JPS63210700A - 放射性液体有機廃棄物の分解反応槽 - Google Patents
放射性液体有機廃棄物の分解反応槽Info
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- JPS63210700A JPS63210700A JP4139187A JP4139187A JPS63210700A JP S63210700 A JPS63210700 A JP S63210700A JP 4139187 A JP4139187 A JP 4139187A JP 4139187 A JP4139187 A JP 4139187A JP S63210700 A JPS63210700 A JP S63210700A
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Landscapes
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野ゴ
本発明は、核燃料再処理工程から発生する放射性液体有
機廃棄物の一つであるリン酸トリブチル(TBP)を減
容処理する分解反応槽に関するものである。
機廃棄物の一つであるリン酸トリブチル(TBP)を減
容処理する分解反応槽に関するものである。
[従来の技術]
核燃料再処理工程から発生するリン酸トリブチル(以下
TBPという)を含有した放射性液体有機廃棄物の分解
、減容化処理に使用する反応槽を第2図により説明する
。
TBPという)を含有した放射性液体有機廃棄物の分解
、減容化処理に使用する反応槽を第2図により説明する
。
第2図において、反応槽a内には触媒であるリン酸(8
3PO4)bが入れられ、ヒータCにて160〜200
℃に加熱されると共に、ヒータC内の攪拌機にて攪拌子
dが回転される。
3PO4)bが入れられ、ヒータCにて160〜200
℃に加熱されると共に、ヒータC内の攪拌機にて攪拌子
dが回転される。
この反応槽aには、夫々ポンプe、fが接続されたTB
P供給管9及び過酸化水素供給管りが接続され、また、
リン酸す中に空気を吹き込む空気供給管iが設けられる
。
P供給管9及び過酸化水素供給管りが接続され、また、
リン酸す中に空気を吹き込む空気供給管iが設けられる
。
反応槽a内で加熱攪拌されたリンHbは、その反応槽a
内に供給されたTBPと過酸化水素(1−1202)と
を反応させて分解し、その分解ガスに1化炭素、−酸化
炭素、低級炭化水素)が、リン1lIb中に吹き込まれ
た空気(キャリアガス)と共にデミスタjを通じて凝縮
器kに導入され、そこで冷却されたのち分離器βに導入
され、凝縮液廁が回収されたのち、オフガスnがさらに
水洗装置0で水洗されるようになっている。
内に供給されたTBPと過酸化水素(1−1202)と
を反応させて分解し、その分解ガスに1化炭素、−酸化
炭素、低級炭化水素)が、リン1lIb中に吹き込まれ
た空気(キャリアガス)と共にデミスタjを通じて凝縮
器kに導入され、そこで冷却されたのち分離器βに導入
され、凝縮液廁が回収されたのち、オフガスnがさらに
水洗装置0で水洗されるようになっている。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら反応槽aでは、TBPの分解で生成した分
解ガスおよびト12o2からの酸素により、リン酸す中
では気泡が激しく発生するために、ミストの発生が多く
なり、未分解のTBPがミストとともに反応槽a外に排
出されてしまう問題がある。
解ガスおよびト12o2からの酸素により、リン酸す中
では気泡が激しく発生するために、ミストの発生が多く
なり、未分解のTBPがミストとともに反応槽a外に排
出されてしまう問題がある。
また下BPおよびト!202から生成する水は、加熱リ
ン酸中で激しく沸騰するため反応の制御がしにくく、ま
た沸騰のためミストの発生も多くなる。さらにリン酸中
で発生する気泡の径は大きいために、Tl3Pと820
2の接触効率が悪く、このためTAPの分解率が上がら
ない問題がある。
ン酸中で激しく沸騰するため反応の制御がしにくく、ま
た沸騰のためミストの発生も多くなる。さらにリン酸中
で発生する気泡の径は大きいために、Tl3Pと820
2の接触効率が悪く、このためTAPの分解率が上がら
ない問題がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、ミスト
の発生を抑制でき、しかも分解率が高い放射性液体有機
廃棄物の分解反応槽を提供することを目的とする。
の発生を抑制でき、しかも分解率が高い放射性液体有機
廃棄物の分解反応槽を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明は、上
記の目的を達成するために、反応構内に充填物を充填す
ると共にその充填物を満すよう反応槽内にリン酸を入れ
、上記反応槽に、リン酸を加熱する加熱手段を設け、さ
らに反応槽に、その反応液中にリン酸トリブチルと過酸
化水素を供給すべく供給手段を夫々接続したもので、反
応槽内に充填物を入れることで加熱リン酸中でのリン酸
トリブチル(TBP)と過酸化水素()−1202)の
接触面積が増大し、TBPの分解効率が上がり、またT
BPとH202からの分解ガスは、充填物により分散さ
れて細かい気泡となり、かつ充填物は沸石としても作用
し、その沸騰も穏やかにできる。従ってTBPの分解反
応を促進できると共に、ミストの発生を少なくして未分
解のTBPの飛散を防止できる。
記の目的を達成するために、反応構内に充填物を充填す
ると共にその充填物を満すよう反応槽内にリン酸を入れ
、上記反応槽に、リン酸を加熱する加熱手段を設け、さ
らに反応槽に、その反応液中にリン酸トリブチルと過酸
化水素を供給すべく供給手段を夫々接続したもので、反
応槽内に充填物を入れることで加熱リン酸中でのリン酸
トリブチル(TBP)と過酸化水素()−1202)の
接触面積が増大し、TBPの分解効率が上がり、またT
BPとH202からの分解ガスは、充填物により分散さ
れて細かい気泡となり、かつ充填物は沸石としても作用
し、その沸騰も穏やかにできる。従ってTBPの分解反
応を促進できると共に、ミストの発生を少なくして未分
解のTBPの飛散を防止できる。
[実施例〕
以下、本発明に係る放射性液体有機廃棄物の分解反応槽
の好適一実施例を添付図面に基づいて説明する。
の好適一実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図において、1は反応槽で、その底部の目皿2上に
充填物3が充填されると共にその充填物3の上部までリ
ン!(85%のHs POa )4が満される。
充填物3が充填されると共にその充填物3の上部までリ
ン!(85%のHs POa )4が満される。
充填物3は、リン酸4に腐食されない材質で、ガラス、
セラミックス(アルミナ)などからなり、その形状は、
0.5〜1vOr*taφの球状または塊状にしたもの
で、例えばアルミナなどの粉末を成型し、これを焼結し
て多孔質状に形成したものが適している。
セラミックス(アルミナ)などからなり、その形状は、
0.5〜1vOr*taφの球状または塊状にしたもの
で、例えばアルミナなどの粉末を成型し、これを焼結し
て多孔質状に形成したものが適している。
反応槽1の外周には、その反応Wi1内のリン酸4を1
60〜200℃に加熱する電気ヒータなどの加熱手段5
が設けられる。
60〜200℃に加熱する電気ヒータなどの加熱手段5
が設けられる。
反応槽1の下部には、リン酸4中に放射性液体有機廃棄
物の一つであるリン酸トリブチル(TBP)を供給する
TBP供給手段6及び過酸化水素(H202)を供給す
るH2O2供給手段7が接続される。
物の一つであるリン酸トリブチル(TBP)を供給する
TBP供給手段6及び過酸化水素(H202)を供給す
るH2O2供給手段7が接続される。
これら供給手段6.7は反応槽1の下部に接続されたT
BP供給管8およびH2O2供給管9と、その台管8,
9に接続されたポンプ10.11とからなる。
BP供給管8およびH2O2供給管9と、その台管8,
9に接続されたポンプ10.11とからなる。
反応W11の上部には、反応槽1の上部空間12に放出
されたTBPの分解ガスを搬送するための空気管13が
接続され、またそのキャリヤガスである空気と共に分解
ガスを凝縮器(第2図参照)へ移送するため、の排出管
14が接続される。
されたTBPの分解ガスを搬送するための空気管13が
接続され、またそのキャリヤガスである空気と共に分解
ガスを凝縮器(第2図参照)へ移送するため、の排出管
14が接続される。
次にこのTBPの分解反応を説明する。
反応槽1内のリン酸4は、加熱手段5により160〜2
00℃に加熱される。この状態で、反応槽1の下部より
各供給手段6.7にて、TBPとH202が供給される
と、リン酸4を触媒としてTAPが、H2O2の酸素と
反応し、二酸化炭素、−酸化炭素、低級炭化水素などに
分解される。
00℃に加熱される。この状態で、反応槽1の下部より
各供給手段6.7にて、TBPとH202が供給される
と、リン酸4を触媒としてTAPが、H2O2の酸素と
反応し、二酸化炭素、−酸化炭素、低級炭化水素などに
分解される。
この場合、TBPの分解による生成ガスと112o2か
らの酸素で気泡が激しく発生するが、リン酸4中には、
充填物3が充填されるため、その充填物3により分散さ
れ、充填物3の層を上昇する間に細かな気泡となり反応
槽1の上部空間12中へのミストの飛散が防止される。
らの酸素で気泡が激しく発生するが、リン酸4中には、
充填物3が充填されるため、その充填物3により分散さ
れ、充填物3の層を上昇する間に細かな気泡となり反応
槽1の上部空間12中へのミストの飛散が防止される。
またTBPとH202の反応で生ずる水およびト120
2からの水が、160〜200℃中のリン19tt4中
で突沸を起すが、充填物3が沸石の役割をするためその
突沸を防止できる。
2からの水が、160〜200℃中のリン19tt4中
で突沸を起すが、充填物3が沸石の役割をするためその
突沸を防止できる。
次に実験例を説明する。
約2J2のガラス製反応槽内に3mn+φのガラスピー
ズを約1犯充填し、そのビーズ層の上部がかくれる程度
までリン酸を入れ、185〜200℃に加熱した。
ズを約1犯充填し、そのビーズ層の上部がかくれる程度
までリン酸を入れ、185〜200℃に加熱した。
次に反応槽の反応液中に、TBPを0.21J2/l1
lin 、 H202(60%)を1.2 N!/1a
inで供給し、TBPを分解させた。この場合、TBP
の分解率は92%であった。
lin 、 H202(60%)を1.2 N!/1a
inで供給し、TBPを分解させた。この場合、TBP
の分解率は92%であった。
一方、上述の反応槽からガラスピーズを取り除き、同一
の条件下でTBPの分解反応を行なったが、その分解率
は83%であった。
の条件下でTBPの分解反応を行なったが、その分解率
は83%であった。
これにより本発明のように充填物を充填した場合には、
分解率が約10%向上することが判る。
分解率が約10%向上することが判る。
また、上述の実験で、1時間分解反応を行なった後の凝
縮液から回収された未分解TBPは、充填物を充填した
場合には0,8 raβ、充填しない場合には2.Oa
ρであり、本発明においては未分解TBPを少なくでき
る。また、同時にミストの発生量も減少する。
縮液から回収された未分解TBPは、充填物を充填した
場合には0,8 raβ、充填しない場合には2.Oa
ρであり、本発明においては未分解TBPを少なくでき
る。また、同時にミストの発生量も減少する。
「発明の効果」
以上説明してきたことから明らかなように本発明によれ
ば次のごとき優れた効果を発揮する。
ば次のごとき優れた効果を発揮する。
(1) 反応槽に充填物を充填することで、TBPと
H2O2の接触面積を増大させ、反応を促進させ、TB
Pの分解率を向上できる。
H2O2の接触面積を増大させ、反応を促進させ、TB
Pの分解率を向上できる。
(2)TBPの分解時に発生する分解ガスが充填物によ
り分散されて細かい気泡となるため、これに同伴するミ
ストが少なくなり、ミストと共に飛散する未分解のTB
Pも少なくできる。
り分散されて細かい気泡となるため、これに同伴するミ
ストが少なくなり、ミストと共に飛散する未分解のTB
Pも少なくできる。
(3) 反応中に生じる水は、突沸を起すが充填物が
その突沸を抑えることができ、これにより反応構内での
気泡の発生が穏やかとなりミストの発生を少なくできる
。
その突沸を抑えることができ、これにより反応構内での
気泡の発生が穏やかとなりミストの発生を少なくできる
。
第1図は本発明の放射性液体有機廃棄物の分解反応槽の
一実施例を示す断面図、第2図は従来例を示す図である
。 図中、1は反応槽、3は充填物、4はリン酸、5は加熱
手段、6はリン酸トリブチル供給手段、7は過酸化水素
供給手段である。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社代理人弁理士
絹 谷 信 雄第1図
一実施例を示す断面図、第2図は従来例を示す図である
。 図中、1は反応槽、3は充填物、4はリン酸、5は加熱
手段、6はリン酸トリブチル供給手段、7は過酸化水素
供給手段である。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社代理人弁理士
絹 谷 信 雄第1図
Claims (1)
- 反応槽内に充填物を充填すると共にその充填物を満すよ
う反応槽内にリン酸を入れ、上記反応槽に、リン酸を加
熱する加熱手段を設け、さらに反応槽に、その反応液中
にリン酸トリブチルと過酸化水素を供給すべく供給手段
を夫々接続したことを特徴とする放射性液体有機廃棄物
の分解反応槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139187A JPS63210700A (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 放射性液体有機廃棄物の分解反応槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4139187A JPS63210700A (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 放射性液体有機廃棄物の分解反応槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63210700A true JPS63210700A (ja) | 1988-09-01 |
Family
ID=12607075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4139187A Pending JPS63210700A (ja) | 1987-02-26 | 1987-02-26 | 放射性液体有機廃棄物の分解反応槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63210700A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5960368A (en) * | 1997-05-22 | 1999-09-28 | Westinghouse Savannah River Company | Method for acid oxidation of radioactive, hazardous, and mixed organic waste materials |
-
1987
- 1987-02-26 JP JP4139187A patent/JPS63210700A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5960368A (en) * | 1997-05-22 | 1999-09-28 | Westinghouse Savannah River Company | Method for acid oxidation of radioactive, hazardous, and mixed organic waste materials |
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