JPS63213329A - 電磁石装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加速器などにより加速された荷電粒子ビーム
を輸送するシステム、或は荷電粒子ビームを測定する装
置に於て、ビームを制御するｉ！電磁石装置於て位置決
めに容易な架台を組合せた電磁石装置に関する。

加速器に於ける荷電粒子ビームは、予め定められたター
ゲットの位置に出来るだけ大量のビームを偏向し収束さ
せながら、又、粒子ビームの内、均一なビームをより選
択しつつ輸送されるが、この手段として電磁石が使用さ
れている。

このため、電磁石の磁極中心を荷電粒子ビームが走行す
る輸送ラインの芯に合わせる、所謂アライメント操作を
行うことが必要であり、アライメントが正確である程荷
電粒子ビームの取り扱いを容易にする事が出来る。

荷電粒子のビームの減衰を避けるために、ビーム通過路
は真空にするが、ビームが走行して行く時、真空箱の側
壁にビームの未調整、ビーム不良等により荷電粒子が衝
突する事も多く、衝突の隊ビームの質量、運動量により
各種の放射線を発生する。

従来、この種の１磁石は、電磁石を支え、位置調整が出
来るよう架台可動機構を具備しているが、その構成材は
アングルとかパイプを使用し、電磁石と架台とを一体に
し位置：Ａ！１を行うため、短時間での又狭い位置での
作業が難しい上、架台部での空間の占める部分が大きく
、発生する放射線のシールドを行うためには、鉛ブロッ
ク、鉛入り砂袋をアングル構造体の空間に積み重ねる手
間が必要という欠点があった。又、電磁石はアングル構
造体に直接組み込んだ後、位置調整を行ったり、鉛入り
コンクリート台の上に直接おき、後、ビームとの位置合
わせを行う等、調整が煩雑となり調整がうまく行かない
時は余分な放射線が発生することもあった。

本発明はこれらの欠点を除去するため、電磁石を支え、
位置調整用架台として鉛入りコンクリートの上部に、本
発明による鉄ブロックの架台を電磁石と組合せ使用する
もので、鉄プロ・ンク架台は機械加工を施しているため
精度良く所定寸法に容易に設置することが出来る。鉛入
りコンクリートの上に直接Ｘ磁石を設置する方法は、走
行する粒子ビームに対し精度の良い寸法を得るのは難し
く、電磁石の７ライメントの精度は、鉛入りコンクリー
ト上部に具備する鉄製ブロックの架台に調整機構を設け
る事により得るものである。

本発明の実施例につき図面を用い説明する。

第１図は、加速器用電磁石を設置する従来方式を示す。

１は電磁石で、２は従来方式の架台であり、架台はアン
グル、或はパイプで構成されており、電磁石１とは一体
で据着けられる。従来方法では架台はアングル、或はパ
イプで作られているため、電磁石の下側は広く空間が出
来るため、鉛入り砂袋等を大量に積み上げ空間を埋めて
いた。

３は位置調整用治具、４は電磁石の８１極部分で、粒子
のビームは此の位置を、真空箱の中を紙面に垂直方向二
こ走行する。５．６は放射線を減衰するためのシールド
コンクリートで、粒子走行ビームのまわりは此の様な放
射線をシールドするための、シールドコンクリートで包
まれている。

第２図は、本発明による位置調整架台である鉄ブロック
を設けた、電磁石を設置した状況を示す図である。１は
電磁石、７は電磁石架台の鉄ブロックで、鉛入りコンク
リートブロックの上に設置されており、調整ポル）１０
、上下調整用ボルト９、及びガイドピン１１により電磁
石のコンクリートブロック８への固定、及び粒子ビーム
への電磁石の位置調整を行っている。

第３図は、本発明の鉄ブロック架台９を鉛入りコンクリ
ート及び架台に設置する電磁石との整合を説明する斜視
図である。鉄ブロック架台の電磁石取り付けのための上
面はよく仕上げられており、又、上面には電磁石にかん
合するガイドピン１１゜１１’　を設けである。架台は
鉛入りコンクリート８の上にのせ、四隅の４個所に取り
付けである上下調整用ボルトにより、鉛入りコンクリー
ト台より浮かせて取り付けられており、ボルトのネジ調
整によりコンクリート台の上で水平を調整する。

次に架台はコンクリートの４面に取り付けである左右調
整用ボルトにより、コンクリート台の下部に予め記録さ
れている粒子ビームが走行する位置と、架台上に印を付
けられているケガキ線１２が一致する様、前後左右の調
整用ポル）１０により位置合わせを行うものである。架
台７とコンクリート台８との位置合わせ調整を終った後
、電磁石は架台の上へガイドピン１１．１１’が電磁石
側がん合部の凹部に合致させることにより、所定の位置
精度を満足出来るものである。

以上の擾に、本発明の鉄ブロックの架台を電磁石と朝み
合わせることにより、加速器用粒子ビーム制御電磁石の
位置決めが精度良く容易に行える様になり、狭い場所で
の設置が簡単となり、又、一方ｔ４磁石から下向きに放
射する放射線に対しては遮弊効果を大にすることが出来
た。

【図面の簡単な説明】

第１ＶｆＩは、従来方式による電磁石の架台。 第２図は、本発明による電磁石の架台。 第３図は、本発明による電磁石の鉛大リコンクリート台
へ取り付は方法を示すｕＦ見図。 Ｉ　・・・電磁石。 ２・・・従来方法の架台。 ３・・・を磁石位置調整ネジ。 ４・・・＋Ｊ［ｌｉ（粒子ビーム走行位置）。 ５．６・・・放射線シールド用鉛入りコンクリート。 ７・・・鉄製架台。 ８・・・鉛入りコンクリートブロック。 ９・・・上下調整ネジ。 １０・・・左右前後ＳＩ！Ｉ！！ネジ。 １１．１１’・・・ガイドピン。 １２・・・ケガキ線。 １３・・・鉛入り砂袋。 特許出願人　　東北金属工業株式会社 第１　図 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）荷電粒子のビーム輸送系及び実験装置系電磁石に於
   て、アライメント用架台ブロックを具備したことを特徴
   とする放射線ビーム用電磁石装置。 ２）１項記載の特許請求の範囲に於て、アライメント用
   架台は鉄製とし、かつ放射線シールド用コンクリートブ
   ロックの上に設置し、電磁石と組合せて使用するもので
   、架台上面には電磁石にかん合する２個以上のガイドピ
   ンと、架台の水平面を調整するための上下調整ボルトと
   、架台の前後左右を調整するためのコンクリートブロッ
   ク接合の４面に取り付けた左右前後調整ネジとから成り
   、架台の位置、及び水平面が容易に調整出来る構造の架
   台と電磁石とを組合せ構成した、放射線ビーム用電磁石
   装置。