的とす
る。 【構成】透明平板状の遮音材を中空アルミニウム押出型
材の枠体で額縁型に囲って形成した遮音パネルにおい
て、枠体をなす横枠材として中空部に圧縮強度が3MP
a以上である硬質樹脂発泡体を注入発泡せしめてなる押
出型材を用いることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高速道路等に使用される防音壁を構成する透明遮音パネルに関する 。
【0002】
【従来の技術】
高速道路等の騒音公害を低減させる目的で設置される防音壁は、一般的には道 路側帯から数m外側の道路沿いに一定の間隔でH型鋼等による支柱を建立し、相 隣合うH型鋼支柱のフランジ間に遮音パネルを挿入固定して遮音壁面を構成させ ている。近年では沿道景観との調和や周囲の明るさ、見通し等が必要な区間へ、 この構造で防音壁を設置する場合には、透明カーボネート遮音板等を枠体に固定 した透明型遮音パネルを使用する例が多い。
【0003】 透明型遮音パネルの構造としては、当初は山型鋼を溶接で長方形の額縁状に形 成した枠体に、押え板と止めネジで透明遮音板を挟持、固定したパネルが用いら れたが、防音壁構造物の意匠性や外観を重要視するようになった最近では、アル ミニウム押出型材を枠体に使用する事例も増加してきている。透明型遮音パネル の枠体にアルミニウム押出型材を使用することにより、遮音パネルの外見的な意 匠・美観は大幅に向上すると共に、パネルの軽量化や寸法精度の改善等も寄与す る結果が得られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、支柱間に嵌合して両端が固定される形で設置される透明型遮音 パネルの機械的な強度は、遮音パネルを構成する部材のうちで横枠材の強度に異 存するものであるが、従来から使用されてきた構造用の鋼材とアルミニウム材の 機械的な強度を比べると、比重では、アルミニウム材/鋼材の比が2.7/7. 8で約0.35、引張り強さの比は275/410で約0.67、また縦弾性係 数の比では68600/206000で約0.33である。したがって、はりの 場合等剛性を必要とする部材の構造設計での鋼材に対するアルミニウム材の置換 比率が、断面2次モーメントおよび断面積共に3程度となり、アルミニウム材単 独で機械的な強度を満たす枠体設計では、支柱間の間隔が一定の長さを超えると 、横枠材には太いアルミニウム材を用いなければならず、重量低減効果も少なく なって、美観や錆・腐食の防止程度しかアルミニウム材使用の効果を得ることが できないのが現状である。
【0005】 すなわち、従来のようにパネル枠体の横幅が2mm程度までの場合は、軽快な意 匠に適した断面形状を有するアルミニウム材単体を横枠材に用いても遮音パネル が最大風圧荷重(設計値)を受けたとき生じる撓み量は、30mm以内という基準 値に収まる。ところが、横枠材の長さが2mを超えると、例えば4mになると、 軽快な意匠に適した断面形状のアルミニウム材を用いたのでは剛性が不足して撓 み量が基準値を超えてしまう。
【0006】 この欠点を補う手段として、アルミニウム押出型材の中空内部に機械的な補強 要素として鋼型材を挿入する方法により剛性不足に工夫・対応している(特開昭 64−39405号公報)。しかし、この方法では、アルミニウム型材への鋼型 材の挿入付加によって機械的な補強効果は得られるものの、挿入鋼材が錆や腐食 を生じる耐久性の問題、あるいは鋼材による重量軽減効果の喪失等いくつかの課 題も提起されている。
【0007】 本考案かかる点に鑑みてなされたものであり、剛性が高く、軽量であり、しか も耐久性に優れた透明遮音パネルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、透明平板状の遮音材を中空アルミニウム押出型材の枠体で額縁型に 囲って形成した遮音パネルにおいて、枠体をなす横枠材として中空部に圧縮強度 が3MPa以上である硬質樹脂発泡体を注入発泡せしめてなる押出型材を用いる ことを特徴とする透明遮音パネルを提供する。
【0009】 ここで、アルミニウム材としては、アルミニウム合金からなる押出材等を用い ることができる。
【0010】 アルミニウム材の中空部に充填される樹脂発泡体の材料としては、硬質ポリウ レタンフォーム、フェノールフォーム、または補強用充填材を配合したフォーム 等を用いることができる。樹脂発泡体の圧縮強度は30kg/cm2 以上に設定する 。これは、圧縮強度が30kg/cm2 未満であると横枠材の剛性を充分向上させる ことができないからである。また、樹脂発泡体の密度は、約100kg/m3 程度 であることが好ましい。なお、樹脂発泡体は、横枠体の中空部に発泡前の発泡材 料を注入し、その後発泡材料を発泡せしめて充填する。
【0011】
【作用】
本考案の透明遮音パネルは、横枠材の中空部に30kg/cm2 以上の圧縮強度を 有する樹脂発泡体が注入発泡された中空アルミニウム材を用いたことを特徴とす る。
【0012】 樹脂発泡体は、アルミニウム材の中空部に発泡材料を注入し発泡させるので、 アルミニウム材の中空部内壁面に強固に密着する。また、樹脂発泡体は高い圧縮 強度を有する。これらの結果、アルミニウム材からなる横枠材の機械的強度を補 強する。これにより、風荷重強度を担う横枠材の断面2次モーメントの増大を低 減させることができる。したがって、横枠材は高い剛性を発揮する。
【0013】 さらに、最適な寸法の範囲内で充分な機械的強度を発揮できるので、重量を最 小限に抑えることができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的に説明する。
【0015】 図1は本考案の透明遮音パネルの一実施例を示す正面図である。図中1は合わ せガラスからなる遮音板を示す。遮音板1は、枠体7によって支持されている。 この枠体7は、アルミニウム押出材からなる横枠材2、縦枠材3、および中間縦 桟4により構成されている。各横枠材2、縦枠材3、および中間縦桟4の端部は 、図示しない接続金具およびボルト・ナットにより連結されている。
【0016】 遮音板1は、図2に示すように、横枠材2の溝部内で支持されており、溝部内 には、クロロプレンゴム等からなるパッキン5が装填されている。また、横枠材 2の中空部内には、樹脂発泡体6である硬質ポリウレタンフォームが充填されて いる。ここで、硬質ポリウレタンフォームの密度は約100kg/m3 であり、圧 縮強度は4.5MPa(45kg/cm2 )である。この硬質ポリウレタンフォーム は、中空のアルミニウム押出材の中空部にポリウレタンフォームの原料を注入し て中空部内で発泡させる、注入発泡により横枠材2に充填される。
【0017】 このような構成の透明遮音パネルは、横枠材2の中空部に密着して充填されて いる硬質ポリウレタンフォームにより、横枠材2の断面2次モーメントが同一断 面積を有する従来の横枠材よりも約50%大きかった。また、この透明遮音パネ ルは、アルミニウム材のみからなる横枠材を有する従来の透明遮音パネルに比べ て撓み量が約1/2となることが確認された。その結果、本発明の透明遮音パネ ルによれば、横枠材の長さ約4mにすることが可能となる。
【0018】 また、この透明遮音パネルの横枠材2は、中空部にウレタンフォームが注入発 泡された中空アルミニウム材で構成されているので、硬質ウレタンフォームとア ルミニウムとは密着・接着しており、振動を受けても両者間で異音を発すること がない。したがって、この透明遮音パネルは、高速道路等に適している。
【0019】
【考案の効果】
以上説明した如く本考案の透明遮音パネルでは、枠体を構成する横枠材に中空 アルミニウム材の中空部に30MPa以上の圧縮強度を有する樹脂発泡体を注入 発泡させたものを用いているので、樹脂発泡体がアルミニウム材の剛性を改善し ている。したがって、本考案の透明遮音パネルによれば、長さ4mのものも実用 に供することができる。
【0020】 また、本考案の透明遮音パネルは、軽量な中空アルミニウム材の中空部にかさ 密度が小さい樹脂発泡体が充填されたもので枠体を構成したので、横枠材全体が 軽量である。
【0021】 さらに、本考案の透明遮音パネルは、アルミニウム材を使用しており、意匠性 ・美観が向上し、防食性が良好であるので、耐久性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透明遮音パネルの一実施例を示す正面
図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…遮音板、2…横枠材、3…縦枠材、4…中間縦桟、
5…パッキン、6…樹脂発泡体、7…枠体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明平板状の遮音材を中空アルミニウム
    押出型材の枠体で額縁型に囲って形成した遮音パネルに
    おいて、枠体をなす横枠材として中空部に圧縮強度が3
    MPa以上である硬質樹脂発泡体を注入発泡せしめてな
    る押出型材を用いることを特徴とする透明遮音パネル。
JP1992093798U 1992-12-28 1992-12-28 透明遮音パネル Expired - Lifetime JP2588496Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPH0656112U true JPH0656112U (ja) 1994-08-05
JP2588496Y2 JP2588496Y2 (ja) 1999-01-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60226910A (ja) * 1984-04-24 1985-11-12 株式会社ブリヂストン 防振材料
JPS63217007A (ja) * 1987-03-04 1988-09-09 シビル環境エンジニヤリング株式会社 樹脂板を用いた道路用遮音壁の枠部材

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60226910A (ja) * 1984-04-24 1985-11-12 株式会社ブリヂストン 防振材料
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