JPH0815763A - 接写用アダプタ - Google Patents

接写用アダプタ

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Publication number
JPH0815763A
JPH0815763A JP14947894A JP14947894A JPH0815763A JP H0815763 A JPH0815763 A JP H0815763A JP 14947894 A JP14947894 A JP 14947894A JP 14947894 A JP14947894 A JP 14947894A JP H0815763 A JPH0815763 A JP H0815763A
Authority
JP
Japan
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close
adapter
lens
camera
adapter body
Prior art date
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Pending
Application number
JP14947894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunioki Omura
国興 大村
Katsuji Muramatsu
克峙 村松
Kanji Haniwara
寛二 埴原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP14947894A priority Critical patent/JPH0815763A/ja
Publication of JPH0815763A publication Critical patent/JPH0815763A/ja
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造で接写撮影が可能な接写用アダプタ
を提供する。 【構成】アダプタ本体32を、クローズアップレンズ保
持部33A、マスク周辺部33B、及び減光板保持部3
3Cとから構成する。クローズアップレンズ保持33A
の開口部35に、撮影レンズ3の周囲に形成された凸状
部46に嵌合する凹状部48を形成する。前記開口部3
5に、撮影レンズ3の前面に位置するクローズアップレ
ンズ34を固着する。プリズム保持部33Bに、光学フ
ァインダ4の前面に位置するマスク36を固着する。減
光板保持部33Cに、ストロボ発光部9の前面に位置す
る減光板38を形成する。また、ゴム紐40をアダプタ
本体32の上縁部に取り付け、ゴム紐40の掛かり止め
部である一対の爪部42、42をアダプタ本体32の下
縁部に形成する。接写用アダプタ30のレンズ付きフイ
ルムユニット2への装着は、前記凸状部46に凹状部4
8を嵌合させ、そして、ゴム紐40をレンズ付きフイル
ムユニット2の背面に懸け渡して爪部42、42に引っ
掛ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は接写用アダプタに係り、
特にレンズ付きフイルムユニットに装着してレンズ付き
フイルムユニットによる接写撮影を可能とする接写用ア
ダプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラを携帯していない場合でも
手軽に写真撮影が可能なレンズ付きフイルムユニット
(商品名「写ルンですフラッシュ」等)が本願出願人か
ら提供されている。このレンズ付きフイルムユニット
は、撮影レンズ、光学ファインダ、シャッタを含む簡単
な撮影機構の他、ストロボ装置、フイルム巻き上げ機構
等を備えた箱型のユニット本体に、写真フイルムを収納
したパトローネを内蔵させたものである。このレンズ付
きフイルムユニットを購入したユーザは、室内や暗い場
所でも写真撮影を行うことができ、しかも撮影終了後に
は、撮影済みの写真フイルムを取り出すことなく、その
ままユニット本体ごと現像取扱店に出せばよく、フイル
ム巻き戻しやパトローネの取出等の面倒な操作を行う必
要はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コダック社
のレンズ付きフイルムユニット(商品名「チャメッケカ
メラ」、千趣会より発売)では、撮影レンズの前面に接
写用アダプタを取り付けることによって接写撮影を行う
ことが可能である。一般のカメラには、接写用アダプタ
を固定する固定手段(ネジ等)が予め形成され、この固
定手段を用いて接写用アダプタを固定するようになって
いる。
【0004】しかしながら、レンズ付きフイルムユニッ
トの場合は、そのような接写撮影を可能とするパララッ
クス補正やストロボ光を減光/散光することができる接
写用アダプタはなく、また低価格で提供するために、接
写用アダプタを固定する固定手段も設けられていない。
本発明は、このような事情に鑑みて成されたもので、簡
単な構造でより的確な接写撮影を可能とする接写用アダ
プタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、カメラの前面に装着されて接写撮影に使用さ
れる接写用アダプタに於いて、前記接写用アダプタは、
前記カメラの前面の撮影レンズの周囲に形成された凸状
部に嵌合する位置決め用開口部が形成され、該カメラ前
面に着脱自在に装着されるアダプタ本体と、前記アダプ
タ本体の装着時にカメラの撮影レンズの前面に位置する
ように前記アダプタ本体の前記位置決め用開口部に取り
付けられ、撮影可能な至近距離を短くするクローズアッ
プレンズと、前記アダプタ本体の装着時にカメラの光学
ファインダの前面に位置するように前記アダプタ本体に
取り付けられ、接写撮影時のファインダパララックスを
補正するパララックス補正手段と、前記アダプタ本体の
装着時にカメラのストロボ発光部の前面に位置するよう
に前記アダプタ本体に取り付けられ、ストロボ光を散光
又は減光させる散光減光手段と、前記アダプタ本体に少
なくとも一端が係止され、アダプタ本体が装着されたカ
メラの背面に懸け渡してアダプタ本体をカメラに固定す
る部材と、から成ることを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明によれば、アダプタ本体の
位置決め用開口部を、カメラの撮影レンズの周囲に形成
された凸状部に嵌合してアダプタ本体をカメラに装着
し、クローズアップレンズを撮影レンズの前面に、パラ
ラックス補正手段を光学ファインダの前面に、そして、
散光減光手段をストロボ発光部の前面に位置させる。そ
して、アダプタ本体を固定するための部材をカメラの背
面に懸け渡してアダプタ本体をカメラに固定する。この
ような簡単な操作により、接写用アダプタによる接写撮
影が可能となる。
【0007】また、接写撮影時に光学ファインダを覗く
と、パララックス補正手段によりパララックスが補正さ
れているので、接写被写体を正確にフレーミングするこ
とができ、更に、シャッタをレリーズするとストロボ光
は、散光減光手段によって散光/減光されるので、露光
オーバーによる撮影の失敗を防止できる。請求項2記載
の発明は、カメラの前面に配置されたストロボ充電スイ
ッチを外部に露出するように、アダプタ本体を形成した
ものである。これにより、本発明では、アダプタ本体を
カメラに固定しても、ストロボ充電スイッチを操作する
ことができる。
【0008】請求項3記載の発明は、クローズアップレ
ンズ、パララックス補正手段、及び散光減光手段を、ア
ダプタ本体に対して移動自在に設けたもので、接写撮影
時以外の撮影時に、即ち、通常の撮影時にクローズアッ
プレンズをカメラの撮影レンズの前面から退避移動さ
せ、パララックス補正手段をカメラの光学ファインダの
前面から退避移動させ、散光減光手段をカメラのストロ
ボ発光部の前面から退避移動させるようにしたものであ
る。これにより、本発明では、アダプタ本体をカメラに
固定した状態でも通常の撮影を行うことができるので、
撮影条件に応じてアダプタ本体をカメラに取り付けた
り、取り外したりする手間がかからない。
【0009】請求項4記載の発明は、アダプタ本体に取
り付けたストラップを、測距ゲージと兼用したものであ
る。これにより、本発明は、接写撮影時に専用の測距ゲ
ージを設ける必要はない。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る接写用ア
ダプタの好ましい実施例について詳説する。図1は、本
発明の第1実施例に係る接写用アダプタと、この接写用
アダプタが用いられるレンズ付きフイルムユニットの外
観を示した斜視図である。レンズ付きフイルムユニット
2は、薄型化の向上を図ったタイプのものであり、撮影
レンズ3、光学ファインダ4、シャッタボタン5、カウ
ンタ表示板6、巻き上げノブ7、パイロットランプ8、
ストロボ発光部9、及びストロボ充電スイッチ10が内
蔵されたユニット本体11と、これを収納する紙箱製の
外ケース12とから構成されている。外ケース12は、
シャッタボタン5、巻き上げノブ7、ストロボ発光部9
を露呈させる形状となっており、また、光学ファインダ
4、カウンタ表示板6、レンズフード13を露出させる
孔が穿設されている。
【0011】ユニット本体11は図2に分解して示した
ように、パトローネを収納するパトローネ収納室15
と、ロール状に巻かれた写真フイルムを収納するフイル
ム収納室16等が設けられた本体基部17と、シャッタ
機構、巻き上げ機構等が組み込まれ、本体基部17の前
面に着脱自在に取り付けられる露光ユニット18と、ス
トロボの発光を行うストロボユニット19、及び電源と
なる乾電池22と、本体基部17を前後から覆う前カバ
ー20及び後カバー21とから構成されている。これら
は、爪係合、超音波溶着等によって固着される。
【0012】このようなレンズ付きフイルムユニット2
は、撮影距離が0.9m〜∞に設定され、また、ストロ
ボ光の到達距離は1〜4mに設定されている。次に、本
発明の接写用アダプタについて説明する。図3〜図8は
接写用アダプタ30の6面図を示し、図3は、接写用ア
ダプタ30が二点鎖線で示すレンズ付きフイルムユニッ
ト2に取り付けられた状態を示す正面図、図4は図3の
上面図、図5は図3の底面図、図6は図3の左側面図、
図7は図3の右側面図、図8は図3の背面図である。ま
た、図9は図3における9−9線上に沿う拡大断面図で
ある。
【0013】前記接写用アダプタ30のアダプタ本体3
2はプラスチックで形成され、このアダプタ本体32は
図1に示すように、クローズアップレンズ保持部33
A、マスク周辺部33B、及び減光板保持部33Cとか
ら構成されて全体として逆L字状に形成される。前記ク
ローズアップレンズ保持部33Aの裏面には、レンズ付
きフイルムユニット2のレンズフード13を覆う円弧状
面32Aが形成されている。また、クローズアップレン
ズ保持33Aの略中央部には開口部(位置決め用開口
部)35が形成され、該開口部35の裏面側周部には図
9に示すように、レンズ付きフイルムユニット2の撮影
レンズ3の周囲に形成された凸状部46に嵌合する凹状
部48が形成されている。これにより、アダプタ本体3
2は、前記凸状部46に凹状部48を嵌合させることに
より、レンズ付きフイルムユニット2の前面に密着して
装着される。更に、前記開口部35にはクローズアップ
レンズ34が固着される。このクローズアップレンズ3
4は、アダプタ本体32を装着した時に撮影レンズ3の
前面に位置してレンズ付きフイルムユニット2の撮影可
能な至近距離を0.9mから0.3m程度に短くするこ
とができる。
【0014】前記マスク周辺部33Bにはマスク36が
固着され、このマスク36はアダプタ本体32の装着時
に光学ファインダ4の前面に位置して接写撮影時のファ
インダパララックスを補正することができる。即ち、前
記マスク36は、光学ファインダ4の光束を接写撮影時
の撮影範囲に絞って撮影範囲と構図とを一致させるもの
である。
【0015】前記減光板保持部33Cには、多数のスリ
ットが形成された減光板38が形成されている。この減
光板38は、アダプタ本体32の装着時にストロボ発光
部9の前面に位置し、ストロボ光を減光させて接写撮影
時の露光オーバーによる撮影の失敗を防止するものであ
る。また、ゴム紐40がアダプタ本体32の上縁部に取
り付けられると共に、該ゴム紐40の掛かり止め部であ
る一対の爪部42、42がアダプタ本体32の下縁部に
突出形成されている。更に、ストラップ44がアダプタ
本体32の下部左縁部に取り付けられている。このスト
ラップ44は図3に示すように0.3mの長さに形成さ
れ、撮影レンズ3の光軸と平行に前方に伸ばされること
により接写撮影時の測距ゲージとして兼用されるように
なっている。
【0016】接写用アダプタ30のレンズ付きフイルム
ユニット2への装着は図9に示すように、撮影レンズ3
の周囲に形成された凸状部46に、アダプタ本体32の
凹状部48を嵌合させることによって行われる。これに
より、クローズアップレンズ34は撮影レンズ3の前面
に、マスク36は光学ファインダ4の前面に、そして、
減光板38はストロボ発光部9の前面に位置決めされ
る。また、ストロボ充電スイッチ10がアダプタ本体3
2の切除部32Bによって外部に露出される。そして、
ゴム紐40をレンズ付きフイルムユニット2の背面に懸
け渡して爪部42、42に引っ掛ければ、接写用アダプ
タ30はレンズ付きフイルムユニット2に固定される。
【0017】次に、前記の如く構成された接写用アダプ
タの作用について説明する。先ず、接写用アダプタ30
を、前述したようにレンズ付きフイルムユニット2に固
定して、レンズ付きフイルムユニット2による接写撮影
準備を行う。そして、ストロボ接写撮影の場合は、撮影
者は、接写撮影前にストロボ充電スイッチ10を予め押
圧してストロボユニット19への充電を行う。その充電
はパイロットランプ8の点滅で確認することができる。
次に、撮影者は、ストラップ44を用いて被写体からの
撮影距離を確認し光学ファインダ4を覗くと、接写用ア
ダプタ30のマスク36によってパララックスが補正さ
れているので、接写被写体を正確にフレーミングするこ
とができ、そして、シャッタボタン5を押圧してシャッ
タをレリーズすると、ストロボ光は減光板38によって
減光されるので露光オーバーによる撮影の失敗を防止で
きる。
【0018】これにより、本実施例の接写用アダプタ3
0を使用すれば、レンズ付きフイルムユニット2による
接写撮影が可能となり、また、ゴム紐40によって接写
用アダプタ30をレンズ付きフイルムユニット2に固定
することができるので、レンズ付きフイルムユニット2
側に接写用アダプタ30の固定手段を設ける必要がな
い。従って、本接写用アダプタ30によれば、簡単な構
造でより的確に接写撮影を行うことができる。
【0019】また、本実施例の接写用アダプタ30で
は、ストロボ充電スイッチ10を外部に露出する切除部
32Bを形成しているので、アダプタ本体32をレンズ
付きフイルムユニット2に固定した状態で、ストロボ充
電スイッチ10を操作することができる。更に、本実施
例の接写用アダプタ30では、ストラップ44を測距ゲ
ージとして兼用したので、専用の測距ゲージを設ける必
要がない。
【0020】図10は、本発明の第2実施例に係る接写
用アダプタを示した斜視図であり、図1〜図9に示した
第1実施例と同一、若しくは類似の部材については同一
の符号を付してその説明は省略する。また、図11〜図
16は第2実施例に係る接写用アダプタ50の6面図を
示し、図11は、接写用アダプタ50が二点鎖線で示す
レンズ付きフイルムユニット2に取り付けられた状態を
示す正面図、図12は図11の上面図、図13は図11
の底面図、図14は図11の左側面図、図15は図11
の右側面図、図16は図11の背面図である。また、図
17は、図11における17−17線上に沿う拡大断面
図である。
【0021】図10に示すように前記接写用アダプタ5
0は、アダプタ本体32の前面にてんとう虫形状のレン
ズフード52を固着したものである。このレンズフード
52は、クローズアップレンズ34を露出する開口部5
4が形成され、また、この開口部54は、前記てんとう
虫の星模様の1つを成している。本実施例で示した接写
用アダプタ50も、第1実施例の接写用アダプタ30と
同様に、レンズ付きフイルムユニット2の撮影レンズ3
の周囲に形成された凸状部46(図17参照)に、アダ
プタ本体32の凹状部48を嵌合させ、そして、ゴム紐
40をレンズ付きフイルムユニット2の背面に懸け渡し
て爪部42、42に引っ掛けることにより、レンズ付き
フイルムユニット2に固定することができる。
【0022】図18は、本発明の第3実施例に係る接写
用アダプタが、標準/パノラマ撮影切り換え用レンズ付
きフイルムユニットに取り付けられる状態を示す斜視
図、図19は接写用アダプタが二点鎖線で示すレンズ付
きフイルムユニットに取り付けられた状態を示す斜視
図、図20は接写用アダプタ単体の斜視図であり、図1
〜図9に示した第1実施例と同一、若しくは類似の部材
については同一の符号を付してその説明は省略する。
【0023】図18〜図20に示すように接写用アダプ
タ60のアダプタ本体62は、前プレート64と後プレ
ート66とから構成される。前プレート64は、その下
部がヒンジ68を介して後プレート66の下部に回動自
在に連結され、後プレート66に重ね合わされた時に、
その上部に形成された爪部70が後プレート66の上部
に形成された溝部72に係合し、後プレート66と重ね
合わされた状態が保持される。
【0024】また、前プレート64にはクローズアップ
レンズ34、パララックス補正手段であるプリズム3
6、及び減光板38が設けられる。減光板38は前プレ
ート64にヒンジ74を介して回動自在に連結され、レ
ンズ付きフイルムユニット2のストロボ発光部9を覆う
位置(図20上実線で示す位置)から後プレート66の
裏面側に折り畳まれる位置(図20上二点鎖線で示す位
置)の範囲で回動自在となっている。
【0025】前記後プレート66には、撮影レンズ3の
前面に位置して撮影レンズ3を露出する開口部76と、
光学ファインダ4の前面に位置して光学ファインダ4を
露出する開口部78が形成される。即ち、本実施例の接
写用アダプタ60は、前プレート64をヒンジ68を介
して後プレート66に垂れ下げることにより、レンズ付
きフイルムユニット2に取り付けた状態でも通常の撮影
を可能としたものである。
【0026】後プレート66の前記開口部78には、長
尺状の窓80が連設されている。この窓80は、レンズ
付きフイルムユニット2の前面に配置された撮影サイズ
切換レバー82の前面に位置し、該レバー82を外部か
ら操作可能としたものである。一方、後プレート66の
上端部には帯状のバンド84が連結される。このバンド
84は、バンド84の長手方向に直交して谷折り部8
5、86、88、90が形成される。バンド84の谷折
り部85と谷折り部86とで囲まれる面84Aは、アダ
プタ本体62の装着時にレンズ付きフイルムユニット2
の上面に位置され、この面84Aにはカウンタ表示板6
を露出する長孔92が穿設されている。
【0027】また、バンド84の谷折り部86と谷折り
部90とで囲まれる面84Bは、アダプタ本体62の装
着時にレンズ付きフイルムユニット2の背面に位置さ
れ、この面84Bにはバンド84を軽量化すると共に光
学ファインダ4の接眼部を開放する目的で開口部94が
形成されている。更に、バンド84の谷折り部90から
先の先端面84Cは、アダプタ本体62の装着時にレン
ズ付きフイルムユニット2の底面に位置される。この先
端面84Cの端部には爪部96が形成され、この爪部9
6は、後プレート66の下縁に形成された溝部98に係
合される。
【0028】前記接写用アダプタ60のレンズ付きフイ
ルムユニット2への装着は、図19に示すようにバンド
84をレンズ付きフイルムユニット2の背面に懸け渡し
て、谷折り部86、90に沿って90°内側に折り曲
げ、そして、爪部96を後プレート66の溝部98に係
合させる。これにより、接写用アダプタ60をレンズ付
きフイルムユニット2に固定することができる。
【0029】次に、前記の如く構成された接写用アダプ
タ60の作用について説明する。先ず、接写用アダプタ
60を前記バンド84によってレンズ付きフイルムユニ
ット2に固定する。そして、接写撮影を行う場合には、
前プレート64を後プレート66に重ね合わせ、前プレ
ート64の爪部70を後プレート66の溝部72に係合
させて、その状態を保持する。これにより、クローズア
ップレンズ34は撮影レンズ3の前面に、プリズム36
は光学ファインダ4の前面に、そして、減光板38はス
トロボ発光部9の前面にそれぞれ位置するので、接写撮
影が可能となる。
【0030】また、通常の撮影を行う場合には、前記爪
部70と溝部72との係合を解除し、前プレート64を
ヒンジ68を介して後プレート66に垂れ下げる。これ
により、クローズアップレンズ34は撮影レンズ3の前
面から退避し、プリズム36、減光板38も光学ファイ
ンダ4、ストロボ発光部9の前面から退避するので、通
常の撮影が可能となる。
【0031】従って、本実施例の接写用アダプタ60
は、アダプタ本体62をレンズ付きフイルムユニット2
に固定した状態でも通常の撮影を行うことができるの
で、撮影条件に応じてアダプタ本体62をレンズ付きフ
イルムユニット2に取り付けたり、取り外したりする手
間がかからない。また、本実施例のプリズム38を凸面
反射鏡とし、撮影範囲をレンズ付きフイルムユニット2
の前面側から確認できるようにして凸面反射鏡に自分の
顔を映せば、撮影者自身を撮影できるセルフポートレー
ト撮影が可能となる。前記凸面反射鏡は、その表面にア
ルミを蒸着して半透明にすることにより形成できる。
【0032】更に、本実施例の接写用アダプタ60は図
21に示すように、コンパクトに折り畳むことができる
ので携帯に非常に便利である。接写用アダプタ60を折
り畳むには、先ず、前プレート64を後プレート66に
係合させて、減光板38を後プレート66の裏面側に折
り畳み、そして、バンド84を谷折り部85、86、8
8、90に沿って内側に折り畳む。そして、バンド84
の爪96を図20に示すクローズアップレンズ34の上
部に形成された爪部99に係合させる。これにより、接
写用アダプタ60はコンパクトに折り畳まれ、クローズ
アップレンズ34がバンド84の先端面84Cで保護さ
れる。
【0033】図22は、本発明の第4実施例に係る接写
用アダプタを示す斜視図であり、図18〜図21に示し
た第3実施例と同一、若しくは類似の部材については同
一の符号を付してその説明は省略する。第4実施例の接
写用アダプタ100は、ストロボ発光部のないレンズ付
きフイルムユニットに取り付けられるもので、減光板が
なく、また、撮影レンズの前面に位置するプリズムも不
要とし、マスクでパララックス補正を行ったものであ
る。
【0034】接写用アダプタ100の後プレート66に
は、クローズアップレンズ34を保持した矩形状のプレ
ート102が取り付けられている。このプレート102
は図23に示すように、後プレート66に形成された溝
104に沿ってスライド移動自在となっており、図示し
ないレンズ付きフイルムユニットの撮影レンズの前面に
対して進退移動可能となっている。また、前記プレート
102の図中右端部には、スイッチ106が設けられ
る。このスイッチ106は、接写撮影以外でのストロボ
撮影時に、図示しないレンズ付きフイルムユニットのス
トロボ充電スイッチを押圧し固定することができる。
【0035】また、本実施例の接写用アダプタ100
を、ストロボ発光部を有するレンズ付きフイルムユニッ
トに適用する場合には、クローズアップレンズ34の表
面にNDフイルタを蒸着又は装着すれば良い。これによ
り、露光オーバーによる撮影の失敗を防止することがで
きる。図24は、本発明の第5実施例に係る接写用アダ
プタを示す斜視図であり、図1〜図9に示した第1実施
例と同一、若しくは類似の部材については同一の符号を
付してその説明は省略する。
【0036】第5実施例の接写用アダプタ110は、ス
トロボ発光部のないレンズ付きフイルムユニットに取り
付けられるもので減光板を不要としたものである。ま
た、本実施例の接写用アダプタ110を、ストロボ発光
部を有するレンズ付きフイルムユニットに適用する場合
には、クローズアップレンズ34の表面にNDフイルタ
を蒸着又は装着すれば良い。これにより、露光オーバー
による撮影の失敗を防止することができる。また、プリ
ズム36の表面にもNDフイルタを蒸着又は装着するこ
とにより、目が受けるストロボの閃光を和らげることが
できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る接写用
アダプタによれば、アダプタ本体をカメラに固定するた
めの専用の固定手段を設けることなく、アダプタ本体を
カメラに対して固定することができるので、簡単な構造
でより的確に接写撮影を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る接写用アダプタと、
この接写用アダプタが用いられるレンズ付きフイルムユ
ニットの外観を示す斜視図
【図2】レンズ付きフイルムユニットのユニット本体の
分解斜視図
【図3】第1実施例に係る接写用アダプタがレンズ付き
フイルムユニットに取り付けられた状態を示す正面図
【図4】図3に於ける上面図、
【図5】図3に於ける底面図
【図6】図3に於ける左側面図
【図7】図3に於ける右側面図
【図8】図3に於ける背面図
【図9】図3に於ける9−9線上に沿う拡大断面図
【図10】本発明の第2実施例に係る接写用アダプタ
と、この接写用アダプタが用いられるレンズ付きフイル
ムユニットの外観を示す斜視図
【図11】第2実施例に係る接写用アダプタがレンズ付
きフイルムユニットに取り付けられた状態を示す正面図
【図12】図11に於ける上面図、
【図13】図11に於ける底面図
【図14】図11に於ける左側面図
【図15】図11に於ける右側面図
【図16】図11に於ける背面図
【図17】図11に於ける17−17線上に沿う拡大断
面図
【図18】本発明の第3実施例に係る接写用アダプタ
と、この接写用アダプタが用いられるレンズ付きフイル
ムユニットの外観を示す斜視図
【図19】第3実施例に係る接写用アダプタがレンズ付
きフイルムユニットに取り付けられる状態を示す斜視図
【図20】第3実施例に係る接写用アダプタの斜視図
【図21】第3実施例に係る接写用アダプタが折り畳ま
れた状態を示す斜視図
【図22】本発明の第4実施例に係る接写用アダプタの
斜視図
【図23】第4実施例に係る接写用アダプタのクローズ
アップレンズ保持プレートが撮影レンズの前面から退避
した状態を示す斜視図
【図24】本発明の第5実施例に係る接写用アダプタの
実施例を示す斜視図
【符号の説明】
2…レンズ付きフイルムユニット 3…撮影レンズ 4…光学ファインダ 9…ストロボ発光部 30、50、60、100、110…接写用アダプタ 32、62、112…アダプタ本体 34…クローズアップレンズ 36…マスク、プリズム(パララックス補正手段) 38…減光板(散光減光手段) 40…ゴム紐 64…前プレート 66…後プレート 84…バンド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの前面に装着されて接写撮影に使用
    される接写用アダプタに於いて、 前記接写用アダプタは、 前記カメラの前面の撮影レンズの周囲に形成された凸状
    部に嵌合する位置決め用開口部が形成され、該カメラ前
    面に着脱自在に装着されるアダプタ本体と、 前記アダプタ本体の装着時にカメラの撮影レンズの前面
    に位置するように前記アダプタ本体の前記位置決め用開
    口部に取り付けられ、撮影可能な至近距離を短くするク
    ローズアップレンズと、 前記アダプタ本体の装着時にカメラの光学ファインダの
    前面に位置するように前記アダプタ本体に取り付けら
    れ、接写撮影時のファインダパララックスを補正するパ
    ララックス補正手段と、 前記アダプタ本体の装着時にカメラのストロボ発光部の
    前面に位置するように前記アダプタ本体に取り付けら
    れ、ストロボ光を散光又は減光させる散光減光手段と、 前記アダプタ本体に少なくとも一端が係止され、アダプ
    タ本体が装着されたカメラの背面に懸け渡してアダプタ
    本体をカメラに固定する部材と、 から成ることを特徴とする接写用アダプタ。
  2. 【請求項2】前記アダプタ本体は、アダプタ本体の装着
    時に前記カメラの前面に配置されたストロボ充電スイッ
    チを外部に露出する形状に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の接写用アダプタ。
  3. 【請求項3】前記クローズアップレンズ、前記パララッ
    クス補正手段、及び前記散光減光手段は、前記アダプタ
    本体に対して移動自在に設けられ、接写撮影時以外の撮
    影時には、カメラに取り付けられた状態でカメラ前面か
    ら退避移動されることを特徴とする請求項1記載の接写
    用アダプタ。
  4. 【請求項4】前記アダプタ本体には、ストラップが取り
    付けられ、該ストラップは測距ゲージと兼用されること
    を特徴とする請求項1記載の接写用アダプタ。
JP14947894A 1994-06-30 1994-06-30 接写用アダプタ Pending JPH0815763A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6816673B2 (en) 2002-08-30 2004-11-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Lens-fitted photo film unit with optical adapter
KR100868927B1 (ko) * 2007-04-24 2008-11-17 주식회사 소림 소형기기용 카메라 커버

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6816673B2 (en) 2002-08-30 2004-11-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Lens-fitted photo film unit with optical adapter
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