JPS63207413A - 搬送ロ−ラ - Google Patents
搬送ロ−ラInfo
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- JPS63207413A JPS63207413A JP3960687A JP3960687A JPS63207413A JP S63207413 A JPS63207413 A JP S63207413A JP 3960687 A JP3960687 A JP 3960687A JP 3960687 A JP3960687 A JP 3960687A JP S63207413 A JPS63207413 A JP S63207413A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B39/00—Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B39/008—Rollers for roller conveyors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、鋼管製造工場等で鋼管及び丸ビレット等の
丸物材料を搬送する搬送ローラに関する。
丸物材料を搬送する搬送ローラに関する。
[従来の技術]
通常、鋼管製造工場等において鋼管及び丸ビレット等の
丸物材料を搬送する場合は、圧延設備等の前後面に複数
個の搬送ローラを所定間隔に配列し、搬送ローラで丸物
材料を受けて長手方向に搬送する。丸物材料を受ける搬
送ローラの外周は、ローラ軸方向の縦断面形状がV字型
をなし、搬送される丸物材料のレベルを調整して材料及
び圧延設備等の中心を一致させる所謂パスライン調整を
することができるようになっている。
丸物材料を搬送する場合は、圧延設備等の前後面に複数
個の搬送ローラを所定間隔に配列し、搬送ローラで丸物
材料を受けて長手方向に搬送する。丸物材料を受ける搬
送ローラの外周は、ローラ軸方向の縦断面形状がV字型
をなし、搬送される丸物材料のレベルを調整して材料及
び圧延設備等の中心を一致させる所謂パスライン調整を
することができるようになっている。
第5図は、従来の搬送ローラを軸方向に切断した断面図
である。搬送ローラ1の軸部材2は、1対の軸受4によ
り回転可能に支持され、その一端が駆動モータ(図示せ
ず)に連結されている。軸部材2にはローラ部材5が嵌
合され、軸部材2とローラ部材5とが一体となって回転
して高温に加熱された鋼管7をその長手方向に搬送する
ようになっている。ローラ部材5は、リング状の一体物
であり、鋼管に接触する外周面(搬送面)が耐摩耗性及
び耐食性に優れた材料(例えば、130r系ステンレス
鋼肉、盛)でつくられている。この搬送ローラ1を組立
てる場合は、ローラ部材5を軸部材2のストッパ部3の
位置まで挿通し、ナット6によりローラ部材5を軸方向
に締付けてローラ部材5を軸部材2に固定する。
である。搬送ローラ1の軸部材2は、1対の軸受4によ
り回転可能に支持され、その一端が駆動モータ(図示せ
ず)に連結されている。軸部材2にはローラ部材5が嵌
合され、軸部材2とローラ部材5とが一体となって回転
して高温に加熱された鋼管7をその長手方向に搬送する
ようになっている。ローラ部材5は、リング状の一体物
であり、鋼管に接触する外周面(搬送面)が耐摩耗性及
び耐食性に優れた材料(例えば、130r系ステンレス
鋼肉、盛)でつくられている。この搬送ローラ1を組立
てる場合は、ローラ部材5を軸部材2のストッパ部3の
位置まで挿通し、ナット6によりローラ部材5を軸方向
に締付けてローラ部材5を軸部材2に固定する。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、従来の搬送ローラにおいては、ローラ部
材5と鋼管7とが接触してローラ部材5の外周面が局部
的に摩耗損傷する所謂スキンカット8が発生すると、圧
延設備と鋼管7との中心が相互にずれてパスライン調整
をすることが困難になる。このため、ローラ部材5を短
期間で交換して補修する必要があり、肉盛溶接、熱処理
並びに機械加工等のために補修費が高コストになるとい
う問題点がある。
材5と鋼管7とが接触してローラ部材5の外周面が局部
的に摩耗損傷する所謂スキンカット8が発生すると、圧
延設備と鋼管7との中心が相互にずれてパスライン調整
をすることが困難になる。このため、ローラ部材5を短
期間で交換して補修する必要があり、肉盛溶接、熱処理
並びに機械加工等のために補修費が高コストになるとい
う問題点がある。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、補修費を低減することができる搬送ローラを提供する
ことを目的とする。
、補修費を低減することができる搬送ローラを提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る搬送ローラは、丸物材料を搬送する搬送
ローラにおいて、軸部材と、その軸方向の縦断面が実質
的にV字形状に形成され搬送される前記丸物材料とその
外周面とが転接するセラミックス製のローラ部材と、こ
のローラ部材を軸部材に着順可能に挟持する1対のホル
ダと、これらのホルダ及びローラ部材の間に介装されホ
ルダ及びローラ部材の熱膨張を吸収する弾性部材と、を
有することを特徴とする。
ローラにおいて、軸部材と、その軸方向の縦断面が実質
的にV字形状に形成され搬送される前記丸物材料とその
外周面とが転接するセラミックス製のローラ部材と、こ
のローラ部材を軸部材に着順可能に挟持する1対のホル
ダと、これらのホルダ及びローラ部材の間に介装されホ
ルダ及びローラ部材の熱膨張を吸収する弾性部材と、を
有することを特徴とする。
[作用コ
この発明に係る搬送ローラにおいては、セラミックス製
のローラ部材と丸物材料とを転接させて丸物材料を搬送
すると、ローラ部材及びこれを挟持するホルダが丸物材
料の保有熱により加熱され、ホルダ及びローラ部材が夫
々膨張するが、ホルダとローラ部材との間には弾性部材
が介装されているので、弾性部材が弾性変形して両者の
熱膨張が吸収され、ローラ部材に作用する熱応力が緩和
される。このため、ローラ部材が脆性破壊することが阻
止され、セラミックス材料の欠点を補うことができる。
のローラ部材と丸物材料とを転接させて丸物材料を搬送
すると、ローラ部材及びこれを挟持するホルダが丸物材
料の保有熱により加熱され、ホルダ及びローラ部材が夫
々膨張するが、ホルダとローラ部材との間には弾性部材
が介装されているので、弾性部材が弾性変形して両者の
熱膨張が吸収され、ローラ部材に作用する熱応力が緩和
される。このため、ローラ部材が脆性破壊することが阻
止され、セラミックス材料の欠点を補うことができる。
また、万一、ローラ部材が損傷した場合には、一方のホ
ルダ及び弾性部材を軸部材から抜取り、次いでローラ部
材を取外して新品に交換し、抜取ったホルダを軸部材に
取付け、弾性部材を介してローラ部材を1対のホルダに
挟持させる。
ルダ及び弾性部材を軸部材から抜取り、次いでローラ部
材を取外して新品に交換し、抜取ったホルダを軸部材に
取付け、弾性部材を介してローラ部材を1対のホルダに
挟持させる。
このため、丸物材料と転接されるローラ部材のみを交換
するので、低コストでかつ短時間で搬送ローラを復旧す
ることができる。
するので、低コストでかつ短時間で搬送ローラを復旧す
ることができる。
[実施例]
以下、添附の図面を参照して、この発明の実施例につい
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
第1図は、この発明の第1の実施例に係る搬送ローラを
軸方向に切断した断面図である。熱間加工により管を製
造するマンドレルミル(図示せず)に向かって複数個の
搬送ローラ10が所定間隔に配列され、鋼管38及びマ
ンドレルの中心が略一致するように各搬送ローラ10の
レベルが調整されている。鋼管38は、約1000乃至
1300°Cに加熱されている。搬送ローラ10の全体
形状はつづみ型をなしている。搬送ローラ10の軸部材
12が1対の軸受16.18により回転可能に支持され
ており、軸部材12の軸受16側がモータの駆動軸(図
示せず)に連結されている。軸受16゜18はベアリン
グケース(図示せず)内に夫々設けられている。軸部材
12には軸受16側にストッパ部14が形成され、スト
ッパ部14の位置まで第1のホルダ24が挿入されてい
る。この第1のホルダ24と略同形状の第2のホルダ2
6が軸部材12の軸受18側に挿入され、ローラ部材3
0がホルダ24及び26の間に配設されるようになって
いる。軸部材12のホルダ26側外周にはネジが形成さ
れ、このネジに押えナツト20が螺合されている。すな
わち、押えナツト20を締付けることによりホルダ24
.26が軸部材12に固定され、ホルダ24.26によ
りローラ部材30が挟持されるようになっている。ロー
ラ部材30は、リング状をなし、軸方向に切断されると
、その外周42がV字形状に形成されており、V字の谷
部にて2分割されている。このV字型の外周42が、鋼
管38を搬送する際に鋼管38と直接接触するようにな
っている。ローラ部材30はセラミックス製であり、例
えば、窒化珪素(S i3N4 )でつくられている。
軸方向に切断した断面図である。熱間加工により管を製
造するマンドレルミル(図示せず)に向かって複数個の
搬送ローラ10が所定間隔に配列され、鋼管38及びマ
ンドレルの中心が略一致するように各搬送ローラ10の
レベルが調整されている。鋼管38は、約1000乃至
1300°Cに加熱されている。搬送ローラ10の全体
形状はつづみ型をなしている。搬送ローラ10の軸部材
12が1対の軸受16.18により回転可能に支持され
ており、軸部材12の軸受16側がモータの駆動軸(図
示せず)に連結されている。軸受16゜18はベアリン
グケース(図示せず)内に夫々設けられている。軸部材
12には軸受16側にストッパ部14が形成され、スト
ッパ部14の位置まで第1のホルダ24が挿入されてい
る。この第1のホルダ24と略同形状の第2のホルダ2
6が軸部材12の軸受18側に挿入され、ローラ部材3
0がホルダ24及び26の間に配設されるようになって
いる。軸部材12のホルダ26側外周にはネジが形成さ
れ、このネジに押えナツト20が螺合されている。すな
わち、押えナツト20を締付けることによりホルダ24
.26が軸部材12に固定され、ホルダ24.26によ
りローラ部材30が挟持されるようになっている。ロー
ラ部材30は、リング状をなし、軸方向に切断されると
、その外周42がV字形状に形成されており、V字の谷
部にて2分割されている。このV字型の外周42が、鋼
管38を搬送する際に鋼管38と直接接触するようにな
っている。ローラ部材30はセラミックス製であり、例
えば、窒化珪素(S i3N4 )でつくられている。
また、ローラ部材3oは、その内径が約185mm、そ
の軸方向の幅が約65 ll1m、その外周に形成され
たV字の角度が約140°である。一方、ホルダ24.
26は金属製であり、例えば、合金鋼 LIISS45
C)でつくられている。支持リング32がローラ部材3
0とホルダ24.26との間に夫々介装されている。支
持リング32のテーパ面がローラ部材30のテーパ面4
4に夫々摺接され、支持リング32がローラ部材30を
軸部材12から持上げるようになっている。ローラ部材
30と軸部材12との間隙は、例えば、約1乃至5mm
である。また、ホルダ24.26の凹所25,27には
夫々皿ばね34が夫々設けられており、これら1対の皿
ばね34により各支持リング32が軸方向に向き合って
ローラ部材30を押付けるようになっている。すなわち
、ローラ部材30が1対の支持リング32及び皿ばね3
4を介してホルダ24.26により弾性的に挟持されて
おり、ローラ部材30が軸部材12及びホルダ24.2
6から夫々所定の間隙をもって離隔して支持されるよう
になっている。一方、軸部材12には1対の廻り止め2
2が設けられ、夫々の廻り止め22がホルダ24.26
及び各支持リング32のキー溝に嵌め込まれ、ホルダ2
4.26及び各支持リング32の空転が阻止されており
、軸部材12と共にホルダ24.26、各支持リング3
2並びにローラ部材30が回転するようになっている。
の軸方向の幅が約65 ll1m、その外周に形成され
たV字の角度が約140°である。一方、ホルダ24.
26は金属製であり、例えば、合金鋼 LIISS45
C)でつくられている。支持リング32がローラ部材3
0とホルダ24.26との間に夫々介装されている。支
持リング32のテーパ面がローラ部材30のテーパ面4
4に夫々摺接され、支持リング32がローラ部材30を
軸部材12から持上げるようになっている。ローラ部材
30と軸部材12との間隙は、例えば、約1乃至5mm
である。また、ホルダ24.26の凹所25,27には
夫々皿ばね34が夫々設けられており、これら1対の皿
ばね34により各支持リング32が軸方向に向き合って
ローラ部材30を押付けるようになっている。すなわち
、ローラ部材30が1対の支持リング32及び皿ばね3
4を介してホルダ24.26により弾性的に挟持されて
おり、ローラ部材30が軸部材12及びホルダ24.2
6から夫々所定の間隙をもって離隔して支持されるよう
になっている。一方、軸部材12には1対の廻り止め2
2が設けられ、夫々の廻り止め22がホルダ24.26
及び各支持リング32のキー溝に嵌め込まれ、ホルダ2
4.26及び各支持リング32の空転が阻止されており
、軸部材12と共にホルダ24.26、各支持リング3
2並びにローラ部材30が回転するようになっている。
このように構成された搬送ローラ10においては、モー
タにより軸部材12を回転させると、ローラ部材30.
ホルダ24,26、各支持リング32並びに軸部材12
が一体になって回転し、ローラ部材30上を鋼管3日が
マンドレルミルに向かって搬送される。このとき、鋼管
38が約1000℃以上の高温に加熱されているので、
ローラ部材30が鋼管38に接触すると、鋼管38の保
有熱がローラ部材30に伝導してローラ部材30の湿度
が上昇する。これにより、ローラ部材30が膨張する。
タにより軸部材12を回転させると、ローラ部材30.
ホルダ24,26、各支持リング32並びに軸部材12
が一体になって回転し、ローラ部材30上を鋼管3日が
マンドレルミルに向かって搬送される。このとき、鋼管
38が約1000℃以上の高温に加熱されているので、
ローラ部材30が鋼管38に接触すると、鋼管38の保
有熱がローラ部材30に伝導してローラ部材30の湿度
が上昇する。これにより、ローラ部材30が膨張する。
一方、ホルダ24.26が鋼管38の輻射熱により加熱
され、ホルダ24.26も膨張する。ところで、ホルダ
24.26とローラ部材30との間には皿ばね34が介
装されているので、皿ばね34が弾性変形して両者の熱
膨張が吸収され、ローラ部材30に作用する熱応力が緩
和される。すなわち、ローラ部材30は、窒化珪素でつ
くられており、その線膨張係数が鋼製のホルダ24.2
6のそれの約115乃至1/4に過ぎないが、ローラ部
材30がホルダ24.26に直接固定されていないので
、ホルダ24.26の膨張による熱応力が皿ばね34に
吸収され、ローラ部材30に作用する熱応力が緩和され
て脆性破壊によるローラ部材30の破壊損傷が阻止され
る。ローラ部材30の材料に採用した窒化珪素は、金属
材料に比較して格段に優れた耐摩耗性を高温域において
も有しているので、加熱された鋼管38との接触により
ローラ部材30が受ける摩耗量は僅かであり、外周42
は殆ど摩耗損傷を受けない。
され、ホルダ24.26も膨張する。ところで、ホルダ
24.26とローラ部材30との間には皿ばね34が介
装されているので、皿ばね34が弾性変形して両者の熱
膨張が吸収され、ローラ部材30に作用する熱応力が緩
和される。すなわち、ローラ部材30は、窒化珪素でつ
くられており、その線膨張係数が鋼製のホルダ24.2
6のそれの約115乃至1/4に過ぎないが、ローラ部
材30がホルダ24.26に直接固定されていないので
、ホルダ24.26の膨張による熱応力が皿ばね34に
吸収され、ローラ部材30に作用する熱応力が緩和され
て脆性破壊によるローラ部材30の破壊損傷が阻止され
る。ローラ部材30の材料に採用した窒化珪素は、金属
材料に比較して格段に優れた耐摩耗性を高温域において
も有しているので、加熱された鋼管38との接触により
ローラ部材30が受ける摩耗量は僅かであり、外周42
は殆ど摩耗損傷を受けない。
ところで、万一、ローラ部材30が損傷してパスライン
調整ができなくなった場合には、軸受16.18のベア
リングケースの間隔を広げて軸部材12から軸受18を
引抜き、次いで、締付はナツト20を緩めてホルダ26
、皿ばね34、支−〇− 持リング32並びにローラ部材30を順次軸部材12か
ら抜取る。次いで、ローラ部材30を交換して新品のロ
ーラ部材30を軸部材12に挿入し、このローラ部材3
0に支持リング32を押付けつつ皿ばね34を支持リン
グ32に嵌合し、抜取ったホルダ26を軸部材12に挿
入し、押えナツト20を締付けてホルダ26をもう一方
のホルダ24の方向へ押え付け、皿ばね34を介してロ
ーラ部材30を1対のホルダ24.26に挟持させる。
調整ができなくなった場合には、軸受16.18のベア
リングケースの間隔を広げて軸部材12から軸受18を
引抜き、次いで、締付はナツト20を緩めてホルダ26
、皿ばね34、支−〇− 持リング32並びにローラ部材30を順次軸部材12か
ら抜取る。次いで、ローラ部材30を交換して新品のロ
ーラ部材30を軸部材12に挿入し、このローラ部材3
0に支持リング32を押付けつつ皿ばね34を支持リン
グ32に嵌合し、抜取ったホルダ26を軸部材12に挿
入し、押えナツト20を締付けてホルダ26をもう一方
のホルダ24の方向へ押え付け、皿ばね34を介してロ
ーラ部材30を1対のホルダ24.26に挟持させる。
このようにしてローラ部材30の交換が完了する。
上記第1の実施例によれば、ローラ部材30が窒化珪素
でつくられているので、その外周42が殆ど摩耗せず、
搬送ローラ10の寿命を大幅に延長することができた。
でつくられているので、その外周42が殆ど摩耗せず、
搬送ローラ10の寿命を大幅に延長することができた。
このため、従来では使用開始から約3月間でローラを交
換して補修していたが、実質的にローラの補修を不要に
することができた。また、万一、ローラが損傷した場合
には、ホルダ24.26により挟持されたローラ部材3
0のみを交換するので、搬送ローラ10全体を補修する
ことが不要になり、補修費を従来の約1/6まで低減す
ることができた。
換して補修していたが、実質的にローラの補修を不要に
することができた。また、万一、ローラが損傷した場合
には、ホルダ24.26により挟持されたローラ部材3
0のみを交換するので、搬送ローラ10全体を補修する
ことが不要になり、補修費を従来の約1/6まで低減す
ることができた。
第2図は、この発明の第2の実施例に係る搬送ローラに
使用されるローラ部材を軸方向に切断した断面図である
。この第2の実施例のローラ部材50においては、第1
の実施例のローラ部材の形状を変更している。すなわち
、分割されたローラ部材50のうちの1個を円錐台状の
リングに形成し、その肉厚を略均−にしている。このよ
うにすれば、高価なセラミックス材料を節減することが
でき、ローラ部材50の製造コストを低減することがで
きる。
使用されるローラ部材を軸方向に切断した断面図である
。この第2の実施例のローラ部材50においては、第1
の実施例のローラ部材の形状を変更している。すなわち
、分割されたローラ部材50のうちの1個を円錐台状の
リングに形成し、その肉厚を略均−にしている。このよ
うにすれば、高価なセラミックス材料を節減することが
でき、ローラ部材50の製造コストを低減することがで
きる。
第3図は、この発明の第3の実施例に係る搬送ローラに
使用されるローラ部材を軸方向に切断した断面図である
。この第3の実施例のローラ部材52においては、第1
の実施例の2分割のローラ部材を一体に形成している。
使用されるローラ部材を軸方向に切断した断面図である
。この第3の実施例のローラ部材52においては、第1
の実施例の2分割のローラ部材を一体に形成している。
すなわち、ローラ部材52が一体物でつくられていると
、ローラの交換作業を一層迅速にすることができる。
、ローラの交換作業を一層迅速にすることができる。
第4図は、この発明の第4の実施例に係る搬送ローラに
使用されるローラ部材を軸方向に切断した断面図である
。この第4の実施例のローラ部材54においては、上述
の第2の実施例の2分割のローラ部材を一体に形成して
いる。ローラ部材54をこのように製造すると、高価な
セラミックス材料を節減することができると共に、ロー
ラの交換作業を一層迅速にすることができる。
使用されるローラ部材を軸方向に切断した断面図である
。この第4の実施例のローラ部材54においては、上述
の第2の実施例の2分割のローラ部材を一体に形成して
いる。ローラ部材54をこのように製造すると、高価な
セラミックス材料を節減することができると共に、ロー
ラの交換作業を一層迅速にすることができる。
なお、上記実施例では、ローラ部材に窒化珪素の材料を
用いたが、これに限らず炭化珪素(SiC)等の他のセ
ラミックス材料を使用することもできる。
用いたが、これに限らず炭化珪素(SiC)等の他のセ
ラミックス材料を使用することもできる。
[発明の効果]
この発明によれば、丸物材料に接触するローラ部材をセ
ラミックス製にしているので、搬送ローラの寿命を大幅
に延長することができ、ローラ部材の交換を実質的に不
要にすることができる。このため、従来より補修費を大
幅に低減することができる。また、万一、ローラ部材が
損傷した場合には、ローラ部材をホルダに@脱可能にし
ているので、ローラ部材のみを交換することができる。
ラミックス製にしているので、搬送ローラの寿命を大幅
に延長することができ、ローラ部材の交換を実質的に不
要にすることができる。このため、従来より補修費を大
幅に低減することができる。また、万一、ローラ部材が
損傷した場合には、ローラ部材をホルダに@脱可能にし
ているので、ローラ部材のみを交換することができる。
更に、弾性部材がローラ部材とホルダとの間に介装され
ているので、弾性部材によりローラ部材及びホルダの熱
膨張を弾性的に吸収することができ、ローラ部材に作用
する熱応力を緩和することができ、ローラ部材の寿命を
一層延長することができる。
ているので、弾性部材によりローラ部材及びホルダの熱
膨張を弾性的に吸収することができ、ローラ部材に作用
する熱応力を緩和することができ、ローラ部材の寿命を
一層延長することができる。
第1図はこの発明の第1の実施例に係る搬送ローラを軸
方向に切断した断面図、第2図乃至第4図は夫々この発
明の第2乃至第4の実施例に係る搬送ローラに使用され
るローラ部材を軸方向に切断した断面図、第5図は従来
の搬送ローラを軸方向に切断した断面図である。 10;搬送ローラ、12;軸部材、16.18:軸受、
22:廻り止め、24,26:ホルダ、30;ローラ部
材、32:支持リング、34;皿ばね、38;鋼管
方向に切断した断面図、第2図乃至第4図は夫々この発
明の第2乃至第4の実施例に係る搬送ローラに使用され
るローラ部材を軸方向に切断した断面図、第5図は従来
の搬送ローラを軸方向に切断した断面図である。 10;搬送ローラ、12;軸部材、16.18:軸受、
22:廻り止め、24,26:ホルダ、30;ローラ部
材、32:支持リング、34;皿ばね、38;鋼管
Claims (1)
- 丸物材料を搬送する搬送ローラにおいて、軸部材と、そ
の軸方向の縦断面が実質的にV字形状に形成され搬送さ
れる前記丸物材料とその外周面とが転接するセラミック
ス製のローラ部材と、このローラ部材を軸部材に着脱可
能に挟持する1対のホルダと、これらのホルダ及びロー
ラ部材の間に介装されホルダ及びローラ部材の熱膨張を
吸収する弾性部材と、を有することを特徴とする搬送ロ
ーラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3960687A JPS63207413A (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 搬送ロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3960687A JPS63207413A (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 搬送ロ−ラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63207413A true JPS63207413A (ja) | 1988-08-26 |
Family
ID=12557773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3960687A Pending JPS63207413A (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 搬送ロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63207413A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223091A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-08-24 | Yamaha Motor Co Ltd | リニアモータ式単軸ロボット |
JPWO2016080012A1 (ja) * | 2014-11-19 | 2017-08-31 | 宇部興産機械株式会社 | 押出プレスのビレット搬送装置 |
-
1987
- 1987-02-23 JP JP3960687A patent/JPS63207413A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223091A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-08-24 | Yamaha Motor Co Ltd | リニアモータ式単軸ロボット |
JP4749866B2 (ja) * | 2005-01-13 | 2011-08-17 | ヤマハ発動機株式会社 | リニアモータ式単軸ロボット |
JPWO2016080012A1 (ja) * | 2014-11-19 | 2017-08-31 | 宇部興産機械株式会社 | 押出プレスのビレット搬送装置 |
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