JPS63212924A - ハ−フミラ−付きカメラ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は被写人物が自分の撮影フレームワークをｆＩｉ
認しながら写真撮影が行える姿合せハーフミラ−付きカ
メラ装置に関するものである。

［従来の技術］ 免許証、身分証明書、パスポート等に添付する証明用の
写真をセルフサービスで簡便に撮影する写真機器として
は、街頭で見られるインスタント写真ボックスのように
、インスタントカメラの前に立ってシャッタ操作をする
と自動的に顔写真が撮れるものがある。こうした写真機
器で自分の顔写真を撮る場合、カメラレンズの下方に設
けられた小型の鏡を見ながら位置合わせを行う。

また、この種の写真機に適用可能な姿合せ手段を備えた
写真機具としては、実開昭４９−８２２８号が提案され
ている。即ち、この提案の写真機具は。

カメラの前方にハーフミラ−（マジックミラー）を配設
し、被写人物は当該ハーフミラ−の前面で姿合わせをし
ながらカメラのシャッタを切ることでハーフミラ−に写
った自分の像を写真に撮ることができるようになってい
る。

［発明が解決しようとする問題点］ 前記したインスタント写真ボックスでカメラレンズの下
に配置されている姿合せ鏡を用いた場合、鏡の向きとカ
メラレンズの向きはカメラ前方′　のある一点で交差す
るように配されており、この点を前後に外すと撮像フレ
ームワークにズレが生ずる。また、撮影時には姿合せ鏡
から視線を外してカメラレンズに向う必要がある。とこ
ろが、鏡から視線を外してカメラレンズに向うと、フレ
ームワークがずれても１知できない、しかも、そうした
ズレが生じるのではないかとの不安感が心理的に作用す
る。不慣れな者にとっとは要領も得ず、撮影失敗にもつ
ながる。

実開昭４９−９２２９号はハーフミラ−の後方に固定機
を介してカメラをネジ固定しているだけなので、カメラ
レンズ周辺は外光に曝される。したがって、ハーフミラ
−の裏面で反射する不要光の写り込み等によって撮影写
真の彩度が低下したり、撮影不良に陥ることもある。ま
た、被写体の明度が大きいとハーフミラ−を透過した光
がカメラ本体に邑って、それがハーフミラ−の裏面に映
り、撮影写真に写り込むことがある。しかも。

ハーフミラ−の裏面に簡単にカメラを取り付けた構成の
ものは、取扱い、運搬、据付は等が不便であった。

しかして、本発明の目的は、被写人物自身が撮影フレー
ムワークを確認しながら写真撮影することができ、且つ
、被写体側の像光以外の不要光の写り込みがなく品質の
優れた写真を撮ることができ、しかも、簡単に取り扱え
、運搬、据付けが容易な姿合せ鏡つきカメラ装置を提供
することにある。

［問題点を解決するための手段］ 、上記目的を達成するため、本発明のカメラ装置は、前
面にハーフミラ−を備え後方を暗室にした暗箱と、前記
暗箱の内部に収められ、カメラレンズを前記ハーフミラ
−の後面に対向状に保持した鏡胴と、前記鏡胴の後方に
着脱自在に装填可ｆ＠な写真カートリッジとで構成した
カメラ部とから成り、前記ハーフミラ−を透過した像を
カメラ部で撮影するようにしたことを特徴とする。

［発明の作用］ 被写人物が１像を撮影する際に、暗箱前面に設けたハー
フミラ−に自分を映して撮影することで、所望するフレ
ームワークの顔写真が得られる。暗箱内に収められたカ
メラ部はハーフミラ−を透過した像を撮影するが、暗箱
内部は外光を遮断した暗室であるため不要光の写り込み
を防止する。カメラ部の鏡胴の後方に装填される写真カ
ートリッジにインスタント写真フィルムを内蔵しておけ
ば、被写人物自身が撮った写真を即時に得ることができ
る。

ハーフミラ−、カメラ部を暗箱に組み込んでいるため運
搬、据付時の取扱いが簡便になる。

［実施例］ 図面は本発明によるハーフミラ−付きカメラ装置の一実
施例を示し、第１図は部分切欠全体斜視図、第２図は部
分断面側面図、第３図は背面図、第４図はカメラ部の部
分切欠斜視図、第５図は側面概念図である。

図中、ｌは暗箱である。ｍ箱ｌは前面にミラー窓２を有
し、後部にカメラ装着開口３を有している。この実施例
ではプラスチック樹脂等により暗箱を形成しているため
、成形の都合上、前面パネル部１ａと後部ボンネット部
１ｂとに２分したものを突き合わせて構成している。従
って、必ずしも暗箱ｌを上記パネル部１ａとボンネット
部１ｂの２ｆｌ１分から構成する必要はなく、可能であ
れば１部材の容体であってもよい。

４はボンネット部１ｂの上部壁を略コ字状に折り返えし
て形成した把手部である。

５は暗箱ｌのミラー窓２の内側に密着して設けられる半
透光性のハーフミラ−であり、ハーフミラ−５の前方の
像をミラー裏面に塗付乃至蒸着された反射８６で反射さ
せながらも後方に透過させるようになっている。つまり
、ハーフミラ−５の前方の像側からミラー裏面側を透視
できず反射像を見ることになるが、ミラー裏面側からは
ミラー前面側を見ることができる。

７は暗箱を回転可能に保持する支持脚部材である。この
脚部材７は倒コ字状を呈し１両上端部で暗箱ｌの両側面
を軸支しており、これによって、暗箱は前後に傾斜可能
となっている０脚部材７の底部には重り−８が設けられ
ており、暗箱を安定して保持できる。

９は暗箱１の前面に設けたストロボフラッシュである。

このフラッシュ９は後述のカメラ部のシャッタ操作に連
動して発光する。

１０は上記暗箱ｌの内部に収納されるカメラ部である。

このカメラ部ｌＯは、第４図に示したように、レンズ部
１１と鏡胴部１２から成る。ここでのレンズ部１１は２
眼レンズ１３．１３を有しており、同時にレンズシャッ
タを切ることで同一被写体が左右に２つ並んだ写真プリ
ントを得ることができる。勿論、用途に応じて、単眼レ
ンズをレンズ部正面の中央に設けてもよく、或いは、３
以上のレンズによる複眼構成にしてもよい、ここでは２
眼構成であるため、レンズ部１１の後部に仕切板１４を
設けており、左右の画像の干渉を防止するようにしてい
る。

上記レンズ部１１は鏡胴部１２の前部開口１５に嵌着し
、前記開口１５の内側縁部に植立した取付片ｉｓ、ｉｓ
・・・にネジ止めされて、鏡胴部１２に固定される。こ
のレンズ部１１には一般のカメラと同じようにシャッタ
スピード調節機構、絞り調節機構が組み込まれており、
適宜手段で調節操作できるようにしている。−例として
図示した絞りｊｊＩ節機構について説明すると、レンズ
部下部に設けられたホイール１７．１７と、鏡胴後端の
鍔部１８に金具１９を介して軸承されたダイヤル２０と
、このダイヤル２０に同軸固定されたホイール２１と、
前記ホイール１７．１７とホイール２１を巡回してレン
ズ部に内蔵された絞り機構を駆動するタイヤ２２とで絞
り駆動機構を構成している。ダイヤル２０は鍔部１８の
後部外側に一部を露出させており、即ち、第２図に示す
ように、カメラ部１０を暗箱ｌに取り付けた状態で上記
ダイヤル２０の一部が外側に露呈した状態になっている
。従って、このダイヤルの外側露呈部分を指で回転操作
することでワイヤ２２を介してレンズ部の絞りを調節す
ることができる。

鏡胴鍔部１８の背面側の上下にはカートリッジ取付部材
２３．２３を設けており、写真フィルムを収めた写真カ
ートリッジ２４を着脱可能に装着できるようにしている
。この写真カートリッジ２４は鏡胴後部に装着されて撮
影可能状態時にはカートリッジ前面の遮光スクリーン２
５を取り外す構成のものである。この撮影可能状態でカ
メラ部のシャッタを切るとレンズ１３を通った像は、第
５図に示すようにカートリッジ２４内の写真フィルム面
２６に結像するようになっている。

暗箱ｌへのカメラ部ｌＯの取付けは、カメラ部鏡胴の鍔
部１８に穿設したネジ穴１８ａ、１８ａ・・・に取付ネ
ジ２７．２７−・・を通してボンネット１ｂの後壁に固
定して行う。

上述のように、暗箱１の前面のミラー窓２を姿合せハー
フミラ−５で閉塞し、背面のカメラ装着開口３をカメラ
部ｌＯで閉塞しているため、ハーフミラ−５，カメラ部
鏡胴部１２．前面パネル部ｌａ、後部ボンネット部ｔｂ
によって画される暗箱ｌの内部は撮影状態時に遮光され
て暗室状態になる。実際にはハーフミラ−５を通して光
の侵入はあるが、この侵入光が暗箱内で反射拡散しない
ように暗箱ｌの内面及びカメラ部鏡胴部１２の外面等の
暗室を画す面を黒色にする。更に、ハーフミラ−５の裏
面のレンズ１３に対向する部分以外を遮光する。つまり
、第５図に示すように、レンズ１３．１３に対向する円
形部分を切り抜いた遮光１１１２８をハーフミラ−５の
裏面に貼着したり、あるいは、上記円形部分以外を遮光
塗料で塗り漬すとよい、このように暗箱内面を光吸収状
態になることで、暗箱内部を等価的に暗室状態にするこ
とができる。

上記構成のカメラ装置の使用に際して、先ず、写真カー
トリッジ２４をカメラ部１０の後部に取付部材２３．２
３によって取り付け、カートリッジ２４の遮光スクリー
ン２５を外しておく、こうして撮影準備状態のカメラ装
置を被写人物から一定の距離だけ前方に離して！！き、
被写人物の方にハーフミラ−５を向ける。この時、被写
人物自身が暗箱ｌを脚部材７に対して傾斜調整してハー
フミラ−５に映る１像のフレームワークを定める。

そこで、カメラ部のシャッタを切ると、ハーフミラ−５
，レンズ１３．１３を通して像がカートリッジ２４に収
められた写真フィルム２６に感光する。

写真フィルム２６がインスタント写真フィルムであれば
、カートリッジ２４から当該フィルムを取り出すだけで
１分前後で所期のフレームワークの自機写真が得られる
。

こうして得られた写真は、ハーフミラ−５とレンズ１３
．１３間が暗室状態で外光乃至散乱光の写り込みがない
ため、彩度が良い。

図示の実施例では２眼レンズ構成を採っているため上述
のようにして得られた写真は左右に同一被写像を写した
ものであるが、レンズ部１１の後方の仕切板１４によっ
て互いに干渉のない２枚組写真となる。

また、被写像の明度に合わせて絞り調節機構のダイヤル
８を操作して適当な絞りを得る。被写像が極端に暗けれ
ば暗箱ｌの前面に設けたストロボフラッシュ９を発光さ
せればよい。

上記一実施例によれば、暗箱ｌが脚部材ｌによって傾斜
可能に保持されているため、フレームワークの設定操作
を行いやすく、確実に所期の写真が得られる。また、暗
箱ｌにハーフミラ−５゜カメラ部ｌＯ２写真カートリッ
ジ２４を一体に組み込み、しかも、暗箱上部に把手４を
設けたので、取扱いに簡便で１Ｍ搬が容易である。

しかも、レンズ部１３を複眼構成にすることで、−回の
撮影操作で同一被写像を複数写り込ませた写真を得るこ
とができ、正副複数の顔写真を必要とする証明用写真プ
リントに好適である。また、カメラ部ｌＯの絞り操作は
装置背面に露呈したダイヤル８を指先で回転させること
で行え、必要に応じてストロボフラッシュ９を連動させ
ることができるので、被写像の明暗調整を適正に行うこ
とができる。

上記一実施例において、暗箱内にカメラ部ｌＯと写真カ
ートリッジ２４とを備え付けるものを図示説明したが、
斯る構造に限定する趣旨ではない、既存のカメラ部を装
着する場合には、暗箱ｌのカメラ装着開口３の設計を合
致するように変更すれば良い。

また、暗箱にハーフミラ−、カメラ部等を組み込む構造
としたので、携帯が容易で、取扱いに簡便である。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、暗箱の前面にハーフミラ
−を備え、内部を暗室状態にして、ハーフミラ−を透過
した被写像を暗箱内部のカメラ部で撮影するようにした
ので、被写人物自身が撮影フレームワークを確認でき、
所期のフレームワークの写真を簡単に撮影可能となり、
しかも、被写像以外の外光乃至散乱光等の不要光の写り
込みを阻止できるので彩度の優れた良質の写真が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明によるハーフミラ−付きカメラ装置の一実
施例を示し、第１図は部分切欠斜視図、第２図は部分断
面側面図、第３図は背面図、第４図はカメラ部の部分切
欠斜視図、第５図は側面概念図である。 １・・・暗箱、５・・・ハーフミラ−１ｌＯ・・・カメ
ラ部、１１・・・レンズ部、１２・・・鏡胴部、２０・
・・ダイヤル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前面にハーフミラーを備えるとともに後方を暗室にした
   暗箱に、前記ハーフミラーを透過した像を撮影可能なカ
   メラ部を設けたことを特徴とするカメラ装置。