JPS6320230A - 4輪駆動装置 - Google Patents
4輪駆動装置Info
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- JPS6320230A JPS6320230A JP16303086A JP16303086A JPS6320230A JP S6320230 A JPS6320230 A JP S6320230A JP 16303086 A JP16303086 A JP 16303086A JP 16303086 A JP16303086 A JP 16303086A JP S6320230 A JPS6320230 A JP S6320230A
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- torque
- drive shaft
- clutch
- wheel drive
- wheel side
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- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 31
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 10
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 235000010724 Wisteria floribunda Nutrition 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 1
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、センターデフとしてプラネタリギヤ装置を
備えるフルタイム式4輪駆動車において、前、後輪の駆
動トルク配分を任意に制御して、操縦性、安定性および
走行性能を、目的または好みに応じて変化させることが
可能なトルク配分制御装置に関する。
備えるフルタイム式4輪駆動車において、前、後輪の駆
動トルク配分を任意に制御して、操縦性、安定性および
走行性能を、目的または好みに応じて変化させることが
可能なトルク配分制御装置に関する。
従来、センターデフ付の4輪駆動車に関しては、例えば
特開昭55−72/l 20号公報に示されるように、
センターデフ装置A置にディファレンシャルギヤを用い
、その作動制限用としてセンターデフ装置をロックする
ドッグクラッチを設けたものがある。
特開昭55−72/l 20号公報に示されるように、
センターデフ装置A置にディファレンシャルギヤを用い
、その作動制限用としてセンターデフ装置をロックする
ドッグクラッチを設けたものがある。
【発明が解決しようとする問題点]
ところで、上記先行技術の構成のものにあっては、セン
ターデフ装置のディファレンシャルギ〜7は機構上2つ
のサイドギ\フの径が同一にイ【っているため、前、後
輪の駆動トルク配分は常に略等分になる。従って、その
トルク配分を積極的に変化させることはでさ・なかった
。またドッグクラッチは、前、後輪の一方が空転した揚
台の緊急脱出用として、ディファレンシャルギX7を一
体的に[]ツクするデフロック機能を右づるにすぎなか
った。 ここで4輪駆動車では、前、後輪のトルク配分を各種走
行条件に基づいて変化させると、走行竹曲以外に旋回性
、安定性などの操縦安定性も向上させ得ることが知られ
ている。そこでレンターデフ付のフルタイム式4輪駆動
車においても、トルク配分を積極的に制御して、操縦性
、安定性および走行性能の向上を図ることが望まれてい
る。 この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、積
極的に前、後輪のトルク配分を変えて、操縦性、安定性
および走行性能を、目的または好みに応じて変化させる
ことができる4輪駆動装置を提供することを目的とする
。 【問題点を解決するための手段l 上記した目的を達成するため、この発明は、センターデ
フとしてプラネタリギヤ装置を用いた4輪駆動車におい
て、前輪側駆動軸および後輪側駆動軸と」−記プラネタ
リギャ装置との間にイれぞれ油圧式多板クラッチを設け
、」:配油圧式多板クラッヂのオン・オフを適当に制御
づることにより、フロントトルクがり17トルクより大
きい状態、ほぼ等しい状態および小さい状態の3つの状
態を選択できるようにしIこものである。 【作 用】 上記構成に基づき、前輪側駆動軸との間の第1の油圧式
多板クラッチをオン、後輪側駆動軸との間の第2の油圧
式多板クラッチをオフ状態にすると、前輪側駆動軸は第
1の油圧式多板クラッチを介してプラネタリギヤ装置の
リングギヤに連結され、フロントトルクを増大させるよ
うに作用し、フロントトルクTFとリヤトルクTRの駆
動トルク配分はTF >TRとなる。次に第1.第2の
油圧式多板クラッチを共にオン状態にすると、前。 後輪側駆動軸は歯車機構を介して直結され、駆動トルク
配分は丁F =TRとなる。さらに第1の油圧式多板ク
ラッチをオフ、第2の油圧式多板クラッチをオン状態に
すると、前輪側駆動軸はプラネタリギヤ装置を介するト
ランスミッシ」ンからの出力軸への連結を解放され、ト
ランスミッションからの駆動力はプラネタリギヤ装置を
介して後輪側駆動軸へのみ伝達され、駆動トルク配分は
〇−TF <TRとなる。以上の場合、両独圧式多板ク
ラッチへの油圧を連続的に変化させれば、トルク配分を
連続的に変化させることができ、操縦性。 安定性おJ、び走行性能を、目的または好みに応じて選
択することが可能となる。
ターデフ装置のディファレンシャルギ〜7は機構上2つ
のサイドギ\フの径が同一にイ【っているため、前、後
輪の駆動トルク配分は常に略等分になる。従って、その
トルク配分を積極的に変化させることはでさ・なかった
。またドッグクラッチは、前、後輪の一方が空転した揚
台の緊急脱出用として、ディファレンシャルギX7を一
体的に[]ツクするデフロック機能を右づるにすぎなか
った。 ここで4輪駆動車では、前、後輪のトルク配分を各種走
行条件に基づいて変化させると、走行竹曲以外に旋回性
、安定性などの操縦安定性も向上させ得ることが知られ
ている。そこでレンターデフ付のフルタイム式4輪駆動
車においても、トルク配分を積極的に制御して、操縦性
、安定性および走行性能の向上を図ることが望まれてい
る。 この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、積
極的に前、後輪のトルク配分を変えて、操縦性、安定性
および走行性能を、目的または好みに応じて変化させる
ことができる4輪駆動装置を提供することを目的とする
。 【問題点を解決するための手段l 上記した目的を達成するため、この発明は、センターデ
フとしてプラネタリギヤ装置を用いた4輪駆動車におい
て、前輪側駆動軸および後輪側駆動軸と」−記プラネタ
リギャ装置との間にイれぞれ油圧式多板クラッチを設け
、」:配油圧式多板クラッヂのオン・オフを適当に制御
づることにより、フロントトルクがり17トルクより大
きい状態、ほぼ等しい状態および小さい状態の3つの状
態を選択できるようにしIこものである。 【作 用】 上記構成に基づき、前輪側駆動軸との間の第1の油圧式
多板クラッチをオン、後輪側駆動軸との間の第2の油圧
式多板クラッチをオフ状態にすると、前輪側駆動軸は第
1の油圧式多板クラッチを介してプラネタリギヤ装置の
リングギヤに連結され、フロントトルクを増大させるよ
うに作用し、フロントトルクTFとリヤトルクTRの駆
動トルク配分はTF >TRとなる。次に第1.第2の
油圧式多板クラッチを共にオン状態にすると、前。 後輪側駆動軸は歯車機構を介して直結され、駆動トルク
配分は丁F =TRとなる。さらに第1の油圧式多板ク
ラッチをオフ、第2の油圧式多板クラッチをオン状態に
すると、前輪側駆動軸はプラネタリギヤ装置を介するト
ランスミッシ」ンからの出力軸への連結を解放され、ト
ランスミッションからの駆動力はプラネタリギヤ装置を
介して後輪側駆動軸へのみ伝達され、駆動トルク配分は
〇−TF <TRとなる。以上の場合、両独圧式多板ク
ラッチへの油圧を連続的に変化させれば、トルク配分を
連続的に変化させることができ、操縦性。 安定性おJ、び走行性能を、目的または好みに応じて選
択することが可能となる。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、符号1はトランスミツシコンケース、
2はトランスミッションからの中空状の出力軸、3は前
輪側駆動軸で、出力軸2の中空部内に軸受1a、1bを
介して軸承されている。 4は後輪側駆動軸で、軸受1c、 1dに軸承されてい
る。5はプロペラ軸、6はリヤデフ、7はセンターデフ
であるプラネタリギヤ装置で、サンギヤ7a。 キャリヤ7bに軸支された複数個の遊星ビニオン7Cお
よびリングギヤ7dからなり、キャリヤ711はトラン
スミッションからの出力軸2に連結されて一体的に回転
する。8は第1の油圧式多板クラッチで、前輪側駆動軸
3に固着されたドラム8aと、プラネタリギヤ装置7の
リングギヤ7dに連結されたクラッチハブ8bとからな
る。9は第2の油圧式多板クラッチで、後輪側駆動@4
に固着されたドラム9aと、クラッチハブ9bとからな
る。10は第1歯車で、プラネタリギヤ装置7のサンギ
ヤ7aに直結されている。11は後輪側駆動軸4に固着
された第2歯車である。12はリングギヤ7dの外側に
一体的に形成された第3歯車で、第1歯車10と同径で
ある。13は第2の油圧式多板クラッチ9のクラッチハ
ブ9bに直結された第4歯車で、第2歯車11と同径で
、第3歯車12と噛合う。14は油圧ポンプ、15は第
1の制御バルブで、所定の油圧P1を第1の油圧式多板
クラッチ8に印加する。16は第2の制御バルブで、所
定の油圧P2を第2の油圧式多板クラッチ9に印加する
。20はトルク配分制御回路である。 次に、このように構成された4輪駆動装置の動作につい
て説明する。トルク配分制御回路20は、車両の運転が
開始されると油圧ポンプ14を起動し、発生油圧を両測
部バルブ15.16に供給する。今、トルク配分制御回
路20からのオン信号で第1の制御バルブ15から所定
の油圧P1を出力し、第2の制御バルブ16へオフ信号
を出力してその出力油圧P2を零にすると、第1油圧式
多板クラッチ8はオン、第2油圧式多板クラッチ9はオ
フの状態となる。この状態においては、トランスミッシ
ョンからの出力軸2の駆動力Tは、キャリヤ7bと共に
遊星ビニオン7cを公転させ、前輪側駆動軸3へはリン
グギヤ7d、第1の油圧式多板クラップ−8を介して伝
達され、後輪側駆動軸4へはサンギA77a。 第1歯車10.第1歯車10を介して伝達される。この
とき前、後輪の駆動トルク配分(TF:TR)は、それ
ぞれの伝達ギヤ比によりTF>TRとなる。このような
前輪寄りの走行状態Cは、高速安定性重視となる。 次に、トルク配分制御回路20からのオフ信号で第1.
第2の制御バルブ15.16からそれぞれ油圧Pa、、
P2を出力すると、第1.第2の油圧式多板クラッチ8
.9は共にオン状態となり、前、後輪側駆動軸3.4を
第3歯車12.第1I@車13を介1ノで直結状態とし
、駆動トルク配分をTF=TRとする。このJ、うに等
駆動1ヘルク配分の1輪駆動では、悪路などにおける走
破性を最大限に発揮することができる。 また、トルク配分制御回路20から第1の制御バルブ1
5へオフ信号を、第2の制御バルブ16へオン信号を与
えると、第1の制御バルブ15からの油圧P1は略零と
なって第1の油圧式多板クラッチ8をオフ状態とし、前
輪側駆動軸3をトランスミッションからの出力軸2の駆
動力から解放する。−方、第2の制御バルブ16からは
所定の油圧P2が出力されて第2の油圧式多板クラッチ
9をオン状態とし、1〜ランスミツシヨンからの出力軸
2の駆動力下は、キャリヤ7b、 遊星ビニオン7cの
公転と自転を介しサンギヤ7a、第1歯車10.第2歯
車11を経て、またリングギヤ7d、第3歯車12.第
4#車13.第2の油圧式多板クラッチ9を経て後輪側
駆動軸4へ伝達され、駆動トルク配分はTF(=0)<
TRとなる。このような駆動トルク配分では、一般の自
動車と同様の後輪駆動状態となり、旋回性の向上を図る
ことができる。 上記の動作において、第1.第2の油圧式多板クラッチ
8.9へ印加されるそれぞれの油圧P1゜P2を連続的
に変化させれば、駆動トルク配分も連続的に変化するの
で、任意の配分比を選択することができると共に、駆動
トルク配分比の変更に伴うショックを緩和することがで
きる。 また、油圧式多板クラッチ8,9を使ってオフまたはオ
ン制61I′?lるので、従来のドッグクラッチのよう
な作動の不円滑や遅れなどの現象は発生せず、ボタン式
制御が容易になる。また、急制動をかけた場合でも、第
1.第2の制御バルブ15.16を共に切換えてそれぞ
れの油圧PL、P2を瞬間的に下げ、両袖圧式多板クラ
ッチ8,9を解放して車両の安定性を確保することがで
きる。 なお、上記実施例では、油圧を加えることにより油圧式
多板クラッチ8.9をオンするように述べ!、二が、使
用頻度の多いケース、例えば第2図に示すケース■を中
心に考えて、第1の油圧式多板クラッチ8を、スプリン
グによって平常はオフ状態と1ノでおぎ、必要に応じて
ケースII、I[[となるように油圧P1を加えてオフ
状態と16と、制御エネルギが少なくて済む。また、制
御系が万一故障しても、通常の走行には支障を与えない
。 −〇− さらに、上記実施例においては、油圧式多板クラッチ8
,9を用いて前、後輪の駆動トルク配分を制御するよう
にしていたが、油圧式に限定するものではな(、電磁ク
ラッチまたは電動クラッチあるいは空気圧式多板クラッ
チを用いても、同様な効果を得ることができる。 【発明の効果1 以上の説明から明らかなように、この発明の4輪駆動装
置によれば、センターデフとしてプラネタリギヤ装置を
用い、2個の油圧式多板クラッチを適当にオン・オフ制
御して、フロントトルクがリヤトルクより大きい状態、
ほぼ等しい状態、小さい状態の3つの状態を選択するよ
うにしたので、トルク配分を広い範囲にわたって変える
ことができ、操縦性、安定性および発進性・走行性を、
目的または好みに応じて選択し変化させることが可能と
なる。 また制動時には、油圧式多板クラッチの油圧を瞬間的に
変化させて前後軸間の接続をオフすることができるので
、制動時の安定性を確保覆ることができる。
2はトランスミッションからの中空状の出力軸、3は前
輪側駆動軸で、出力軸2の中空部内に軸受1a、1bを
介して軸承されている。 4は後輪側駆動軸で、軸受1c、 1dに軸承されてい
る。5はプロペラ軸、6はリヤデフ、7はセンターデフ
であるプラネタリギヤ装置で、サンギヤ7a。 キャリヤ7bに軸支された複数個の遊星ビニオン7Cお
よびリングギヤ7dからなり、キャリヤ711はトラン
スミッションからの出力軸2に連結されて一体的に回転
する。8は第1の油圧式多板クラッチで、前輪側駆動軸
3に固着されたドラム8aと、プラネタリギヤ装置7の
リングギヤ7dに連結されたクラッチハブ8bとからな
る。9は第2の油圧式多板クラッチで、後輪側駆動@4
に固着されたドラム9aと、クラッチハブ9bとからな
る。10は第1歯車で、プラネタリギヤ装置7のサンギ
ヤ7aに直結されている。11は後輪側駆動軸4に固着
された第2歯車である。12はリングギヤ7dの外側に
一体的に形成された第3歯車で、第1歯車10と同径で
ある。13は第2の油圧式多板クラッチ9のクラッチハ
ブ9bに直結された第4歯車で、第2歯車11と同径で
、第3歯車12と噛合う。14は油圧ポンプ、15は第
1の制御バルブで、所定の油圧P1を第1の油圧式多板
クラッチ8に印加する。16は第2の制御バルブで、所
定の油圧P2を第2の油圧式多板クラッチ9に印加する
。20はトルク配分制御回路である。 次に、このように構成された4輪駆動装置の動作につい
て説明する。トルク配分制御回路20は、車両の運転が
開始されると油圧ポンプ14を起動し、発生油圧を両測
部バルブ15.16に供給する。今、トルク配分制御回
路20からのオン信号で第1の制御バルブ15から所定
の油圧P1を出力し、第2の制御バルブ16へオフ信号
を出力してその出力油圧P2を零にすると、第1油圧式
多板クラッチ8はオン、第2油圧式多板クラッチ9はオ
フの状態となる。この状態においては、トランスミッシ
ョンからの出力軸2の駆動力Tは、キャリヤ7bと共に
遊星ビニオン7cを公転させ、前輪側駆動軸3へはリン
グギヤ7d、第1の油圧式多板クラップ−8を介して伝
達され、後輪側駆動軸4へはサンギA77a。 第1歯車10.第1歯車10を介して伝達される。この
とき前、後輪の駆動トルク配分(TF:TR)は、それ
ぞれの伝達ギヤ比によりTF>TRとなる。このような
前輪寄りの走行状態Cは、高速安定性重視となる。 次に、トルク配分制御回路20からのオフ信号で第1.
第2の制御バルブ15.16からそれぞれ油圧Pa、、
P2を出力すると、第1.第2の油圧式多板クラッチ8
.9は共にオン状態となり、前、後輪側駆動軸3.4を
第3歯車12.第1I@車13を介1ノで直結状態とし
、駆動トルク配分をTF=TRとする。このJ、うに等
駆動1ヘルク配分の1輪駆動では、悪路などにおける走
破性を最大限に発揮することができる。 また、トルク配分制御回路20から第1の制御バルブ1
5へオフ信号を、第2の制御バルブ16へオン信号を与
えると、第1の制御バルブ15からの油圧P1は略零と
なって第1の油圧式多板クラッチ8をオフ状態とし、前
輪側駆動軸3をトランスミッションからの出力軸2の駆
動力から解放する。−方、第2の制御バルブ16からは
所定の油圧P2が出力されて第2の油圧式多板クラッチ
9をオン状態とし、1〜ランスミツシヨンからの出力軸
2の駆動力下は、キャリヤ7b、 遊星ビニオン7cの
公転と自転を介しサンギヤ7a、第1歯車10.第2歯
車11を経て、またリングギヤ7d、第3歯車12.第
4#車13.第2の油圧式多板クラッチ9を経て後輪側
駆動軸4へ伝達され、駆動トルク配分はTF(=0)<
TRとなる。このような駆動トルク配分では、一般の自
動車と同様の後輪駆動状態となり、旋回性の向上を図る
ことができる。 上記の動作において、第1.第2の油圧式多板クラッチ
8.9へ印加されるそれぞれの油圧P1゜P2を連続的
に変化させれば、駆動トルク配分も連続的に変化するの
で、任意の配分比を選択することができると共に、駆動
トルク配分比の変更に伴うショックを緩和することがで
きる。 また、油圧式多板クラッチ8,9を使ってオフまたはオ
ン制61I′?lるので、従来のドッグクラッチのよう
な作動の不円滑や遅れなどの現象は発生せず、ボタン式
制御が容易になる。また、急制動をかけた場合でも、第
1.第2の制御バルブ15.16を共に切換えてそれぞ
れの油圧PL、P2を瞬間的に下げ、両袖圧式多板クラ
ッチ8,9を解放して車両の安定性を確保することがで
きる。 なお、上記実施例では、油圧を加えることにより油圧式
多板クラッチ8.9をオンするように述べ!、二が、使
用頻度の多いケース、例えば第2図に示すケース■を中
心に考えて、第1の油圧式多板クラッチ8を、スプリン
グによって平常はオフ状態と1ノでおぎ、必要に応じて
ケースII、I[[となるように油圧P1を加えてオフ
状態と16と、制御エネルギが少なくて済む。また、制
御系が万一故障しても、通常の走行には支障を与えない
。 −〇− さらに、上記実施例においては、油圧式多板クラッチ8
,9を用いて前、後輪の駆動トルク配分を制御するよう
にしていたが、油圧式に限定するものではな(、電磁ク
ラッチまたは電動クラッチあるいは空気圧式多板クラッ
チを用いても、同様な効果を得ることができる。 【発明の効果1 以上の説明から明らかなように、この発明の4輪駆動装
置によれば、センターデフとしてプラネタリギヤ装置を
用い、2個の油圧式多板クラッチを適当にオン・オフ制
御して、フロントトルクがリヤトルクより大きい状態、
ほぼ等しい状態、小さい状態の3つの状態を選択するよ
うにしたので、トルク配分を広い範囲にわたって変える
ことができ、操縦性、安定性および発進性・走行性を、
目的または好みに応じて選択し変化させることが可能と
なる。 また制動時には、油圧式多板クラッチの油圧を瞬間的に
変化させて前後軸間の接続をオフすることができるので
、制動時の安定性を確保覆ることができる。
第1図はこの発明の一実施例を示′!14輪駆動装置の
スケルトン図、第2図は駆動トルク配分を示す図である
。 2・・・トランスミッションからの出力軸、3・・・前
輪側駆動軸、4・・・後輪側駆動軸、7・・・プラネタ
リギヤ装置、8.9・・・油圧式多板クラッチ、10〜
13・・・歯車、15. ie・・・制御バルブ、20
・・・トルク配分制御回路。 特許出願人 富士重工業株式会社 代理人 弁理士 小 橋 信 淳 同 弁理士 村 井 進
スケルトン図、第2図は駆動トルク配分を示す図である
。 2・・・トランスミッションからの出力軸、3・・・前
輪側駆動軸、4・・・後輪側駆動軸、7・・・プラネタ
リギヤ装置、8.9・・・油圧式多板クラッチ、10〜
13・・・歯車、15. ie・・・制御バルブ、20
・・・トルク配分制御回路。 特許出願人 富士重工業株式会社 代理人 弁理士 小 橋 信 淳 同 弁理士 村 井 進
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 センターデフとしてプラネタリギヤ装置を用いた4輪
駆動車において、 前輪側駆動軸および後輪側駆動軸と上記プラネタリギヤ
装置との間にそれぞれ油圧式多板クラッチを設け、 上記油圧式多板クラッチのオン・オフを適当に制御する
ことにより、フロントトルクがリヤトルクより大きい状
態、ほぼ等しい状態および小さい状態の3つの状態を選
択できるようにしたことを特徴とする4輪駆動装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16303086A JPS6320230A (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 4輪駆動装置 |
US07/050,599 US4787269A (en) | 1986-05-23 | 1987-05-14 | Power transmitting system for a four-wheel drive vehicle |
DE19873716775 DE3716775A1 (de) | 1986-05-23 | 1987-05-19 | Leistungsuebertragungssystem fuer ein vierradgetriebenes fahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16303086A JPS6320230A (ja) | 1986-07-11 | 1986-07-11 | 4輪駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6320230A true JPS6320230A (ja) | 1988-01-27 |
Family
ID=15765852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16303086A Pending JPS6320230A (ja) | 1986-05-23 | 1986-07-11 | 4輪駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6320230A (ja) |
-
1986
- 1986-07-11 JP JP16303086A patent/JPS6320230A/ja active Pending
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