JPS63211588A - 沸騰検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁調理器等の加熱調理器の沸騰検知装置に関
するものである。

〔従来技術〕

従来の電磁調理器に於いては、第５図に示す如く調理鍋
ｌを着脱自在に載置するトッププレート２の下方に誘導
加熱コイル３を配置すると共に、該誘導加熱コイル３の
中央部に位置して感熱板４及び支持具５に支持される温
度センサー６を配置している。

そして、上記トッププレート２上に載置された調理鍋１
は誘導加熱コイル３から発生する磁界によって生じるう
ず電流によって加熱されるようになって居り、上記温度
センサー６は上記調理鍋１の温度をトッププレート２を
介して間接的に検知し加熱量を制御するようになってい
る。

又、昨近の電磁調理器に於いては温度センサー６からの
検知信号の勾配変化を制御回路で検出し、この勾配変化
により負荷の沸騰を検出するようにしたものがあった。

〔考案が解決しようとする問題点〕

然し乍ら、上記構造のように温度センサーの温度勾配変
化を捕えて負荷の沸騰を検出するものに於いては、温度
管理によるため調理鍋１の温度を温度センサー６部に正
確に伝える必要があり、このため使用者側に鍋底の反り
の限定や水量の範囲の限定或いは初期水温の限定等の制
約を行なわなければならないという欠点があり、又セン
サ一部の初期温度の限定即ち直に繰り返して沸騰検知が
行なえないという欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、第１図乃至第３図に示すように負荷の振動を
検知する振動検知手段と、該振動検知手段からの検知信
号が負荷の沸騰による振動か否かを判断する判別手段と
を備えている。

〔作用〕

本発明によれば、負荷が沸騰温度に至った場合には負荷
の煮えたつことによる振動（ハンマーショック）を振動
検知手段により検知する方式であるから、従来のような
温度管理によって沸騰を検知するもののように種々の制
約を必要としないものであり、繰り返し沸騰検知が行な
えるものである。

又、判別手段は単発的な振動か負荷の沸騰による振動か
を検出するためのものである。

〔実施例〕

■１は整流スタック、１２はチョークコイル、１３は平
滑用コンデンサー、１４は誘導加熱コイル、１５は共振
用コンデンサー、１６は上記誘導加熱コイル１４に高周
波電流を流すためのスイッチング素子、１７はダンパー
ダイオード、１８はスイッチング素子Ｉ６を駆動するた
めの駆動回路、Ｉ９は電源回路、２０はスイッチング素
子１６の通電を制御する制御回路、２Ｉは表示回路、２
２は加熱出力を調節するための調節ポリニーム、２３は
調理鍋２４を着脱自在に載置するためのトッププレート
である。

そして、一般的な加熱動作について説明すると、制御回
路２０内では調節ボＩＪ　、−ム２２に応じた駆動パル
ス幅の制御信号が生成され、この駆動パルス幅の制御信
号に従って、駆動回路Ｉ８を介してスイッチング素子１
６がＯＮ、ＯＦＦを繰り返す。

このため、誘導加熱コイル１４には高周波の交流電流が
流れ、これによって交番磁界が発生し、上記調理鍋２４
はこの時のうず電流によって加熱される。尚、加熱量の
調節は調節ボリューム２２を調節することで行なわれる
。

２５はトッププレート２３の下面中央部に装着された感
熱板２６に密着して取り付けられたサーミスターの如き
温度センサーにして、支持具２７により支持され、上記
トップグレート２３を介して調理鍋２４の温度を検出す
るようになっている。

該温度センサー２５で検知された検知信号は制御回路２
０に入力され、該制御回路２０内で調理鍋２４の温度が
予じめ設定した所定温度となるように制御される。

２８ｔｒｉ上記感熱板２６に密着して取り付けられた振
動検知手段（圧電素子、半導体ひずみ抵抗式センサー、
マイクロホン等）にして、トッププレート２３を介して
調理鍋２４の振動（ハンマーショック）を検知するもの
である。即ち、調理鍋２４内の水等が沸騰してぐらぐら
煮え立った時に調理鍋２４が振動することに着目し、こ
の振動を上記振動検知手段２８で検知することで負荷が
沸騰状態にあるか否かを検知するものである（第４図参
照）。

上記振動検知手段２８の検知信号は電気的信号に変換さ
れて前記制御回路２０に入力され、該制御回路２０内で
は第３図フローチャートに示す如き動作を行なう。

即ち、初期設定後、撮動を計測し、この振動が所定の振
動レベルより大きいか否かを判別し、所定の振動レベル
より大きい場合にカウンターを＋１し、再び振動レベル
が所定の振動レベルより大きいか否かを判別する。

そして、通常は「Ｎ」であるから所定時間ＴＩが経過し
たか否かを見、「Ｎ」であれば最初の摂動レベル測定の
所に戻り、「Ｙ」であればカウンターのカウント値Ｎと
定数にとを比較する。

そして、このステップでｒＹＪということハ負荷の沸騰
による振動と判断し、通常の出カＩｊ御即プに戻り、カ
ウンターのカウント数ＮはＯとなり、最初の動作に戻る
。

又、フローチャート上の２度目の振動レベル大か小かを
判別するステップでｒＹＪならば、カウンターのカウン
ト値Ｎと定数にとを比較し、「Ｎ」であれば最初の振動
レベル測定のステップに戻る。

又、上記ステップでｒＹＪならば負荷の沸騰による振動
と判断し、通常の出力制御に移行する。

以上が本発明の沸騰検知装置の動作であり、調理器本体
側に設けた沸騰検知ボタン（図示せず）を押圧操作する
ことで沸騰検知モード（第３図フローチャート）に切り
換わるようになっている。

従って、本発明によれば温度管理ではなく負荷沸騰時の
振動を検知して沸騰か否かを検知するので従来のように
使用者側に鍋底の反りの限定や水量の範囲の限定或いは
初期水温の限定等の制約を課する必要がない。又、セン
サ一部の初期温度に関係しないので繰り返し沸騰検知が
行なえる。

尚、本発明沸騰検知装置の実施例として電磁調理器を基
に説明したが、他の加熱装置に採用し得ること勿論であ
る。

〔効　果〕

本発明は、以上の如く構成されるものであるから沸騰検
知機能が温度的制約条件からのがれられ、負荷温度の変
化、本体の冷却の必要性がなくなり、連続沸騰検知も可
能になり、使用性向上並びに省電力性能の向上等につな
がるという顕著な効果を奏し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置を備えた電磁調理器の電気回路図、
第２図は同上電磁調理器の要部拡大図、第３図は本発明
装置のフローチャート、第４図は本発明装置のセンサー
出力とそれに対応した検出波形図、第５図は従来電磁調
理器の要部拡大図を示す。 ２０：制御回路、　　　　２８；撮動検知手段。 代理人　弁理士　杉　山　毅　至（他■名）第２図 番 ７了 −３二〕

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、負荷の振動を検知する振動検知手段と、該振動検知
   手段から検知信号が負荷の沸騰による振動か否かを判断
   する判断手段とを備えた事を特徴としてなる沸騰検知装
   置。