JPS63206418A - 溶融還元方法 - Google Patents
溶融還元方法Info
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- JPS63206418A JPS63206418A JP3783387A JP3783387A JPS63206418A JP S63206418 A JPS63206418 A JP S63206418A JP 3783387 A JP3783387 A JP 3783387A JP 3783387 A JP3783387 A JP 3783387A JP S63206418 A JPS63206418 A JP S63206418A
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Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、炉内の溶鉄の浴中に鉱石と炭材を吹き込み
、酸素ガスを吹き込んで鉱石の溶融還元を行い、鉱石か
ら直接溶鉄を製造する鉱石の溶融還元方法、特に着熱効
率の向上を図るものに関する。
、酸素ガスを吹き込んで鉱石の溶融還元を行い、鉱石か
ら直接溶鉄を製造する鉱石の溶融還元方法、特に着熱効
率の向上を図るものに関する。
[従来の技術]
第1図は従来の溶融還元方法に用いられ、水平吹きラン
スを有する底吹きの溶融炉を示す線図、第2図は同炉壁
からの横吹きと底吹き併用の溶融炉を示す線図、第3図
は同水平吹きランスを有し、炉壁からの横吹きと底吹き
併用の溶融炉を示す線図である。
スを有する底吹きの溶融炉を示す線図、第2図は同炉壁
からの横吹きと底吹き併用の溶融炉を示す線図、第3図
は同水平吹きランスを有し、炉壁からの横吹きと底吹き
併用の溶融炉を示す線図である。
図において、(1)は溶融炉、(2)は水平吹きランス
、(3)は溶鉄、(4)はスラグである。
、(3)は溶鉄、(4)はスラグである。
従来の溶融還元方法は、第1図乃至第3図の溶融炉(1
)ではいずれも炉底の羽口から粉末状の鉄鉱石、石炭及
び石灰が炉内に供給され、第1図では水平吹きランス(
2)から酸素ガス02がスラグ(4)に吹き付けられ、
第2図では炉側壁に設けられた羽口から酸素ガスがスラ
グ(4)に吹き付けられ、第3図では水平吹きランス(
2)と炉側壁に設けられた羽口から酸素ガス02がスラ
グ(4)に吹き付けられる。そうすると、石炭が溶鉄中
に溶解するとともに、石炭の炭素が酸素ガスによって酸
化される。そして、この酸化熱によって鉱石が溶融する
とともに、鉱石が石炭中の炭素によって還元される。溶
鉄から発生するCOガスはランス(2)、炉側壁の羽目
から吹き付けられる酸素ガスにより2次燃焼されてCO
2ガスになる。このCO2ガスの顕熱は溶鉄上を覆って
いるフォーミング状のスラグ(4)に伝達され、次いで
溶鉄に戻される。このように、炉内で鉱石の溶融還元を
行い、鉱石から直接溶鉄を得ることができる。
)ではいずれも炉底の羽口から粉末状の鉄鉱石、石炭及
び石灰が炉内に供給され、第1図では水平吹きランス(
2)から酸素ガス02がスラグ(4)に吹き付けられ、
第2図では炉側壁に設けられた羽口から酸素ガスがスラ
グ(4)に吹き付けられ、第3図では水平吹きランス(
2)と炉側壁に設けられた羽口から酸素ガス02がスラ
グ(4)に吹き付けられる。そうすると、石炭が溶鉄中
に溶解するとともに、石炭の炭素が酸素ガスによって酸
化される。そして、この酸化熱によって鉱石が溶融する
とともに、鉱石が石炭中の炭素によって還元される。溶
鉄から発生するCOガスはランス(2)、炉側壁の羽目
から吹き付けられる酸素ガスにより2次燃焼されてCO
2ガスになる。このCO2ガスの顕熱は溶鉄上を覆って
いるフォーミング状のスラグ(4)に伝達され、次いで
溶鉄に戻される。このように、炉内で鉱石の溶融還元を
行い、鉱石から直接溶鉄を得ることができる。
[発明が解決しようとする問題点]
上記のような従来の溶融還元方法においては、高い2次
燃焼効率の時には着熱効率が低下するという問題点があ
った。これは、炉内のガス温度が2次燃焼の発熱量に比
例して上昇すれば問題は生じない(着熱効率は一定であ
る)が、2次燃焼の発熱量が増大するとガス中で002
が解離するため、2次燃焼の熱量に比例してガス温度が
上昇しないために燃焼ガスが失う熱量自体が少なくなる
からである。
燃焼効率の時には着熱効率が低下するという問題点があ
った。これは、炉内のガス温度が2次燃焼の発熱量に比
例して上昇すれば問題は生じない(着熱効率は一定であ
る)が、2次燃焼の発熱量が増大するとガス中で002
が解離するため、2次燃焼の熱量に比例してガス温度が
上昇しないために燃焼ガスが失う熱量自体が少なくなる
からである。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、高い2次燃焼効率の時にも着熱効率を低下させずに
高い着熱効率を維持するように制御できる溶融還元を得
ることを目的とする。
で、高い2次燃焼効率の時にも着熱効率を低下させずに
高い着熱効率を維持するように制御できる溶融還元を得
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る溶融還元方法は炉内の溶鉄中にその炉下
部に設けた羽口から鉱石、石炭及び石灰と共に或いは別
々に酸素を吹き込むか、又は炉頂より鉱石、石炭及び石
灰を落下させるか、又は炉壁に設けた羽目から鉱石、石
炭及び石灰を吹き込んで鉱石の溶融還元を行い、炉頂よ
り垂下するランス或いは/及び炉側壁に設けられた羽口
より溶鉄上のスラグに酸素を吹き込んでスラグを撹拌す
ると共にスラグ層中を浮上するCOガスを2次燃焼させ
る溶融還元方法において、スラグ層の高さと排ガスの空
塔速度の比を予め実験式で得られた2次燃焼率と対応関
係にある所定値以上に保つように制御するように構成し
たものである。
部に設けた羽口から鉱石、石炭及び石灰と共に或いは別
々に酸素を吹き込むか、又は炉頂より鉱石、石炭及び石
灰を落下させるか、又は炉壁に設けた羽目から鉱石、石
炭及び石灰を吹き込んで鉱石の溶融還元を行い、炉頂よ
り垂下するランス或いは/及び炉側壁に設けられた羽口
より溶鉄上のスラグに酸素を吹き込んでスラグを撹拌す
ると共にスラグ層中を浮上するCOガスを2次燃焼させ
る溶融還元方法において、スラグ層の高さと排ガスの空
塔速度の比を予め実験式で得られた2次燃焼率と対応関
係にある所定値以上に保つように制御するように構成し
たものである。
[作用]
この発明においては、スラグ層の高さと排ガスの空塔速
度の比を予め実験式で得られた2次燃焼率と対応関係に
ある所定値以上に保つように制御すると、着熱効率が2
次燃焼率と、スラグ層の高さと排ガスの空塔速度との比
と相関関係にあるという知見から、2次燃焼率が高くて
も着熱効率は低下しない。
度の比を予め実験式で得られた2次燃焼率と対応関係に
ある所定値以上に保つように制御すると、着熱効率が2
次燃焼率と、スラグ層の高さと排ガスの空塔速度との比
と相関関係にあるという知見から、2次燃焼率が高くて
も着熱効率は低下しない。
[実施例]
以下、この発明の実施例について説明する。
この発明方法は、例えば水平ランスを有する底吹き溶融
炉の炉内の溶鉄中にその炉下部に設けた羽口から鉱石、
石炭及び石灰と共に酸素を吹き込んで鉱石の溶融還元を
行い、炉頂より垂下するランスより溶鉄上のスラグに酸
素ガスを吹き込んでスラグを撹拌すると共にスラグ層を
浮上するCOガスを2次燃焼させるときに、スラグ層の
高さと排ガスの空塔速度の比を予め実験式で得られた2
次燃焼率と対応関係にある所定値以上に保つように制御
する。かかる制御は通常、排ガスの空塔速度に対するス
ラグ量をできるだけ多くして、スラグ層の高さと排ガス
の空塔速度の比を所定値以上に設定して行われる。具体
的には炉底の羽目から炉内に供給される鉱石、石灰及び
石炭の量を増大させて調整する。
炉の炉内の溶鉄中にその炉下部に設けた羽口から鉱石、
石炭及び石灰と共に酸素を吹き込んで鉱石の溶融還元を
行い、炉頂より垂下するランスより溶鉄上のスラグに酸
素ガスを吹き込んでスラグを撹拌すると共にスラグ層を
浮上するCOガスを2次燃焼させるときに、スラグ層の
高さと排ガスの空塔速度の比を予め実験式で得られた2
次燃焼率と対応関係にある所定値以上に保つように制御
する。かかる制御は通常、排ガスの空塔速度に対するス
ラグ量をできるだけ多くして、スラグ層の高さと排ガス
の空塔速度の比を所定値以上に設定して行われる。具体
的には炉底の羽目から炉内に供給される鉱石、石灰及び
石炭の量を増大させて調整する。
かかる方法は、炉壁からの横吹きと底吹き併用の溶融炉
及び水平吹きランスを有し、炉壁からの横吹きと底吹き
を併用の溶融炉にも適用されることは勿論である。
及び水平吹きランスを有し、炉壁からの横吹きと底吹き
を併用の溶融炉にも適用されることは勿論である。
次に、スラグ層の高さと排ガスの空塔速度の比を所定値
以上に保つように制御することが、着熱効率を低下させ
ずに高い着熱効率を維持できる理由について説明する。
以上に保つように制御することが、着熱効率を低下させ
ずに高い着熱効率を維持できる理由について説明する。
まず、着熱効率ηが伝熱基礎式から2火燃焼率ODとス
タンド数Stの関数であることが導かれることを知見し
た。
タンド数Stの関数であることが導かれることを知見し
た。
そこで、2火燃焼率ODを独立変数と取り扱うことによ
り、着熱効率ηは2火燃焼率ODと不確定の操業因子群
の関数Pとみなされる。従って、着熱効率η、2次燃焼
率OD、操業因子群の関数Pとは次式で示される相関関
係にあることになる。
り、着熱効率ηは2火燃焼率ODと不確定の操業因子群
の関数Pとみなされる。従って、着熱効率η、2次燃焼
率OD、操業因子群の関数Pとは次式で示される相関関
係にあることになる。
η−f (OD・P) ・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(1)式(1)において、Pは次式(2
)で示すことができる。
・・・・・・・(1)式(1)において、Pは次式(2
)で示すことができる。
即ち、式(2)のPはスタンド数St=α・A・L/C
p ・ρ・Vgの内、Cp ・ρをODの関数としてS
tからODに無関係な因子だけを残したものとなってい
る。
p ・ρ・Vgの内、Cp ・ρをODの関数としてS
tからODに無関係な因子だけを残したものとなってい
る。
上記式(2)において、α・Aは炉においてほぼ一定で
あるから、Pは次式(3)として示すことができる。
あるから、Pは次式(3)として示すことができる。
なお、αAは炉容によって異なることはいうまでもない
。
。
上記式(1)、 (2) 、 (3)より、着熱効率は
次式(4)で示すことができる。
次式(4)で示すことができる。
η−f (OD嗜P)−f (OD・−・・・(4)V
g 従って、一定の2次燃焼率ODで着熱効率ηを上げるに
はPをあげる即ちスラグ内燃焼伝熱容積(実質的にはL
)を上げ、空塔速度を下げることが有効であるとの知見
が得られた 次に、この知見は式(4)に対応するものを後述する第
4図に示す実験結果から求めた次に示すηとODの実験
式(6)に対応し、上記式(4)の成立が立証できる。
g 従って、一定の2次燃焼率ODで着熱効率ηを上げるに
はPをあげる即ちスラグ内燃焼伝熱容積(実質的にはL
)を上げ、空塔速度を下げることが有効であるとの知見
が得られた 次に、この知見は式(4)に対応するものを後述する第
4図に示す実験結果から求めた次に示すηとODの実験
式(6)に対応し、上記式(4)の成立が立証できる。
即ち、本実験結果より式(4)に対応する実験式はPを
パラメータとすると次式(5)で示され、これを展開す
ると式(6)となる。
パラメータとすると次式(5)で示され、これを展開す
ると式(6)となる。
1−η−a (OD) ・pc ・・・・・
・・・・(5)η−1−a (OD) ・Po
−・−−−−−<8)a、b、cは定数 この実験式(8)は2次燃焼率ODが上昇すると、着熱
効率ηが下がり、且つ2次燃焼率ODが0に近づくとη
は1に近づくという実験結果と、η−f (OD−P)
という知見から、式(6)なる関係式が想定されたもの
である。そして、式(6)より一定ODでは となり、kとに′は定数なる関係でηとVg−Lの間の
関係が対応していることがわかる。
・・・・(5)η−1−a (OD) ・Po
−・−−−−−<8)a、b、cは定数 この実験式(8)は2次燃焼率ODが上昇すると、着熱
効率ηが下がり、且つ2次燃焼率ODが0に近づくとη
は1に近づくという実験結果と、η−f (OD−P)
という知見から、式(6)なる関係式が想定されたもの
である。そして、式(6)より一定ODでは となり、kとに′は定数なる関係でηとVg−Lの間の
関係が対応していることがわかる。
次に、目標ODと目標ηに対して具体的な操業条件を定
める必要があるが、それは式(5)又は式(6)によっ
て求めることができる。しかし、その前に予めa、b、
cの定数を決定しなければ、目標ODと目標ηを設定し
、その時のPの値を設定することができない。かかるa
、b、cの定数は次のようにして決定される。
める必要があるが、それは式(5)又は式(6)によっ
て求めることができる。しかし、その前に予めa、b、
cの定数を決定しなければ、目標ODと目標ηを設定し
、その時のPの値を設定することができない。かかるa
、b、cの定数は次のようにして決定される。
まず、bについてはPが一定即ち操業パターンが同じの
データ群ではP が一定になることから、η−1一定数
・ (OD)bとなり、実績ODと実績ηを代入するこ
とにより、bの値、例えば0.8〜0.9が求まる。
データ群ではP が一定になることから、η−1一定数
・ (OD)bとなり、実績ODと実績ηを代入するこ
とにより、bの値、例えば0.8〜0.9が求まる。
次に、aとCであるが、これは2次燃焼用酸素のスラグ
層内での燃焼分布を実1i20Dと実iLから計算する
ことにより、 aとCの値、例えばa−0,7〜1.0. c −−0
,9〜−1,4と求まる。これで式(6)のa、b、c
が全て決定され、これに目標ODと目標ηの値を入れれ
ば、それに対応するPの値が定まる。即ち、後で説明す
る第4図のグラフに示すPの値が求まることになる。そ
こで、目標ODと目標ηを達成するためにはPの値を第
4図のPの値以上に設定することが必要となる。このよ
うにして所定値以上に設定されたPの値は式(3)によ
ってL/Vgの比として表わされるから、設定されたP
の値を下限値とし、これを一定にし、2次燃焼率ODを
一定とした時にはスラグ高さしと排ガスの空塔速度Vg
の比を一定に保つように制御すれば、式(4)より着熱
効率ηを目標の高い状態で維持できることになる。なお
。スラグ高さしと排ガスの空塔速度Vgの比を一定に保
つことは通常はスラグ量を調整することによって行われ
る。
層内での燃焼分布を実1i20Dと実iLから計算する
ことにより、 aとCの値、例えばa−0,7〜1.0. c −−0
,9〜−1,4と求まる。これで式(6)のa、b、c
が全て決定され、これに目標ODと目標ηの値を入れれ
ば、それに対応するPの値が定まる。即ち、後で説明す
る第4図のグラフに示すPの値が求まることになる。そ
こで、目標ODと目標ηを達成するためにはPの値を第
4図のPの値以上に設定することが必要となる。このよ
うにして所定値以上に設定されたPの値は式(3)によ
ってL/Vgの比として表わされるから、設定されたP
の値を下限値とし、これを一定にし、2次燃焼率ODを
一定とした時にはスラグ高さしと排ガスの空塔速度Vg
の比を一定に保つように制御すれば、式(4)より着熱
効率ηを目標の高い状態で維持できることになる。なお
。スラグ高さしと排ガスの空塔速度Vgの比を一定に保
つことは通常はスラグ量を調整することによって行われ
る。
更に、2次燃焼率ODが上昇した時には第5図のグラフ
に示すように着熱効率ηを一定とした時にPの値も上昇
するから、2次燃焼率ODが0.5の時にはPの値を2
.0以上とするように制御しなければならない。
に示すように着熱効率ηを一定とした時にPの値も上昇
するから、2次燃焼率ODが0.5の時にはPの値を2
.0以上とするように制御しなければならない。
前述した第4図のグラフは第1図乃至第3図に示される
溶融炉を使用して、下記の表に基づく条件の下で溶融還
元を実施して得られた着熱効率と2次燃焼率との関係を
示すものである。また、第4図のグラフ中のP値はかか
る実験結果から上述した式(6)によって求めたもので
ある。
溶融炉を使用して、下記の表に基づく条件の下で溶融還
元を実施して得られた着熱効率と2次燃焼率との関係を
示すものである。また、第4図のグラフ中のP値はかか
る実験結果から上述した式(6)によって求めたもので
ある。
即ち、着熱効率ηと2次燃焼率ODの実験式をPをパラ
メータとして、下記に示す式(6)の形で求めたところ
、 e r)−−a (OD) P 、a、b、cは定数a
−0,7〜L、0 、 b −0,8〜0.9 、
c −−0,9〜1.4の値が得られ、第4図のグ
ラフに示すPの値はa −0,9、b−0,9、c−−
1として各炉において計算した結果である。第4図及び
第5図のグラフに示すように、高2次燃焼下(OD>0
.3)で着熱効率(η>O’、85)を得るには、Pの
値を0.5以上に制御すればよいことがわかる。
メータとして、下記に示す式(6)の形で求めたところ
、 e r)−−a (OD) P 、a、b、cは定数a
−0,7〜L、0 、 b −0,8〜0.9 、
c −−0,9〜1.4の値が得られ、第4図のグ
ラフに示すPの値はa −0,9、b−0,9、c−−
1として各炉において計算した結果である。第4図及び
第5図のグラフに示すように、高2次燃焼下(OD>0
.3)で着熱効率(η>O’、85)を得るには、Pの
値を0.5以上に制御すればよいことがわかる。
また、Pの値と空塔速度Vg及びスラグ高さとは式(3
) P −k X L / V gに示すように相関関係に
あり、このときのkは実験規模によってPが1.5以上
のときに次の値としている。かかるkの値は実験結果よ
り得たものである。
) P −k X L / V gに示すように相関関係に
あり、このときのkは実験規模によってPが1.5以上
のときに次の値としている。かかるkの値は実験結果よ
り得たものである。
400kg炉:に一50〜1200
5ton炉: k −3O−1000
250ton炉: k−150〜700このような事実
から、400 kg炉では、Pを1.5、k’!−12
00トtルト、L / V g > 1.3 X 1’
0−”hr−’ニ制御するよう添加スラグ量、発生ガス
量、炉断面積をコントロールすることが重要であると考
えられる。
から、400 kg炉では、Pを1.5、k’!−12
00トtルト、L / V g > 1.3 X 1’
0−”hr−’ニ制御するよう添加スラグ量、発生ガス
量、炉断面積をコントロールすることが重要であると考
えられる。
[溶融炉: 400 (
第4図のグラフでA−A、C及びC2は表のAタイプ、
Cタイプでそれぞれの操作条件を違えた場合を示してい
る。
Cタイプでそれぞれの操作条件を違えた場合を示してい
る。
[実施例]
炉内径400mmの水平吹きランスを有する底吹き炉を
用い、溶鉄200 kg、フラックスとして石灰30贈
、ケイ砂24kgを炉内に装入し、底吹きガス02を1
8ONji /min、 Arを100NΩ/m1nの
条件セ炉内に吹き込み、熱収支を検討した。
用い、溶鉄200 kg、フラックスとして石灰30贈
、ケイ砂24kgを炉内に装入し、底吹きガス02を1
8ONji /min、 Arを100NΩ/m1nの
条件セ炉内に吹き込み、熱収支を検討した。
この時、炉内での2次燃焼率と着熱効率の関係は
であった。この場合のスラグ量は63kg1空塔速度は
20ONi/hで、Pの値は即ちL/ Vg 〜1.3
xlo−31/hであり、Pの値が1.5に近いとき
には着熱効率も約0.8で着熱効率が高いことがわかる
。
20ONi/hで、Pの値は即ちL/ Vg 〜1.3
xlo−31/hであり、Pの値が1.5に近いとき
には着熱効率も約0.8で着熱効率が高いことがわかる
。
これは第2図のグラフではA4のタイプを示す。
[比較例]
実施例と同様の底吹き炉で、溶鉄、石灰、ケイ砂の装入
量を同じとし、底吹きガス02を45ONR/rAin
、 AΩを100ILR/ minの条件で熱収支をと
ると、2次燃焼率ODと着熱効率ηの関係は0D−0,
24,η−0,59であった。この場合のスラグ量は6
0kg 、空塔速度は49ON+n/hでPの値はL/
Vg :0.7 Xl0−” 1/h”?:’アリ、
PC)値1)<0.7と低いときには着熱効率も0,5
9で着熱効率が低く、Pの値を所定値以上に維持できる
よう制御できれば、2次燃焼率が上昇しても着熱効率を
向上させることができることがわかる。これは第2図の
グラフではA2のタイプを示す。
量を同じとし、底吹きガス02を45ONR/rAin
、 AΩを100ILR/ minの条件で熱収支をと
ると、2次燃焼率ODと着熱効率ηの関係は0D−0,
24,η−0,59であった。この場合のスラグ量は6
0kg 、空塔速度は49ON+n/hでPの値はL/
Vg :0.7 Xl0−” 1/h”?:’アリ、
PC)値1)<0.7と低いときには着熱効率も0,5
9で着熱効率が低く、Pの値を所定値以上に維持できる
よう制御できれば、2次燃焼率が上昇しても着熱効率を
向上させることができることがわかる。これは第2図の
グラフではA2のタイプを示す。
[発明の効果]
この発明は以上説明したとおり、スラグ層の高さと排ガ
スの空塔速度の比を予め実験式から得られた2次燃焼率
と対応関係にある所定値以上に保つように制御すること
により、着熱効率が2次燃焼とスラグ高さと排ガスの空
塔速度との比と相関関係にあるという知見によって、2
次燃焼率が高くても着熱効率を高い状態に維持すること
ができるという効果がある。
スの空塔速度の比を予め実験式から得られた2次燃焼率
と対応関係にある所定値以上に保つように制御すること
により、着熱効率が2次燃焼とスラグ高さと排ガスの空
塔速度との比と相関関係にあるという知見によって、2
次燃焼率が高くても着熱効率を高い状態に維持すること
ができるという効果がある。
第1図は従来の溶融還元法に用いられ、水平吹きランス
を有する底吹きの溶融炉を示す線図、−第2図は同炉壁
からの横吹きと底吹き併用の溶融炉を示す線図、第3図
は同水平吹きランスを有し、炉壁からの横吹きと底吹き
併用の溶融炉を示す線図、第4図は各種の溶融炉に置け
る着熱効率と2次燃焼率との関係を示すグラフ、第5図
は着熱効率を一定にした時の2次燃焼率とPの値との関
係を示すグラフである。
を有する底吹きの溶融炉を示す線図、−第2図は同炉壁
からの横吹きと底吹き併用の溶融炉を示す線図、第3図
は同水平吹きランスを有し、炉壁からの横吹きと底吹き
併用の溶融炉を示す線図、第4図は各種の溶融炉に置け
る着熱効率と2次燃焼率との関係を示すグラフ、第5図
は着熱効率を一定にした時の2次燃焼率とPの値との関
係を示すグラフである。
Claims (1)
- 炉内の溶鉄中にその炉下部に設けた羽口から鉱石、石炭
及び石灰と共に或いは別々に酸素を吹き込むか、又は炉
頂より鉱石、石炭及び石灰を落下させるか、又は炉壁に
設けた羽口から鉱石、石炭及び石灰を吹き込んで鉱石の
溶融還元を行い、炉頂より垂下するランス或いは/及び
炉側壁に設けられた羽口より溶鉄上のスラグに酸素ガス
を吹き込んでスラグを撹拌すると共にスラグ層中を浮上
するCOガスを2次燃焼させる溶融還元方法において、
スラグ層の高さと排ガスの空塔速度の比を予め実験式で
得られた2次燃焼率と対応関係にある所定値以上に保つ
ように制御することを特徴とする溶融還元方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3783387A JPS63206418A (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 溶融還元方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3783387A JPS63206418A (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 溶融還元方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63206418A true JPS63206418A (ja) | 1988-08-25 |
Family
ID=12508530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3783387A Pending JPS63206418A (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 溶融還元方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63206418A (ja) |
-
1987
- 1987-02-23 JP JP3783387A patent/JPS63206418A/ja active Pending
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