JPS63216948A - 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法 - Google Patents
高荷重用焼結含油軸受およびその製造法Info
- Publication number
- JPS63216948A JPS63216948A JP5010287A JP5010287A JPS63216948A JP S63216948 A JPS63216948 A JP S63216948A JP 5010287 A JP5010287 A JP 5010287A JP 5010287 A JP5010287 A JP 5010287A JP S63216948 A JPS63216948 A JP S63216948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- copper
- high load
- powder
- metal powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims abstract description 13
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 title abstract 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 title abstract 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 16
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 12
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims abstract description 11
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims abstract description 5
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 3
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 3
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 claims abstract 4
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 claims abstract 2
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 238000005470 impregnation Methods 0.000 abstract 2
- 229910052720 vanadium Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 abstract 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 229910000997 High-speed steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 1
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000000280 densification Methods 0.000 description 1
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 1
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、とくに高荷重の用途に適する焼結含油軸受
に関するものである。
に関するものである。
焼結含油軸受は滑り軸受の一種であるが、その多孔質の
ため潤滑形態が境界潤滑を呈し、周速度V、軸受投影単
位面積当たりの荷重(以下面圧と呼ぶ。)P、および両
者の積であるPV値に制限がある。
ため潤滑形態が境界潤滑を呈し、周速度V、軸受投影単
位面積当たりの荷重(以下面圧と呼ぶ。)P、および両
者の積であるPV値に制限がある。
中でも面圧Pについては、銅系および青銅系の軸受は2
0以下、安全な常用範囲および周速度が大きい場合は1
0kg/C1i以下とされている。また面圧がこれより
も高い用途には鉄系のものが用いられるが、それでも面
圧は300klll/cd、周速度10C)e/−程度
が限界であった。第3図の領域工は従来の銅系軸受の、
領域■は鉄系軸受の可使範囲を示したものである。
0以下、安全な常用範囲および周速度が大きい場合は1
0kg/C1i以下とされている。また面圧がこれより
も高い用途には鉄系のものが用いられるが、それでも面
圧は300klll/cd、周速度10C)e/−程度
が限界であった。第3図の領域工は従来の銅系軸受の、
領域■は鉄系軸受の可使範囲を示したものである。
この発明は上述の事情に基づき、300kg/C1!以
上の面圧が作用する条件でも使用できる軸受を目指して
なされたもので、その骨子は主な原料粉に高速度鋼(J
l5−8KH9)の粉末を用い、これに重量比で05
〜8%の銅粉を配合した点にある。
上の面圧が作用する条件でも使用できる軸受を目指して
なされたもので、その骨子は主な原料粉に高速度鋼(J
l5−8KH9)の粉末を用い、これに重量比で05
〜8%の銅粉を配合した点にある。
通常の焼結軸受は圧点強さ10〜28kMmJ。
含油率18〜20%程度であるが、これでは高い面圧に
耐えられない。
耐えられない。
この発明の材料では、高速度鋼粒子が軟質の銅で結合さ
れた組織によって60 ko/−以上という高い圧点強
さと馴染み性を具え、含油率を20〜30%と多くした
ことと併せ、第3図の領域■に示すように摺動速度■が
301/−までの低速域ならば、ffl高800 kU
/ cl!の面圧下に使用できる特性を具えている。
れた組織によって60 ko/−以上という高い圧点強
さと馴染み性を具え、含油率を20〜30%と多くした
ことと併せ、第3図の領域■に示すように摺動速度■が
301/−までの低速域ならば、ffl高800 kU
/ cl!の面圧下に使用できる特性を具えている。
以下この発明を、その一実施例について詳細に説明する
。
。
先ず、粒度が100メツシュ以下の5K89種高速度鋼
粉末を用意した。この粉末の規格組成は重量比でCr・
・・a8〜4.5%、 MO・4.5〜a5%、W・・
・5.5〜6.7%、■・・・1.6〜′2.2%、C
・・・08〜09%および鉄残部である。次にこの合金
粉単味と、これに10%までの各所定量の銅粉を配合し
た混合粉を内径10■、外径16mm、長さ10i−で
圧粉密度が密度比70%の円筒状に成形し、1150℃
で30分間焼結して軸受を作製した。その有効多孔率は
試料平均25%である。
粉末を用意した。この粉末の規格組成は重量比でCr・
・・a8〜4.5%、 MO・4.5〜a5%、W・・
・5.5〜6.7%、■・・・1.6〜′2.2%、C
・・・08〜09%および鉄残部である。次にこの合金
粉単味と、これに10%までの各所定量の銅粉を配合し
た混合粉を内径10■、外径16mm、長さ10i−で
圧粉密度が密度比70%の円筒状に成形し、1150℃
で30分間焼結して軸受を作製した。その有効多孔率は
試料平均25%である。
第1図はこれらの軸受について圧点強さを測定した結果
のグラフで、銅の添加量と圧点強さとの関係を示してい
る。即ち、銅を含まない高速度鋼単味のものが40 k
g/−と低いのに対して、銅を添加したものは添加量0
5%で60kg/−に向上し、以後添加量8%まで圧点
強さ約62 kg/−の高原状態を呈したのち再び低下
している。従って基材の結合強化のためには、銅は8%
以下で必要且つ十分である。
のグラフで、銅の添加量と圧点強さとの関係を示してい
る。即ち、銅を含まない高速度鋼単味のものが40 k
g/−と低いのに対して、銅を添加したものは添加量0
5%で60kg/−に向上し、以後添加量8%まで圧点
強さ約62 kg/−の高原状態を呈したのち再び低下
している。従って基材の結合強化のためには、銅は8%
以下で必要且つ十分である。
次に銅の添加m5%の試料を種々の焼結温度で焼結し、
焼結温度が焼結体の圧点強さと密度比に及ぼす影響を調
べた結果を第2図に示した。その圧点強さのグラフを見
ると、焼結温度950℃で52 ka/−程度から10
00℃では62 ka/−に達したのち1200℃過ぎ
までこの水準を保ち、1220℃に至って密度比、圧点
強さとも急上昇している。
焼結温度が焼結体の圧点強さと密度比に及ぼす影響を調
べた結果を第2図に示した。その圧点強さのグラフを見
ると、焼結温度950℃で52 ka/−程度から10
00℃では62 ka/−に達したのち1200℃過ぎ
までこの水準を保ち、1220℃に至って密度比、圧点
強さとも急上昇している。
これは、1000℃に達しない温度では焼結が不充分な
こと、一方1220℃を越えると液相が発生し、急速に
緻密化することを意味するものである。但しこの様な緻
密化は、含油軸受の場合は含油孔の減少を意味し、望ま
しいことではない。
こと、一方1220℃を越えると液相が発生し、急速に
緻密化することを意味するものである。但しこの様な緻
密化は、含油軸受の場合は含油孔の減少を意味し、望ま
しいことではない。
従って、焼結温度は1000〜1220℃の範囲に限定
される。
される。
次に、銅の添加ff15%、焼結温度1150℃。
有効多孔率25%の軸受にスピンドル油を含油して軸受
試験機に掛け、面圧および摺動速度の実用限界を求めた
結果を第3図の領域■に示す。図の目盛りは縦軸、横軸
とも対数目盛りになっているが、面圧P2周速■ともに
従来の焼結含油軸受の可使限界を大きく越え、所期の目
的を充分に達成していることがわかる。
試験機に掛け、面圧および摺動速度の実用限界を求めた
結果を第3図の領域■に示す。図の目盛りは縦軸、横軸
とも対数目盛りになっているが、面圧P2周速■ともに
従来の焼結含油軸受の可使限界を大きく越え、所期の目
的を充分に達成していることがわかる。
なお有効多孔率が2゛0%未満のものは含油量が少ない
ために寿命が短く、また、焼き付きを生じ易い。一方、
30%を越えるものは基材の強度が不足し、高荷重の場
合に軸受の摩耗が多くなる。
ために寿命が短く、また、焼き付きを生じ易い。一方、
30%を越えるものは基材の強度が不足し、高荷重の場
合に軸受の摩耗が多くなる。
そして原料粉および焼結温度が前記の限定範囲にあれば
、圧粉体の密度を密度比で65〜75%に成形すること
により、その焼結体の有効多孔率を20〜30%の範囲
内にすることができる。
、圧粉体の密度を密度比で65〜75%に成形すること
により、その焼結体の有効多孔率を20〜30%の範囲
内にすることができる。
第1図は高速度鋼粉末を成形した焼結含油軸受における
銅粉の添加量と圧点強さとの関係を示すグラフ、第2図
はこの軸受の焼結密度(密度比)ならびに圧点強さに対
する焼結温度の影響を示すグラフ、第3図はこの発明の
実施例に係る軸受と従来の焼結含油軸受との可使限界を
比較して示すグラフである。
銅粉の添加量と圧点強さとの関係を示すグラフ、第2図
はこの軸受の焼結密度(密度比)ならびに圧点強さに対
する焼結温度の影響を示すグラフ、第3図はこの発明の
実施例に係る軸受と従来の焼結含油軸受との可使限界を
比較して示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比でCr3.8〜4.5%、Mo4.5〜5.
5%、W5.5〜6.7%、V1.6〜2.2%、C0
.8〜0.9%および鉄残部の合金鋼基地に0.5〜8
%の銅が混在する組成からなり、25〜35%の空孔の
うち有効多孔率20〜30%の含油孔を具える高荷重用
焼結含油軸受。 2 重量比でCr3.8〜4.5%、Mo4.5〜5.
5%、W5.5〜6.7%、V1.6〜2.2%、C0
.8〜0.9%および鉄残部で粒度100メッシュ以下
の合金粉末に銅粉0.5〜8%を配合し、これを圧粉密
度が密度比で65〜75%の製品所定の形状に成形後、
1000〜1220℃の温度範囲で焼結することを特徴
とする有効多孔率20〜30%の高荷重用焼結含油軸受
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5010287A JPS63216948A (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5010287A JPS63216948A (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63216948A true JPS63216948A (ja) | 1988-09-09 |
JPH0377868B2 JPH0377868B2 (ja) | 1991-12-11 |
Family
ID=12849714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5010287A Granted JPS63216948A (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63216948A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08109450A (ja) * | 1994-10-12 | 1996-04-30 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 含油軸受用耐摩耗性焼結合金 |
-
1987
- 1987-03-06 JP JP5010287A patent/JPS63216948A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08109450A (ja) * | 1994-10-12 | 1996-04-30 | Hitachi Powdered Metals Co Ltd | 含油軸受用耐摩耗性焼結合金 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377868B2 (ja) | 1991-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI325896B (en) | Iron-based powder combination | |
JP2512477B2 (ja) | 銅系摺動材料 | |
WO2014017456A1 (ja) | 焼結軸受 | |
JPH01275735A (ja) | 焼結合金材およびその製造法 | |
JP4169369B2 (ja) | 塊状化された鉄基粉末 | |
JPS63176819A (ja) | 2層焼結含油軸受 | |
JPS63216948A (ja) | 高荷重用焼結含油軸受およびその製造法 | |
RU2327546C2 (ru) | Способ регулирования изменений размеров при спекании порошковой смеси на основе железа | |
JPH01255631A (ja) | 焼結合金軸受材およびその製造法 | |
US2945759A (en) | Method for measuring the strength of sintered ferrous articles | |
JPH01136944A (ja) | 焼結金属材 | |
JPS6347762B2 (ja) | ||
US4015947A (en) | Production of sintered aluminum alloy articles from particulate premixes | |
JPS6237681B2 (ja) | ||
JP2004211185A (ja) | 寸法精度、強度および摺動特性に優れた鉄基燒結合金およびその製造方法 | |
JPH02290905A (ja) | 無給脂摺動材料およびその製造方法 | |
JPH0499836A (ja) | 焼結銅系摺動材料 | |
JPS6140028B2 (ja) | ||
RU2062812C1 (ru) | Шихта твердого сплава на основе карбида вольфрама | |
JPS6082646A (ja) | 焼結合金軸受及びその製造法 | |
EP0277239A1 (en) | Abrasion-resistant sintered alloy and process for its production | |
JPS6311559A (ja) | 自己潤滑性を有する複合材料の製造法 | |
JP3795391B2 (ja) | 鋳鉄系焼結摺動部材及びその製造方法 | |
JP5424121B2 (ja) | 摺動材料 | |
JP2631146B2 (ja) | 焼結金属体およびその製造法 |