JPS6320194A - 少なくとも片面を亜鉛メツキした深絞り性の優れた鋼板および鋼帯のフラツシユバツト溶接法 - Google Patents

少なくとも片面を亜鉛メツキした深絞り性の優れた鋼板および鋼帯のフラツシユバツト溶接法

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JPS6320194A
JPS6320194A JP61162161A JP16216186A JPS6320194A JP S6320194 A JPS6320194 A JP S6320194A JP 61162161 A JP61162161 A JP 61162161A JP 16216186 A JP16216186 A JP 16216186A JP S6320194 A JPS6320194 A JP S6320194A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2103/00Materials to be soldered, welded or cut
    • B23K2103/02Iron or ferrous alloys
    • B23K2103/04Steel or steel alloys

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも片面が亜鉛メッキされ、本質的に
直角の切断端を有し、溶接線(weldingseam
)が耐食性を有する深絞り性の優れた鋼板あるいは鋼帯
のレーザービームによるフランシュバット溶接方法に関
する。
以下余白 〔従来の技術〕 亜鉛鋼板の二次加工業者は、特定の目的、たとえば深絞
り用の鋼板の成形のために、現存する亜鉛メッキ用プラ
ントでは処理できないような幅の鋼板を必要としている
。その場合には・フラッシュバット溶接によって2枚以
上の鋼板を継ぎ足して使用している。従来のフランシュ
バット溶接によってそのような鋼板を製造した場合には
、溶接継を再加工する必要がある。その理由は、鋼板と
平準化され(平坦に継かり)次工程(深絞り)を行うの
に適した溶接線が得られないこと、および溶接線の耐食
性がないことである。特に、従来法においては、溶接線
の厚さが不規則になる。このようにして製造された銅板
は、工具を損傷したり、必要な精度での成形処理が行な
えないから、直接この鋼板を深絞り又はプレス加工して
成形品に加工するには通さない。
亜鉛鋼板のフラッシュバット溶接をする公知方法の1つ
においては、溶加材(fg接ワイヤ)を補給しながら行
なう電子ビーム溶接によって溶接線が形成される。次工
程に適した品質を得るためには、研削によって溶接線を
平準化する必要がある。
更に、電子ビーム溶接においては、溶接が高温で行なわ
れるので亜鉛が蒸発し、そのため溶接線のみでなくその
近傍の比較的広い範囲までが耐食性のない領域となる。
したがって、溶接線のみではなく亜鉛が剥がされた領域
にも耐食性被覆を施す必要がある。このような処置は単
なる便宜的なものであって、全面耐食性があり深絞りに
適した鋼板という二次加工業者の要求を満たすものでは
゛ない。
更に、亜鉛鋼板および鋼帯のフランシュバット溶接をレ
ーザービームによって行なう公知方法においては、本質
的に直角な切断端を意図的にある特定の間隔を置いて向
い合わせることによって、溶加材(溶接ワイヤ)が充填
される開先間隔が連続するようにしている(B P −
A O,09B、306およびE P −A O,11
7,751)。このような方法は、電子ビームによるフ
ラッシュバット溶接に比較して、レーザービームの方が
正確に当てることができるという特徴がある。したがっ
てこの方法においては、溶接ワイヤ(溶接ワイヤの直径
は溶接継手より大きくても小さくてもよい)だけがレー
ザービームに当たる。結局、溶接される鋼板は溶融した
溶接ワイヤのもつ溶接熱のみによって溶融する。
この方法の欠点は、耐食性のない溶接線が比較的広い範
囲で盛り上がり、これを機械的な表面加工によって鋼板
と平準化しなければならず、結局耐食性処理を行なう必
要があることである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の基本的な目的は、少な(とも2枚の亜鉛網板又
は鋼帯からフラッシュバット溶接によって極力低いコス
トで製造される、より広い板幅を有し、深絞り性の優れ
た、表面が平坦で溶接線の領域も耐食性を有する鋼板又
は鋼帯を提供することである。
この目的は、少なくとも片面が亜鉛メッキされ且つ本質
的に直角の切断端を有する鋼板又は鋼帯の電子ビームに
よるフラッシュバット溶接法であって、溶接線が耐食性
を有するフラッシュバット溶接法において、長手方向の
波形を有する切断端を鋼板又は鋼帯に形成し、該鋼板又
は該鋼帯を、該切断端で接触させた後に、該切断端が包
含される直径0.2 m1以下の焦点スポットを有する
レーザービームによって溶接することを特徴とするフラ
ッシュバット溶接法によって達成される。
上記の波形は0.04m■以下であることが望ましい。
本発明の方法においては、溶接線が鋼板と本質的に平準
化しているのみでなく、溶接線が耐食性をも有する溶接
を直接行なう。したがって、溶接後の再加工によって溶
接線を平準化したり、その後で耐食性を付与することが
不要である。レーザービームを使用することによって、
熱が直接供給される′M域が非常に狭く抑制されるから
、亜鉛の存在しない帯域は極く狭い幅で残留するに過ぎ
ない。この狭い亜鉛不在域は、公知のようにその両側の
隣接領域の亜鉛から長範囲の耐食効果を受けるから、耐
食性を有する。本発明の方法においては、溶接継手の幅
はその全長のうちの数箇所で最大幅2 X 0.04m
mになっているから、溶加材(溶接ワイヤ)を追加する
必要がない。極めて小さな穴として残存する間隙を充填
するのに必要な量の材料は近傍の鋼板側から供給される
が、鋼板の厚さは間隙の10倍もあるためほとんど厚さ
の減少はない。したがって、機械的な再加工をせずに次
工程で鋼板を深絞り又はプレス加工できることになる。
また、亜鉛不在の溶接線が長範囲耐食効果を受けるから
、均一な亜鉛被覆によって耐食性を有する鋼板と比較し
て使用に当っての不利は全くない。本発明の製造業界の
利点は、コストの上昇を抑えながら、現有の亜鉛メッキ
設備で処理した鋼板あるいは鋼帯を使って、溶接線の領
域の品質を損なうことなく、数倍の幅を有する鋼板ある
いは鋼帯を製造できることである。
端部帯域の亜鉛層に対する熱影響をできるだけ低く保つ
ために、本発明の1つの実施態様においては、鋼板又は
鋼帯を溶接線の両側で冷却する。
冷却は、たとえば冷却ガスの吹付けによって行なうこと
ができる。特に効果的な防熱方法は、溶接される鋼板を
その溶接部分全長に亘って、たとえば銅のような、伝熱
性のある材質で作った締付治具によって締め付けること
であり、適宜この治具の内側に冷却液を循環させて治具
を冷却することである。鋼板表面の効果的な冷却と鋼板
の平担性確保とを行なうためには、溶接部分から5〜1
゜龍の距離に締付治具を配して締め付けることが有利で
ある。これによって、鋼板は焦点スポットの範囲におい
てゆっくり溶融し、溶融した材料はレーザービームの焦
点スポットからはずれると直ちに凝固する。
溶接継手から溶融材料が流出するのを防止する必要があ
るから、鋼板の下側の効果的な冷却は特に重要である。
流出を効果的に防止できる方法は、締付治具の鋼板の下
側部分を特に強冷却することである。
溶接される鋼板の下側の締付治具として、溶接継手を橋
渡しし、溶接継手の範囲に深い溝を具備し、溶接線を不
活性なガスの雰囲気下に維持するためにこの溝の中に不
活性なガスを吹込むことができる治具を使用することが
有利である。このようにすることは、溶加材の酸化を防
止するだけでなく、鋼板の下側の冷却の補助もする。更
に溝の中の余剰のガス圧が溶接継手からの溶融材料の流
出を抑制する。
本発明の溶接法は厚さが等しい鋼板にも厚さが異なる鋼
板にも適用できる。後者の場合、特に切断端の厚さが0
.5〜3.0 mmである異なる厚さの鋼板又は鋼帯を
、溶接中の相対的位置を次のように保つことが有利であ
る。すなわち、レーザービームに面した(レーザービー
ムの方を向いた)前面あるいはレーザービームに面しな
い(レーザービームと反対の方を向いた)背面が本質的
に一平面上に在るように保持し且つ/または厚い方の鋼
板又は鋼帯の切断端周辺の余肉のうち前面あるいは背面
の少なくとも1方の余肉を面取りすることによって厚さ
を減少させる。
本発明の方法は、薄い金属板、特に厚さが0.5〜1.
5■■の範囲にある金属板のフラッシュバット溶接に適
している。本質的に直角の切断端は全長に亘って最高0
.04mmの波形を有している。このような板をフラッ
シュバット溶接するために接触させた際には、最大の板
間隔は0.08mとすることができる。
〔実施例1〕 第1図に示した典型的な実施例においては、フラッシュ
バット溶接される網板1および2は、平らな支持面4を
有する支持台3の上で互に接触している。支持台3には
、支持面4に向けて開口した長手方向の溝5が設けられ
ている。鋼板1,2の互に溶接される本質的に直角の端
部7は、この長手方向の溝5の範囲内に位置している。
締付治具8.9は鋼板1.2を支持台3に押し付けかつ
固定している。支持台3および締付治具8.9に設けら
れた孔10〜13を通って、冷却媒体が搬送される。上
部を鋼板1.2によって閉ざされた長手方向の溝5の中
を流通する不活性なガスが冷却を行ない、且つ長手方向
の溝5の中に余剰圧を発生する。
溶接継手に向けてレーザービームI5を発するレーザー
ガン14は、溶接継手7の上方を長手方向に移動できる
。レーザービーム15の焦点スポットは直径が0.2龍
以下である。この焦点スポットは溶接継手7の中心線に
照射される。
溶接継手7の上方でのレーザーガン14の移動速度およ
び溶接継手に伝達される溶接エネルギーは、特に鋼板1
.2の厚さに依存する。たとえば、厚さ0.811■の
亜鉛鋼板、水冷された銅製締付治具8.9と溶接継手7
の中心との距離が3n+、レーザービームの焦点スポッ
トの直径が0.21■未溝の場合は、溶接継手の上方で
のレーザーガンの移動速度が2m/Wlinであれば良
好な結果が得られる。
この場合に伝達されるエネルギーは約375J / c
mである。このようにして得られた溶接線には耐食性お
よび機械的性質(伸び、強さ)のいずれの観点からも欠
陥は存在せず、その結果、鋼板は溶接線の部分でも困難
なく成形され得る。
第2図の典型的な実施例は、支持台が橋状でなく2つの
部分に分離された状態に設計されている点のみが第1図
の場合と異なる。各部分は支持台にねし止めされている
。長手方向の溝を下方が広い漏斗状とした目的は、スプ
ラッシュが溶接線に向うのを防止することである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の方法にしたがってフラ
ンシュバット溶接を行なっている状態を示す横断面図で
ある。 1.2・・・鋼板、      3・・・支持台、5・
・・溝、        7・・・溶接継手、8.9・
・・締付治具、   14・・・レーザーガン、15・
・・レーザービーム。 以下余白 手続補正’4F (Q発少 昭和61年9月2Z日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第162161号 2、発明の名称 少なくとも片面を亜鉛メッキした深絞り性の優れ丸鋼板
および鋼帯のバット溶接法 (新名称)3、 補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 5、補正の対象 (1)1細嘗の「発明の名称」の欄 (2)  明細書全文 6、補正の内容 (1、発明の名称を下記のとおシに補正する。 スフ r少々くとも片面を亜鉛メッキした深絞シ性の優(2)
明細書を別紙のとおシに補正する。 7、添付書類の目録 (1)  全文補正明細書         11明 
   細    書 ・1、発明の名称 少なくとも片面を亜鉛メッキした深絞シ性の優れた鋼板
および鋼帯のバット溶接法2、  %許請求の範囲 l、少なくとも片面が亜鉛メッキされ且つ本質的に直角
の切、断端を有する銅板又は鋼帯のレーザービームによ
るバット溶接法であって、溶接線が耐食性を有する/4
ット溶接法において、長手方向の0.04w以下の波形
を有する切断端を鋼板又は鋼帯に形成し、該鋼板又は該
鋼帯を、該切断端で接触させた後に、該切断端が包含さ
れる直径0.2雪以下の焦点スーットを有するレーザー
ビームによって溶接することを特徴とするバット溶接法
。 2、溶接中に、互に溶接される前記鋼板又は前記鋼帯の
溶接線を両面から全長に亘って、溶接の影響を受ける帯
域の幅が1■未満になるように冷却することを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のバット溶接法。 3、前記鋼板又は前記鋼帯を両面から冷却することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のバット溶接法。 4、前記溶接線の背面(下面)を保護ガス雰囲気下に維
持することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の・
々ット溶接法。 5、前記溶接線の背面(下面)を加圧するととを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載のバット溶接法。 6、互に溶接される前記鋼板を、溶接継手の直ぐ近くに
配置され冷却された締付治具によって、7、前記鋼板又
は前記鋼帯の厚さが異なり、該厚さが切断端で0.5〜
3.0謔であり、該鋼板又は該鋼帯を、レーザービーム
に面した前面又はレーザービームに面しない背面が本質
的に一平面上に8、前記鋼板又は前記鋼帯の厚さが異な
り、厚い方の該鋼板又は該鋼帯の厚さが0.5〜3.0
■であり、切断端周辺の余肉のうち前面あるいは背面間
第1項記載のバット溶接法。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも片面が亜鉛メッキされ、本質的に
直角の切断端を有し、溶接線(weldingseam
 )が耐食性を有する深絞り性の優れた鋼板あるいは鋼
帯のレーザービームによるバット溶接(butt−we
lding、突合せ溶接)方法に関する。 〔従来の技術〕 亜鉛鋼板の二次加工業者は、特定の目的、たとえば深絞
り用の鋼板の成形のために、現存する亜鉛メッキ用プラ
ントでは処理できないよう彦幅の鋼板を必要としている
。その場合には、バット溶接によって2枚以上の鋼板を
継ぎ足して使用している。従来のバット溶接によってそ
のような鋼板を製造した場合には、溶接線を再加工する
必要がある。その理由は、鋼板と平準化され(平坦に継
かり)次工程(深絞り)を行うのに適した溶接線が得ら
れないこと、および溶接線の耐食性がないことである。 特に、従来法においては、溶接線の厚さが不規則になる
。このようにして製造された鋼板は、工具を損傷したり
、必要な精度での成形処理が行なえないから、直接この
鋼板を深絞り又はプレス加工して成形品に加工するには
適さない。 亜鉛鋼板のバット溶接をする公知方法の1つにおいては
、溶加材(溶接ワイヤ)を補給しながら行なう電子ビー
ム溶接によって溶接線が形成される。次工程に適した品
質を得るためには、研削によって溶接線を平準化する必
要がある。更に、電子ビーム溶接においては、溶接が高
温で行なわれるので亜鉛が蒸発し、そのため溶接線のみ
でなくその近傍の比較的広い範囲までが耐食性のkい領
域となる。したがって、溶接線のみではなく亜鉛が剥が
された領域にも耐食性被覆を施す必要がある。このよう
な処置は単なる便宜的なものであって、全面耐食性があ
り深絞りに適した鋼板という二次加工業者の要求を満た
すものではない。 更に、亜鉛鋼板および鋼帯のバット溶接をレーザービー
ムによって行なう公知方法においては、本質的に直角な
切断端を意図的にある特定の間隔を置いて向い合わせる
ととによって、溶加材(溶接ワイヤ)が充填される開先
間隔が連続するようにしている(EP−Ao、098,
306およびEP −AO,117,751)。このよ
う左方法は、電子ビームによるバット溶接に比較して、
レーザービームの方が正確に当てることができるという
特徴がある。 したがってこの方法においては、溶接ワイヤ(溶接ワイ
ヤの直径は溶接継手より大きくても小さくてもよい)だ
けがレーザービームに当たる。結局、溶接される鋼板は
溶融した溶接ワイヤのもつ溶接熱のみによって溶融する
。この方法の欠点は、耐食性のない溶接線が比較的広い
範囲で盛シ上がり、これを機械的な表面加工によって鋼
板と平準化しなければならず、結局耐食性処理を行なう
必要があることである。 以下↑白 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の基本的な目的は、少なくとも2枚の亜鉛鋼板又
は鋼帯からバット溶接によって極力低いコストで製造さ
れる、より広い板幅を有し、深絞り性の優れた、表面が
平坦で溶接線の領域も耐食性を有する鋼板又は鋼帯を提
供することである。 この目的は、少なくとも片面が亜鉛メッキされ且つ本質
的に直角の切断端を有する鋼板又は鋼帯のレーザービー
ムによるバット溶接法であって、溶接線が耐食性を有す
るバット溶接法において、長手方向の0.04−以下の
波形を有する切断端を鋼板又は鋼帯に形成し、該鋼板又
は該鋼帯を、該切断端で接触させた稜に、該切断端が包
含される直径0.2霧以下の焦点スイットを有するレー
ザービームによって溶接することを特徴とするバット溶
接法によって達成される。 本発明の方法においては、溶接線が鋼板と本質的に平準
化しているのみでなく、溶接線が耐食性をも有する溶接
を直接性なう。したがって、溶接後の再加工によって溶
接線を平準化したシ、その後で耐食性を付与することが
不要である。レーザービームを使用することによって、
熱が直接供給される領域が非常に狭く抑制されるから、
亜鉛の存在しない帯域は極〈狭い幅で残留するに過ぎな
い。との狭い亜鉛不在域は、公知のようKその両側の隣
接領域の亜鉛から長範囲の耐食効果を受けるから1.耐
食性を有する。 波形を0.04 mm以下に制限したのは、(1)溶加
材(溶接ワイヤ)を追加することなく平準化するのに十
分な量の材料が溶接線の領域に存在するようにするため
、および(2)長範囲の耐食効果を確保するためである
。 更に、レーザービームの焦点ス?ットの直径は、長範囲
の耐食効果を確保するために0.2−以下でなければな
らない。直径が0.2 vmを超えると、広範囲の亜鉛
メッキ層が燃え尽きるため、長範囲の耐食効果が確保で
きない。 本発明の方法においては、溶接継手の幅はその全長のう
ち数箇所で最大幅2X0.04■になっているから、溶
加材を追加する必要がない。極めて小さな穴として残存
する間隙を充填するのに必要な量の材料は近傍の鋼板側
から供給されるが、鋼板の厚さは間隙の10倍もあるた
めtlとんど厚さの減少はない。しだがって、機械的な
再加工をせずに次工程で鋼板を深絞り又はプレス加工で
きることになる。また、亜鉛不在の溶接線が長範囲耐食
効果を受けるから、均一な亜鉛被覆によって耐食性を有
する鋼板と比較して使用に当っての不利は全くない。本
発明の製造業界の利点は、コストの上昇を抑えながら、
現有の亜鉛メッキ設備で処理した鋼板あるいは鋼帯を使
って、溶接線の領域の品質を損なうことなく、数倍の幅
を有する鋼板あるいは鋼帯を製造できることである。 端部帯域の亜鉛層に対する熱影響をできるだけ低く保つ
ために、本発明の1つの実施態様においては、鋼板又は
鋼帯を溶接線の両側で冷却する。 冷却は、たとえば冷却ガスの吹付けによって行なうこと
ができる。特に効果的な防熱方法は、溶接される鋼板を
その溶接部分全長に亘って、たとえば銅のような、伝熱
性のある材質で作った締付治具によって締め付けること
であり、適宜との治具の内側に冷却液を循環させて治具
を冷却することである。鋼板表面の効果的な冷却と鋼板
の平坦性確保とを行なうためには、溶接部分から5〜1
0■の距離に締付治具を配して締め付けることが有利で
ある。これKよって、鋼板は焦点スイットの範囲におい
てゆりくり溶融し、溶融した材料はレーザービームの焦
点スイットからはずれると直ちに凝固する。 溶接継手から溶融材料が流出するのを防止する必要があ
るから、鋼板の下側の効果的な冷却は特に重要である。 流出を効果的に防止できる方法は、締付治具の鋼板の下
側部分を特に強冷却することである。 溶接される鋼板の下側の締付治具として、溶接継手を橋
渡しし、溶接継手の範囲に深い溝を具備し、溶接線を不
活性なガスの雰囲気下に維持するためにこの溝の中に不
活性なガスを吹込むことができる治具を使用することが
有利である。このようKすることは、溶棉材の酸化を防
止するだけでなく、鋼板の下側の冷却の補助もする。更
に溝の中の余剰のガス圧が溶接継手からの溶融材料の流
出を抑制する。 本発明の溶接法は厚さが等しい鋼板にも厚さが異なる鋼
板にも適用できる。後者の場合、特に切断端の厚さが0
.5〜3.0■である異なる厚さの鋼板又は鋼帯を、溶
接中の相対的位置を次のように保つことが有利である。 すなわち、レーザービームに面した(レーザービームの
方を向いた)前面あるいはレーザービームに面しない(
レーザービームと反対の方を向いた)背面が本質的に一
平面上に在るように保持し且つ/または厚い方の鋼板又
は鋼帯の切断端周辺の余肉のうち前面あるいは背面の少
なくとも1方の余肉を面取りすることによって厚さを減
少させる。 本発明の方法は、薄い金属板、特に厚さが0.5〜1.
5 msの範囲にある金属板のバット溶接に適している
。本質的に直角の切断端は全長に亘って最高0.04 
mの波形を有している。このような板をバット溶接する
ために接触させた際には、最大の板間隔は0.08mm
とすることができる。 〔実施例 〕 第1図に示した典型的な実施例においては、バット溶接
される鋼板1および2は、平らな支持面4を有する支持
台3の上で互に接触している。支持台3には、支持面4
に向けて開口した長手方向の溝5が設けられている。鋼
板1,2の互に溶接される本質的に直角の端部7は、こ
の長手方向の溝5の範囲内に位置している。締付治具8
,9は鋼板1,2を支持台3に押し付けかつ固定してい
る。支持台3および締付治具8,9に設けられた孔10
〜13を通って、冷却媒体が搬送される。 上部を鋼板1,2によって閉ざされた長手方向の溝5の
中を流通する不活性なガスが冷却を行ない、且つ長手方
向の溝5の中に余剰圧を発生する。 溶接継手に向けてレーザービーム15を発するレーザー
ガン14は、溶接継手7の上方を長手方向に移動できる
。レーザービーム15のfi焦点スポット直径が0.2
m以下である。この焦点スポラトは溶接継手7の中心線
に照射される。 溶接継手7の上方でのレーザーガン14の移動速度およ
び溶接継手に伝達される溶接エネルギーは、特に鋼板1
,2の厚さに依存する。たとえば、厚さ0.8 mmの
亜鉛鋼板、水冷された銅製締付治具8.9と溶接継手7
の中心との距離が3m、レーザービームの焦点スポット
の直径が0.2w未満の場合は、溶接継手の上方でのレ
ーザーガンの移動速度が2 m1m I nであれば良
好な結果が得られる。 この場合に伝達されるエネルギーは約375 J/cm
である。このようにして得られた溶接線には耐食性およ
び機械的性質(伸び、強さ)のいずれの観点からも欠陥
は存在せず、その結果、鋼板は溶接線の部分でも困難な
く成形され得る。 第2図の典型的な実施例は、支持台が橋状で表く2つの
部分に分離された状態に設計されている点のみが第1図
の場合と異なる。各部分は支持台にねじ止めされている
。長手方向の溝を下方が広い漏斗状とした目的は、スプ
ラッシュが溶接線に向うのを防止することである。 4、図面の簡単な説明 第1図および第2図は、本発明の方法にしたがってバッ
ト溶接を行なっている状態を示す横断面図である。 1.2・・・鋼板、3・・・支持台、5・・・溝、7・
・・溶接継手、8,9・・・締付治具、14・・・レー
ザーガン、15・・・レーザーぎ−ム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも片面が亜鉛メッキされ且つ本質的に直角
    の切断端を有する鋼板又は鋼帯のレーザービームによる
    フラッシュバット溶接法であって、溶接線が耐食性を有
    するフラッシュバット溶接法において、長手方向の波形
    を有する切断端を鋼板又は鋼帯に形成し、該鋼板又は該
    鋼帯を、該切断端で接触させた後に、該切断端が包含さ
    れる直径0.2mm以下の焦点スポットを有するレーザ
    ービームによって溶接することを特徴とするフラッシュ
    バット溶接法。 2、前記波形が0.04mm以下であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のフラッシュバット溶接法
    。 3、溶接中に、互に溶接される前記鋼板又は前記鋼帯の
    溶接線を両面から全長に亘って、溶接の影響を受ける帯
    域の幅が1mm未満になるように冷却することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のフラッシュバット溶接
    法。 4、前記鋼板又は前記鋼帯を両面から冷却することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のフラッシュバット
    溶接法。 5、前記溶接線の背面(下面)を保護ガス雰囲気下に維
    持することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフ
    ラッシュバット溶接法。 6、前記溶接線の背面(下面)を加圧することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のフラッシュバット溶接
    法。 7、互に溶接される前記鋼板を、溶接継手の直ぐ近くに
    配置され冷却された締付治具によって、溶接中にあるべ
    き位置に保持することを特徴とする請求の範囲第1項記
    載のフラッシュバット溶接法。 8、前記鋼板又は前記鋼帯の厚さが異なり、該厚さが切
    断端で0.5〜3.0mmであり、該鋼板又は該鋼帯を
    、レーザービームに面した前面又はレーザービームに面
    しない背面が本質的に一平面上に在るような相対位置に
    、溶接中に保持することを特徴とする請求の範囲第1項
    記載のフラッシュバット溶接法。 9、前記鋼板又は前記鋼帯の厚さが異なり、厚い方の該
    鋼板又は該鋼帯の厚さが0.5〜3.0mmであり、切
    断端周辺の余肉のうち前面あるいは背面の少なくとも1
    方の余肉を面取りすることによって該厚さを減少させる
    ことを特徴とする請求の範囲第1項記載のフラッシュバ
    ット溶接法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5384529A (en) * 1993-02-01 1995-01-24 Nec Corporation Current limiting circuit and method of manufacturing same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4315132A (en) * 1976-01-20 1982-02-09 Saurin Emmanuel E V V Process and apparatus for welding tubular bodies

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