JPS63215193A - カラ−映像信号変換方法及びその記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はカラー映像信号変換方法及びその記録再生装置
に係り、特にＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号をＰＡＬ方
式カラー映像信号に変換して、それをもとのＳＥＣＡＭ
方式カラー映像信号に変換してから出力するためのカラ
ー映像信号変換方法及びそれらの変換による記録再生装
置に関する。

（従来の技術） 周知の如く、現行のカラーテレビジョン方式は世界的に
統一されておらず、色信号の伝送形態に応じてＮＴＳＣ
方式、ＰＡＬ方式及びＳ　Ｅ　ＣＡＭ方式の３方式があ
り、国あるいは地域毎に所一定のカラーテレビジョン方
式を採用している。このうち、ＰＡＬ方式とＳＥＣＡＭ
方式は走査線数やフィールド周波数が夫々同一で、採用
する国も隣接又は近接している。

一方、現在のカラー映像信号を記録再生するヘリカルス
キャン方式ＶＴＲのうち、主流を占めるものは、カラー
映像信号から輝度信号と搬送色信号とを夫々分離し、輝
度信号で搬送波を周波数変調して得た被周波数変調輝度
信号（ＦＭ！Ｅｉ度信号）と、搬送色信号を上記ＦＭ輝
度信号の周波数帯域より低域側へ周波数変換して得た低
域変換搬送色信号とを周波数分割多重し、この周波数分
割多重信号を回転ヘッドにより磁気テープに記録し、再
生時には再生周波数分割多重信号に対して記録時と逆の
信号処理を行なって所定のカラーテレビジョン方式の再
生カラー映像信号を得る、所謂低域変換カラー記録再生
方式を採用していることは周知の通りである。

この低域変換カラー記録再生方式のＶＴＲでは、通常、
テープ利用効率向上のため、相隣る２本の記録トラック
は互いに異なるアジマス角度の回転ヘッドでガートバン
ド無く、又は小なる幅のガートバンドを設けて記録再生
するが、アジマス損失効果が少ない低周波数の低域変換
搬送色信号の隣接トラックからのクロストークが画質を
劣化させるので、何らかのクロストーク対策処理が行な
われる。

このクロストーク対策処理としては、ＮＴＳＣ方式カラ
ー映像信号やＰＡＬ方式カラー映像信号を前記の信号形
態に変換して記録再生するＶＴＲでは、本出願人が既に
特公昭５６−９０７３号公報及び持分１１１１５５−３
２２７３＠公報にて開示したように、被振幅変調波であ
る低域変換搬送色信号の色副搬送波を１水平走査期間（
１日）毎に一定方向に９０°ずつ推移させて記録し、再
生時は記録時と実質的に反対方向に色副搬送波を９０”
ずつ１Ｈ毎に推移させた再生搬送色信号を得て、それを
くし形フィルタを通すことによりクロストークの除去さ
れた再生搬送色信号を得る、所謂ＰＳ　（Ｐｈａｓｅ　
　５ｈｉｆｔ）方式が知うレテイル。

しかし、ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号を前記の信号形
態に変換して記録再生するＶＴＲでは、ＳＥＣＡＭ方式
カラ方式カラー映像信号色信号がＮＴＳＣ方式やＰＡＬ
方式のそれと異なり、被周波数変調波であり、また線順
次色差信号で搬送波を周波数変調して得た信号であるの
で、上記のＰＳ方式は採用できない。このため、上記の
ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号を記録再生する低域変換
カラー記録再生方式のＶＴＲでは、例えば本出願人が既
に特公昭５８−３°６８７６号公報等で開示したように
、搬送色信号を周波数逓降して記録し、再生時には再生
低域変換搬送色信号を周波数逓倍してもとの周波数帯域
１周波数偏移の再生搬送色信号を得ている。

しかし、このＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号を記録再生
するＶＴＲでは、特にテープ走行速度を遅くして長時間
の記録再生を行なう長時間モードでは、カラーエツジの
劣化が前記したＰＳ方式のＶＴＲに比べて目立つ。この
ため、ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号もＰＡＬ方式カラ
ー映像信号に変換してＰＳ方式により記録再生した方が
、再生カラー画質の向上となり、望ましいこととなる。

また、ＰＡＬ方式カラー映像信号が記録された磁気テー
プをＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号としても再生でき、
望ましい。

これによって、磁気テープには常にＰＡＬ方式カラー映
像信号が記録され、ＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ方式の両方式に
共通フォーマットが実現でき、よってソフトテープが共
通に使えるようになる。

かかる点に鑑み、ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号も磁気
テープ上ではＰＡＬ方式カラー映像信号として記録再生
するＶＴＲの記録系では、ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信
号をＰＡＬ方式カラー映像信号（特に搬送色信号）に変
換する変換装置が必要となり、再生系では再生ＰＡＬ方
式カラー映像信号をＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号（特
に搬送色信号）に変換する変換装置が必要となる。

ＳＥＣＡＭ方式搬送色信号をＰＡＬ方式の搬送色信号に
変換する第１の変換装置は、従来は入力ＳＥＣＡＭ方式
カラ方式カラー映像信号色信−号をｉト＋ａ延回路及び
その入出力信号を１日毎に切換えるスイッチ回路により
同時化した後、２つのＦＭ復調器に並列に供給してこれ
より同時化された２種の色差信号ＣＲ−Ｙ）及−び（Ｂ
−Ｙ）を夫々並列に取出し、更にこれら２種の色差信号
でＰＡＬ方式の色副搬送波周波数４．４３３６１９　Ｍ
ＩＩＺを搬送波抑圧直角二相振幅変調すると共に、色差
信号（Ｒ−Ｙ）の色副搬送波は１Ｈ毎に位相反転して両
信号を多重してＰＡＬ方式に準拠した搬送色信号を生成
していた。

また、ＰＡＬ方式搬送色信号からＳＥＣＡＭ方式の搬送
色信号を得る、従来の第２の変換装置は、入力ＰＡＬ方
式カラー映像信号中の搬送色信号から色差信号（Ｂ−Ｙ
）を変調信号とする第１の搬送色信号と色差信号（Ｒ−
Ｙ）を変調信号とする第２の搬送色信号とを、１日遅延
回路と、その入出力信号を加算する加算器と上記１日遅
延回路の入出力信号を減算する減算器とを用いて夫々分
離し、第１の搬送色信号はＡＭ復調して得た色差信号（
Ｂ−Ｙ）で４．２５　ＭＩＩＺの搬送波を周波数変調（
ＦＭ）１．、、て第１のＦＭ変調波を生成し、一方、第
２の搬送色信号は１日毎に位相反転した後ＡＭ復調して
得た色差信号（Ｒ−Ｙ）で４．４０６２５Ｍ　Ｈｚの搬
送波をＦＭして第２のＦＭ変調波を生成した後、これら
第１及び第２のＦＭ変調波をスイッチ回路により１Ｈ毎
に交互に選択出力してＳＥＣＡＭ方式搬送色信号として
出力するように構成されていた。

ここで、第１の変換装置の入力ＳＥＣＡＭ方式カラ方式
カラー映像信号色信号の色情報と、第１の変換装置の出
力ＰＡＬ方式搬送色信号の色情報と、第２の変換装置中
でＡＭ１１調された色差信号の色情報と、第２の変換装
置より取出されたＳＥＣＡＭ方式搬送色信号をテレビジ
ョン受ｆｉｌｌｌ（以下、ＴＶと記す）に供給し、その
ＴＶで復調して得た色差信号の色情報との相対関係につ
いて各ライン（走査線）毎にまとめると第４図に示す如
くになる。

同図中、「Ｓ→Ｐ」は第１の変換装置の出力ＰＡＬ方式
搬送色信号を示し、ｒＰＡＬ復調後」は第２の変換装置
中でＡＭＩｍされた色差信号（Ｒ−Ｙ）、（Ｂ−Ｙ）を
示し、ｒＴＶにおける５ＥＣＡｌＶＮＩ調後」は上記Ｔ
Ｖで復調した色差信号を示す。また、ｒＲＪは色差信号
（Ｒ−Ｙ）、ｒＢＪは色差信号（Ｂ−Ｙ）を示し、更に
、ｒＲＪ及びｒＢＪの直前の数字はラインナンバーを示
し、また、「Ｒ」直後の「０」及び「π」は色差信号（
Ｒ−Ｙ）の搬送波の位相がＯｏの場合と１８０゜の場合
とを夫々示す（以下、第５図も同様）。

第４図かられかるように、第２の変換装置でＡＭ復調さ
れて並列に取出される２種の色差信号（Ｒ−Ｙ）及び（
Ｂ−Ｙ）は、第１の変換装置よりのＰＡＬ方式搬送色信
号の現在の入力ラインナンバーの信号と１ライン館の信
号とを各々減尊及び加算して得られた搬送色信号をＡＭ
復調した信号であるから、第４図のｒＰＡＬ復調後」の
欄に示す如くになる。

ここで、このＰＡＬ復調後の２種の色差信号（Ｒ−Ｙ）
及び（Ｂ−Ｙ）は、第２の変換装置内において、その後
ＦＭ復調され、かつ、線順次信号に変換されて再びＳＦ
ＣＡＭ方式搬送色信号とされてからＳＥＣＡＭ方式のＴ
Ｖに供給されるが、上記線順次色差信号を構成する色差
信号として第４図のｒＰＡＬ復調後」の欄において四角
で囲んだ色差信号を選んだ場合は、ＴＶ内において復調
して得られる２種の色差信号と第１の変換装置の入力Ｓ
ＥＣＡＭ方式カラー映像信号中の搬送色信号を構成する
２１ａの色差信号とは、同一ラインにおいて同じ色差信
号となり（換言すると、第４図に示すように第１のフレ
ームの最初のラインは同種の色差信号となる）、四角で
囲まない色差信号を選んだ場合は、同一ラインにおいて
異なる種類の色差信号が得られることが第４図かられか
る。

前者の入出力が同一のカラーシーケンスである場合と、
後者の入出力が異なるカラーシーケンスの場合とは、ラ
ンダムに変換を行なうと、夫々が５０％の確率で発生す
ることになる。

（発明が解決しようとする問題点） しかるに、従来は第１の変換装置の入力ＳＦＣＡＭ方式
搬送色信号のカラーシーケンスと、出力ＰＡＬ方式搬送
色信号中のカラーバースト信号の位相との間には通常相
関がなく、また第２の変換装置における入力ＰＡＬ方式
搬送色信号中のカラーバースト信号の位相と出力ＳＦＣ
ＡＭ方式搬送色信号のカラーシーケンスとの間にも相関
がなかったので、前記した入出力が異なるカラーシーケ
ンスとなる確率が５０％で現われ、この場合は第４図か
られかるように、ＴＶ内の復調後において、２種の色差
信号の一方に他方の色差信号が混入したり、肉色差信号
共に入出力が同一のカラーシーケンスの場合よりも振幅
が大となるため、色相が急変する部分付近で、方式変換
のライン間のニジミの他に悪質なラインフリッカを生じ
るという問題点があった。

このことにつき更に具体的に第５図と共に説明する。い
ま、伝送するカラー映像信号の画像が各フレームにおい
て第１ラインから第３ラインまでが赤で、第４ラインか
ら第６２５ラインまでが青であるものとすると、第４図
にＩＲ，２Ｒ，３Ｒで示した色差信号（Ｒ−Ｙ）が存在
しくこれを“ｒ”と記す）、ＩＢ、２Ｂ、３Ｂで示した
色差信号（Ｂ−Ｙ）は存在しない（これを“０″と記す
）。

同様に４Ｒ〜６２５Ｒで示した各ラインの色差信号（Ｒ
−Ｙ）は存在せず、４Ｂ〜６２５Ｂで示した各ラインの
色差信号（Ｂ−Ｙ）は存在する（これを“ｂ″と記す）
。従って、第４図を書き改めると、第５図に示す如くに
なる。

第５図において、ｒＴＶにおけるＳＥＣＡＭ復調後」の
欄の破線で囲んだ部分は、第３ラインと第４ラインとの
色相が急変する部分付近に現われる色フリツカ領域を示
す。２つの色フリツカ領域は原信号の色相と異なる色相
であるか、振幅が他の同一色相の領域と異なる領域であ
り、画面上、色ニジミが点滅して見える。

第５図のｒＰＡＬ復講侵」の欄に四角で囲んだ色差信号
の方を伝送する、前記した入出力が同一のカラーシーケ
ンスの場合と、四角で囲んでいない色差信号の方を伝送
する、前記した入出力が異なるカラーシーケンスの場合
の両者のフリッカ領域について比較すると、フリッカ領
域幅はどちらでも３ラインで同じであるが、入出力が同
一のカラーシーケンスの場合では色差信＠（Ｒ−Ｙ）に
ｒのみ、（Ｂ−Ｙ）にはｂのみ現われるのに対し、入出
力が異なるシーケンスでは色差信号（Ｒ−Ｙ）に異なる
色相のｂが混入し、色差信号（Ｂ−Ｙ）にも異なる色相
のｒが混入する。

また、入出力が異なるカラーシーケンスの場合は°’２
ｘｂ＋ｒ”、”　２　ｘ　ｒ　＋　ｂ　”で示す、振幅
が最大［３丁になり得るラインが２ライン続き、これは
入出力が同一のカラーシーケンスの振幅の最大値「２」
に比し大である。更に、第１フレームと第２フレームの
フリッカ領域での差を考えると、入出力が同一のカラー
シーケンスでは第５ラインにおける２種の色差信号はｒ
、ｂと小振幅であるのに対し、入出力が異なるシーケン
スでは第５ラインにおける２種の色差信号は“２ｘｒ＋
ｂ”、”２Ｘｂ＋ｒ”なる大振幅となり、これが悪質な
フリッカの原因になる。

以上より、入出力が異なるカラーシーケンスの場合は、
入出力が同一のカラーシーケンスの場合にくらべて悪質
なフリッカが生じてしまう。従来は前記したように、意
図的に上記の入出力を同一のカラーシーケンスとするよ
うにしていなかったので、上記悪質のフリッカが５０％
の確率で発生するという問題点があった。

そこで、本発明は上記した従来の技術に鑑みて発明され
たもので、常に入出力が同一のカラーシーケンスとなる
ような変換を行なうことができるカラー映像信号変換方
法及びその記録再生装置を提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段）　一 本発明は上記の目的を達成するために、入力ＳＥＣＡＭ
方式カラー映像信号をＰＡＬ方式カラー映像信号に変換
して、それをもとのＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号に変
換してから出力するためのカラー映像信号変換方法であ
って、前記ＰＡＬ方式カラー映像信号に変換されるべき
前記ＳＥＣＡＭ方式カラ方式カラー映像信号色号におけ
るブランキング期間内に、このカラー映像信号中の搬送
色信号のカラーシーケンスを判別するための中１別信号
を付加するようにしたことを特徴とするカラー映像信号
変換方法を提供するものであり、また、ＳＦＣＡＭ方式
カラー映像信号をＰＡＬ方式カラー映像信号に変換して
記録媒１体に記録し、それを再生してもとのＳＥＣＡＭ
方式カラー映像信号に変換してから出力するカラー映像
信号記録再生装置であって、前記記録媒体に記録される
べき前記ＳＥＣＡＭ方式カラ方式カラー映像信号色信号
のカラーシーケンスを判別するための判別信号を発生し
、この判別信号を前記記録媒体に記録されるべき前記Ｓ
ＥＣＡＭ方式カラ方式カラー映像信号色号におけるブラ
ンキング期間内に付加する手段と、前記記録媒体から再
生した前記カラー映像信号に付加された判別信号を判別
し、前記記録媒体に記録されるべき前記ＳＥＣＡＭ方式
カラ方式カラー映像信号色信号のカラーシーケンスと同
一のカラーシーケンスのＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号
に変換する手段とを設けたことを特徴とするカラー映像
信号記録再生装置を提供するものである。

（実　施　例） 本発明になるカラー映像信号変換方法及びその記録再生
装置の一実施例について、以下に図面と共に説明する。

まず、本発明になるカラー映像信号変換方法について説
明する。

第１図（ａ）は入力されるＳＥＣＡＭ方式カラー映像信
号を示す波形図である。

そして、このＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号は、ＰＡＬ
方式カラー映像信号に変換されてから、例えばビデオテ
ープなどの記録媒体に記録され、その時、第１図（ｂ）
に示すように、この変換されたＰＡＩ一方式カラー映像
信号中の輝度信号におけるブランキング期間内である、
例えばフロントポーチに、１水平走査期聞く以下、Ｈと
記す）おきにバースト信号が判別信号（゛印″）として
付加される。

この判別信号はカラー映像信号中の搬送色信号のカラー
シーケンスを判別するためのものである。

この場合、第１図（ａ）の入力されるＳＥＣＡＭ方式カ
ラ方式カラー映像信号色号（Ｂ−Ｙ）のカラーシーケン
スのラインに、カラーシーケンスを判別するための判別
信号であるバースト信号を付加している。

そして、ビデオテープに記録されたＰＡＬ方式カラー映
像信号が再生され、それがＳＥＣＡＭ方式カラー映像信
号に変換される際に、ビデオテープ（記録媒体）上のＰ
ＡＬ方式カラー映像信号中の輝度信号において、そのフ
ロントポーチにバースト信号が付加されたラインについ
ては、ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号に変換した後、色
差信号（Ｂ−Ｙ）のカラーシーケンスになるようにして
いる。

なお、前記したカラーシーケンスを判別するための判別
信号及びそれを付加する部分ば、入出力が同一のカラー
シーケンスになるならば、カラー映像信号中の輝度信号
におけるブランキング期間内ならば、どこでも良い。

例えば、上記のバースト信号の代わりに１Ｈおきにパル
スを付加しても良く、また、１Ｈ毎にその位相を反転し
たバースト信号を付加しても良い。

次に、本発明になるカラー映像信号記録再生装置につい
て説明する。

第２図は本発明になるカラー映像信号記録再生［ｉの記
録系のブロック系統図である。

同図において、入力端子１に入来したＳＥＣＡＭ方式カ
ラー映像信号は低域フィルタ（ＬＰＦ　”）　２に供給
される。

低域フィルタ（ＬＰＦ　）　２は入力カラー映像信号か
ら搬送色信号を除去し、輝度信号を取出す働きをする。

従って、そのカットオフ周波数は、例えば２．５ＭＨ２
以上に選ばれる。

低域フィルタ（ＬＰＦ　）　２から出力された輝度信号
は、ＡＧＣ回路３に供給され、そのレベルが適正な値に
自動的に調整され、更に、デビエーション調整され、ク
ランプ回路４に供給される。

クランプ回路４で同期信号部分を一定の直流電圧値に抑
え込まれ、プリエンファシス回路５及びクリップ回路６
で高域が強調され、オーバーシュートがクリップされて
ＦＭ変調器７に供給される。

一方、入力端子１からのＳＥＣＡＭ方式のカラー映像信
号は帯域フィルタ（ＢＰＦ　）　８に供給されて搬送色
信号が取出される。この帯域フィルタ（ＢＰＦ　）　８
は、例えば３．５８　ＭＢ２を中心に±５００ｋＨ２の
帯域が必要である。

帯域フィルタ（ＢＰＦ　）　８から出力された搬送色信
号は、５ＥＣＡＨ力ラーシーケンス検出回路９に供給さ
れて、カラーシーケンスが検出され、シーケンス検出信
号がシーケンス検出用判別信号発生器１０に供給される
。

このシーケンス検出用判別信号発生器１０は、供給され
るシーケンス検出信号に基いてバースト信号などのカラ
ーシーケンスを判別するための判別信号を発生し、この
発生した判別信号（バースト信号）を、ＦＭ変調器７に
供給される前の輝度信号のフロントポーチなどのブラン
キング期間内に付加する。

ＦＭ変調器７で周波数変調されたＦＭ輝度信号は、高域
フィルタ１１に供給され、ここで搬送色信号が重畳され
る低域に存在するＦＭｉｌｉ度信号の側波域が除去され
た後、記録増幅器１２に供給される。

また一方、帯域フィルタ（ＢＰＦ　）　８から出力され
た搬送色信号は、５ＥＣＡＨ→ＰＡＬ変換器１３に供給
されてＳＥＣＡＭ方式搬送色信号からＰＡＬ方式搬送色
信号に変換された後、低域に変換されて、低域変換搬送
色信号として記録増幅器１２に供給される輝度信号の低
域に重畳される。

記録増幅器１２の出力は、回転トランス１４を介してビ
デオヘッド１５に供給され、図示しない磁気テープ（ビ
デオテープ）にＰＡＬ方式カラー映像信号が記録される
。

第３図は本発明になるカラー映像信号記録再生￥ＲＭの
再生系のブロック系統図である。

同図において、ビデオヘッド１５で図示しない磁気テー
プから再生されたＰＡＬ方式カラー映像信号は、回転ト
ランス１４を介して前置増幅器１６．１６に供給され、
ここで増幅された後、チャンネルスイッチャ１７に供給
される。

チャンネルスイッチャ１７は、２系統ある前置増幅器１
６．１６の出力を交互に切換えて高域フィルタ１８に出
力するものである。

高域フィルタ１８は、チャンネルスイッチャ１７からの
出力から低域変換搬送色信号を除去し、ＦＭ輝度信号だ
けを取出す働きをする。

高域フィルタ１８の出力は、ドロップアウト補懺回路（
ＤＯＣ）１９でドロップアウトが補償され、更にリミッ
タ２０で再生出力に含まれるレベル変動が除去された後
、ＦＭ復調器２１に供給される。

ＦＭ復調器２１は、供給されるＦＭ１度信号を輝度信号
に復調する。そして、復調された輝度信号はデエンファ
シス回路２２を介してシーケンス検出用判別信号判別回
路２３に供給され、シーケンス検出用の判別信号が判別
される。

デエンフ？シス回路２２は、第２図に示す記録系のプリ
エンファシス回路５と逆の特性の回路である。

シーケンス検出用判別信号判別回路２３の出力（輝度信
号）は、判別信号除去回路２４に供給され、ここで、記
録系で輝度信号に付加された“印（バースト信号）″が
除去され、更に、低域フィルタ２５、ノイズ軽減回路２
６を介して出力回路２７に供給される。

一方、入力端子２８には、磁気テープから再生されたＰ
ＡＬ方式カラー映像信号から得られるＰＡＬ方式搬送色
信号が入来し、これはＰＡＬ復調器２９に供給され、こ
こでＡＭ復調されることにより、色差信号（Ｂ−Ｙ）、
（Ｒ−Ｙ）が得られる。

そして、これが５ＥＣＡＨ変調器３０に供給され、ここ
で色差信号（Ｂ−Ｙ）、（Ｒ−Ｙ）はそれらの各搬送波
を周波数変調してＦＭ変調波に変換されるが、その際に
シーケンス検出用判別信号判別回路２３から供給される
シーケンス検出用の判別信号に基いて変換される。

そして、５ＥＣＡＨ変訓器３ｏの出力は、出力回路２７
に供給される輝度信号に混合される（ＹＣ混合）。

出力回路２７から出力されたＳＥＣＡＭ方式カラー映像
信号は、出力端子３１から出力される。

ここで、入力端子１に入来するＳＥＣＡＭ方式搬送色信
号のカラーシーケンスと出力端子３１へ出力されるＳＥ
ＣＡＭ方式搬送色信号のカラーシーケンスとは同一にな
る。

なお、シーケンス検出用判別信号発生器１０で発生され
るシーケンス検出用の判別信号及びそれを付加する部分
は、入出力のカーラーシーケンスさえ同一になるならば
任意で良い。例えば、上記のバースト信号の代わりに１
Ｈおきにパルスを付加しても良く、また、１Ｈ毎にその
位相を反転したバースト信号を付加しても良い。

（発明の効果） 以上の如く、本発明になるカラー映像信号変換方法及び
その記録再生装置によれば、カラー映像信号をＳＥＣＡ
Ｍ方式、ＰＡＬ方式及びＳＥＣＡＭ方式の順で変換した
時に、入力ＳＥＣＡＭ方式力゛ラー映像信号と出力ＳＥ
ＣＡＭ方式カラー映像信号とのカラーシーケンスの一致
した適切な変換を常に行なうことができ、また、ビデオ
テープなどの記録媒体には常にＰＡＬ方式カラー映像信
号が記録され、ＰＡＬ／ＳＥＣＡＭ方式の両方式に対応
できて互換性を有し、例えばソフトテープが共通に使え
るビデオテープレコーダなどのカラー映像信号記録再生
装置を実現でき、更にまた、ビデオテープなどの記録媒
体には常にＰＳ方式により信号処理したＰＡＬ方式カラ
ー映像信号が記録されるので、クロストークの除去に有
利になるといった特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜同図（Ｃ）は本発明になるカラー映像信
号変換方法について説明するための波形図、第２図は本
発明になるカラー映像信号記録再生装置の記録系のブロ
ック系統図、第３図は本発明になるカラー映像信号記録
再生装置の再生系のブロック系統図、第４図は搬送色信
号をＳＥＣＡＭ方式、ＰＡＬ方式及びＳＥＣＡＭ方式の
順で変換したときの各過程での色情報及び最終出力ＳＥ
ＣＡＭ方式搬送色信号が供給されるテレビジョン受像磯
内の１１色情報の相対関係を示す図、第５図は第４図の
具体例を示す図である。 １・・・ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号入力端了、２・
・・低域フィルタ（ＬＰＦ　）　、３・・・ＡＧＣ回路
、４・・・クランプ回路、５・・・プリエンファシス回
路、６・・・クリップ回路、７・・・ＦＭ変調器、８・
・・帯域フィルタ（ＢＰＦ）、 ９・・・５ＩＥＣＡＨ力ラーシーケンス検出回路、１０
・・・シーケンス検出用判別信号発生器、１１・・・高
域フィルタ、１２・・・記録増幅器、１３・・・５ＥＣ
ＡＨ→ＰＡＬ変換器、１４・・・回転トランス、１５・
・・ビデオヘッド、１６・・・前置増幅器、１１・・・
チャンネルスイッチャ、１８・・・高域フィルタ、１９
・・・ドロップアウト補償回路（ＤＯＣ）、２０・・・
リミッタ、２１・・・ＦＭ復調器、２２・・・デエンフ
７シス回路、 ２３・・・シーケンス検出用判別信号判別回路、２４・
・・判別信号除去回路、２５・・・低域フィルタ、２６
・・・ノイズ軽減回路、２７・・・出力回路、２８・・
・ＰＡＬ方式搬送色信号入力端子、２９・・・ＰＡＬ復
講器、３０・・・５ＥＣＡＨ変調器、３１・・・ＳＥＣ
ＡＭ方式カラー映像信号出力端子。 ッーヶシス　　　　　　　　（Ｅｌ−Ｙ）　　　　　　
　　（θ−Ｙ）　　　　　　　　（Ｒ−Ｙ）　　　、　
　　　−（Ｆ３７Ｙ）第１　図 ６、補正の内容 手続補正書 昭和６２年７月３　日 １、事件の表示 昭和６２年特許願第４７６１６号 ２、発明の名称 カラー映像信号変換方法及びその記録再生装置３、補正
をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　神奈川県横浜市神奈用区守屋町３丁目１２番地自
発補正 ５、補正の対象 明ｌｌＩ書の特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の
欄及び図面 正する。 （１）明Ｉｌｌ書の特許請求の範囲の記載を別紙の通り
補正する。 （２）明細書、第８頁第４行の「従来は」を「従来例え
ば」と補正する。 （３）同、第８頁第１８行の「入力」を「例えば入力」
と補正する。 （４）同、第１２頁第１１行〜同第１９行の「入出力が
異なる・・・・・・問題点があった。」を次の通り補正
する。 ［２種のカラーシーケンスが５０％の確率で現われ、こ
の場合ＴＶ内の復調後において、色相が急変する部分付
近で、方式変換によるライン間のニジミやラインフリッ
カの特性が異なる２種の状態を招くものであった。」 （５）同、第１３頁第１６行〜同第１７行の「２つの色
フリ・・・・・・色相であるか、」を「これは」と補正
する。 （６）同、第１４頁第５行〜同第１８行の［どちらでも
３ライン・・・・・・ケンスでは第５う］を次の通り補
「入出力が同一のカラーシーケンスの場合３ライン、入
出力が異なるカラーシーケンスの場合２ラインであるが
、入出力が同一のカラーシーケンスでは第６う」 （７）同、第１５頁第１行〜同第１０行の「“２ｘｒ＋
ｂ”、　　“”ｌ　ｘ　ｂ　＋　ｒ　”なる・・・・・
・で発生するという問題点があった。」を次の通り補正
する。 「“２Ｘｒ”、”２ｘｂ”なる大振幅となる。 従来は前記したように、意図的に上記の入出力を予め定
めた一定のカラーシーケンスとするようにしていなかっ
たので、ニジミのライン数及びフリッカの特性の異なる
２つの状態が５０％の確率で発生するという問題点があ
った。」 （８）同、第１５頁第１２行及び第１８頁第２０行の「
同一」をそれぞれ「予め定めた一定」と補正する。 （９）同、第１７頁第１行の「と同一」を「に対し予め
定めた一定」と補正する。 （１０）同、第２０頁第９行の「３．５８　ｊを［４，
２８Ｊと補正する。 （１１）同、第２４頁第６行及び同第１０行の「同一」
をそれぞれ「一定」と補正する。 （１２）同、第２４頁第２０行「の一致」を「を一定と
」と補正する。 （１３）同、第２５頁第１行の「・・・なうことができ
、」と「また、ビデオテープ・・・」との間に次の字句
を挿入する。 ［従来のように、色相が急激に変化する画像部分付近で
のニジミやフリッカの特性が異なる２種の状態が５０％
の確率で現われるのを防止でき、」（１４）図面、第４
図及び第５図をそれぞれ別紙の通り補正する。 以　　上 特許請求の範囲 ［（１）　　入力ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号をＰＡ
Ｌ方式カラー映像信号に変換して、それをもとのＳＥＣ
ＡＭ方式カラー映像信号に変換してから出力するための
カラー映像信号変換方法であって、前記ＰＡＬ方式カラ
ー映像信号に変換されるべき前記ＳＥＣＡＭ方式カラ方
式カラー映像信号色号におけるブランキング期間内に、
このカラー映像信号中の搬送色信号のカラ、−シーケン
スを判別するための判別信号を付加するようにしたこと
を特徴とするカラー映像信号変換方法。 ■　カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケンス
を判別するための判別信号は、１水平走査期間おきに付
加されるバース１へ信号またはパルスである特許請求の
範囲第１項記載のカラー映像信号変換方法。 ■　カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケンス
を判別するための判別信号は、１水平走査ＷＪ間毎にそ
の位相が反転されて付加されるバースト信号である特許
請求の範囲第１項記載のカラー映像信号変換方法。 （４）　　Ｓ　Ｅ　ＣＡ　Ｍ方式カラー映像信号をＰＡ
Ｌ方式カラー映像信号に変換して記録媒体に記録し、そ
れを再生してもとのＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号に変
換してから出力するカラー映像信号記録再生装置であっ
て、 前記記録媒体に記録されるべき前記Ｓ　Ｅ　ＣＡＭ方式
カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケンスを判
別するための判別信号を発生し、この判別信号を前記記
録媒体に記録されるべき前記ＳＥＣＡＭ方式カラ方式カ
ラー映像信号色号におけるブランキング期間内に付加す
る手段と、前記記録媒体から再生した前記カラー映像信
号に付加された判別信号を判別し、前記記録媒体に記録
されるべき前記ＳＥＣＡＭ方式カラ方式カラー映像信号
色信号のカラーシーケンスｍヱヱＬ立亙ニュのカラーシ
ーケンスのＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号、に変換する
手段とを設けたことを特徴とするカラー映像信号記録再
生装置。 （５）　　カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシー
ケンスを判別するための判別信号は、１水平走査期間お
きに付加されるバースト信号またはパルスである特許請
求の範囲第４項記載のカラー映像信号記録再生装置。 ■　カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケンス
を判別するための判別信号は、１水平走査期ｉ２！ｌｆ
Ｂにその位相が反転されて付加されるバースト信号であ
る特許請求の範囲第４項記載のカラー映像信号記録再生
装置。」

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）入力ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号をＰＡＬ方式
   カラー映像信号に変換して、それをもとのＳＥＣＡＭ方
   式カラー映像信号に変換してから出力するためのカラー
   映像信号変換方法であって、前記ＰＡＬ方式カラー映像
   信号に変換されるべき前記ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信
   号中の輝度信号におけるブランキング期間内に、このカ
   ラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケンスを判別
   するための判別信号を付加するようにしたことを特徴と
   するカラー映像信号変換方法。
2. （２）カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケン
   スを判別するための判別信号は、１水平走査期間おきに
   付加されるバースト信号またはパルスである特許請求の
   範囲第１項記載のカラー映像信号変換方法。
3. （３）カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケン
   スを判別するための判別信号は、１水平走査期間毎にそ
   の位相が反転されて付加されるバースト信号である特許
   請求の範囲第１項記載のカラー映像信号変換方法。
4. （４）ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号をＰＡＬ方式カラ
   ー映像信号に変換して記録媒体に記録し、それを再生し
   てもとのＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号に変換してから
   出力するカラー映像信号記録再生装置であって、 前記記録媒体に記録されるべき前記ＳＥＣＡＭ方式カラ
   ー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケンスを判別す
   るための判別信号を発生し、この判別信号を前記記録媒
   体に記録されるべき前記ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号
   中の輝度信号におけるブランキング期間内に付加する手
   段と、 前記記録媒体から再生した前記カラー映像信号に付加さ
   れた判別信号を判別し、前記記録媒体に記録されるべき
   前記ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号中の搬送色信号のカ
   ラーシーケンスと同一のカラーシーケンスのＳＥＣＡＭ
   方式カラー映像信号に変換する手段とを設けたことを特
   徴とするカラー映像信号記録再生装置。
5. （５）カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケン
   スを判別するための判別信号は、１水平走査期間おきに
   付加されるバースト信号またはパルスである特許請求の
   範囲第４項記載のカラー映像信号記録再生装置。
6. （６）カラー映像信号中の搬送色信号のカラーシーケン
   スを判別するための判別信号は、１水平走査期間毎にそ
   の位相が反転されて付加されるバースト信号である特許
   請求の範囲第４項記載のカラー映像信号記録再生装置。