JPS63203758A - 溶融金属メツキ装置のエツジオ−バ−コ−ト防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメッキ浴槽から連続的に引出された鋼帯の表面
に気体を吹きつけ、これによって過剰メッキ被膜を吹拭
するようにした溶融金属メッキ装置、すなわち、亜鉛、
あるいは、アルミニウム等の溶融金属メッキ装置におい
て、Ｓ＊のエツジ部分めエツジオーバーコート除去装置
に関する。

〔従来の技術〕

メッキ浴槽から上方へ移動して来る＃Ｉ帯の表裏両面に
対向して、この鋼帯の巾方向に沿って直線状に開口する
噴射ノズルによって１表裏面の未だ［していないメッキ
被膜に気体を噴射して、過剰メッキ被膜を吹拭し、均一
なメッキ被膜を形成することが行われている。

しかし、気体の噴射ノズルによる吹拭を行っても鋼帯の
エツジ部分が過剰メッキ被膜となりやすく問題となって
いた。

このようなエツジオーバーコートにおいて、従来の溶融
金属メッキ装置は、たとえば、特開昭４９−６５９３５
号や特開昭５０−１７３３３号公報に開示されているよ
うに、噴射ノズルの他に鋼帯のエツジ部に補助ノズルを
設置する方法や、噴射ノズルのスリット部分を銅帯のエ
ツジ側のみ広くする方法でいずれも噴射する気体を銅帯
のエツジ部分に多く吹拭して、溶融金属の飛翔を多く生
じさせてエツジオーバーコートを防止することが一般に
多く行われて来た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、吹拭工程では、吹拭用噴射ノズル及び補助ノズ
ルの周囲に亜鉛等の溶融金属の飛翔を生じる。

この飛翔は気体の温度および圧力が高い程激しくなる。

この飛翔金属は噴射ノズル表面のみならずノズル噴射口
内面にまで附着して、ノズルからの噴射流を乱し、製品
品質低下の原因になる。

このような作業状態で使用される補助ノズルは噴射口が
小さいため飛翔金属がノズル噴射口附近に附着し、目詰
りがおこりやすくノズル掃除具等を使用し、その都度人
手によって除去作業を行っていた。

更に、噴射ノズル近辺はノズルから発生する１１０ホ一
ン以上の騒音と溶融金属の熱で７０℃以上になる１周囲
温度と極めて厳しい環境下にあるため、前述のような除
去作業も大へんであり。

°更に、補助ノズルの噴射口が小さいため鋼帯のエツジ
部に合せる事や噴射ノズルから噴射される気体と補助ノ
ズルから噴射される気体の混合の吹拭効果として、もう
−歩確実性にかけていた。

又、噴射ノズルのスリット部分を鋼帯の巾に合わせて広
げる方法も非常に広く行われているが、銅帯中が変わる
と噴射ノズルの交換作業を行わなければならず、前述の
雰囲気内での作業は非常に時間がかかるため、生産量が
低下する。

本発明の目的は飛翔金属が少なくなる銅帯のエツジ部側
面に設置すると共に、飛翔金属及び余分な溶融金属をサ
イフオン装置の一部空気供給管より空気を供給すること
によって生じる吸引力で吸い込み後方へ放出することに
ある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は一般に気体と液体の混合方法に使用されてい
る二流体ノズル及び圧縮空気をノズルから噴出してエゼ
クタ効果を利用している混入機等で見られるサイフオン
現象を溶融金属メッキ装置のエツジオーバコート防止に
取り入れたもので、空気供給管より空気を送り込みサイ
フオン管よりボデー内に空気“イ”を噴射すると鋼帯エ
ツジ部に附着した未だ凝固していない溶融金属の余分な
金属及び銅帯エツジ部の飛翔金属を吸引し“口″後部よ
り放出される。

サイフオン装置はすでに公知の位置制御装置により、鋼
帯エツジ部との距離を一定に保つようにコントロールす
る事により、常に、一定の目的を達成でき、噴射ノズル
によって発生する鋼帯エツジ部の渦を減少させ、効果的
な気体噴射を行うことが出来るため成品の品質向上が図
れる。

〔作用〕

サイフオン装置は銅帯の真横に位置し、噴射ノズルの気
体噴射ラインと同じ高さ附近の位置が最良であり、位置
が低過ぎると銅帯より余分に溶融金属を吸引し、直ちに
、ボディ内でつまりが生じる、又、上方になると目的の
効果が得られない。

更に１重要なことはボディの吸引口が鋼帯エツジから一
定の位置にコントロールする必要が有り。

ボディ吸引口が近い方が吸引の上でも効果がある力ｔあ
まり近すぎると溶融金属を多量に吸引して問題となる。

又、通常ボディ吸引口は銅帯エツジに対して直角に使用
するが、ライン速度が遅く噴射ノズルの位置が浴面の近
くで操作する場合はボディの後部から出る空気ブラスト
が浴面から溶融金属をはねあげるためボディを傾斜させ
て排出口を上方に向けて吸引した溶融金属をはねあげな
いようにすることが必要である。

表１は溶融金属メッキ装置のエツジオーバーコート防止
処理の具体例を示す。

表１ よい効果が得られている。

空気圧力が低い場合には、サイフオン管口径を大きくす
る事により対応が可能である。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図により説
明する。５はメッキ浴槽１内に収容された溶融金属２の
浴面３附近に設けられたメッキローラ。

“４は鋼帯６をメッキ浴槽１に案内するシンクローラで
スナウト７を通って溶融金属２の浴内に入った鋼帯６は
シンクローラ４で反転し、メッキローラ５及び噴射ノズ
ル８を通って上方へと送り出される。

噴射ノズル８はメッキ浴槽１の側面に取付けられたスタ
ンド１１の上部にセットされているノズルヘッダ軸受１
０に支えられて、気体１３の供給管となっているノズル
ヘッダ９に取付けられている。

又、スタンド１１の上部にはフレーム１２が取付けられ
ており、このフレーム１２にはサイフオン装置を保持し
て鋼帯エツジ１５に追従作動するサイフオンフレーム１
４がある。

サイフオンフレーム１４は鋼帯エツジ検出器１９の指令
によりガイドロッド１６に案内され、シリンダ１７によ
り開閉動作が可能でフレーム１２に取付きガイドロッド
１６を吊り下げているブラケット１８により支えられて
いる。

又、サイフオン装置部分を構成している空気供給管２０
．ボディ２１．サイフオン管２２はサイフオンフレーム
１４に吊り下げられて空気ｊ（Ａ”より供給することに
より、溶融金属の過剰メッキ被膜を吸引する事になる。

本実施例では、メッキローラ５を通ってメッキ浴槽１内
より運ばれて来た溶融金属２は噴射ノズル８の気体１３
により吹拭されて銅帯に必要メッキ量を残し、下側へ吹
き落される。

又、銅帯エツジ検出器１９の指令により、シリンダ１７
はボディ２１と鋼帯エツジ１５間を一定に保ちながら空
気供給管２０より空気゛′Ａ”を流し、銅帯エツジ１５
部に耐着している過剰メッキ溶融金属をボディ２１の吸
引口側より′口”のように吸引し、後方へ放出されて安
定した稼動でエツジオーバーコート防止を図る構造であ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、サイフオン装置のボディはパイプのみ
であり清掃が容易で簡素化され、銅帯エツジとの配列を
パイプのみのため取扱いやすく作業性がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図は第１図の
側面図、第３図はサイフオン装置の詳細図、第４図はサ
イフオン装置と噴射ノズルの取合正面図である。 １・・・メッキ浴槽、２・・・溶融金属、６・・・鋼帯
、８・・・噴射ノズル、１４・・・サイフオンフレーム
、１５・・・鋼帯エツジ、２ｏ・・・空気供給管、２１
・・・ボディ、２２・・・サイフオン管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、シンクローラによつてメッキ浴槽内に案内し、さら
   にメッキローラを通過した後、メッキ浴面から連続的に
   引出されるメッキ被膜の鋼帯に気体を噴射して過剰メッ
   キを除去する吹拭用噴射ノズルを設けた溶融金属メッキ
   装置において、前記鋼帯のエッジ部にサイフオン装置を
   設置し、前記鋼帯の蛇行に追従し、絶えずサイフオン装
   置を前記鋼帯の前記エッジ部より一定に位置させ、サイ
   フオン効果によるエッジオーバーコートを確実に除去し
   、均一なメッキ附着量にコントロールすることを特徴と
   する溶融金属メッキ装置のエッジオーバーコート防止装
   置。