JPS63216948A - 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法 - Google Patents

高荷重用焼結含油軸受およびその製造法

Info

Publication number
JPS63216948A
JPS63216948A JP5010287A JP5010287A JPS63216948A JP S63216948 A JPS63216948 A JP S63216948A JP 5010287 A JP5010287 A JP 5010287A JP 5010287 A JP5010287 A JP 5010287A JP S63216948 A JPS63216948 A JP S63216948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
copper
high load
powder
metal powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5010287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0377868B2 (ja
Inventor
Hiroshi Ishii
啓 石井
Hideo Yomo
英雄 四方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Powdered Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Powdered Metals Co Ltd filed Critical Hitachi Powdered Metals Co Ltd
Priority to JP5010287A priority Critical patent/JPS63216948A/ja
Publication of JPS63216948A publication Critical patent/JPS63216948A/ja
Publication of JPH0377868B2 publication Critical patent/JPH0377868B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、とくに高荷重の用途に適する焼結含油軸受
に関するものである。
焼結含油軸受は滑り軸受の一種であるが、その多孔質の
ため潤滑形態が境界潤滑を呈し、周速度V、軸受投影単
位面積当たりの荷重(以下面圧と呼ぶ。)P、および両
者の積であるPV値に制限がある。
中でも面圧Pについては、銅系および青銅系の軸受は2
0以下、安全な常用範囲および周速度が大きい場合は1
0kg/C1i以下とされている。また面圧がこれより
も高い用途には鉄系のものが用いられるが、それでも面
圧は300klll/cd、周速度10C)e/−程度
が限界であった。第3図の領域工は従来の銅系軸受の、
領域■は鉄系軸受の可使範囲を示したものである。
この発明は上述の事情に基づき、300kg/C1!以
上の面圧が作用する条件でも使用できる軸受を目指して
なされたもので、その骨子は主な原料粉に高速度鋼(J
 l5−8KH9)の粉末を用い、これに重量比で05
〜8%の銅粉を配合した点にある。
通常の焼結軸受は圧点強さ10〜28kMmJ。
含油率18〜20%程度であるが、これでは高い面圧に
耐えられない。
この発明の材料では、高速度鋼粒子が軟質の銅で結合さ
れた組織によって60 ko/−以上という高い圧点強
さと馴染み性を具え、含油率を20〜30%と多くした
ことと併せ、第3図の領域■に示すように摺動速度■が
301/−までの低速域ならば、ffl高800 kU
/ cl!の面圧下に使用できる特性を具えている。
以下この発明を、その一実施例について詳細に説明する
先ず、粒度が100メツシュ以下の5K89種高速度鋼
粉末を用意した。この粉末の規格組成は重量比でCr・
・・a8〜4.5%、 MO・4.5〜a5%、W・・
・5.5〜6.7%、■・・・1.6〜′2.2%、C
・・・08〜09%および鉄残部である。次にこの合金
粉単味と、これに10%までの各所定量の銅粉を配合し
た混合粉を内径10■、外径16mm、長さ10i−で
圧粉密度が密度比70%の円筒状に成形し、1150℃
で30分間焼結して軸受を作製した。その有効多孔率は
試料平均25%である。
第1図はこれらの軸受について圧点強さを測定した結果
のグラフで、銅の添加量と圧点強さとの関係を示してい
る。即ち、銅を含まない高速度鋼単味のものが40 k
g/−と低いのに対して、銅を添加したものは添加量0
5%で60kg/−に向上し、以後添加量8%まで圧点
強さ約62 kg/−の高原状態を呈したのち再び低下
している。従って基材の結合強化のためには、銅は8%
以下で必要且つ十分である。
次に銅の添加m5%の試料を種々の焼結温度で焼結し、
焼結温度が焼結体の圧点強さと密度比に及ぼす影響を調
べた結果を第2図に示した。その圧点強さのグラフを見
ると、焼結温度950℃で52 ka/−程度から10
00℃では62 ka/−に達したのち1200℃過ぎ
までこの水準を保ち、1220℃に至って密度比、圧点
強さとも急上昇している。
これは、1000℃に達しない温度では焼結が不充分な
こと、一方1220℃を越えると液相が発生し、急速に
緻密化することを意味するものである。但しこの様な緻
密化は、含油軸受の場合は含油孔の減少を意味し、望ま
しいことではない。
従って、焼結温度は1000〜1220℃の範囲に限定
される。
次に、銅の添加ff15%、焼結温度1150℃。
有効多孔率25%の軸受にスピンドル油を含油して軸受
試験機に掛け、面圧および摺動速度の実用限界を求めた
結果を第3図の領域■に示す。図の目盛りは縦軸、横軸
とも対数目盛りになっているが、面圧P2周速■ともに
従来の焼結含油軸受の可使限界を大きく越え、所期の目
的を充分に達成していることがわかる。
なお有効多孔率が2゛0%未満のものは含油量が少ない
ために寿命が短く、また、焼き付きを生じ易い。一方、
30%を越えるものは基材の強度が不足し、高荷重の場
合に軸受の摩耗が多くなる。
そして原料粉および焼結温度が前記の限定範囲にあれば
、圧粉体の密度を密度比で65〜75%に成形すること
により、その焼結体の有効多孔率を20〜30%の範囲
内にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高速度鋼粉末を成形した焼結含油軸受における
銅粉の添加量と圧点強さとの関係を示すグラフ、第2図
はこの軸受の焼結密度(密度比)ならびに圧点強さに対
する焼結温度の影響を示すグラフ、第3図はこの発明の
実施例に係る軸受と従来の焼結含油軸受との可使限界を
比較して示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比でCr3.8〜4.5%、Mo4.5〜5.
    5%、W5.5〜6.7%、V1.6〜2.2%、C0
    .8〜0.9%および鉄残部の合金鋼基地に0.5〜8
    %の銅が混在する組成からなり、25〜35%の空孔の
    うち有効多孔率20〜30%の含油孔を具える高荷重用
    焼結含油軸受。 2 重量比でCr3.8〜4.5%、Mo4.5〜5.
    5%、W5.5〜6.7%、V1.6〜2.2%、C0
    .8〜0.9%および鉄残部で粒度100メッシュ以下
    の合金粉末に銅粉0.5〜8%を配合し、これを圧粉密
    度が密度比で65〜75%の製品所定の形状に成形後、
    1000〜1220℃の温度範囲で焼結することを特徴
    とする有効多孔率20〜30%の高荷重用焼結含油軸受
    の製造方法。
JP5010287A 1987-03-06 1987-03-06 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法 Granted JPS63216948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5010287A JPS63216948A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5010287A JPS63216948A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63216948A true JPS63216948A (ja) 1988-09-09
JPH0377868B2 JPH0377868B2 (ja) 1991-12-11

Family

ID=12849714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5010287A Granted JPS63216948A (ja) 1987-03-06 1987-03-06 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63216948A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08109450A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 含油軸受用耐摩耗性焼結合金

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08109450A (ja) * 1994-10-12 1996-04-30 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 含油軸受用耐摩耗性焼結合金

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0377868B2 (ja) 1991-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI325896B (en) Iron-based powder combination
JP2512477B2 (ja) 銅系摺動材料
WO2014017456A1 (ja) 焼結軸受
JPH01275735A (ja) 焼結合金材およびその製造法
JP4169369B2 (ja) 塊状化された鉄基粉末
JPS63176819A (ja) 2層焼結含油軸受
JPS63216948A (ja) 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法
RU2327546C2 (ru) Способ регулирования изменений размеров при спекании порошковой смеси на основе железа
JPH01255631A (ja) 焼結合金軸受材およびその製造法
US2945759A (en) Method for measuring the strength of sintered ferrous articles
JPH01136944A (ja) 焼結金属材
JPS6347762B2 (ja)
US4015947A (en) Production of sintered aluminum alloy articles from particulate premixes
JPS6237681B2 (ja)
JP2004211185A (ja) 寸法精度、強度および摺動特性に優れた鉄基燒結合金およびその製造方法
JPH02290905A (ja) 無給脂摺動材料およびその製造方法
JPH0499836A (ja) 焼結銅系摺動材料
JPS6140028B2 (ja)
RU2062812C1 (ru) Шихта твердого сплава на основе карбида вольфрама
JPS6082646A (ja) 焼結合金軸受及びその製造法
EP0277239A1 (en) Abrasion-resistant sintered alloy and process for its production
JPS6311559A (ja) 自己潤滑性を有する複合材料の製造法
JP3795391B2 (ja) 鋳鉄系焼結摺動部材及びその製造方法
JP5424121B2 (ja) 摺動材料
JP2631146B2 (ja) 焼結金属体およびその製造法