JPS63214393A - 活性汚泥の硬化処理法 - Google Patents

活性汚泥の硬化処理法

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JPS63214393A
JPS63214393A JP62046770A JP4677087A JPS63214393A JP S63214393 A JPS63214393 A JP S63214393A JP 62046770 A JP62046770 A JP 62046770A JP 4677087 A JP4677087 A JP 4677087A JP S63214393 A JPS63214393 A JP S63214393A
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activated sludge
sludge
treatment
treated
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皆方 久吉
Takehiko Takano
剛彦 高野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、活性汚泥の硬化処理法に関するものであり、
更に詳細には、担体に付着させた活性汚泥を糊料処理し
、硬化させて、担体と活性汚泥とを強固に結合せしめる
方法に関するものである。
このようにして得られた硬化活性汚泥を使用すれば、特
に下水処理を有利に実施することができ、したがって本
発明は、下水処理技術、公害防止技術の産業分野におい
て重要な役割を果すものである。
(従来の技術) 活性汚泥法による下水処理において、活性汚泥を担体に
固定することができれば、活性汚泥濃度を高めることが
できるので高負荷処理が可能となるし1粒子の沈降速度
を高めることができるので固液分離が容易となり、非常
に効率よく低コストで下水処理を実施することができる
はずである。
しかしながら、このような活性汚泥の固定化において、
攪拌や振動といった機械的力を及ぼしても活性汚泥を遊
離することなく強固に結合し且つ活性汚泥の活性には全
く影響を与えることのない方法は開発されておらず、結
局、上記したような理想的な下水処理は実施できていな
いのが技術の現状である。
(発明の目的) 本発明はこのような技術の現状に鑑みてなされたもので
あって、上記した新規にして有用な担体と活性汚泥との
強固な結合方法を開発し、これを用いて更に効率よく下
水処理を行なう新規な方法を開発する目的でなされたも
のである。
(発明の構成) 本発明は上記目的を達成するためになされたものであっ
て、物理化学、生化学、生物学、微生物学、無機化学そ
の他各種の分野から検討した結果。
発想の根本的転換をはかる必要を認めた。そして。
従来から行われている担体と汚泥との直接結合の面の検
討ではなく、担体と汚泥を付着せしめた後の処理に着目
するに到った。このように、後処理について着目された
例は今まで知られておらず、本発明は、そもそも発想の
出発点自体が既に新規であり、非常に特徴的である。
そこで、担体と汚泥を付着せしめた後の処理について鋭
意検討した結果、糊料処理が有用であるとの知見を得た
。そして、この新知見を基礎として更に研究し、遂に本
発明の完成に到ったのである。
担体と汚泥とを接触させると、特別の処理を施さなくて
も両者は自然に結合する場合が多いので、本発明を実施
するに当っては、両者を自然結合させ、これを糊料で処
理して硬化させれば、担体と汚泥とを強固に結合硬化さ
せることができ、所期の目的が達成される。
しかしから、更にこれらの結合を強固ならしめるために
は、担体と汚泥との結合を自然のままに任ねるのではな
く、両者を人工的に処理するのが更に好ましい。そこで
、この点について鋭意研究した結果、担体及び/又は汚
泥を帯電させることにより、両者が強固に結合すること
が判明した。
そして、このようにして担体に固定化された汚泥は、糊
料によって更に硬化させても、各種活性は全く低下する
ことなくしかも担体に強固に固定化されていることも併
せて確認した。
このように1本発明に係る糊料処理に先立って、汚泥及
び/又は担体の帯電処理を主体とする結合処理を前処理
ないし予備処理として行うと、汚泥の固定化に特に好都
合である。
該前処理は次のようにして行う。
先ず、固定化用担体としては、無機物、有機物、低分子
物質、高分子物質、天然物、合成物のいずれもが広く使
用でき、その例としては次のものが列挙される:砂、珪
砂、貝化石、クリストバル石、活性炭、ゼオライト、石
炭、コークス粒、鉄粉、磁鉄鉱、粘土鉱物(モンモリロ
ナイト、ベントナイト、酸性白土、カオリナイト等)、
多孔性ガラス、アルミナ、シリカゲル、ヒドロキシルア
パタイト、リン酸カルシウムゲル;ポリスチレン、ナイ
ロン、ポリウレア、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリ
アクリルアミドゲル、ポリアクリレート、ケイ素樹脂、
ポリビニルアルコールゲル、各種共重合体といった合成
樹脂;デンプン、コンニャク粉、寒天、アガロースゲル
、グルテン、セルロース、DEAE (又はIIEAA
、 TEAE、 CM)−セルロース。
セルロースエステル等の天然物;担体は、これらに限定
されるものではなく、各種のものが広く使用される。
担体の大きさ、形状は必要に応じて適宜選択するもので
あり、球状、棒状、角状、中空状、膜状、筒状、ホロー
ファイバー状等に成形できる。その表面は滑面としても
よいし、付着性を向上させるために粗面としたり、また
、多孔質にしたりしてもよい。担体の種類も目的に応じ
て選択するの′が良いが、活性汚泥を固定する場合には
、大量に使用するために価格が問題となり且つ撹拌や振
動等の機械的処理にも耐えねばならないので、珪砂、貝
化石、クリストバライト、活性炭5ゼオライトといった
無機系の担体が好都合であるが、これらのものに限定さ
れるものではなく、その他有機系の担体も適宜使用でき
る。
本発明においてはこの担体をカチオンまたはアニオンに
帯電せしめると、汚泥の付着が改良されるので、帯電処
理する方法が推奨される。この場合、アニオンに*mせ
しめてもカチオンに帯電せしめてもよいが、以下、カチ
オンに帯電せしめる場合を例にとって説明する。
本発明の好適例にしたがって担体をカチオンに帯電せし
めるためには、担体を高分子凝集剤で処理するのである
。高分子凝集剤としては、分子量500〜1500万、
好適には1000〜1000万のカチオン性高分子凝集
剤が使用され、その例としては次のものが挙げられる。
○ポリジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート ○ポリジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート
−ポリアクリルアミド共重合物 Oポリエチレンイミン (CH,CH,NH胎 ○キトサン ○ポリビニルピリジン塩酸塩 ○ビニルピリジン共重合物塩 上記のように担体をカチオン性高分子凝集剤で処理すれ
ば、担体が直接カチオン化される。しかしながら、カチ
オン処理した担体を乾燥し又は乾燥することなくアニオ
ン性高分子凝集剤で処理すると、カチオン化されるだけ
でなく1両者が反応して水不溶性の繊維状析出物が担体
表面に生成するので、このような処理も有利である。こ
のようにして、必要あれば、カチオン性及びアニオン性
高分子凝集剤処理を多数回くり返して、全体として担体
をカチオン性に帯電させることもでき、しかも生成した
繊維状物によって活性汚泥を更に強固に結合固定するこ
ともできる。
これらの高分子凝集剤は、上記したように交互に層状に
処理してもよいし、これらで担体を同時に処理して、担
体表面上にカチオンとアニオンとを混在せしめるように
してもよい。ただ、カチオン性高分子凝集剤とアニオン
性高分子凝集剤とを併用する場合には、併用した後、全
体として帯電性がカチオンとなるようにその使用比率を
調整しなければならない。また、その使用比率を変える
ことによって、活性汚泥の性質や下水処理の性質に応じ
て、カチオン帯電性の強度を適正値にもっていくことが
できる。カチオン性高分子凝集剤のみを使用する場合で
あっても、その使用量及び/又はその種類を変えること
によって、同じくカチオン帯電性の強度を適正な範囲に
調節することができる。
陰イオン性高分子凝集剤としては、分子量500〜15
00万、好適には1000〜1000万のアニオン性高
分子凝集剤を使用するのが良く、次のものが例示される
○ポリアクリル酸塩 Oポリ(アクリルアミド−アクリル酸塩)共重合物 Qアルギン酸ナトリウム ○マレイン酸共重合物塩 このようにしてカチオン処理した担体は、活性汚泥と接
触せしめて、担体上に汚泥を付着凝集せしめる。この場
合、担体はカチオン処理されているので、無処理の場合
よりも汚泥の付着凝集が促進強化される。
カチオン処理した担体に汚泥を付着せしめる際、上記の
ように無処理の汚泥を該担体と接触せしめてもよいが、
活性汚泥を予じめアニオン処理しておき、しかる後にカ
チオン処理した担体と接触せしめるという従来未知の新
規な手段を採ると、非常に良い結果が得られる(担体を
帯電させる際、上記とは逆にアニオン処理した場合には
、汚泥をカチオン処理することは当然のことである。)
本発明においては、担体と活性汚泥との結合をより有利
に行うために、担体のカチオン化のみでなく、活性汚泥
の方はアニオン化するという全く新規な技術を採用し且
つこれらの技術を併用するものである。活性汚泥のアニ
オン化は、アニオン源を汚泥と混合接触せしめたり、イ
オン交換樹脂で処理したり、また、前記したアニオン性
高分子凝集剤と接触せしめたりして行うが、他のアニオ
ン化処理も適宜必要に応じて行うことができる。
カチオン化担体とアニオン化活性汚泥による活性汚泥の
固定化処理の具体的態様は、次のとおりである。
方法1 砂等の担体に、カチオン性高分子凝集剤の水溶液を添加
して、混合し、30〜150℃で乾燥すると、担体表面
に高分子凝集剤が付着する。
一方、固定化しようとする活性汚泥にあらかじめ、アニ
オン性高分子水溶液を添加し充分に混合しておく。これ
に上記により処理した担体を投入し撹拌すると、担体の
表面のカチオンは、活性汚泥を凝集付着させると同時に
、アニオンと不溶性の繊維状反応物を作るので、活性汚
泥はカチオンの凝集作用と、繊維物の包括安定化の両作
用により非常に安定化する。
方法2 上記カチオン処理を行なった担体に、アニオン性高分子
凝集剤の水溶液を添加して混合すると、担体表面に付着
したカチオン性高分子凝集剤とアニオンが反応して、水
不溶性の繊維状析出物が担体表面に生成する。この場合
、アニオンの量は、カチオンとの反応当量と同じか少な
い量とする。
次いで、30〜150℃で乾燥すると、担体粒子表面に
は、カチオンとそれを包括する繊維状反応物が付着し、
方法lの場合よりもカチオンが更に強固に担体に付着す
る。
一方、固定化しようとする活性汚泥にあらかじめ、アニ
オン性高分子水溶液を添加し充分に混合しておく。これ
に上記により処理した担体を投入し撹拌すると、担体の
表面のカチオンは、活性汚泥をig菜付着させると同時
に、アニオンと不溶性の繊維状反応物を作るので、活性
汚泥はカチオンの凝集作用と、繊維物の包括安定化の両
作用により非常に安定化する。
ただこの場合は、活性汚泥自体もアニオン化されている
ので、カチオン化担体との反応が更に迅速に行なわれて
活性汚泥と担体との結合固定化がきわめて短時間に行わ
れる。また、この方法によれば、担体と、活性汚泥との
結合が更に強固なものとなり、しかもそれにもかかわら
ず活性汚泥の活性の低下率が極端に低下し且つ活性汚泥
の増殖が更に大巾に増加する。そのメカニズムの詳細は
今後の研究にまたねばならないが、先ず第1に、担体上
のカチオンとアニオン性高分子凝集剤のアニオンとが反
応して水不溶性の繊維状析出物が生成し、担体にカチオ
ンが強力に結合固定される。
次に第2に、これを7ニオン処理した活性汚泥中に投入
し撹拌すると、アニオン処理を行なわない活性汚泥の場
合よりも更に、両者の付着力が増加するのみでなく水不
溶性の繊維状反応物の生成が更に促進増強されて活性汚
泥が迅速に凝集付着し。
また該繊維状物の包括安定化作用によって活性汚泥と担
体とが更に強固に結合固定化される。つまりこの方法に
よれば、活性汚泥と担体とが上記したように第1及び第
2の作用によって二重に処理されて1両者間の結合が更
に強固なものとなると推定される。
担体の粒径は、担体の種類、その形状、固定化すべき活
性汚泥の種類、目的等によっても相違するが、小球状と
した場合は0.001〜10mm程度が好ましく、特に
好ましい範囲は、  O,OS〜0.3+m程度である
が、この範囲に限定されるものではなく、必要に応じて
適宜選択する。
これらの高分子凝集剤は、これを水溶液若しくはペース
ト状とした後これに担体を加えて混合撹拌してもよいし
、それとは逆に、担体に該水溶液若しくはペーストを加
えて混合撹拌しても、また担体にスプレーしたり滴下し
ても、高分子凝集剤を担体に付着せしめ、担体をカチオ
ン化することができる。
これらの高分子凝集剤は、これを水溶液として使用する
場合には、0.05〜5w/v%、好ましくは0.1〜
1 、 Ow/v%とするのがよく、高分子を粉末の状
態で担体と混合して、水を添加する場合は、水の量は担
体がわずかに水没する程度とするのが好ましい。必要あ
る場合には、高分子凝集剤は、その水溶液を担体に直接
スプレーしたり、又は粉末をスプレーした後、水をスプ
レーしたりして、該粉末を担体に付着せしめて担体をカ
チオン化することも可能である。
担体とカチオン高分子凝集剤の割合は、乾物量換算で 100 : 0.2〜100 : 2  程度とし、担
体とアニオン高分子凝集剤の割合は、乾物量換算で 100 : 0.2〜100 : 2  程度とするの
が好ましい。
このようにして高分子凝集剤によってカチオンに帯電さ
せた担体は、乾燥させた後又は乾燥させることなく、ア
ニオン化した活性汚泥の処理に使用し、活性汚泥を付着
させる。
すなわち、カチオンに帯電した担体をアニオン化した活
性汚泥中に投入したりこれとは逆に該担体にアニオン化
した活性汚泥を加えて1両者を接触させれば活性汚泥の
処理が完了し、担体に活性汚泥が付着する。具体的には
、該担体をアニオン化した活性汚泥中に投入し、両者を
静置したり、混合、撹拌したり、軽く遠心処理したりし
て、両者を直接々触せしめればよく、この処理方法が極
めてシンプルな点も、下水の工業的ないし大量処理を目
的とする本発明の重要な特徴の1つである。
活性汚泥のアニオン化は前記した方法によって行うので
あるが、例えばアニオン性高分子凝集剤を使用してアニ
オン化する場合には、アニオン性高分子凝集剤の0.0
1〜10%程度の水溶液を調製しておき、これと活性汚
泥とを混合させれば容易にアニオン化が完了する。担体
のカチオン強度に応じて、アニオン性高分子凝集剤の濃
度及び使用量を変えることによって、担体と活性汚泥と
の結合、固定化の程度を自由に変化させ、目的とする値
にすることができる。
このようにして汚泥を付着せしめた担体は、直ちに、後
記する糊料処理に付することかできる。
しかしながら、糊料処理に先立ち、更に次に述べるよう
な帯電処理を行うと、その効果が更に高められる。
つまり、上記によって得た活性汚泥付着担体は、アニオ
ン処理して更に汚泥の付着を強化補強した後、カチオン
処理するのである。あるいは、わずかにカチオン化する
よう、カチオンとアニオン処理を同時に行うことも可能
である。いずれの場合においても、これらの処理は、先
に述べたと同様の方法で実施することができる。
しかる後に、次のようにして糊料処理を行うのである。
糊料としては、例えば、アルギン酸プロピレングリコー
ルエステル、繊維素グリコール酸カルシウム、同ナトリ
ウム、澱粉グリコール酸ナトリウム、澱粉リン酸エステ
ルナトリウム、メチルセルロース、ポリアクリル酸ナト
リウム、ゼラチン。
カゼインナトリウム、寒天等のように特別の処理をしな
いでもそれ単独で増粘、硬化、凝固するタイプのものの
ほか、金属イオンその他の硬化剤により硬化ないしゲル
化するタイプのいずれもが適宜使用できる。
後者のタイプとしては次のものが例示される(カッコ内
は硬化剤の例)ニアルギン酸ナトリウム(金属イオン)
;カゼイン(酸化カルシウム、水酸化カルシウム、水酸
化ナトリウム、フッ化ナトリウム、水ガラス);ポリビ
ニルアルコール(硫安、硫酸ソーダ+硫酸亜鉛)その他
糊料処理は、糊料の水溶液を加えて撹拌したり、スプレ
ーしたりして汚泥付着担体と糊料と接触せしめたり、硬
化剤を添加するタイプのものにあっては、更に硬化剤水
溶液を添加したり、その他適宜常法に処理すればよく、
特別な糊料処理が何ら必要ない点も、工業的大量処理法
に適している本発明のすぐれた特徴の1つである。
糊料の添加量は、糊料の種類、担体及び活性汚泥の種類
、その量等によって相違するので、最適量をそれぞれ必
要に応じて設定すればよい。一応の目安としては、珪砂
担体1kg当り、アルギン酸ソーダを例にとれば1%水
溶液として0.5〜50n程度である。糊料水溶液中の
糊料濃度も適宜必要に応じて変えることができる。糊料
水溶液と汚泥付着担体とは、水溶液中で撹拌したりその
まま静置したりして接触せしめることもできるほか、汚
泥付着担体のみを分離しておき、又は少量の水分の存在
下、糊料水溶液をスプレーないし滴下して直接且つ強力
に糊料処理することもできる。糊料処理後に行う硬化剤
処理も、液体同志を接触させたり硬化剤液をスプレーな
いし滴下したりして上記と同様に行う。硬化剤は、糊料
を硬化せしめるためのものであり、硬く硬化させるので
あれば多量に用いればよく、目的や汚泥の種類、帯電処
理等に応じて最適な硬度となるようその添加使用量を調
節すればよい。
糊料処理の場合に限らず、担体の帯電処理、汚泥付着担
体の帯電処理も、上記したのと同様に、担体を分離し又
は夕景の水の存在下で、帯電剤、例えばカチオンないし
アニオン高分子凝集剤液を直接スプレーしたり、滴下し
たりしてこれを実施することができる。
本発明によれば、このようにして活性汚泥を固定化した
担体は、エアレーションや機械的撹拌又は下水中の化学
成分等による物理的ないし化学的な作用によっても活性
汚泥を剥離することなく強固に固定し、しかも糊料の膜
の存在にもかかわらず活性汚泥の活性はいささかも衰え
ることがないばかりでなく、きわめて短時日に増殖し、
その結果下水処理がきわめて迅速に行われるのである。
したがって本発明によって得られた活性汚泥固定化担体
は、常法にしたがって通常の活性汚泥と同様に下水処理
場における反応槽において使用することにより、きわめ
て効率よく下水を処理することができる。この担体は、
このように地方自治体における様な大規模な下水処理施
設で有利に使用できるのみでなく、工場の廃水処理設備
はもとより家庭用の浄化槽や深床処理装置においても有
利に使用できる。また、畜舎や鶏舎に併設してこれらか
らの排出物も有利に処理するのに利用できる。
(作 用) 糊料を用いる処理のメカニズムの詳細は、今後の研究に
またねばならないが、現在では一応次のように推定され
る。
先ず、担体をカチオン化しておき、これに(アニオン処
理した)活性汚泥を接触せしめると、汚泥の凝集、付着
が迅速且つ強固に行われる。そして更にアニオン処理す
ることにより、汚泥の凝集。
付着が更に補強される。
その後で糊料処理すると、付着した汚泥内に糊料が深く
浸透し、汚泥同志及び/又は汚泥と担体とが強く接着さ
れる。そして硬化剤を加えると。
糊料のゲル化、硬化が生じて汚泥同志及び/又は汚泥と
担体との結合接着が硬化され、非常にしっかりしたもの
となり、更に汚泥表面は硬化膜で保護され、非常に安定
度が上昇する。
しかも、糊料は活性汚泥の活性を損うことは全くないし
、硬化膜を通して充分にその活性が発揮されるので、汚
泥の高活性が非常に長時間接続するのである。
(発明の効果) 活性汚泥のような生物学的物質を担体に固定するに際し
て、強固に固定すれば活性は一般的に低下するものであ
る。換言すれば、活性の保持と担体への固定とは1本来
両立し得ないものなのである。
しかしながら、このように両立し得ないこと。
従来より不可能とされていたことを1本発明は。
糊料処理という従来未知の新規な技術をはじめて採用す
ることによって、ここにはじめて可能にしたのである。
そのうえ、帯電処理、硬化処理を有機的に結合すること
によって、更にその効果を高め、担体への汚泥の付着が
長時間持続するのみでなく、機械的撹拌等によっても剥
離したり破壊したりすることがなく、しかも活性は全く
低下しないというまさに理想的な汚泥の作成に成功した
のである。
そのうえ、本発明は、各種処理が単に各成分を単に接触
せしめるだけでよく、その工程にデリケートな操作は必
要とされず、したがって工業的大量処理に特に適してい
る6本発明によれば、このように簡単な操作で担体と汚
泥とを付着せしめることができ、それでいて、一旦付着
固定化したら。
激しく撹拌しても両者が分離することがなく、しかも活
性汚泥の活性、品質、力価、性能は全く衰えることがな
く活性汚泥の増殖もスムースに行われるので処理がスピ
ードアップされる、という新規にして顕著な効果が奏さ
れるのである。
そのうえ、本発明は各種の活性汚泥を広く固定化するこ
とができ、各種の下水や廃出物の処理に広く応用できる
ことも本発明のすぐれた特徴の1つである。
本発明によって処理された活性汚泥を用いると。
活性汚泥濃度を高くする事ができるので、高負荷処理が
でき、また粒子の沈降速度が速いので、固液分離が容易
であるなどの効果が得られる。そしてこの方法によれば
、投入した担体に、活性汚泥が付着し、所定の付着性活
性汚泥濃度となるまでには、少なくとも2ケ月、長くて
6ケ月程の馴養期間を要し、その間の汚水処理方法が問
題となる事や、投入した担体のうち、活性汚泥の付着す
る割合が限られるといった従来からの下水処理技術の欠
点が完全に解決されるという著効も得られる。
また本発明によれば、上記したように粒子の体積、重量
が増大するので、担体粒子と液体とを、遠心分離、濾過
、凝集剤処理等によって分離する必要がなく、静置した
リゾカンチージョンするだけで迅速且つ容易に分離でき
、省エネルギー化、低コスト化が望まれる下水処理にお
いて本発明は非常に有利である。担体として鉄粉等磁性
粒子を用いると、磁場を作用させることによって上記処
理が更に容易に実施される。
以下、本発明の実施例について述べる。
実施例1 珪砂(0,074〜0.149mm) 50gに強力チ
オン性高分子凝集剤(1)1%水溶液80ccを加え、
 90℃で4時間乾燥させ水分を蒸発させる。次いでこ
れを室温に冷却してカチオン化した担体を得た。
一方、下水処理場から採取した活性汚泥(MLSS50
00mg/Q) 3(を中に上記処理した珪砂を添加し
ジャーテスターにて15Orpmで数分撹拌すると、珪
砂の表面に活性汚泥が凝集付着する。これに中アニオン
性高分子凝集剤(−2)0.1%水溶液500tQを加
えて混合し、150rpmにて数分撹拌する。更に。
上記と同じ強力チオン性高分子凝集剤0.1%水溶液3
00mΩを加えて混合すると、粒径5m〜1a1位のや
や大きな凝集体が生成する。これを更に、150rpm
で10分程撹拌すると2■以下の大きさに均一化できた
。これに、アルギン酸ナトリウム1%水溶液400cc
を加えて混合し、150rpmにて数分撹拌する。15
0rpmにて撹拌を続けながらこれに0.2M塩化カル
シウム水溶液600ccを徐々に加えてゆくと。
前記凝集体に浸透付着したアルギン酸ナトリウムは、ア
ルギン酸カルシウムのゲルに変化してゆき、前記凝集体
が硬いゲルでおおわれる。塩化カルシウム水溶液を全量
投入して、更に150rp■で30分程撹拌すると、2
no位の大きさに均一化できた。活性はほぼ100%残
存していた。
$1 カチオン性高分子凝集剤 X:Y句0.1:0.9 率2 アニオン性高分子凝集剤 X:Y弁0.85 : 0.15 実施例2 実施例1において、珪砂をポリスチレン小球に代え糊料
及び硬化剤としてカゼイン及び水酸化ナトリウムを使用
した以外は同様に処理して、活性汚泥をその表面に強固
に凝集付着せしめたポリスチレン担体を得た。
この場合の活性残存率を測定したところ、約100%で
あった番

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 担体に活性汚泥を付着させ、次にこれを糊料で処理した
    後、硬化させることを特徴とする活性汚泥の硬化処理法
JP62046770A 1987-03-03 1987-03-03 活性汚泥の硬化処理法 Expired - Lifetime JPH0729107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62046770A JPH0729107B2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 活性汚泥の硬化処理法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002044094A1 (en) * 2000-11-28 2002-06-06 Élo Bolygó Környezetvédelmi Kft. Process for enhancing the efficiency of wastewaster purification and decreasing the demand of reagent

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WO2002044094A1 (en) * 2000-11-28 2002-06-06 Élo Bolygó Környezetvédelmi Kft. Process for enhancing the efficiency of wastewaster purification and decreasing the demand of reagent

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