JPS63204878A - 画像信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、原稿上の画像を読み取って複写その他の処理
に使用するためのディジタル画像信号を得る画像信号処
理装置に関する。

「従来の技術」 複写装置やファクシミリ装置等において、原稿上の画像
を読み取って電気信号化するために、イメージセンサ等
の画像読取装置が使用されている。

この画像読取装置で得られた画像信号は、最終的にプリ
ンタ等に供給され、読み取った画像が記録されて再現さ
れる。

複写装置でも、原稿上の画像を光学的に感光体に導いて
露光し複写を行うものと、いったん画像読取装置により
画像信号を得てそれをプリンタに供給して複写を行うも
のが知られている。画像信号を処理して複写を行うもの
の場合、信号処理回路においてその画像信号を加工し、
複写装置を多機能化することができる。

「発明が解決しようとする問題点」 さて、原稿上の画像の読み取りのためのスキャニングに
は、原稿を載置したプラテンガラスを静止させておき画
像読取装置を駆動する方法と、画像読取装置を静止させ
ておきプラテンガラスの方を駆動する方法がある。

ところがいずれの場合にも、スキャニング開始直後ある
いはスキャニング中に画像信号が乱れる場合がある。こ
れは、スキャニング中にプラテンガラスや画像読取装置
あるいは光像を導くための光学系を構成するミラー等が
振動して、画像読取装置の受光面に結像した光像が揺れ
るために発生する。このような画像信号の乱れが著しい
場合、複写画像の一部が不鮮明になり、画質が劣化して
しまう。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、画像信号
の乱れを補正し、高画質化することのできる画像信号処
理装置を提供することを目的とするものである。

「問題点を解決するための手段」 本発明の画像信号処理装置は、原稿上の画像を読み取り
画素単位で光電変換して画像信号を得る画像読取装置と
、この画像読取装置が複数回の読み取り動作を繰り返す
間その画像信号を保持するメモリと、このメモリの保持
した画像信号を使用して、上記複数回の読み取りで得ら
れた画像信号の対応する部分を比較して平均化処理し、
最終的な画像信号を得る信号処理回路を備えたことを特
徴とするものである。

「作用」 以上の画像信号処理装置は、原稿上の画像を２回以上読
み取って、その画像信号をメモリに保持し、平均化処理
をして最適な画像信号を得るようにしている。

平均化処理とは、複数の画像信号を相加平均したり多数
決等によって確度の最も高い信号を得ることをいう。

これによって、１回の読み取りでは得られない高画質な
画像信号を得ることができる。

「実施例」 第１図は、本発明の複写装置の実施例を示す概略構成図
である。

この装置は、原稿１を載置するプラテンガラス２と、原
稿上の画像を照射するランプ３と、この原稿上の画像に
対応する光像を導くミラー４ａ、４ｂ、４Ｃと、レンズ
５と、この光像を受光して、画素単位で光電変換する画
像読取装置６と、この画像読取装置６により得られた画
像信号を処理する信号処理回路１０とを備えている。

画像読取装置６はＣＣＤ　（チャージ・カップルド・デ
バイス）等から成るイメージラインセンサである。また
、ランプ３とミラー４ａは、原稿１の全面をいわゆるフ
ルスキャンしてその反射光をミラー４ｂに送り、ミラー
４ｂ、４ｃはいわゆるハーフスキャン動作を行って反射
光をレンズ５に導く。レンズ５はミラー４ｃからの反射
光を画像読取装置６の受光面に結露させる。

信号処理回路１０は、補正回路１１と、ディジクル加算
回路１２と、ページメモリ１３と、出力回路１４と、加
算ゲート１５とから構成されている。

補正回路１１は、画像読取装置６により読み取られたア
ナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、さらに
シェーディング補正等を行う回路である。加算回路１２
は、この補正回路１１から人力する画像信号と、加算ゲ
ート１５から入力する画像信号を加算して出力する回路
である。また、ページメモリ１３は、読み取り画像１ペ
一ジ分の画像信号を格納しておくメモリである。このメ
モリは、例えば１画素につき２ビツト４段階のレベルの
画像信号を格納するものとする。出力回路１４は、一定
の処理を終えてページメモリ１３に保持された画像信号
を２値化し、外部回路へ向けて出力する回路である。ま
た加算ゲート１５は、読み取った画像信号とページメモ
リ１３に格納された画像信号の加算処理を行うとき開放
されるゲートである。

以上の構成の本発明の画像信号処理装置は次のように動
作する。

ここで、この実施例において、例えば１画素分の画像信
号は、補正回路１１において、その画素濃度を一定のス
レショルドレベルと比較して２値化して処理されるもの
とする。

まず第１回目の読み取りにおいては、画像読取装置６の
出力信号は補正回路１１、加算回路１２を経てそのまま
ページメモ’Ｊ１３に保持される。

このとき加算ゲート１５は閉じており、加算回路１２は
入力信号をそのまま出力するよう動作する。

第２回目の読み取りにおいては、加算ゲート１５が開き
、ページメモリ１３から第１回目に読み取った画像信号
が加算回路１２に入力する。これにより第１回目に読み
取った画像信号と第２回目に読み取った画像信号とが加
算され、その結果がページメモリ１３に保持される。

さらに第３回目の読み取りにおいて、このページメモリ
１３に保持された画像信号が再び読み出され、第３回目
に読み取った画像信号と加算されて、ページメモリ１３
に再び格納される。

第２図には、第１回目に読み取った画像信号２１と、第
２回目に読み取った画像信号２２と、第３回目に読み取
った画像信号２３の実例を示したく第２図ａ　−Ｃ）。

これらの信号は、ミラー等の振動によってそれぞれその
内容が不一致になっている。

これを加算処理してページメモリ１３に格納された画像
信号２４（第２図ｄ）は、１画素２ビツトで０”、“１
”、“２”、“３”の４段階のレベルの信号となる。

ここで、出力回路１４が、ページメモＩＪ　ｌ　３から
この画像信号２４を読み出し、スレショルドレベル２４
ａを“１″と“２”の中間に設定して画像信号の２（Ｉ
ｔ化を行う。

以上の結果、最終的に得られた画像信号２５（第２図ｅ
）は、もっとも原稿上の画像に近いものとして使用する
ことができ、外部回路におし）で高画質な画像を記録す
ることができる。

「変形例」 本発明の画像信号処理装置は以上の実施例に限定されな
い。

画像信号が２値化されたものでなく階調性のあるものの
場合には、画像信号を単純加算した後、算術平均して最
終的な画像信号を得るようにしてもさしつかえない。ま
た、スキャニングは３回に限らず、２回でも４回以上で
もよい。

「発明の効果」 以上説明した本発明の画像信号処理装置によれば、数回
のスキャニングによって画像信号を平均化処理するので
、ミラー等の振動があっても画像信号を高精度に読み取
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の画像信号処理装置の実施例を示すブロ
ック図、第２図はその画像信号の信号波形図である。 １・・・・・・原稿、６・・・・・・画像読取装置、１
０・・・・・信号処理回路、１３・・・・・・メモリ。 出　　願　　人 富士ゼロックス株式会社 代　　理　　人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿上の画像を読み取り画素単位で光電変換して画像信
   号を得る画像読取装置と、この画像読取装置が複数回の
   読み取り動作を繰り返す間その画像信号を保持するメモ
   リと、このメモリの保持した画像信号を使用して、前記
   複数回の読み取りで得られた画像信号の対応する部分を
   比較して平均化処理し、最終的な画像信号を得る信号処
   理回路を備えたことを特徴とする画像信号処理装置。