JPS63212270A - 電子黒板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、黒板に筆記された内容をコピーする機能のほ
かに、手持ち資料等を黒板面へ拡大表示する機能を備え
た電子黒板に関するものでおる。

［従来伎術コ 黒板に筆記された内容をコピーする機能のほかに、手持
ち資料等を黒板面へ拡大表示する機能を備えた電子黒板
は、例えば、特開昭６０−２６３５５７＠公報に示され
るように既に知られている。

かかる電子黒板によれば、黒板に筆記された内容をあと
でコピーできるから一々メモしなくともよいし、一方、
手持ちの資料等を適宜拡大して表示することもできるか
ら会議等においてオーバーへラドプロジェクタや掛図を
予め用意しておかなくともよい等の利点があり、利用価
値が非常に高いと言える。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記公報に示された電子黒板は、フェル
トペン等により筆記可能なシート状の筆記媒体が一対の
コーナローラ間に巻き取り巻き戻し自在に張設され、そ
の一方のコーナーローラ近傍にフェルトペンが前記筆記
媒体面に対向するようキャリジにより支持された状態で
配置されてなるものである。この電子黒板によれば、手
持ち資料等を黒板面に拡大表示したい場合にはその手持
ち資料等を別途価えれらた画像読取り装置により読み取
らせ、その読み取った画像データを前記フェルトベンに
送る。そこで、該フェルトペンが定方向へ巻き取られて
いく筆記媒体面を走行し、前記画像データに基づく拡大
画像がシリアルプロット式に該筆記媒体面に転写されて
いく。このようにして転写し終えると、筆記媒体は巻き
戻され、該筆記媒体面の拡大画像が黒板面に引き出され
る。

したがってこの公報の電子黒板によれば、筆記媒体の巻
き取り巻き戻しという操作のために黒板面への拡大表示
に要する時間が長くなり、また、フェルトベンのペン先
を筆記媒体面に直接押しつけて画像を転写していくプロ
ット方式のためにスピードがでないし、しかも、インク
の補給がおいつかない等の欠点があった。

［発明の目的］ 本発明は、このような従来欠点に鑑みて為されたもので
、その目的とするところは、黒板に筆記された内容のコ
ピー機能と手持ち資料等を黒板面に拡大表示する機能と
を兼備しており、しかも画面品質の優れた拡大画像が黒
板面に速やかに表示されるようにした電子黒板を提供す
ることにある。

［問題点を解決するための手段］ この目的を達成するため本発明の電子黒板は、水性ペン
等により筆記可能な筆記媒体と、該筆記媒体面に筆記さ
れた文字・図形等の画面を読み取る第１の読取り手段と
、該第１の読取り手段により読み取られた内容をコピー
する手段と、手持ち資料等を読み取る第２の読取り手段
と、該第２の読取り手段により読み取られた内容を前記
筆記媒体面に拡大表示する手段とからなり、その拡大表
示手段として、プリントヘッドが前記筆記媒体面に対向
配置されると共に、該プリントヘッドと筆記媒体面との
間にインクリボンが介在されていることを要旨としてい
る。

［作用］ このような構成により、本発明の電子黒板によれば、水
性ペン等により筆記媒体面に筆記された文字・図形等の
画面を第１の読取り手段により読み取らせることにより
、その画面のコピーが得られる。また−手持ち資料など
を第２の読取り手段に読み取らせることにより、その画
面がプリントヘッド及びインクリボンを介して筆記媒体
面に拡大表示される。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した電子黒板の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。第１図及び第２図に示すよう
に、この電子黒板のシャーシフレーム１は前面が開口さ
れたほぼ箱形をなし、その下部には一対の支持脚２、及
びペントレイ３が設けられている。上下一対の平行なシ
ート駆動ローラ１５と従動ローラ９とがシャーシフレー
ム１内に所定間隔をおいて回転可能に配置され、この両
日−ラ間には無端シート状の筆記媒体５が張設されてい
る。そして前記シート駆動ローラ１５がモータ１８の回
転に伴ないモータプーリ１７、タイミングベルト１６及
びプーリ８を介して回転されることにより、筆記媒体５
が上下方向に移動されるように構成されている。なお、
筆記媒体５はポリエステルフィルム等の基材上にテフロ
ン等をラミネートしたり、または対薬品性の樹脂を薄く
コーティングしたもので、水性マーキングペンで筆記し
たり、イレーザで消去したり、また、後述するが本方式
のインパクト形ワイヤドツトの衝撃に対しても充分耐え
得る材質になっている。

一方、第１の読取り素子１０が前記シャーシフレーム１
の後部中程に設けられ、筆記媒体５上に筆記された文字
・図形等の画像が蛍光燈１１により照射されると、反射
ミラー１２及びレンズ１３を介して読取り素子１０によ
り読み取られるようになっている。また、該読取り素子
１０により読み取られた画像をコピーするための記録装
置６がシャーシフレーム１の左側下部に設けられ、この
記録装置６により所定の用紙上に縮小状態でコピーされ
、その用紙は記録装置６の下部に設けられたベーパトレ
イ５２上に排出されるように構成されている。ざらに手
持ち資料等を黒板面に拡大表示させるための小形文書読
取り装置が記録装置６と同一のユニット内に収められて
いて、小形文書挿入ロアから読取り用の原稿を挿入する
と、その原稿面の文字・図形等の画像がこの小形文書読
取り装置内の第２の読取り素子（図示せず）により読み
取られるようになっている。なお、その原稿はやはりペ
ーパトレイ５２上に排出される。そしてシャーシフレー
ム１内の後方下部にはその原稿の拡大記録用のインパク
ト形ワイヤドツトプリントヘッド２８、フィルムカセッ
ト２９及びインクリボン３９が内蔵されたインクリボン
カセット３０が設けられ、前記第２の読取り素子により
読み取られた画像情報が、このプリントヘッド２８によ
りインクリボン３９を介して筆記媒体５上に拡大した状
態で転写記録されるようになっている。

ワイヤトッドプリントヘッド２８の部分の拡大断面図を
第３図及び第４図に示したが、フィルムカセット２９内
には緩衝フィルム３４が収容され、プリントヘッド２８
を載せたキャリジ３１の移動に伴なってフィルム駆動ロ
ーラ３５が回転し、フィルム従動ローラ３６と共に緩衝
フィルム３４がヘッド先端を第３図中右から左へ送られ
てフィルムカセットク９内に送り込まれる機構となって
いる。この緩衝フィルム３４はインクリボン３９面に塗
着される水性インク（詳細については後述する）がドツ
トワイヤに付着してドツトプリントヘッド２８内に入り
込むのを防ぐためと、ドツトワイヤのインパクトにより
筆記媒体５がキズつくのを防ぐためのもので、厚さが約
１０〜１５Ａのポリエステルフィルム製としている。そ
してこの緩衝フィルム３４はプリントヘッド２８のイン
パクトによって痛んでくるのである程度使用したらフィ
ルムカセット２９ごと交換するようになっている。また
、インクリボンカセット３０は据え置き型のものであっ
て、その中には水性インク槽４４が設けられている。そ
して無端状のインクリボン３９がリボン駆動ローラ３７
の回転駆動に伴って繰り出されていき、その途中でこの
水性インク槽４４中に浸漬され、リボン表面に水性イン
クが塗着されるように構成されている。この場合インク
リボン３９はリボン巻込みローラ４２．４３によりイン
クリボンカセット３０内に送り込まれ、そこで半回転ね
じられて僅かなスキマ部５０を経て水性インク櫓４４中
にリボンローラ４８を介して導かれる。そして水性イン
ク槽４４に浸されたインクリボン３９は水性インク槽か
ら引き上げられ、インク絞りローラ４９、リボンローラ
４８により余分なインクが絞り取られ、更にリボンテン
ションイタバネ４１により絞られて適当なインクの含浸
率にされた状態で再びインクリボンカセット３０から引
き出されてプリントヘッド２８へ案内されるように構成
されている。このインクリボンカセット３０内からの水
性インクの水分の蒸発を防ぐためにリボンカセットの入
口部４６及び出口部４７はフィルム等によってシーリン
グされていて、インクリボン３９に圧力をかけつつ出入
りさせている。また、水性インク槽４４への水性インク
の補充はインク注入口フタ４０を外して、この丸い穴か
ら専用の水性インクボトルで注入するようにしである。

ところで、インクリボン３９は、リボンガイド３３を介
してプリントヘッド２８の前面へ案内されるが、インク
リボン３９と筆記媒体５との間には中央にドツトワイヤ
の通る穴のあいたステンレス薄板製のマスク３２がヘッ
ド前面に取着介在されていて、インクリボン３９面の水
性インクが不用意に筆記媒体５面に付着することのない
ように配慮されている。また、ドツトプリントヘッド２
８は印字速度、ドツト径を考慮して９ピンヘッド程度と
しである。但し、このプリントヘッド２８は１８ピン、
２４ピンヘッド等適宜選択することは構わない。更に記
録速度を高めるためにこうしたシリアルヘッドが複数個
用いられたマルチヘッドタイプ、あるいは１ピンヘツド
が１０〜１５ｍｍといった距離をおいて等間隔に並設さ
れたシャトルタイプにしてもよい。

なお、シャーシフレーム１内には筆記媒体５面に水性イ
ンクにより描かれた画像を消去するためのクリーニング
ローラ２０．そのクリーニングローラ２０の押え付は機
構（図示せず）、このクリーニングローラ２０をモータ
２７により回転駆動させるためのモータプーリ２６、タ
イミングベルト２５、プーリ２４、ギヤ群２１〜２３等
が設けられ、更にこのクリーニングローラ２０の下方に
はブラシクリーナ５４が筆記媒体５とクリーニングロー
ラ２０の両者に接触状態で設けられている。

前記クリーニングローラ２０は外周がフェルトのような
柔らかい材料で形成されていて、筆記媒体５がキズつか
ないように、かつ長期間の使用に絶えるように材料選定
がなされている。また、ブラシクリーナ５４は筆記媒体
５面の更なる清掃と、クリーニングローラ２０の外周に
付着したインク滓の除去を行うものであり、ファイバｌ
１ｉＮにより形成されている。

第５図はこのように構成された電子黒板装冒の制御回路
を示す。これに従って説明すると中央処理装置（以下Ｃ
ＰＵと略）は制御全体を統括し、そのＣＰＬＩにはＲＯ
Ｍ及び読み取った画像情報を適宜記憶するＲＡＭが接続
されている。ＲＯＭには電子黒板全体の動作を制御する
ためのプログラム等が記憶されている。前記ＣＰＵには
第１読取り装置、シャーシフレーム１内に設置されたフ
ィルム位置検出器や筆記媒体５の移動、縮小記録拡大表
示を指令する操作パネルが入力インターフェイスを介し
て接続され、それからＣＰＬＪに各種の情報や信号が入
力される。またＣＰＵには出力インタフェイスを介して
縮小記録装置、拡大記録装置、筆記媒体移動モータ、ヘ
ッド移動モータ、クリーナ移動モータのそれぞれの駆動
回路に接続され、ぞれらに対してＣＰＵから駆動、停止
の各種の信号が出力されることになる。

しかしてこのように構成された電子黒板によれば、筆記
媒体５の表面に水性マーキングペンで文字や図形等を筆
記したり、その文字や図形等をイレーザで任意に消去し
たりできる。また、この筆記媒体５上に筆記された文字
・図形等の画像をコピーしたい場合には、操作パネル上
の機動ボタン及び所望のコピ一枚数指定ボタンを操作す
ることにより、モータ１８が回転して筆記媒体５が第１
図の矢示方向に周回移動し、第１読取り素子１０により
筆記媒体５上の画像が読み取られて、この読み取られた
画像情報が記録装置６の作動により所定の用紙上に縮小
コピーされる。それと同時に第１読取り素子１０で読み
取られた画像情報がＲＡＭに一時的に記憶されるため、
その記憶された画像情報に基づき記録装Ｍ６により指定
校数分のコピーが行われる。

一方、手持ちの資料等を筆記媒体５上に拡大して表示し
たい場合には、その資料を小形文書挿入ロアより読取り
装置６に挿入すると、資料面の文字・図形等の画像が読
取り装置６内の小形文麿読取り装置により読み取られる
。その読み取られた画像情報はドツトインパクトプリン
トヘッド２８へ送られ、水性インクが塗着されるインク
リボン３９を介して筆記媒体５上に拡大記録される。そ
してこの筆記媒体５上に拡大記録された画像は、該筆記
媒体５がモータ１８の駆動により送られることにより黒
板面に現われる。なお、この拡大画像は用済み後にはや
はりモータ１８の駆動により裏側へ送られていき、クリ
ーニングローラ２０により消去されて繰り返し使用され
ることとなる。

但し、該クリーニングローラ２０はクリーニングローラ
押付機構の解除により筆記媒体５より離間させることも
可能で、随時前面へ拡大画像を戻すこともできるように
なっている。また、インクリボン３９はプリントヘッド
２８により筆記媒体５面へ拡大画像を転写中モータ３７
の駆動により送られており、そのリボン面には水性イン
クが水性インク槽４４において絶えず補給されることと
なるので鮮明な拡大転写画像が得られる。また本発明で
は筆記媒体５上に記録された画像が定着されていないた
め、この画像をイレーザで任意に消去して水性マーキン
グペンで訂正することができ、またその訂正した内容を
第１の読取り素子１０によって読み取り、縮小記録する
ことは上記構成よりもちろん可能である。

なお、本発明では筆記媒体５を無端状として説明しやす
くしたが、これを５画面程度のシート巻取り式の構造に
して記録画面を多くしたものにも適用できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る電子黒板によれば、黒
板面に筆記された内容のコピー機能と、手持ち資料等を
その黒板面に拡大表示する機能とを兼ね備えていること
はもとより、その拡大表示が手持ち資料の読み取りとほ
とんど同時に、かつプリントヘッドにより高スピードで
行われるものであるから会議等のスピードアップ、高能
率化が図れる。また、その拡大表示をプリントヘッドと
インクリボンを用いて達成することにより画面の品質も
格段に向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図は断面
図、第２図は外観斜視図、第３図は第１図の要部の拡大
断面図、第４図は第３図のＸ−Ｘ線断面図、第５図はこ
の電子黒板の電子制御ブロック図である。 ５・・・筆記媒体、６・・・記録装置、１０・・・第１
の読取り素子、　２８・・・ドツトプリントヘッド、３
９・・・インクリボン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 水性ペン等により筆記可能な筆記媒体と、該筆記媒体面
   に筆記された文字・図形等の画面を読み取る第１の読取
   り手段と、該第１の読取り手段により読み取られた内容
   をコピーする手段と、手持ち資料等を読み取る第２の読
   取り手段と、該第２の読取り手段により読み取られた内
   容を前記筆記媒体面に拡大表示する手段とからなり、 その拡大表示手段として、プリントヘッドが前記筆記媒
   体面に対向配置されると共に、該プリントヘッドと筆記
   媒体面との間にインクリボンが介在されてなることを特
   徴とする電子黒板。