JPS6321599Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6321599Y2 JPS6321599Y2 JP1980001235U JP123580U JPS6321599Y2 JP S6321599 Y2 JPS6321599 Y2 JP S6321599Y2 JP 1980001235 U JP1980001235 U JP 1980001235U JP 123580 U JP123580 U JP 123580U JP S6321599 Y2 JPS6321599 Y2 JP S6321599Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- longitudinal direction
- fiber
- resin
- friction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車、産業用機械等に使用される
摩擦材料の基礎素材として優れた性質を有する繊
維条体に関する。
摩擦材料の基礎素材として優れた性質を有する繊
維条体に関する。
従来より摩擦材料用繊維基材としては、アスベ
ストが通常用いられてきたが、資源の減少、公害
問題等でアスベストを含まない摩擦材料が要求さ
れるようになつた。
ストが通常用いられてきたが、資源の減少、公害
問題等でアスベストを含まない摩擦材料が要求さ
れるようになつた。
アスベストが摩擦材料の繊維基材として広く使
用されてきた理由は、摩擦特性が優れているこ
と、使用樹脂の含浸保持性が良好であること等が
あげられる。
用されてきた理由は、摩擦特性が優れているこ
と、使用樹脂の含浸保持性が良好であること等が
あげられる。
現在各社において、アスベストにかわる摩擦材
料用繊維基材の開発検討が続けられているが、未
だ、アスベストにかわる優れた繊維基材や開発さ
れていない。例えば、従来広く使用されてきたガ
ラスロービング、ガラス系等のガラス繊維製品も
摩擦材料の繊維基材として検討されてきたが、こ
れらをそのままの形で使用すると、アスベストに
比べ樹脂含浸性および樹脂保持力が劣るため、製
造作業性が悪く、一般には使用できない。
料用繊維基材の開発検討が続けられているが、未
だ、アスベストにかわる優れた繊維基材や開発さ
れていない。例えば、従来広く使用されてきたガ
ラスロービング、ガラス系等のガラス繊維製品も
摩擦材料の繊維基材として検討されてきたが、こ
れらをそのままの形で使用すると、アスベストに
比べ樹脂含浸性および樹脂保持力が劣るため、製
造作業性が悪く、一般には使用できない。
本考案者等は、以上の事に鑑み、鋭意検討した
結果、ガラス繊維の長手方向にレーヨンスフ繊維
を巻きつけた繊維またはレーヨンスフ繊維の長手
方向にガラス繊維を巻きつけた繊維を複数本束
ね、その束の長手方向にさらに、真鍮線または亜
鉛線を巻きつけた繊維構造体が樹脂含浸性および
樹脂保持性が優れているため、摩擦材料の製造作
業性が極めて良好で、優れた品質の摩擦材料が得
られることを見いだした。
結果、ガラス繊維の長手方向にレーヨンスフ繊維
を巻きつけた繊維またはレーヨンスフ繊維の長手
方向にガラス繊維を巻きつけた繊維を複数本束
ね、その束の長手方向にさらに、真鍮線または亜
鉛線を巻きつけた繊維構造体が樹脂含浸性および
樹脂保持性が優れているため、摩擦材料の製造作
業性が極めて良好で、優れた品質の摩擦材料が得
られることを見いだした。
以下図面で本考案を説明する。
第１図は本考案の摩擦材料用繊維条体の１例を
斜視図で示したものである。
斜視図で示したものである。
第１図に示した摩擦材料用繊維条体は、太さ
190テツクス（太さの単位でグラム／1000mを表
わす）のガラス繊維１を３本束ねたものの長手方
向に太さ450デニールのレーヨンスフ糸２を巻き
つけたものを４本束ね、更にその回りの長手方向
に太さ0.15mmの真鍮線３を巻きつけたものであ
る。この摩擦材料用繊維条体をフエノール樹脂
（レゾールタイプ）に浸漬し、含浸時間を測定し
た結果２分10秒で完全に含浸し、樹脂浴より取り
出した後の樹脂付着率は約80％であつた。従来よ
り広く摩擦材料用繊維基材として広く用いられて
きたアスベストヤーン（太さ2300テツクス）の樹
脂含浸時間が４分13秒で樹脂保持率が約60％であ
る事を考慮すると、この摩擦材料用繊維条体は、
従来より用いられてきたアスベストヤーンよりさ
らに樹脂含浸性および樹脂保持性が良い事が分か
る。
190テツクス（太さの単位でグラム／1000mを表
わす）のガラス繊維１を３本束ねたものの長手方
向に太さ450デニールのレーヨンスフ糸２を巻き
つけたものを４本束ね、更にその回りの長手方向
に太さ0.15mmの真鍮線３を巻きつけたものであ
る。この摩擦材料用繊維条体をフエノール樹脂
（レゾールタイプ）に浸漬し、含浸時間を測定し
た結果２分10秒で完全に含浸し、樹脂浴より取り
出した後の樹脂付着率は約80％であつた。従来よ
り広く摩擦材料用繊維基材として広く用いられて
きたアスベストヤーン（太さ2300テツクス）の樹
脂含浸時間が４分13秒で樹脂保持率が約60％であ
る事を考慮すると、この摩擦材料用繊維条体は、
従来より用いられてきたアスベストヤーンよりさ
らに樹脂含浸性および樹脂保持性が良い事が分か
る。
本考案の摩擦材料繊維条体を構成する繊維は、
複数本の繊維により構成されてもよい。また、複
数本の繊維が複数本撚り合わせたものであつても
よいし、複数本を単に束ねたものでもよいし、複
数本を接着剤で結合したものであつてもよい。
複数本の繊維により構成されてもよい。また、複
数本の繊維が複数本撚り合わせたものであつても
よいし、複数本を単に束ねたものでもよいし、複
数本を接着剤で結合したものであつてもよい。
本考案において、ガラス繊維の長手方向にレー
ヨンスフ繊維を巻きつけることにより、またはレ
ーヨンスフ繊維の長手方向にガラス繊維を巻きつ
けることにより、樹脂保持性および樹脂含浸性が
良くなり、また、樹脂含浸時および後の束のばら
けを防ぎ、樹脂含浸作業性および摩擦材料の成形
作業性もよくするという効果を有する。また、摩
擦材料の摺動面における繊維の分散性を均等に
し、高品質の摩擦材料を得ることができるという
効果をも有する。
ヨンスフ繊維を巻きつけることにより、またはレ
ーヨンスフ繊維の長手方向にガラス繊維を巻きつ
けることにより、樹脂保持性および樹脂含浸性が
良くなり、また、樹脂含浸時および後の束のばら
けを防ぎ、樹脂含浸作業性および摩擦材料の成形
作業性もよくするという効果を有する。また、摩
擦材料の摺動面における繊維の分散性を均等に
し、高品質の摩擦材料を得ることができるという
効果をも有する。
第１図は本考案の摩擦材料用繊維条体の１例を
示したものである。 符号の説明、１……ガラス繊維、２……レーヨ
ンスフ、３……真鍮線。
示したものである。 符号の説明、１……ガラス繊維、２……レーヨ
ンスフ、３……真鍮線。
Claims (1)
- ガラス繊維の長手方向にレーヨンスフ繊維を巻
つけた繊維またはレーヨンスフ繊維の長手方向に
ガラス繊維を巻きつけた繊維を複数本束ね、その
束の長手方向にさらに、真鍮線又は亜鉛線を巻つ
けた後、合成樹脂を含浸させてなる摩擦材料用繊
維条体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980001235U JPS6321599Y2 (ja) | 1980-01-11 | 1980-01-11 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980001235U JPS6321599Y2 (ja) | 1980-01-11 | 1980-01-11 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56104927U JPS56104927U (ja) | 1981-08-15 |
| JPS6321599Y2 true JPS6321599Y2 (ja) | 1988-06-14 |
Family
ID=29598122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980001235U Expired JPS6321599Y2 (ja) | 1980-01-11 | 1980-01-11 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6321599Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5217778A (en) * | 1982-10-21 | 1993-06-08 | Raymark Industries, Inc. | Composite fiber friction facing |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50118066A (ja) * | 1974-03-11 | 1975-09-16 |
-
1980
- 1980-01-11 JP JP1980001235U patent/JPS6321599Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50118066A (ja) * | 1974-03-11 | 1975-09-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56104927U (ja) | 1981-08-15 |
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