JPS63216116A - 多機能操作指令装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、航空機のスロットルグリップ、自動車のシフ
トレバ−用グリップ、或は工作機械等の各種装置の操作
レバー用グリップに適用される操作性に優れ、かつ多様
な機能を有する操作指令装置に関するものである。

（従来の技術） 以下、航空機を例にとって説明すると、従来のスロット
ルグリップは第３図に示すようにグリップの握り部分の
側面及び背面に機体及びアビオニクスシステムをコント
ロールする各種スイッチ類が直接多数装着されており、
形状的に大型なものが使用されていた。これはスロット
ルグリップから手を離すことなしに機体及びアビオニク
スシステムをコントロールする必要があるために、多数
のスイッチをグリップ上に装備せざるを得ないという事
情によるものである。

そのためスイッチの装着スペースを確保し、且つ操作性
をも考慮したスイッチ配置にすると必然的に大型のグリ
ップ形状となり、スロットルグリップとしての操作性は
勿論、各スイッチの操作性向上にも限度がある。

（発明が解決しようとする問題点） つまり、従来のこの種操作レバー用グリップでは、レバ
ーの操作と同時に各種コントロールシステムを操作する
ための多数のスイッチを操作する必要があるため、グリ
ップの握り部分に前記各種スイッチを装着することにな
り、装置に多機能を持たせようとすると必然的にスイソ
チの数が増え、その分握り部分が益々大型化する。この
大型のグリップを操作するには、例えば第４図に示す如
くグリップ上に手を置き、主に掌でレバーを押し、或は
引いて前後に動かし、同時に必要なときは同状態を維持
したまま指を各スイッチに宛てがい、所望の操作を行う
。しかるに、かかるレバー操作ではグリ、２プ上で掌が
滑ることがあり、またグリップを握ろうとして誤って不
要なスイッチを操作してしまうようなことも起り兼ねな
い。更に、グリップが大型化すると、手が現位置のまま
では指が所望のスイッチに届かない場合もあり、そのと
きはグリップ上で所望のスイッチ方向に手を滑らせ、或
は手をグリップから一時的に離してスイッチ操作を行わ
なければならない。

このようなレバー及びスイッチの操作性の悪さは、時に
よっては装置の不確実な作動を招き、不慮の事故にもつ
ながりかねない。

そこで、本発明はかかる問題点の解消、即ちレバー及び
各種スイッチの操作性の向上を計ると共に、スイッチの
取付個数を増加させ得る多機能な操縦指令装置を提供す
ることを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） この目的を構成するため、本発明は各種操作レバー用グ
リップにおいて、握り部分を完全に握持可能な形状に形
成すると共に、同握り部分を握持した状態のままで指操
作が可能な範囲内に多数のスイッチ類を配列したスイッ
チ装着部分を前記握り部分から連設一体化することを特
徴とする多機能操作指令装置を構成とし、これを上記問
題点の解決手段とするものである。

これを更に具体的に述べると、本発明に係る多機能操縦
装置は、グリップの握り部分を人間の手のサイズ及び形
状に合せた形状とし、他方必要とするスイッチを指先で
“ピアノのＰＩ３盤”を弾くように配列して装着したス
イッチ装着部分を設け、前記握り部分とスイッチ装着部
分を指の届く範囲内でそれぞれ独立させて連設一体化し
たものである。

（作用） グリップの握り部分はスイッチを装着しないため細身で
握りやすく形成でき、グリップの操作性を向上させる。

一方、スイッチ装着部分には指先に対応させて適切にス
イッチを配置してあり、握り部分を手で握ったまま必要
とするスイッチを確実に操作し得て、その操作性をも向
上させる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を第１図を参照しながら説明する
。グリップの握り部分は小型の棒状で掌と指にフィツト
するような握りやすい形状を有する。この握り部分の一
端からは、円盤状で直角に張り出したスイッチ装着部分
を設け、同部分の外側平面に多数のスイッチ１〜４を装
着すると共に、その他端には指先方向に向けてもう一つ
のスイッチ装着部分が配置されるようにしてＬ字形に延
設される。後者のスイッチ装着部分は２段の階段式に形
成され、各段にはそれぞれ多数のスイッチ５〜１１が装
着される。

図示例ではスイッチ１〜４が、親指で容易に操作できる
ような方向及び位置に設けられている。また、上記各段
毎のスイッチ５，６，７．８及びスイッチ９．ｔｏ、１
１は手の人指し指、中指、薬指で操作可能な範囲に対応
させて設けられ、これらのスイッチを、第２図（イ）〜
（ハ）に示すように“ピアノの鍵盤”を弾くようにして
操作する。

つまり、本実施例では各段に設けられるスイッチ５〜１
１の装着部分とグリップの握り部分は一定の間隔を保つ
ようにして合体させたもので、１個のスロットルグリッ
プにしたものである。

なお、本発明は図示実施例に限るものでなく、その精神
を逸脱しない範囲内で様々に設計変更が可能なものであ
る。

（発明の効果） 以上、詳細に説明した如く本発明は次に挙げる諸効果を
奏する。

（１）　　グリップの握す部分が小型でつかみやすくで
き、そのためレバー操作用グリップとしての操作性が向
上する。

（２）　　指先に対応させたスイッチの配置により、ス
イッチの操作性向上と、的確な操作ができることによる
安全性の向上が計れる。

（３）　　スイッチが増設できることにより、各システ
ムのコントロール機能を多くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すスロットルグリップの
立体図、第２図（イ）（ロ）（ハ）は同グリ・７ブの操
作態様を示す立体図、第３図は従来型のスロットルグリ
ップの立体図、第４図は同グリップの操作例を示す立体
図である。 図の主要部分の説明 Ｉ〜１１−　スイッチ 苑２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各種操作レバー用グリップにおいて、握り部分を完全に
   握持可能な形状に形成すると共に、同握り部分を握持し
   た状態のままで指操作が可能な範囲内に多数のスイッチ
   類を配列したスイッチ装着部分を前記握り部分から連設
   一体化することを特徴とする多機能操作指令装置。