JPS63212776A - 地熱発電プラント - Google Patents

地熱発電プラント

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Publication number
JPS63212776A
JPS63212776A JP4456587A JP4456587A JPS63212776A JP S63212776 A JPS63212776 A JP S63212776A JP 4456587 A JP4456587 A JP 4456587A JP 4456587 A JP4456587 A JP 4456587A JP S63212776 A JPS63212776 A JP S63212776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
hot water
turbine
heat
supplied
Prior art date
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Pending
Application number
JP4456587A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Fujioka
祐一 藤岡
Masahiko Nagai
正彦 永井
Sanae Kawazoe
川添 早苗
Hideo Kameyama
秀雄 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4456587A priority Critical patent/JPS63212776A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地熱発電プラントに関し、特に地熱エネルギー
の利用効率を高め、かつタービンにおける熱エネルギー
・機械エネルギーの変換効率を高める手段に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来のこの種の地熱発電プラントの一例を示す
系統図である。図中左下に示す生産井aからは地熱によ
り発生した蒸気と熱水の混合物すが取出される。この混
合物すは、セパレータCで一次蒸気b1と熱水b2とに
分離される。セパレータ、Cで分離された熱水b2はフ
ラッシャdに入り、ここで二次蒸気d1と熱水d2とに
分離される。前記セパレータCで分離された一次蒸気b
1と、前記フラッシャdで分離された二次蒸気d1とは
、タービンeに供給される。かくしてタービンeが駆動
され、タービンeと同軸に連結された発電機fが回転す
るので電力が発生する。
タービンeを駆動した後の一次蒸気b1と二次蒸気d1
は、低圧・低温の蒸気gとなって復水器りへ入る。ここ
で蒸気g中の凝縮性ガスは、凝縮されて温水iとなり、
水槽lに貯められる。また蒸気g中の不凝縮性ガスjは
、真空ポンプにで復水器りから系外へ排出される。水槽
lに貯められた温水iは、ポンプmで冷却塔nに送られ
る。冷却塔nに送られた温水iの一部は蒸発し、残りは
冷却水0となる。この冷却水0はポンプpで前記復水″
ahに送られ、蒸気gを凝縮させるための冷却水として
用いられる。なおフラッシャdで分離された熱水d2は
還元井qに戻される。
[発明が解決しようとする問題点〕 上記構成の従来の地熱発電プラントには次のような問題
があった。すなわち熱水b2が保有している熱エネルギ
ーの一部は、フラッシャdにおいて二次蒸気d1を発生
させ、電気エネルギーに変換されるが、上記熱エネルギ
ーの大半は何隻利用されないまま熱水d2として還元井
qに捨てられている。したがってエネルギー利用効率が
悪いという問題があった。
そこで本発明は、地熱エネルギーの利用効率が高く、シ
かもタービンにおける熱エネルギー・機械エネルギーの
変換効率が高く、発電効率を著しく向上させ得る地熱発
電プラントを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために、次
のような手段を購じた。すなわち、地熱により発生した
熱水と蒸気との混合物から上記熱水と蒸気とを分離し、
この分離された熱水の熱エネルギーを、2プロパノール
をアセトンと水素とに分解する吸熱反応により回収する
ようにし、この回収した熱エネルギーを用いて前記熱水
の温度より高い温度でアセトンと水素とから2プロパノ
ールを合成する如く発熱反応させ、その反応熱により前
記分離された蒸気を過熱して過熱蒸気となし、タービン
に供給するようにした。つまり熱水が保有している熱エ
ネルギーを、2プロパノール。
アセトンおよび水素を作動媒体とするケミカルヒートポ
ンプの吸熱源として使用し、ケミカルヒートポンプの作
用により、吸熱した熱の一部を180℃〜230℃の高
温熱源となし、この高温熱源によりタービンに供給され
る一次蒸気と二次蒸気とを昇温させるようにした。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより次のような作用を呈
する。すなわち熱水が保有している熱エネルギーの利用
により、タービンに供給される一次蒸気と二次蒸気とが
過熱蒸気とされることから、タービンにおける膨張終了
点の蒸気の乾燥度が大きくなり、タービンの背圧を小さ
くできる。その結果、地熱エネルギーの利用効率および
タービンにおける熱エネルギー・機械エネルギーの変換
効率を高め得るものとなる。
〔実施例〕
第1図は本発明の地熱発電プラントの一実施例を示す系
統図である。図中左下に示す生産井1からは地熱により
発生した蒸気と熱水の混合物2が取出される。この混合
物2は、セパレータ3により一次蒸気2a、熱水2b、
熱水2cの三つに分離される。分離された熱水2bはフ
ラッシャ4へ導入され、熱水2cは熱交換器5へ導入さ
れる。
熱水2Cが保有している熱エネルギーは、熱交換器5を
介して吸熱反応器6の内部に収容されているアセトンと
2プロパノールとの混合溶液へ供与される。このため吸
熱反応器6の内部において、供与された熱エネルギーに
より、2プロパノールがアセトンと水素とに分解するよ
うな反応が生起する。その結果、2プロパノール、アセ
トンおよび水素の混合蒸気7が発生する。この混合蒸気
7は冷却器8に送られて冷却され、組成の一部が液化し
た2プロパノール、アセトンおよび水素の混合物9が生
じる。この混合物9は還流器1oへ入り、ここでアセト
ンおよび水素濃度の高い混合蒸気11と、2プロパツ一
ル濃度の高い液体12とに分離される。2プロパツ一ル
濃度の高い液体12は、前記吸熱反応器6に還流される
。またアセトンおよび水素濃度の高い混合蒸気11は、
ポンプ13により熱交換器14へ送られ、ここで昇温さ
れて混合蒸気15となり、発熱反応器16へ導入される
。発熱反応器16ではアセトンと水素とから2プロパノ
ールを合成する反応が生起する。
この反応による発生熱は、180℃〜230℃に制御さ
れ、熱交換$17.18を介して前記セパレータ3で分
離された一次蒸気2aと、前記フラッシャ4で分離され
た二次蒸気19aとに供与される。なお発熱反応器16
から排出される2プロパツ一ル濃度の高い混合蒸気20
は、前記熱交換器14に戻され、ここで前記混合蒸気1
1と熱交換されて冷却された混合蒸気21となり、前記
吸熱反応器6へ導入される。
前記熱交換器17.18を介してそれぞれ反応熱を供与
された一次蒸気2aおよび二次蒸気19aは、130℃
〜220℃に昇温されて過熱蒸気22.23となり、タ
ービン24へ供給される。
かくしてタービン24が駆動され、このタービン24と
同軸に連結された発電機25が回転し、電力が発生する
タービン24を駆動した後の過熱蒸気22゜23は、低
圧・低温の蒸気26となって復水器27へ入る。ここで
蒸気27中の凝縮性ガスは、凝縮されて温水28となり
、水槽31に貯められる。また蒸気26中の不凝縮性ガ
ス29は、真空ポンプ30で復水器27から系外へ排出
される。
水槽31に貯められた温水28は、ポンプ32で冷却塔
33に送られる。冷却塔33に送られた温水28の一部
は蒸発し、残りは冷却水34.35となる。一方の冷却
水34はポンプ36で前記復水器27に送られ、蒸気2
6を凝縮させるための冷却水として用いられる。他方の
冷却水35はポンプ37で前記冷却器8に送られ、混合
蒸気7の冷却のために用いられる。
セパレータ3からフラッシャ4へ送り出される熱水2b
と、熱交換器5へ送り出される熱水2Cとの分配比率は
、熱水2cから熱交換器17゜18において一次蒸気2
a、二次蒸気19aを過熱するのに必要な熱量が確保さ
れるように決められる。なおフラッシャ4からの熱水1
9bは、熱交換器5で熱交換を行なった後の熱水19c
と合流されて熱水19dとなり、還元井38へ戻される
本実施例によれば次のような作用効果を奏する。
すなわち、熱水2cが保有している熱エネルギーの利用
により、タービン24に供給される一次蒸気2a’と二
次蒸気19aとが過熱蒸気22.23とされることから
、タービン24における膨張終了点の蒸気の乾燥度が大
きくなり、タービン24の背圧を小さくできる。その結
果、地熱エネルギーの利用効率を益め得ると共に、ター
ビン24における熱エネルギー・機械エネルギーの変換
効率を高め得ることになり、発電効率を著しく向上さ得
るものとなる。
「実験例」 生産井1から取出される蒸気と熱水との混合物2の性状
は、場所によって大きく異なるが、−例として生産井1
から取出される混合物2の蒸気と熱水との割合が1対2
であって、従来の地熱発電プラントであると次のような
状態を呈する場合に、本発明を適用してみた。なお、タ
ービン入口の一次蒸気をAに二次蒸気をB1タービン背
圧をCとする。
Aニア、20ata、165℃ B:1.60ata、113℃ C:0. 09ata 上記の場合に本発明を適用した結果を、A′。
B’ 、C’で示すと、 A’  ニア、20ata、190℃ B’  :1.60ata、190℃ C’  :0.05ata となった。そして、発電量は従来例に比べて約7%も増
加した。この発71i量が増加した理由は、タービン2
4の人口の蒸気を熱交換器17,181;:よって過熱
蒸気22.23とした為に、タービン24の出口蒸気2
6の乾燥度が大きくなり、タービン24の背圧を従来よ
り小さくすることができた為である。
なお本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である
のは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、熱水が保有している熱エネルギーの利
用により、タービンに供・給される一次蒸気と二次蒸気
とが過熱蒸気とされることから、夕−ビンにおける膨張
終了点の蒸気の乾燥度が大きくなり、タービンの背圧を
小さくできる。その結果、地熱エネルギーの利用効率が
高く、しかもタービンにおける熱エネルギー・機械エネ
ルギーの変換効率が高く、発電効率を著しく向上させ得
る地熱発電プラントを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の地熱発電プラントの一実施例を示す系
統図、第2図は従来の地熱発電プラントの一例を示す系
統図である。 1・・・生産井、2.9・・・混合物、2a・・・−次
蒸気、2b、2c、19b、19c・・・熱水、3・・
・セパレータ、4・・・フラッシャ、5.14,17.
18・・・熱交換器、6・・・吸熱反応器、 7.11
.15゜20.21・・・混合蒸気、8・・・冷却器、
10・・・還流器、12・・・液体、13,32,36
.37・・・ポンプ、16・・・発熱反応器、19a・
・・二次蒸気、22゜23・・・過熱蒸気、24・・・
タービン、25・・・発電機、26・・・蒸気、27・
・・復水器、28・・・温水、29・・・不凝縮性ガス
、30・・・真空ポンプ、31・・・水槽、33.34
・・・冷却塔、35・・・冷却水、38・・・還元井。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 地熱により発生した蒸気でタービンを駆動して発電する
    地熱発電プラントにおいて、地熱により発生した熱水と
    蒸気との混合物から上記熱水と蒸気とを分離する分離手
    段と、この分離手段により分離された熱水の熱エネルギ
    ーを、2プロパノールをアセトンと水素とに分解する吸
    熱反応により回収する吸熱反応器と、この吸熱反応器で
    回収した熱エネルギーを用いて前記熱水の温度より高い
    温度でアセトンと水素とから2プロパノールを合成する
    発熱反応器と、この発熱反応器による反応熱により前記
    分離手段により分離された蒸気を過熱して過熱蒸気とな
    しタービンに供給する手段とを具備したことを特徴とす
    る地熱発電プラント。
JP4456587A 1987-02-27 1987-02-27 地熱発電プラント Pending JPS63212776A (ja)

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