JPS63205001A - 自動車等のヘッドライトモジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は一般的には自動車等（自動車を含む車両、船舶
、航空機等を含めての総称）の照明装置内で使用するた
めの新規な、改良されたヘッドライトモジュールに関す
る。詳しくいうと、本発明は自動車等の空気力学的性能
を改善するように特に設計された照明装置において使用
するための、かつ取替えが簡単なヘッドライトモジュー
ルに関する０本発明が容易に使用できる照明装置の一特
定例は米国特許出願第８４０，２６８号（特開昭６２−
２７６７０１号）「自動車等の照明アセンブリ」　（発
明者ジェイ・エイ・バーギンその他）において明確にさ
れた装置である。

［関連する出願及び特許］ 米国特許出願第５９８．６０４号（米国特許第４゜５４
５．００１号）「自動車等の照明装置において使用する
ための封止されたレンズ部材」　（発明者ジー・ジェイ
・イングリッシュその他）には複数の個々の照明モジュ
ールを含む自動車等の照明装置において使用する中空の
単一部片のレンズ部材が示されている。

米国特許出願第５９８，６１３号（米国特許第４゜５６
９、００２号、特開昭８０−２５８８０２号）「自動車
両用照明装置」　（発明者ジー・ジェイ・イングリッシ
ュその他）には複数のモジュールがこれらモジュールか
らの光を制御するように設計された共通の１つのレンズ
部材とともに使用される自動車等の照明装置が示されて
いる。

米国特許出願第５９８，６１４号（米国特許第４゜６４
６．２０７号、特開昭６０−２５３１０１号）「封止さ
れたレンズ部材を部品として含む自動車類の照明装置」
　（発明者アール・イー・レビンその他）には光源及び
反射器手段、輪郭をつけた前部表面及び後部レンズ作用
表面を有する中空の密封されたレンズ、並びにこのレン
ズを自動車等の凹部に取付けて光源からの光がレンズを
十分に通るようにするための取付は手段を含む自動車等
の照明装置が示されている。

米国特許出願第５９８．６０５号（現在は米国意匠登録
出願第２８５．３５１号）「自動車等のヘッドライト装
置において使用するためのランブー反射器モジュール」
　（発明箸ジー・ジェイ・イングリッシュその他）には
自動車等の照明装置において使用するためのランプ−反
射器モジュールに対する装飾的デザインが示されている
。

米国特許出願第５９８．６０６号（現在は米国意匠登録
出願第２８４，１１２号）「自動車等のヘッドライト装
置用レンズ部材」　（発明者ジー・ジ工イ・イングリッ
シュその他）には複数の段付きレンズ作用表面及び僅か
に湾曲した前部表面を有する自動車等のヘッドライトレ
ンズ部材に対する装飾的デザインが示されている。

米国特許出願第５９８，６０７号（現在は米国意匠登録
出願筒２８３，３６２号）「自動車等のヘッドライト装
置用レンズ部品」　（発明者アール・イー・レビンその
他）には傾斜のある透明な前部表面、一対の側壁、底部
壁、並びに段付きの後部レンズ作用部分を有し、封止さ
れた単一部片の部品を形成する自動車等のヘッドライト
レンズに対する装飾的デザインが示されている。

米国特許出願第５９８，６１５号（特開昭６０−２５８
８０３号）「自動車両照明装置用照明モジュール」　（
発明者ジー・ジエイ・イングリッシュその他）には自動
車等のヘッドライト装置の一部として使用するための照
明モジュールが示されており、この照明モジュールは反
射器、この反射器内に封止された小型のタングステン−
ハロゲンカプセル、並びにこのモジュールに対するシー
ルを提供する透明な前部カバーを含む。

上記米国特許出願はすべて１９８４年４月１０日に出願
され、本出願人に譲渡されている。

上記米国特許出願に加えるに、米国特許出願第８４０．
２７１号（特開昭６２−２７６７０２号）［自動車等の
ヘッドライトモジュール］　（発明者ジョン・エイ・バ
ーギンその他）にはモジュールの反射器の突出する後部
ネック部分に摺動可能に位置付けされるように設計され
たコネクタを備えたコンパクトな設計のヘッドライトモ
ジュールが示されている。保持手段が反射器から突出し
てコネクタと係合しく例えば、固着し）、コネクタを適
所に保持する。

前述した米国特許出願第８４０，２６８号（特開昭６２
−２７６７０１号）「自動車等の照明アセンブリ」　（
発明者ジョン・エイ・パーギンその他）には複数のモジ
ュールが使用されるヘッドライト照明アセンブリが示さ
れている。単一の反射器及び小さなタングステン−ハロ
ゲン光源（カプセル）を含む各モジュールは共通の保持
体のそれぞれの区画内に嵌合するように設計されている
。

この保持体は指定の自動車等内で整列可能である。

これら両米国特許出願は１９８６年３月１７日に出願さ
れ、本出願人に譲渡されている。

［従来の技術］ 上記したもの及び次に示す表のすぐ後で記載する米国特
許に示されたものを除き、自動車等において使用される
シールドビーム照明装置、特に自動車の前方照明を行な
うためのシールドビーム照明装置は一般に空気力学的配
慮を行なった設計になっていない、かくして、これら照
明装置は貧弱な空気力学的性能を呈する。そのような照
明装置に児られるヘッドライト（ヘッドランプ）の代表
的な最小限の高さは４つの長方形角型ヘッドランプ（−
側部当り２つ）をその一部分として有する装置を含めて
約１０．１６センチ（約４インチ）程もある（あるもの
は約１７．７８センチ（フインチ）程の高さを有する）
、同等の重要性を持つのは前部から見たときの照明装置
の全面積である。

多くの現用の照明装置において、垂直方向の合計面積は
約４５１．６１２乃至約５８０．６４４平方センチ（約
７０乃至９０平方インチ）であるのが通常である。理解
できるように、このように大きな面積は自動車等の空気
力学的性能を悪くすることに寄与している。この点に関
して、次表は多くの現存するマルチヘッドランプ照明装
置（同じく上記したもの及び次に記載するものを除く）
のおおよその高さ及び前面の（垂直方向の）合計面積を
例示するものである。

ヘラドラ　おおよそ　装置のおおよ 照明装置　ンプの　　の高さ　　その合計面積形式　　
　　　　（インチ　）　　　　（平方インチ　）シール
ドビーム ヘッドランプ ２　ランプ、丸形　　　　２Ｄ　　　　　　　　７　　
　　　　　　　　７７４　ランプ、丸形　　　ＩＣ／２
Ｃ５属　　　　　　　８７２　ランプ、角型　　　　２
Ｂ　　　　　　　　５　　％　　　　　　　　８３４　
ランプ、角型　　　ＩＡ／２Ａ　　　　　　　４　　　
　　　　　　　９６２　ランプ、角型　　　　２Ｅ　　
　　　　　　４　　　　　　　　　　４Ｂ［発明が解決
しようとする問題点］ 上表に示されていない取替え可能なある装置においては
、ランプカプセル−保持体の構成素子が固定された反射
器−レンズ組立体内で取替えられ（即ち、反射器の後部
開口を通じて）、この組立体内に封止される（即ち、０
−リングシールを使用して）、そのような装置の例は米
国特許第４，６２３．９５８号、第４，６３１，６５１
号、第４．５６９゜００５号及び第４．５６９．　ＯＯ
６号に記載されている。これら装置は空気力学的性能を
高めるように特に設計されており、代表的には車両の側
部当９１つのヘッドライトを含むだけである。通常耐衝
撃性のプラスチックよりなるレンズが車両の前部輪郭に
合致するような形状に形成され、かつ通常はこの車両前
部に固着される。この取替え可能なカプセル−保持体の
構成素子（両部材が一体の取替え可能な構成素子を形成
するように一緒に封止されている）は、レンズを含んで
いてもいなくてもよい組立体の反射器内に回転可能に又
は直接挿入される。代表的には、レンズは別個の部品で
あり、かつ反射器に気密封止される。

このような装置は所望の空気力学的性能を示すけれど、
カプセルと保持体との整列（従って、この一体の構成素
子が配置される反射器との整列）が重要であり、ときど
きこの整列が達成できないことがある。即ち、特にカプ
セルと保持体との間を組立中に厳密な公差に制御する必
要がある。厳密な公差に制御することは通常、複雑な装
置を使用して比較的複雑な手順により行なわれる。上述
の取替え可能な形式の装置及び上記表に示した装置のよ
うな照明装置では、１つのヘッドランプが切れたときに
、残りの他方のヘッドランプだけでは（２つのヘッドラ
ンプ構成が使用されているものと仮定して）十分な前方
照明を提供することができないので、前方への光パター
ンの大部分が失われるという問題がある。４つのヘッド
ランプ構成（片側に２つずつの）では車両の片側の光出
力の相当な減少が生じる。高及び低ビームに対して別個
のヘッドランプを使用する装置におけるさらに他の問題
は特に高及び低の両ビームパターンを最適の状態にする
際に本質的に融通性に欠けることである。２つのフィラ
メントが単一のレンズ−反射器組立体に使用されるこれ
ら装置において、レンズ素子は代表的には１つのパター
ンのみを最適な状態にすることができる。第２のフィラ
メントに切換えることは妥協の光分布をもたらすことに
なる。

終りに、恐らく最も重要なことと思われるが、取替え可
能な形式のかつ上記表に示した形式のヘッドランプ装置
は、ヘッドランプを必要な整列状態に保持しかつ取替え
たときに自動車等内に適正に配向されることを確実にす
るために通常、比較的複雑な整列手順（これは通常、熟
練した技術者によってのみ達成することができる）を必
要とする。理解できるように、そのような複雑な構造を
必要とすることはヘッドランプ装置の維持費を高くし、
従ってこれを使用する自動車等のコストを増大させるこ
とになる。

［発明の目的］ 従って、本発明の主な目的は、ヘッドライト照明装置（
前述した米国特許出願第８４０，２６８号（特開昭６２
−２７６７０１号）に示されたような）において他の同
様のモジュールとともに使用したときに、現在入手でき
る取替え可能な形式の及び上記表に示された形式の現存
する自動車等の照明装置に関連する欠点を除去する装置
をもたらす新規な、改良された自動車等のヘッドライト
モジュールを提供することである。

本発明の他の目的は自動車等の電気系統に簡単に接続す
ることができる、従って自動車等に比較的容易に組立て
ることができ、かつ自動車等の所有者が比較的容易に取
替えることができる（必要な場合に）上記形式のモジュ
ールを提供することである。

本発明の他の目的はそのような取替えが容易に達成でき
、しかも装置の保持器又は類似の部材内での正確な整列
状態を保証し、従って組立てられた装置から最適の光出
力が得られることを確実にする新規な、改良された自動
車等のヘッドライトモジュールを提供することである。

本発明のさらに他の目的は大量生産の規模で製造するこ
とができ、従って消費者にとって比較的安価であるヘッ
ドライトモジュールを提供することである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の一面によれば、自動車等において使用するため
の照明装置全体の一部を形成し得る自動車等のヘッドラ
イトアセンブリに使用するように特に設計された自動車
等のヘッドライトモジュールが提供される。かくして、
このモジュールは共通の保持器部材又は類似物内で他の
同様のモジュールとともに使用できるようになっている
。複数（例えば、４つ）のそのようなモジュールを含む
このアセンブリは指定の車両の一側のヘッドライトアセ
ンブリとして動作し得る。本明細書で明確にされるよう
に、このモジュールは反射器とこの反射器に固定された
又は反射器の一部をなす前部レンズとを含み、反射器は
透孔を有しかつ第１及び第２の室を内部に形成する突出
する後部を含む。反射器の突出する後部内には第１及び
第２の導電性端子が固着されており、各端子は第１の室
に関して位置付けされた第１のセグメント及び外部コネ
クタに接続されるように第２の室内に突出する第２のセ
グメントを含む。このモジュールはさらに、電気絶縁性
の本体部分とこの本体部分に離間されて配置された第１
及び第２の電気接点とを含む接点部材を含み、この接点
部材は反射器の第１の室内に、両電気接点が第１及び第
２の導電性端子にそれぞれ電気的に接続されるように、
配置されている。このモジュールはさらに、外被及びこ
の外被から突出する一対の導電性導入線を含む照明カプ
セルを含み、各導入線は接点部材の電気接点のそれぞれ
１つに接続され、外被がこれら接点から予め設定された
距離に位置付けされるようになっている。このカプセル
は反射器の実質的に透孔内に位置付けされ、かつ反射器
の反射表面に関して反射器内に延在する。

［実施例］ 本発明並びに本発明の他の目的、利点および能力のより
よき理解のために、以下、添付図面を参照して本発明の
好ましい実施例について詳細に説明する。

添付図面を参照すると、本発明の好ましい一実施例によ
る自動車等のヘッドライトモジュール１０が例示されて
いる。上述のように、モジュール１０は自動車等の照明
アセンブリ内でその一部分として使用するように適合さ
れており、この照明アセンブリの一例は前述した米国特
許出願節８４０．２６８号（特開昭６２−２７６７０１
号）に示されている。詳しくいうと、モジュール１０は
この米国特許出願節８４０．２６８号（特開昭６２−２
７６７０１号）に開示されたような共通の保持器部材又
は類似物内に整列されて位置付けされるように適合され
ており、従って完成したアセンブリ（複数の、例えば４
つの、そのようなモジュールを含む）はこのアセンブリ
が使用されるそれぞれの自動車等内で整列し得る。有利
なことに、米国特許出願節８４０，２６８号（特開昭６
２−２７６７０１号）に示されているアセンブリは全体
の高さが低く、占有する前部の面積が比較的小さいから
、車両等の前部も対応的に小さくできる。

従って、空気力学的性能の改善が実現できる。かかる構
成の他の特徴は上記米国特許出願節８４０゜２６８号（
特開昭６２−２７６７０１号）に記載されている。

第１図に示すように、モジュール１０は電気絶縁性の（
例えば、プラスチックの）反射器１１を含み、この反射
器１１は突出する後部ネック部分１５を有する反射部分
１３を含む、後で明確にされるように、このネック部分
１５は本発明の重要な特徴の１つを構成し、従来の設計
のものに勝る大きな改良を表わす。反射器１１はまた、
この反射器の前部の長方形の開口を閉鎖するように固定
された前部レンズ部材１７を含む、このレンズ部材１７
はガラス（例えば、ホウケイ酸ガラス）であることが好
ましく、この技術分野で既知の適当な接着剤によって反
射器の前部に固定される。

第３図にも示すように、反射器１１はこの反射器の反射
部分から突出する後部ネック部分を通ってその後部に形
成された第１の室２１に達する透孔１９をさらに含む０
図示するように、この後部の室２１は実質的に長方形の
（箱状の）形態を有し、上部及び下部の平行な壁２３及
び２４と、平行な側壁２５（第１図）及び２６と、開口
２９を有する後部壁２７とによって形成されている。第
１の室２１の下側には共通の壁２４によって第１の室２
１から分離された第２の室３１が配置されており、この
第２の室３１は自動車等の電気系統に接続される又はこ
の電気系統の一部をなす外部コネクタ３３（第１図に仮
想線で示す）を収容する（受容する）ように機能する。

上部の室２１と同様に、室３１は対向する対の平行な壁
（上部及び下部壁２４及び３５、並びに対向する側壁３
７及び３８）と、透孔１９が形成されている反射器１１
の突出する後部ネック部分の一部から下方へ垂下する（
突出する）後部壁３９とによって形成される。従って、
室３１もまた、実質的に長方形の（箱状の）形態を有す
る。

モジュール１０はさらに、反射器の突出する後部ネック
部分内に固着された導電性の第１及び第２の端子４１及
び４３（第３図には４３のみを図示する）を含む。各導
電性端子は第１の室２１にかかわる後部ネック部分１５
内に位置付けされた第１のセグメント４５及び共通の壁
２４を通って第２の室３１内に突出する第２のセグメン
ト４７を含む。上述のように、各端子の第１のセグメン
ト４５は第１の室にかかわるように位置付けされる。こ
れは第１のセグメントが第１の室２１内に突出するとい
う状態、或は第１の室の後部壁２７内にあり実質的に同
じ平面をなす（第３図に示すように）という状態、を含
むことを意味するものである。第２の室３１内に突出す
る例示の第２のセグメント４７はコネクタ３３内に位置
付けされた接点（図示せず）に電気的に結合されるよう
に特に設計されている。そのような接点は実質的に平ら
な突出する雄の第２のセグメントの両側と係合するスプ
リング形式の接点であることが好ましい。セグメント４
５及び４７の相互接続は、第３図に示すように、後部ネ
ック部分１５の後部壁３９内に埋設された主本体セグメ
ント４９によって行なわれる。かかる構成によれば、第
１のセグメント４５を壁２７内に位置付けることとあい
まって、端子を所望の位置、向きにしっかりと固定する
ことができる。このように固定した関係に位置付けるこ
とは後で記載する理由のために重要であると考えられる
０重要なことは、端子４１及び４３の実質的に平らな第
１のセグメント４５が反射器１１内にこのように位置付
けされたときに共通の第１の平面（第３図のｐ−ｐ）を
占有するということである。

モジュール１０は接点部材５１をさらに含む。

この接点部材５１は、明確にされるように、反射器１１
の第１の室２１内に予め定められた、整列した態様で位
置付けされるように設計されており、モジュールの光源
（照明カプセル５３）が反射部分１３の表面にかかわる
反射器１１内に適正に整列されるようになっている。こ
の反射表面は反射部分１３の内壁に通常は位置付けされ
、一実施例においては、アルミニウムの反射材料５５の
薄い被Ｍ（第３図）であった０反射部分１３の壁は実質
的にパラボラ状の形態を有することが好ましく、実質的
に平らな、平行な部分の外光端（上部、下部及び側部）
で終端する（第１図参照）。

接点部材５１は電気絶縁性の（例えば、プラスチックの
）本体部分６１と、この本体部分６１に離間されて位置
付けされかつ固定された第１及び第２の電気接点６３及
び６５とを含む、第２図に示すように、この好ましい固
定方法は、各接点の対向する端部から２つずつ突出しか
つ絶縁性本体部分の上端及び下端に形成されている突出
するタブ６７を使用することによって達成される。絶縁
性本体部分によって電気的に絶縁された接点６３及び６
５はそれぞれ本体部分から外側に突出しており、かつ固
着された導電性端子４１及び４３の第１のセグメント４
５のそれぞれ１つに電気的に接続されるように設計され
た平らな接触セグメント６９を含む０重要なことは、接
触セグメント６９の両方が本体部分６１の前部の、平ら
な表面７１と共通の平面を占有し、接点部材５１のこの
部分に組合わされた平らな表面を形成することである。

接点部材５１が室２１内に位置付けされたときに（第３
図に示すように）、この前部の、平らな表面によって形
成される平面が導電性端子４１及び４３の第１のセグメ
ントによって形成される平面（ｐ−ｐ）と共面をなすこ
とがまた、重要である。これは、接点部材の整列を容易
にし、従って照明カプセル５３の整列を容易にするとい
う点で、本発明の重要な特徴の１つである。この整列は
後で詳細に説明される。各電気接点から後方に突出して
いるタブセグメント７３は、図示するように、接点部材
５１の前部表面７１によって形成される平面に実質的に
直角をなして延在している。

上述したように、モジュール１０は照明カプセル５３を
さらに含み、この照明カプセル５３は圧力封止端部８３
を有する外被８１を含む、この圧力封止端部８３から一
対の導電性導入線８５及び８７（第３図には導入線８５
のみが示されている）が突出しており、これら導入線は
カプセルの外被内に位置付けされたフィラメント８９に
電気的に結合されている。カプセル５３は低ワット数の
タングステン−ハロゲンカプセルであることが好ましい
、低ワット数とは約２５Ｗより低いワット数を意味し、
タングステン−ハロゲンとはフィラメントがコイル状の
タングステン形態でありかつ外被内に含まれる雰囲気が
ハロゲンを含むカプセルを意味する。タングステン−ハ
ロゲンランプはこの技術分野で周知であり、従ってこれ
以上の説明は不必要と思われるので省略する。カプセル
５３は突出する各導入線を電気接点６３及び６５のそれ
ぞれのタブセグメント７３に取付ける（例えば、溶接す
る）ことによって接点部材５１に固定される。１本の線
（８５）のみが第３図に示されているけれど、両方の導
入線がそのように接続されるということは特に第１図及
び第２図の例示を考慮することにより理解されよう、か
くして、導入線８５は接点６３のタブセグメント７３に
接続され、一方導入線８７は接点６５の対応するタブセ
グメントに接続される。かかる接続は、接点部材の固定
された接点の平らな接触表面６９に関してカプセルを（
特に、その内部に含まれるフィラメント構造体を）正確
に配向できるようにするという点で、本発明の重要な特
徴の１つであるとみなすことができる。

組立時に、導入線は絶縁性本体部分６１の対応する透孔
９１（第２図）内に予め設定された深さまで挿入され、
その後タブセグメント７３に固定される（溶接される）
、万一、過度に延びた＃１が存在する場合には、このと
きに切除（切断）し、各線の端末がタブセグメント７３
の端部と実質的に同じ高さになるようにする（第３図に
示すように）。或は、タブセグメント７３がそれぞれ接
点の一体部品としての中空のアイレットの形式を取り、
それぞれの線がこのアイレットの孔を通るように構成し
てもよい、かかる構成は各線が半田付けによってアイレ
ットに固定できるようにする。

かかるアイレットはそれぞれの接点を絶縁性本体部分に
対して保持するために使用される別個の素子であっても
よい、上記したどれよりも一層簡単な形式においては、
セグメントは完全に除去され、導入線が接点の透孔を通
った後でそれぞれの接点に直接固定（例えば、半田付は
又は溶接）されてもよい、このような固定方法は接点部
材の前部接触表面に関してカプセルを正確に配置、方向
付けできるので、カプセル−接点部材の組立体が端子４
１及び４３のそれぞれの第１のセグメントと接触した状
態に室２１内に完全に位置付けされたときに、反射器の
反射表面５５に関してカブセルを正確に配置、方向づけ
することができる。さらに説明されるように、これは本
発明によって提供されるカプセル５３に対する３つの配
向の単に１つを示すだけである。組立られたときに、接
点部材５１はその前部接触表面６９が上記第１のセグメ
ントと係合し、かつこの第１のセグメントとぴったりと
面接触するように室２１内に挿入され、かくして上記し
た共面の配向状態となる。しかしながら、そのように位
置付けする前にガラスのレンズ１７が反射器１１の前部
開口に封止される（例えば、この技術分野で既知の適当
なエポキシを使用して）、上記位置付は中、反射器は前
面を下にして配置され、カプセル及び接点部材の組立体
が反射器の後部から（室２１及び透孔１９を通じて）垂
直方向に下方へ位置付けできるようにすることが好まし
い。かくして、カプセルは反射器１１内に正確な深さに
戦略的に位置付けされ、そして光学軸線０Ａ−ＯＡ　（
第３図）に関して整列されねばならない。これは、次に
カプセル−接点部材の組立体を適当な機構によって（例
えば、下側に突出する接点部材把持機構を使用して）２
つの面に沿って移動させることにより行なわれる。これ
ら２つの移動面は互いに実質的に直交しているというこ
とは理解できることであり、かくしてカプセル５３に対
する２つの追加の配向を示すことになる。第３図におい
て、例えば、カプセル５３は上側及び、或は下側に（方
向Ｕ及びＤ）第１の面に沿って移動され得る。その上、
カプセル５３（及び接点部材５１）は第３図の光学軸線
０Ａ−ＯＡに直角な面に沿っても（従って、図面の観察
者に近づく方向及び、或は遠ざかる方向にも）移動され
得る。これら対向する方向は第２図に方向矢印Ｔ及びＡ
によって表わされている。かくして、対向する移動方向
（Ｔ及びＡ）は第３図に示された方向（Ｄ及びＵ）に実
質的に垂直な平面を占有する。カプセル−接点部材の組
立体が反射器ｌｌ内に予め定められた配向状態に正確に
配置、方向付けされると、接点部材の第１及び第２の電
気接点６３及び６５は端子４１及び４３の対応する第１
のセグメント４５に電気的に接続される（例えば、溶接
される）、記載したように、この好ましい固定手段は溶
接によるものであり、詳しくいうと、室２１中に下側に
向けられたレーザ溶接機を使用することによるものであ
る。

カプセル５３が反射器１１内に正確に配向されると、反
射器１１はこの分野で既知の種々のフラッシング及び充
填操作（例えば、窒素のフラッシュ）を受けることにな
る。かかるフラッシング及び充填操作は絶縁性本体部分
６１内に設けられた開口９３（第２図に仮想線で示す）
を通じて行なうことができる。その後、この間口９３は
残りの他の開口部分（例えば、開口９１）が封止される
のと同様に、第１の室２１内に付着されるある量の密封
剤（シーラント）９５を使用して封止される。図示する
ように、密封剤９５は固定された接点部材を実質的にカ
バーし、従って室２１に対する有効なシールとなる。好
ましい一実施例においては、密封剤９５は液体の形式で
適用され、その後硬化されたエポキシ材料であった。

モジュール１０の動作中、カプセル５３によって発生さ
れる熱からプラスチックの反射器１１の内表面を保護す
ることを強化するため、接点部材５１は平らな本体部分
６１から直角な方向に延在する突出する熱シールド９７
をさらに含んでいてもよく、この熱シールド９７は、第
３図に示すように、カプセル５３の指定された部分の上
部でかつこれら部分と反射器の突出する後部ネック部分
１５との間に位置付けされる。シールド９７は接点部材
５３の絶縁性本体部分６１の一部を形成するものでも、
或は別個の部品としてこの本体部分に固定される（例え
ば、適当な接着剤によって）ものでもよい。さらに、こ
のシールドは反射器内に挿入され、固定された完全に別
個の素子であってもよい。

上述したように、反射器１１はプラスチックであること
が好ましい。詳しくいうと、この反射器は熱可塑性材料
より構成され、さらに詳しくいうと、オクラホマ州パー
ドルスピルのフィリップス・ケミカル・カンパニーによ
って商品名　’Ｒｙｔｏｎ」として販売されている熱可
塑性材料よりなる。接点部材５３の絶縁性本体部分６１
は同じくプラスチックであり、ジョーシア州オーガスタ
のダーツコ・マニファクチャリング・インコーホレイテ
ッドによって商品名　’Ｘｙｄａｒ」として販売されて
いる熱可塑性材料であることが好ましい０両導電性端子
４１及び４３、並びに電気接点６３及び６５の両方は金
属であり、好ましい材料は銅合金（例えば、真鍮）であ
る、密封剤９５は、記載されたように、赤外線を使用し
て硬化されるエポキシであることが好ましく、かくして
大量生産に容易に適合し得る。

かくして、比較的コンパクトな設計の（一実施例におい
ては、本発明は前部の全体の高さが僅かに約５，０８セ
ンチ（約２インチ）、幅が約６．３５センチ（約２．５
インチ）であった）、かつ大量生産技術を使用して容易
に製造することができる自動車等のヘッドライトモジュ
ールが図示され、かつ記載された。さらに重要なことは
、本発明は内部に含まれる光源を比較的簡単な態様で正
確に配装置、方向付けできるヘッドライトモジュールを
提供するということである。

本発明の好ましい実施例であると現在考えられるものを
図示し、記載したけれど、特許請求の範囲によって明確
にされる本発明の範囲から逸脱することなしに種々の変
形および変更がなし得ることはこの分野の技術者には明
らかであろうゆ４、　　　の　　　ｔｆ　８ 第１図は本発明の好ましい一実施例による自動車等のヘ
ッドライトモジュールの分解斜視図、第２図は第１図の
ヘッドライトモジュールの接点部材に照明カプセルを固
定する態様を説明するための分解斜視図、第３図は第１
図のヘッドライトモジュールの要部の断面図である。

１０：ヘッドライトモジュール １１＋電気絶縁性反射器 １３：反射器の反射部分 １５：突出する後部ネック部分 １７：前部レンズ部材 Ｉ９：透孔 ２Ｉ；第１の室 ２７：後部壁 ２９：後部壁の開口 ３１：第２の室 ３３：外部コネクタ ３９：後部壁 ４１．４３：導電性端子 ４５；導電性端子の第１のセグメント ４７；導電性端子の第２のセグメント ４９：導電性端子の主本体部分 ５１：接点部材 ５３：照明カプセル（光源） ６１：接点部材の電気絶縁性本体部分 ６３：第１の電気接点 ６５：第２の電気接点 ６７：突出するタブ ６９：平らな接触セグメント ７１：本体部分６１の平らな全部表面 ７３：タブセグメント ８１：外被 ８３：圧力封止端部 ８５．８７：導電性導入線 ８９：　フィラメント ９Ｌ９３：開口 ９５：密封剤（シーラント） ９７：突出する熱シールド

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）当該反射器に固定された又は反射器の一部をなす
   前部レンズ部材と、内部に透孔が位置付けされかつ第１
   及び第２の室を形成する突出する後部とを含む反射器と
   、 該反射器の前記突出する後部内に固着され、それぞれが
   前記第１の室に関して位置付けされた第１のセグメント
   及び外部コネクタに接続されるように前記第２の室内に
   突出する第２のセグメントを含む第１及び第２の導電性
   端子と、 電気絶縁性の本体部分とこの本体部分に離間されて配置
   された第１及び第２の電気接点とを含む接点部材であっ
   て、前記反射器の前記第１の室内に、前記第１及び第２
   の電気接点が前記第１及び第２の導電性端子にそれぞれ
   電気的に接続されるように、予め定められた、整列した
   態様で固定状態に位置付けされる接点部材と、 外被及びこの外被から突出する一対の導電性導入線を含
   み、前記外被が前記接点部材の前記電気接点から予め設
   定された距離に位置付けされるように、前記各導入線が
   これら電気接点のそれぞれ１つに接続される照明カプセ
   ルであって、前記反射器の実質的に前記透孔内に位置付
   けされ、かつ前記反射器の反射表面に関して前記反射器
   内に延在する照明カプセル とを具備することを特徴とする自動車等のヘッドライト
   モジュール。
2. （２）前記反射器がプラスチック材料である特許請求の
   範囲第１項記載の自動車等のヘッドライトモジュール。
3. （３）前記レンズが前記反射器に固定され、かつ前記レ
   ンズがガラス材料より構成される特許請求の範囲第１項
   記載の自動車等のヘッドライトモジュール。
4. （４）前記反射器の前記突出する後部内の前記第１及び
   第２の室が共通の壁によって分離され、前記各導電性端
   子が該壁を通っている特許請求の範囲第１項記載の自動
   車等のヘッドライトモジュール。
5. （５）前記第１及び第２の導電性端子の前記第１のセグ
   メントが前記反射器内の第１の平面を占有し、前記接点
   部材の前記第１及び第２の電気接点が、前記第１及び第
   ２の端子にそれぞれ電気的に接続されたときに、前記第
   １の平面と共面をなす第２の平面を占有する特許請求の
   範囲第１項記載の自動車等のヘッドライトモジュール。
6. （６）前記接点部材の前記本体部分がプラスチック材料
   より構成され、前記各電気接点が金属である特許請求の
   範囲第１項記載の自動車等のヘッドライトモジュール。
7. （７）前記本体部分の前記プラスチック材料が熱可塑性
   材料であり、前記接点の前記金属材料が銅の合金である
   特許請求の範囲第１項記載の自動車等のヘッドライトモ
   ジュール。
8. （８）前記照明カプセルが低ワット数のタングステン−
   ハロゲンカプセルである特許請求の範囲第１項記載の自
   動車等のヘッドライトモジュール。
9. （９）ある量の密封剤が前記反射器の前記突出する後部
   の前記第１の室内に位置付けされ、該密封剤が前記接点
   部材を実質的にカバーし、前記第１の室に対するシール
   となる特許請求の範囲第１項記載の自動車等のヘッドラ
   イトモジュール。
10. （１０）前記密封剤がエポキシ材料である特許請求の範
    囲第１項記載の自動車等のヘッドライトモジュール。