JPS63216469A - 分子成分を含有する液体から該分子成分を分離するための装置 - Google Patents

分子成分を含有する液体から該分子成分を分離するための装置

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JPS63216469A
JPS63216469A JP3259188A JP3259188A JPS63216469A JP S63216469 A JPS63216469 A JP S63216469A JP 3259188 A JP3259188 A JP 3259188A JP 3259188 A JP3259188 A JP 3259188A JP S63216469 A JPS63216469 A JP S63216469A
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membrane
separating
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liquid
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ミン ソン リー
ジェームズ アラン サンダーソン
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Domnick Hunter Filters Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/50Conditioning of the sorbent material or stationary liquid
    • G01N30/52Physical parameters
    • G01N2030/524Physical parameters structural properties
    • G01N2030/527Physical parameters structural properties sorbent material in form of a membrane

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  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は1分子酸分を含有する流体から該成分を分離す
るための装置に関し、上記分離には、該成分と、高分子
の膜構造に固定化された反応性に富む化学種との間の相
互作用が含まれる。また本発明は1分析あるいは調剤の
目的のための化合物にも関する。さらに本発明は、固定
化酵素の関与する化学反応にも関する。
〔従来の技術〕 液体に含有される分子成分の、クロマトグラフィー法に
よる分離には、一般に、2段階の過程が含まれる。
その第1段階では、試料を分離媒体と接触させ、その媒
体において、分離されるべき成分(以下、ライゲイトと
称する。)を媒体上の活性部位に優先的に結合させる0
次いで、試料を、通常はライゲイトに対する緩衝剤であ
る溶離剤と置換し、該ライゲイトを該溶離剤に遊離させ
て分離を完了する。
リガンドを用いた公知のクロマトグラフィー法は、「蛋
白質精製の原理と実際(ProteinPurific
aton Pr1nciples and Pract
ice)J米国ニューヨーク、シュプリンガー・フェル
ラーク社1982年刊、l5BNO−387−9072
6−2)と題するロバート・スコープス(Robert
 5copes)の著作に概説されている。
一般に、分離媒体は、以下リガンドと称する固相の基質
に化学的に結合させられた活性基より成る。他の分子成
分と特異的な相互作用を有するものであれば、いかなる
化学種もリガンドたり得る。
公知のリガンドには、荷電基(例えば、ジエチルアミノ
エチル基、カルボキシメチル基)、合成染料、アルキル
化合物及びアリル化合物(例えば、フェニルボロナート
、オクチル基)、蛋白質、レクチン類、抗体、抗原、酵
素などがある。
ライゲイトは、クロマトグラフィー法によって分離でき
る化合物であって、蛋白質、酵素、ペプチド、抗体、抗
原、レクチン類、DNA (デオキシリボ核酸)、RN
A (リボ核酸)、抗生物質など、広範囲の生化学物質
が、これに該当する。
クロマトグラフィーに用いられる従来の基質は、ビーズ
状あるいは繊維状の形態をなしており、一般的には、カ
ラム内に充填されるか、あるいは、試料の導入及び分離
成分の回収のための手段を与える攪拌容器内に充填され
る場合もある。
伝統的な基質に代えて、高分子の細孔膜の利用も提案さ
れている。それによれば、リガンドは膜材質に結合して
おり、そのため、ライゲイトは、試料の膜通過中に捕捉
される。しかし、優秀なりロマトグラフィー装置と同等
な性能を有する公知の膜装置は皆無であった。
液体クロマトグラフィーとは対照的に、固定化酵素反応
の過程は、試料を反応媒体と接触させることにより実行
され、該媒体において反応基質は、所望の生成物に転化
される。反応媒体は、固相の基質に固定化された酵素よ
りなることが理解されなくてはならない。
「反応基質」なる用語は、試料中の成分を称し、これは
、酵素によって転化されなくてはならない。
一般的には、液体クロマトグラフィーに用いることので
きる基質及びカラムは、固定化酵素反応にも用いること
ができる。このことについては、「酵素学の方法(Me
thods in Enzymology)J第44巻
(ケイ・モスバッハ(K、Mo5bach)11 F固
定化酵素(Immobilized Enzy+mes
)41 、米国ニューヨーク。
アカデミツク・プレス社1976年刊)に参照されてい
る。
反応媒体を細孔膜に付着させることも、公知の技術であ
るが、従来のこの種の装置の性能は、低いものであった
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、製造工業においては、高圧を用いることなく、
かつ操作上の重大な支障をきたすことなく、高分別特性
あるいは高拡散特性、及び高仕込み速度を与える液体ク
ロマトグラフィー用、及び固定化酵素関与反応用の装置
が必要とされる。
(課題を解決するための手段〕 本発明によれば、分子成分を含有する液体からの該成分
の分離のための装置は、ハウジングと、ハウジング内に
あって、内部の膜のそれぞれの辺縁が仕切り板に隣接し
ている多層細孔膜アセンブリと、膜の辺縁と仕切り板と
の間の流れを防ぐための手段と、流入液体を膜アセンブ
リの第1表面へと導くための入口部と、流出液体を膜ア
センブリの第2表面から集めかつ導くための出口部とを
備え、該アセンブリの膜材質にリガンドあるいは固定化
酵素が結合している。
液体クロマトグラフィーの分野においては、このような
装置を、従来のクロマトグラフィー用コラムの性能に見
合うか、あるいはそれよりすぐれたものとし、しかもそ
の構造を、従来のカラムよりも単純かつ小型化すること
は容易である。
液体クロマトグラフィー装置は、一般に、以下Nで表わ
される理論上の円盤の数、 HETPで表わされる理論
上の円盤の厚さ、蛋白質との結合容量及びDFで表わさ
れる希釈係数を用いて特定される。
本発明の装置は、Nは少なくとも100. HETPは
0.0101未満、 OFは6以下となるように作成す
ることが容易に可能である。蛋白質との結合容量は、装
置の単位容積あたりの蛋白質の質量を用いて、容易に従
来のコラムと比較することができる。従来の技術による
膜装置は、上記の必要条件のいずれをも満たすことがな
く、特に、蛋白質との結合容量が低い。
本発明の装置に用いられる細孔膜は、孔径が0.05な
いし10ミクロンであって、通常は位相反転処理で製造
されるものである。膜及びその製法に関する全般的な説
明はケスティング(Kesting)著「合成高分子膜
(Synthetic Polymeric Memb
ranes)J米国ニューヨーク、マグロ−ヒル・ブッ
ク・カンパニー1971年刊)に掲載されている。
膜アセンブリは、少なくとも50層の膜で構成されるこ
とが好ましく、より望ましくは、100層を越える膜が
用いられ、10,000層までの膜による作成も考えら
れる。
膜アセンブリは、差し向かいに積み重ねられた平板状の
膜のスタック、あるいは、多孔性の芯の周囲に複数の層
を形成するように巻き付けられる膜のシートにより構成
するこができる。
第1の場合は、仕切り板はハウジングの側壁によって形
成され、膜の辺縁と側壁との間の流れを防ぐための手段
は、ハウジングの第1端壁とスタックの最初の膜の周辺
部との間の第1弾性シーリング手段、ハウジングの第2
端壁とスタックの最後の膜の周辺部との間の第2弾性シ
ーリング手段、及び、それぞれ側壁手段と接触する円周
面を有するスタック、シーリング手段及びシール用ワッ
シャー中の随所において、隣接する2枚の膜の周辺部の
間に挿入される複数の弾性シール用ワッシャーによって
構成される。
シーリング部材は、通常、スタック中に膜の5ないし1
0枚の間隔をおいて取り付けられるが、この範囲を越え
る間隔を採用することも可能である。
入口部には、流入液体が膜部分の第1表面に接触する以
前に、ハウジング内のほぼ全領域にわたる該液体の分配
をなしうる液流分配手段を設けることが好ましい。
活性のあるリガンド、あるいは酵素の付着部位を、その
内部表面中に有することのできる細孔膜材質であれば、
いかなる物質も、ここに発明された装置に用いることが
できる。細孔膜の孔径は0.05ないし10ミクロンと
するが、非常に穏やかな圧力下で、内部表面積及び流速
の双方を高め得るとの理由により1本発明の装置におい
ては、孔径0、工ないし10ミクロンであることが特に
有利である。
液体クロマトグラフィーのための本装置に用いられる膜
材質は、物質の無差別的な結合である非特異的な結合性
を有してはならず、更に、共有結合によって、リガンド
をその表面に付着させることが可能でなければならない
測定し得る限りにおいて、現在市販の全ての細孔膜の中
では、再生セルロース膜のみが、上記の2条件を同時に
満たしている。「再生セルロース膜」なる用語は、位相
反転処理後に硝酸基あるいは酢酸基の加水分解によりセ
ルロースに転化される酢酸セルロース、あるいは硝酸セ
ルロースのようなエステルの鋳型成形膜を称するものと
する。
膜の露出した構造のみが、上記の条件を満たすために必
要である0例えば、非セルロース性の膜は、デキストラ
ンあるいはポリアルキルアクリル酸ヒドロキシアルキル
のようなセルロース様の物質で被覆することが可能であ
る。実際に、それ自身は細孔膜を形成し得ない2種類の
材質から、液体クロマトグラフィーに適した細孔膜の複
合材料が作り出されている。
リガンドとの共有結合に適する細孔膜を得るためには、
膜基質の露出表面に、水酸基(OH)が大量に存在する
ことが望ましい。リガンドは、水酸基と反応して基質と
の共有結合を形成することにより、直接、あるいは、ス
ペーサー分子あるいは結合分子を介して、間接的に結合
され得る。
上述の方法で基質に結合され得るリガンドあるいはスペ
ーサー分子には、一般に、ハロゲン、エポキシド、ビニ
ルスルホン、 (1:DI(カルボニルジイミダゾール
)、及び臭化シアン(CNBr)よりなる群から選ばれ
た基が、少なくとも1個は含まれている。
酵素の固定化においては、非特異的結合は重要なことで
はない。実際に、膜表面の化学的性質が共有結合による
酵素の直接的付着を許さない場合は、非特異的結合過程
を都合良く利用することが可能である。ついで、結合物
質は膜に吸着され、酵素と共有結合をなし得る被膜を形
成する。非特異的結合、あるいは、共有結合による膜へ
の直接的付着のいずれもが不可欠ではないため、いかな
る細孔膜をも採用することができる。
アモツ(Amotz)らによる米国特許第4,572,
897号明細書は、不連続相の粒状不活性充填剤、及び
連続相の親水性結合剤の使用による固定化酵素の調製法
を明らかにしている。
本発明においては、いかなる公知の結合剤をも使用する
こができる。結合剤の被膜は、酵素の適用の前あるいは
同時に施すことができる。いずれの場合においても、結
合剤の被膜は安定化されなければならず、架橋反応によ
り被膜の浸出が防止される。酵素も又、同様な架橋反応
により被膜に固定化される。これに適した架橋反応剤に
は1例えばハロゲン、エポキシド、ビニルスルホン、水
溶性カルボジイミド、及びアルデヒドから選ばれる官能
基が少なくとも2個含まれるでいなくてはならない。
〔実施例〕
次に、添付図面を参照して、本発明の具体的なと 実施例曽詳細に説明する。
第1図は1本発明による装置であって、注入口(2)及
び流出口(3)を有する円形断面のハウジング(1)よ
り成る。ハウジングの内部には、互いに重ね合わされた
複数の円盤膜(4)が置かれている。
円盤膜は、ワッシャー(6)によっていくつかのグルー
プに分けられ、この全アセンブリは、2個の圧縮リング
(5)に挾まれて圧縮される。上部の圧縮リング(5)
は又、最上部の膜をハウジング(1)の頭頂部に対して
シールし、底部の圧縮リング(5)は、最下部の膜をハ
ウジングの底部に対してシールしている。各圧縮リング
の外周、及び各ワッシャーは、ハウジングの筒状の側壁
の内面と接している。
図に示されている円盤膜をいくつかのグループに分離す
る圧縮リング、及び単数あるいは複数のワッシャーのこ
のような配置が、特に効率の良いシール状態をもたらし
、その結果、液体の流れは、ハウジング壁と円盤膜の外
側との間を流れずに、全て円盤膜を通過することが解っ
ている。
ここに示した装置の図には、3グループの円盤膜が描か
れているが、隣り合うグループは、ワッシャーによって
隔てられている。1グループあたりの円盤膜の数は変え
ることができるが、各グループ毎に、5ないし10枚の
円盤膜が一般的である。
グループの数は、明らかに3個以上であり、2 、00
0枚に及ぶ円盤膜を組み込んだ装置が作成されているが
、10,000枚もの円盤膜を組み込んだ装置も考慮さ
れる。より大量の円盤膜に合わせるためには、より大型
のハウジングが必要である。
使用に際し、注入口(2)より供給された試料液は、円
盤膜のスタック中を流れ下り、円盤膜を次つぎに通過し
て流出口(3)より流れ出る。放射状の液流は、圧縮リ
ング(5)及びワッシャー(6)によって生じる円盤膜
周辺部の与圧により妨げられる。試料液が膜基質中を流
れると、対象となる分子成分は、膜に付着しているリガ
ンドによって選択的に捉えられる。ついで、対象となる
該成分を回収するため、緩衝液を装置に通すと、該成分
は、緩衝液中に溶出される。
固定化酵素反応の場合のように、付着したリガンドが酵
素である場合には、反応基質分子が酵素と接触した際に
化学的転化が起る。転化による単数又は複数の生成物は
、試料液の液流中に遊離し、流出口(3)より取り出さ
れる。
第2図は、第1図示の装置を変形させたものを表わして
いる。
この実施例は、注入口(7)及び流出口(8)を有する
ハウジング(6)から構成されている。ハウジング(6
)の内部には、互いに重ね合わされた複数の円盤膜(9
)が置かれている。シーラント(10)は、膜同士の間
、及び円盤膜の辺縁とハウジンク壁(6)との間を効果
的にシールしている。更に、液流の分配を改善するため
に、多孔質の反応基質(9A)を注入口(7)及び流出
口(8)に取り付けることも可能である。この装置にお
いても、必要なだけの数の円盤膜の使用が可能である。
使用に際し、この第2の実施例は、前述の第1の実施例
と全く同様に機能する。
本発明の第3の実施例を、第3図に示す。
これは、注入口(12)及び流出口(13)を有するハ
ウジング(11)から構成される。ハウジング(11)
の内部には、第4図に詳しく描かれているように、多孔
質の芯(14)に巻き付けて、必要なだけの数の層を形
成できる膜(15)が置かれている。シーラントで構成
される仕切り板(16)は、膜の下端と、多孔性の芯(
14)の下端とをシールしている。シーラントで構成さ
れる別の仕切り板(16A)は、膜の上端をシールする
が、多孔性の芯(14)と流出口(13)との間の液体
の連絡は妨げない。
使用に際し、注入口(12)から入れられた試料液は1
巻き付けられた膜の層を通して放射状に流れ、矢印で示
す通り、多孔性の芯(14)、ついで流出口(13)を
通って出て行く、細孔膜上のリガンドあるいは固定化酵
素の作用は、最初の実施例において述べた通りである。
第5図は、第1図示の装置を更に精巧にしたものである
。2枚の端板(26)及びリング部分(27)より成る
この実施例のハウジングは、止め全手段(30)によっ
て絞められている。2個のOリング(31)は、上記の
3個のハウジングの間のシール手段となっている。注入
口(28)及び流出口(29)も取り付けられている。
ハウジングの内部には、互いに重ね合わされた複数の円
盤膜(32)のスタックが置かれている。円盤膜(32
)の周囲、及び多孔性基質(34)の上下端の周囲のシ
ールは1円盤膜のスタックを間にして、多孔性基質(3
4)の上端から下端までの随所に置かれる複数のガスケ
ット(33)によってなされる。注入口(28)の直下
には、噴出防止板(35)が取り付けられている。同様
に、流出口(29)にも噴出防止板(35)が取り付け
られている。噴出防止板の目的は、液体が膜に高速で突
き当ることを防ぎ、装置からの液体の整然とした流出を
確保することにある。
噴出防止板は、製造を筒素化しようとする場合には1代
案として端板の必須部分とすることもできる。
第6図は、端板(26)をx−X線から眺めた状態を示
している。
端板(26)のおのおのは、網目状の流路(36)及び
(37)を有し、これが、流入液の装置の横断面を網羅
する均一な分配を作り出す、同様な網目状の流路を流出
口に接続した場合には、液体の混じり合いを最小限にと
どめ得る集水システムが得られる。
クロマトグラフィーのカラムにおける液流の良好な分配
を得るためには、下記の条件を同時に満たさなくてはな
らない。
(1)流路の空隙の総容積は、カラムの容積の1%を超
えてはならず、0.5%以下であることが好ましい。
(2)流路全体の液流の状態は、正常な操作条件下にお
いて、好ましは、レイノルズ数が1 、500を超えな
い定常流でなくてはならない、より好ましくは、レイノ
ルズ数がすべての連続する単位部分において、流路内の
流体の直径X4!速度÷流体の動粘性率として定義され
るとき、5乃至500の間でなくてはならない。
(3)隣り合う2本の流路間の直線距離、すなわち。
任意の1点から、最も近い2流路までの最短行路の和は
、カラムの直径の10分の1を超えてはならず、好まし
くは、該直径の15分の1以下でなくてはならない。
第6図に示す流路の体系は、上記の条件を満たす樹枝状
の体系の一つである。
流路のこのような樹枝状体系は、装置の注入口あるいは
流出口の場所から放射状に分岐し、等間隔に配置された
少なくとも3本の1次流路(35)、及び、該1次流路
から90°以下の角度で分岐する2次流路(36)によ
り構成することができる。
1次流路と2次流路の角度は、隣り合う1次流路同士の
角度の2分の1であることが好ましい。分配口の直径が
、 15(1mを超える場合には、分配を良くするため
に、3次流路までの体系を採用することが好ましい、3
次流路は、2次流路から90’以下の角度で分岐し、い
ずれの流路とも交叉しない、更に寸法の小さい流路であ
る。
次に、上述の装置を用いたいくつかの実施例を示す。実
施例中の「膜」なる用語は、他に指示のない限り、口径
0.45ないし1.2ミクロンの孔を有する再生セルロ
ース膜を称するものとする。
大遼亘工 再生セルロース膜を、チバクロン(Cibacron)
青F3G反応性染料の18w/V%水溶液に5%塩化ナ
トリウムを加えたpH10の溶液中に、20℃で12時
間定温放置して得られた円盤状の膜z、ooo枚を用い
て、第2図に示す装置を作成した。膜は、leeあたり
15μNの染料を含有していた。定温放置されたこの膜
は、液体クロマトグラフィに好適であった。円盤膜の直
径は25mmである。ハウジングの内径は35++aで
ある。注入口及び流出口付分配器としては、それぞれ孔
径が40ミクロン、厚さlna、直径25mmの焼結P
TFE(ポリテトラフルオロエチレン)の円盤2枚を用
いた。シーリング手段としては、シリコーン基剤のシー
ラントを用いた。
1■/mlのヒト血清アルブミン(ISA)の0.1M
燐酸緩衝溶液100m1を、螺動ポンプを用いて、流速
5 ml/分で本装置に加えた。結合蛋白質の量は、I
(SA約70IIIgと測定された。 0.5Mチオシ
アン化カリウムを含有する緩衝液を本装置に通して結合
蛋白質を回収した。
本装置の分別能力は5バツクされたカラムについて一般
的に用いられる方法によって測定した場合、少なくとも
理論的円盤1 、500枚であることが解ったやス皇■
裟 実施例1にならって調製した膜を用い、第3図に示した
装置を作成した。膜の幅は1ocnで、それを、外径1
alの中空かつ多孔性の芯に巻き付けた。巻き付けた回
数は全部で40回である。シーリング手段として、ポリ
ウレタン熱硬化性樹脂を用いた。膜及び芯は、内径2a
mの管に収容した。装置には実施例1において述べたよ
うにしてISAを詰めた。全部で20■のISAの結合
が観察された。
叉Uユ 直径47■の円盤膜10枚を用い、第1図に示した装置
を作成した。圧縮リングとしては、外径47−1厚さ2
閣のゴム製0リングを用いた。液体クロマトグラフィー
用円盤膜は、IMのクロロジエチルアミノエチルに2M
の水酸化ナトリウムを加えた溶液中で。
再生セルロース膜を25℃で3時間定温放置して調製し
た。膜のチャージ容量は、1.01meq/gであった
装置には、 pH6,5の0.05M燐酸緩衝液により
10倍に希釈したウサギ血清を流して蛋白質を吸着させ
た。
膜には、アルブミン150■の結合がamされた。蛋白
質は、装置に、塩化ナトリウムの濃度を高めつつ加えた
上記と同じ緩衝液を通過させて回収した。塩化ナトリウ
ムの濃度が0.2Mの時点で、全ての結合蛋白質が溶離
された。
叉五区土 0.1M水酸化ナトリウムを加えた1、4ブタンジオー
ルジグリシジルエーテルの1%水溶液を用いた再生セル
ロース膜を活性化し、チバクロン青F3Gをジアミノヘ
キサンと反応させて得られた共役化合物とともに膜を、
20℃で20時間定温放置して得られた液体クロマトグ
ラフィー膜を用いて、実施例3を繰り返した。但し、ウ
サギ血清に代えて、ヒト血漿を用いた。、5■のISA
が膜に結合し、LMの塩化ナトリウムで蛋白質が溶離す
ることが観察された。
失五五互 実施例3に述べたと同様にして、第1図示の装置を作成
したが、固定化酵素膜を用いた。膜は、1■1111ト
リプシンのpH7,0,1M燐酸緩衝液溶液を25℃で
3時間作用させて活性化した。結合酵素の活性は、遊離
状態の活性の2%であった。ポンプにより、11阿のベ
ンゾイル−し−アルギニンナトリウムエチルエステルを
含むpH8のトリス塩酸緩衝液の試料液を1■l/分の
率で装置に通した1反応基質は、ベンゾイル−し−アル
ギニンナトリウムとエタノールとに転化された。
上記の実施例により2本発明による装置の有効性は高く
評価できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による第1の実施例の装置の縦断面図
である。 第2図は、本発明による第2の実施例の装置の縦断面図
である。 第3図は、本発明による第3の実施例の装置の縦断面図
である。 第4図は、第3図の1部の概略図である。 第5図は、本発明による第4の実施例の装置の縦断面図
である。 第6図は、第5図のX−X線における横断面図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジングと、ハウジング内にあって、内部の膜
    のそれぞれの辺縁が仕切り板に隣接している多層細孔膜
    アセンブリと、膜の辺縁と仕切り板との間の流れを防ぐ
    ための手段と、流体液体を膜アセンブリの第1表面へと
    導くための入口部と、流出液体を膜アセンブリの第2表
    面から集めかつ導くための出口部とを備え、前記アセン
    ブリの膜材質に、リガンドあるいは固定化酵素が結合し
    ていることを特徴とする、分子成分を含有する液体から
    該分子成分を分離するための装置。
  2. (2)膜アセンブリが、少なくとも50層の膜からなる
    ことを特徴とする請求項(1)記載の分子成分を含有す
    る液体から該分子成分を分離するための装置。
  3. (3)膜アセンブリが、積み重ねられた平板状の膜のス
    タックからなることを特徴とする請求項(1)または(
    2)記載の分子成分を含有する液体から該分子成分を分
    離するための装置。
  4. (4)仕切り板が、ハウジングの側壁により形成され、
    かつ、膜の辺縁と側壁との間の流れを防ぐための手段が
    、ハウジングの第1端壁とスタックの最初の膜の周辺部
    との間の第1弾性シーリング手段と、ハウジンの第2端
    壁とスタックの最後の膜の周辺部との間の第2弾性シー
    リング手段と、スタックを通しある間隔を開けて隣接す
    る2枚の膜の周辺部の間に挿入されるシール用弾性ワッ
    シャーとを備え、前記シーリング手段およびシール用ワ
    ッシャーは、それぞれ、側壁と接触する円周面を有して
    いることを特徴とする請求項(3)記載の分子成分を含
    有する液体から該分子成分を分離するための装置。
  5. (5)シール用ワッシャーが、膜の5ないし10枚の間
    隔で、スタックの中に位置していることを特徴とする請
    求項(4)記載の分子成分を含有する液体から該分子成
    分を分離するための装置。
  6. (6)側壁が円筒状の璧であり、膜が円盤状であり、か
    つ、シーリング手段及びワッシャーが、それぞれ環状で
    あることを特徴とする請求項(4)記載の分子成分を含
    有する液体から該分子成分を分離するための装置。
  7. (7)膜の辺縁が、ハウジングの側壁に隣接し、また、
    膜の辺縁と側壁との間の流れを防ぐための手段が、側壁
    と、スタックを形成する膜の周辺部とに接着されるシー
    ラント組成物を含んでいることを特徴とする請求項(3
    )記載の分子成分を含有する液体から該分子成分を分離
    するための装置。
  8. (8)膜アセンブリが、多孔性の芯の周囲に複数の層を
    形成するように巻き付けられた膜のシートを有している
    ことを特徴とする請求項(1)または(2)記載の分子
    成分を含有する液体から該分子成分を分離するための装
    置。
  9. (9)膜シートの巻き付けられた辺縁が、該膜シートの
    周辺部に接着されるシーラント組成物によって形成され
    た仕切り板に当接し、該組成物も又、膜の辺縁と仕切り
    板との間の流れを防ぐための手段を形成していることを
    特徴とする請求項(8)記載の分子成分を含有する液体
    から該分子成分を分離するための装置。
  10. (10)液体が膜アセンブリの第1表面に接触する前に
    、ハウジングのほぼ全領域にわたる流入液体の分配をな
    しうる液流分配手段が、入口部に設けられていることを
    特徴とする請求項(1)乃至(9)のいずれかに記載の
    分子成分を含有する液体から該分子成分を分離するため
    の装置。
  11. (11)液流分配手段が、膜アセンブリの第1表面を覆
    う多孔性円盤を備え、かつ前記円盤は、入口部の開口に
    直接に揃えて並べられる固い無孔部と、該円盤にわたり
    流入液体を分配するための分配装置とを有していること
    を特徴とする請求項(10)記載の分子成分を含有する
    液体から該分子成分を分離するための装置。
  12. (12)入口部の開口が、ハウジングの端壁を形成して
    いるキャップに形成され、該キャップの内面が、多孔性
    円盤と接触しており、分配装置が、該キャップの内面に
    形成された一連の流路を有していることを特徴する請求
    項(11)記載の分子成分を含有する液体から該分子成
    分を分離するための装置。
  13. (13)流路における全空隙容積が、膜アセンブリの容
    積の1%を超えないことを特徴とする請求項(12)記
    載の分子成分を含有する液体から該分子成分を分離する
    ための装置。
  14. (14)流路系全体の流れ状態が、正常な操作条件下に
    おいて、レイノルズ数が1,500を超えないほぼ一定
    の定常流であることを特徴とする請求項(12)または
    (13)記載の分子成分を含有する液体から該分子成分
    を分離するための装置。
  15. (15)キャップが円形であり、入口部が該キャップの
    中心にあり、かつ流路が、該キャップの中心から外に向
    かって放射状に延びる樹枝状の配列を形成していること
    を特徴とする請求項(12)乃至(14)のいずれかに
    記載の分子成分を含有する液体から該分子成分を分離す
    るための装置。
  16. (16)キャップの内面上のあらゆる点から、最も近い
    2つの流路までの最短経路の和が、膜アセンブリの直径
    の10分の1を超えないことを特徴とする請求項(15
    )記載の分子成分を含有する液体から該分子成分を分離
    するための装置。
JP3259188A 1987-02-14 1988-02-15 分子成分を含有する液体から該分子成分を分離するための装置 Pending JPS63216469A (ja)

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