JPS632129B2 - - Google Patents
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- JPS632129B2 JPS632129B2 JP16801080A JP16801080A JPS632129B2 JP S632129 B2 JPS632129 B2 JP S632129B2 JP 16801080 A JP16801080 A JP 16801080A JP 16801080 A JP16801080 A JP 16801080A JP S632129 B2 JPS632129 B2 JP S632129B2
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- Japan
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- electrode
- divided
- capacitor
- electrodes
- capacitor element
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- Expired
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- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 11
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 claims description 10
- 230000000977 initiatory effect Effects 0.000 description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 241000711573 Coronaviridae Species 0.000 description 1
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- 229920006254 polymer film Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電極箔が巻回方向に多段直列に構成さ
れるコンデンサ素子において、絶縁の改良された
コンデンサに関する。
れるコンデンサ素子において、絶縁の改良された
コンデンサに関する。
コンデンサの進歩は誘電体の進歩に殆んど依存
している。近等の高分子フイルム、とりわけ、ポ
リプロピレンのコンデンサへの適用はコンデンサ
の信頼性や小形軽量化を大巾に促進した。このよ
うな進歩により電力用コンデンサにおいてはその
単器容量は従来、誘電体がコンデンサ紙のみから
なるもので100KVA、コンデンサ紙とポリプロピ
レンフイルムの複合系からなるもので200KVAで
あつたが、ポリプロピレンフイルムのみからなる
いわゆるオールフイルムコンデンサでは300KVA
〜500KVAと変遷してきている。一方、例えば
6.6KV系に使用される進相用コンデンサの単器容
量は普通最少容量で10KVA、最大容量で前記
500KVAと、広い範囲にある。そしてこれらは同
一の設計思想で製造されている。このように、広
い範囲のコンデンサを製造する場合、多種の寸法
の電極箔や薄葉誘電体が用意されている。この種
類は周波数が50Hz、60Hzと2種類あることや容量
が前記如く広範囲にあること(例えば、10,15,
20,30,50,75,100,150,200,250,300,
400,500KVAの13種)から、非常に多く、10種
以上を用意する必要がある。このような欠点を除
去するために、数種類の定格を同一の寸法の薄葉
誘電体及び電極箔で構成する方法等が採用される
場合がある。このような場合、比較的小容量のも
のにおいては、巻回されたコンデンサ素子は非常
に薄いものとなり、これらを集合して容器内に収
納して、所定のコンデンサを得るには、コンデン
サ素子間の接続や絶縁対容器間の絶縁等に特殊な
方法を用いねばならないなどの欠点があつた。こ
のような欠点を除去するために、1ケの素子内で
電極箔を分割して、多段直列素子を作り、これを
所定数集合して容器に収納してコンデンサを得る
方法が採用されることがある。例えば、6.6KV用
の進相コンデンサでは普通その1相分は3又は4
の直列段数で構成される。従来はこれを、3ケ又
は4ケ(又はこれらの倍数)のコンデンサ素子を
3段又は4段直列に接続して構成していた。これ
に対し、多段直列コンデンサ素子は電極箔を巻回
方向の途中で分割して、3段又は4段の直列段数
を形成し、従来の3ケ又は4ケ(又はその倍数)
のコンデンサ素子を1ケ(又はその倍数)の素子
で構成するもので、1相分の素子は1/3〜1/4と小
形化され容器内の接続が絶縁が簡略化される。
している。近等の高分子フイルム、とりわけ、ポ
リプロピレンのコンデンサへの適用はコンデンサ
の信頼性や小形軽量化を大巾に促進した。このよ
うな進歩により電力用コンデンサにおいてはその
単器容量は従来、誘電体がコンデンサ紙のみから
なるもので100KVA、コンデンサ紙とポリプロピ
レンフイルムの複合系からなるもので200KVAで
あつたが、ポリプロピレンフイルムのみからなる
いわゆるオールフイルムコンデンサでは300KVA
〜500KVAと変遷してきている。一方、例えば
6.6KV系に使用される進相用コンデンサの単器容
量は普通最少容量で10KVA、最大容量で前記
500KVAと、広い範囲にある。そしてこれらは同
一の設計思想で製造されている。このように、広
い範囲のコンデンサを製造する場合、多種の寸法
の電極箔や薄葉誘電体が用意されている。この種
類は周波数が50Hz、60Hzと2種類あることや容量
が前記如く広範囲にあること(例えば、10,15,
20,30,50,75,100,150,200,250,300,
400,500KVAの13種)から、非常に多く、10種
以上を用意する必要がある。このような欠点を除
去するために、数種類の定格を同一の寸法の薄葉
誘電体及び電極箔で構成する方法等が採用される
場合がある。このような場合、比較的小容量のも
のにおいては、巻回されたコンデンサ素子は非常
に薄いものとなり、これらを集合して容器内に収
納して、所定のコンデンサを得るには、コンデン
サ素子間の接続や絶縁対容器間の絶縁等に特殊な
方法を用いねばならないなどの欠点があつた。こ
のような欠点を除去するために、1ケの素子内で
電極箔を分割して、多段直列素子を作り、これを
所定数集合して容器に収納してコンデンサを得る
方法が採用されることがある。例えば、6.6KV用
の進相コンデンサでは普通その1相分は3又は4
の直列段数で構成される。従来はこれを、3ケ又
は4ケ(又はこれらの倍数)のコンデンサ素子を
3段又は4段直列に接続して構成していた。これ
に対し、多段直列コンデンサ素子は電極箔を巻回
方向の途中で分割して、3段又は4段の直列段数
を形成し、従来の3ケ又は4ケ(又はその倍数)
のコンデンサ素子を1ケ(又はその倍数)の素子
で構成するもので、1相分の素子は1/3〜1/4と小
形化され容器内の接続が絶縁が簡略化される。
このように改善された多段直列コンデンサ素子
においては、従来の多段直列を有しない素子では
生じない問題がある。すなわち、多段直列コンデ
ンサ素子の分割電極の一端と他の一端間の絶縁で
ある。分割電極の一端と他の一端間には通常対向
する電極の2倍の電圧が印加されることになり、
この間の絶縁は多段直列コンデンサ素子を構成す
る上では重要である。
においては、従来の多段直列を有しない素子では
生じない問題がある。すなわち、多段直列コンデ
ンサ素子の分割電極の一端と他の一端間の絶縁で
ある。分割電極の一端と他の一端間には通常対向
する電極の2倍の電圧が印加されることになり、
この間の絶縁は多段直列コンデンサ素子を構成す
る上では重要である。
本発明は上述の点を考慮し、多段直列コンデン
サ素子の分割電極間の絶縁を適正にしたコンデン
サを提供することを目的とする。
サ素子の分割電極間の絶縁を適正にしたコンデン
サを提供することを目的とする。
以下本発明の一実施例を図面を参照しながら説
明する。第1図はコンデンサ素子10の斜視図
で、11,21は一対の薄葉誘電体、12,22
は一対の電極箔13a,13bは電極箔12,2
2の口出片である。第2図はこのコンデンサ素子
10を巻回方向に展開図で、多段直列コンデンサ
素子を作るために電極12が分割電極12aと分
割電極12bに分割されているのを示しており、
Nは分割電極12a,12b間の薄葉誘電体1
1,21と対向する電極22の巻回数を表わし1
5a,15bは分割電極12a,12bの終端及
び始端を表わす。本発明はこの巻回数Nを1回起
える回数にするところにある。
明する。第1図はコンデンサ素子10の斜視図
で、11,21は一対の薄葉誘電体、12,22
は一対の電極箔13a,13bは電極箔12,2
2の口出片である。第2図はこのコンデンサ素子
10を巻回方向に展開図で、多段直列コンデンサ
素子を作るために電極12が分割電極12aと分
割電極12bに分割されているのを示しており、
Nは分割電極12a,12b間の薄葉誘電体1
1,21と対向する電極22の巻回数を表わし1
5a,15bは分割電極12a,12bの終端及
び始端を表わす。本発明はこの巻回数Nを1回起
える回数にするところにある。
第3図は第1図及び第2図をより詳細に説明す
るために、電極分割部分を拡大して示した図であ
る。この図から分割電極12aと12b間には巻
回数Nが1回を越えるとき薄葉誘電体11,21
は、4層存在していることがわかる。
るために、電極分割部分を拡大して示した図であ
る。この図から分割電極12aと12b間には巻
回数Nが1回を越えるとき薄葉誘電体11,21
は、4層存在していることがわかる。
ところで、分割電極12a,12b間には、そ
れに対向して電極22があるが、分割電極12a
と電極22間、分割電極12b電極22間に電圧
が分担されて、対向電極12a,12b間には電
極が直接対向しないようであるが、電極12,2
2の巻回時の製造公差(数mm程度)やあらかじめ
対向する電極をずらして巻回する方法等があり、
分割電極12a,12b間で対向する電極を形成
する。
れに対向して電極22があるが、分割電極12a
と電極22間、分割電極12b電極22間に電圧
が分担されて、対向電極12a,12b間には電
極が直接対向しないようであるが、電極12,2
2の巻回時の製造公差(数mm程度)やあらかじめ
対向する電極をずらして巻回する方法等があり、
分割電極12a,12b間で対向する電極を形成
する。
第4図はその状態を示したコンデンサ素子10
の断面図で、電極22が図の如く配されると、分
割電極12a,12b間は対向する電極を形成す
ることがわかる。
の断面図で、電極22が図の如く配されると、分
割電極12a,12b間は対向する電極を形成す
ることがわかる。
コンデンサの設計においては、コロナ開始スト
レスEaが重要な要因であり、コンデンサの定格
電圧はこのコロナ開始ストレスEaで決められる
ほどである。そして、油浸コンデンサではコロナ
開始ストレスEaは電極間に配された誘電体の厚
さをdとすると、下式の関係にあることは知られ
ている。
レスEaが重要な要因であり、コンデンサの定格
電圧はこのコロナ開始ストレスEaで決められる
ほどである。そして、油浸コンデンサではコロナ
開始ストレスEaは電極間に配された誘電体の厚
さをdとすると、下式の関係にあることは知られ
ている。
Ea α K√ (K:定数) ……(1)
すなわち、電極間の誘電体の厚さが2倍になつ
ても、その間のコロナ開始ストレスは√2倍にし
かならないことを表わしている。本発明において
分割電極間の巻回数Nを1を越える巻回数とした
のはこのためである。すなわち、Nが1を越える
とき、分割電極12a,12b間には4層の薄葉
誘電体11,21の層があり、(1)式より分割電極
12a,12b間のコロナ開始ストレスEaは2
倍となり、所定の特性を得ることができるもので
ある。
ても、その間のコロナ開始ストレスは√2倍にし
かならないことを表わしている。本発明において
分割電極間の巻回数Nを1を越える巻回数とした
のはこのためである。すなわち、Nが1を越える
とき、分割電極12a,12b間には4層の薄葉
誘電体11,21の層があり、(1)式より分割電極
12a,12b間のコロナ開始ストレスEaは2
倍となり、所定の特性を得ることができるもので
ある。
しかしながら、Nが前記の如く1を越えたとし
ても第3図で示した分割電極12a,12bの終
端15aと始端15bの距離Mがあまり大きくな
いと、コロナ開始ストレスは所定の値を得ること
ができない。第5図は寸法Mを種々変えて、コロ
ナ開始ストレスEaを測定した実験結果で、縦軸
Eは分割電極12a(又は12b)と対向する電
極22間のコロナ開始ストレスに対する倍数であ
り、Mが10mm以上になつたときに分割電極12a
と12b間で所定のコロナ開始ストレスが得られ
ることを示している。
ても第3図で示した分割電極12a,12bの終
端15aと始端15bの距離Mがあまり大きくな
いと、コロナ開始ストレスは所定の値を得ること
ができない。第5図は寸法Mを種々変えて、コロ
ナ開始ストレスEaを測定した実験結果で、縦軸
Eは分割電極12a(又は12b)と対向する電
極22間のコロナ開始ストレスに対する倍数であ
り、Mが10mm以上になつたときに分割電極12a
と12b間で所定のコロナ開始ストレスが得られ
ることを示している。
以上の如く構成された多段直列コンデンサ素子
でコンデンサを構成すれば、電極を分割すること
による、特性の低下のおそれがなく、所期の特性
を有した多段直列コンデンサ素子を得ることがで
き、この多段直列コンデンサ素子を用いることに
より特性の低化がなく、小形軽量化されたコンデ
ンサを得ることができ、資源削減等に寄与するこ
とができる。
でコンデンサを構成すれば、電極を分割すること
による、特性の低下のおそれがなく、所期の特性
を有した多段直列コンデンサ素子を得ることがで
き、この多段直列コンデンサ素子を用いることに
より特性の低化がなく、小形軽量化されたコンデ
ンサを得ることができ、資源削減等に寄与するこ
とができる。
第1図はコンデンサ素子の斜視図、第2図は本
発明のコンデンサにおける多段分割コンデンサ素
子の電極分割部を巻回方向に展開した展開図、第
3図は電極分割部を拡大して示した断面図、第4
図は電極が製造公差等によりずれた場合に考えら
れる電極―薄葉誘電体の配置を表わす図、第5図
は本発明のコンデンサにおける多段直列コンデン
サ素子において、第3図で示したMの寸法とコロ
ナ開始ストレスとの関係を表わすグラフである。 11,21…薄葉誘電体、12,22…電極
箔、12a,12b…分割電極、N…分割電極1
2a及び12b間の薄葉誘電体の巻回数、M…分
割電極12a,12bの終端15aと始端15b
との距離。
発明のコンデンサにおける多段分割コンデンサ素
子の電極分割部を巻回方向に展開した展開図、第
3図は電極分割部を拡大して示した断面図、第4
図は電極が製造公差等によりずれた場合に考えら
れる電極―薄葉誘電体の配置を表わす図、第5図
は本発明のコンデンサにおける多段直列コンデン
サ素子において、第3図で示したMの寸法とコロ
ナ開始ストレスとの関係を表わすグラフである。 11,21…薄葉誘電体、12,22…電極
箔、12a,12b…分割電極、N…分割電極1
2a及び12b間の薄葉誘電体の巻回数、M…分
割電極12a,12bの終端15aと始端15b
との距離。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一対の電極箔と、これを絶縁分離する薄葉誘
電体とを交互に重ねて巻回してなり、上記電極箔
を巻回方向に分割して多段直列に構成したコンデ
ンサ素子を有するものにおいて、前記コンデンサ
素子は前記電極箔の分割電極間の薄葉誘電体の巻
回数が1回を越えるように構成されていることを
特徴とするコンデンサ。 2 薄葉誘電体の巻回数が1回を越え、2回以下
のとき、一方の分割電極の終端と他方の分割電極
の始端の間が10mm以上になるように構成されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16801080A JPS5792823A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Condenser |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16801080A JPS5792823A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Condenser |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5792823A JPS5792823A (en) | 1982-06-09 |
JPS632129B2 true JPS632129B2 (ja) | 1988-01-18 |
Family
ID=15860126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16801080A Granted JPS5792823A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Condenser |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5792823A (ja) |
-
1980
- 1980-12-01 JP JP16801080A patent/JPS5792823A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5792823A (en) | 1982-06-09 |
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