JPS63201549A - シヤワリングテスト方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はシャワリングテスト方法に関し、詩に車両のシ
ール部の水密性を検査するシャワリングテスト方法に関
するものである。

（従来技術） 一般に組立が完了した完成車両は出荷する前に全車両に
対して、外観検査、足廻り検査、サイドスリップ検査、
制動検査、水漏れ検査等の各種検査が行われている。

上記水漏れ検査は、雨天走行時や洗車時に室内に水が漏
れないようこれらの状況と同じような状況を人為的に再
現してシャワリングテストすることにより行われている
。

従来、上記シャワリングテストは、例えば実開昭５２−
８５２９３号公報にも記載のように、スラットコンベア
に車両を常に水平な姿勢となるように載置し、スラット
コンベアで搬送させながら、ジャワブース内に複数個配
設されたジャワから車両に対して色々な角度から勢いよ
く水を噴射させて行っている。

（発明が解決しようとする問題点） 従来のシャワリングテスト方法においては、常に車両を
水平な姿勢にしてシャワリングテストしており、路面に
凹凸のある悪路走行時を想定したシャワリングテストが
なされていなかった。

即ち、路面に凹凸のある悪路走行時には、車体が僅かに
捩れたり曲ったりして変形し、ドアや窓のシール部分に
隙間が生じて、単に水平な姿勢で色、々な方向から水を
噴射させただけでは検出出来なかった水漏れが発生する
ことがあ゛る。また、悪路走行時には、車両が傾斜する
ため水平な姿勢の時とは異なり漏水の流れが特定方向に
集中するので、通常のルートとは違ったルートから漏水
することがある。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係るシャワリングテスト方法は、車両に対して
水を噴射して水密性を検査するシャワリングテスト方法
において、上記車両のタイヤが載置される部分にその車
両の全タイヤのうちの一部のタイヤが乗り上げる凸部材
を設け、上記車両のタイヤを上記凸部材上に載置してシ
ャフリングテストを行うものである。

（作用） 本発明の係るシャワリングテスト方法においては、凸部
材に車両のタイヤを載せ、悪路走行時と同様に車両を傾
けた状態でシャワリングテストを行うので、悪路走行状
態に近い状態を再現してシャワリングテストを行うこと
が出来る。

（発明の効果） 本発明に係るシャツリングテスト方法によれば、以上説
明したように、車両を悪路走行時と同様の状態に保持し
てシャツリングテストすることが出来る。従って、悪路
走行時と同様の歪みが車体に生じるので、悪路走行時に
車両の歪みによってドアや窓等のシール部分に発生する
水漏れの有無をも検査することが出来る。

更に、車両を傾斜させることにより、漏水の流れを促進
できるので、水漏れを発見し易くなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

先ず、車両のシャワリングテスト方法に供するシャワリ
ング装置について説明する。

第１図に示すようにシャワリング装置１は略半円筒形ド
ーム状に形成されシャワリングテストラインを覆うジャ
ワブース２と、シャワリングテストラインの床にその長
手方向に沿って平行に配設され且つ左右の車輪に対応す
るように所定間隔あけて平行に配設された２条のスラッ
トコンベア３と、ジャワブース２の途中部の内周面に所
定間隔おきに配設された複数のジャワノズル４と、これ
らジャワノズル４に加圧水を供給する加圧水供給装置（
図示略）とから構成され、車両Ｃの左右の両輪を左右の
スラットコンベア３に夫々載置しジャワブース２内を搬
送させながら、ジャワブース２の途中部において車両Ｃ
に対して各ジャワノズル４から水を噴射させてシャワリ
ングテストするようになっている。

第２図〜第５図に示すように、各スラットコンベア３は
車輪をｉａ置し得るだけの幅を有し、各スラットコンベ
ア３は、シャワリングテストラインの入口部と出口部と
に夫々スプロケット５を配設し、この１対のスプロケッ
ト５に互って無端ループ状のチェーン６を掛装し、チェ
ーン６の各リンク板に各パレット８を１対の板材７を介
して連結したもので、上記パレット８又チエーン６は車
両Ｃの重量を支持し得るようにガイド部材で支持されガ
イド部材に沿って移動するようになっている。

更に、上記２条のスラットコンベア３上に車両Ｃを傾け
た姿勢で載置して搬送し得るように、左右のスラットコ
ンベア３のうち車両Ｃの右側前輪と左側後輪とに対応す
る複数対の部分には夫々突設部９が設けられ、搬送され
る各車両Ｃを善導の突設部９により傾斜姿勢に保持でき
るようになっている 但し、上記のように右側前輪と左側後輪とを突設部９に
載せたり、左側前輪と右側後輪とを突設部９に載せたり
するとか出来るように構成してもよく、ホイールベース
の異なる車両Ｃに適用し得るように追加的な突設部９を
設けてもよい。

要するに、シャツリングテストする車両Ｃを傾斜姿勢に
保持して搬送できるようになっていればよい。

上記各突設部９は、３枚の連続するパレット８に側面視
略台形状の５枚の板部材１０を搬送方向に平行に且つ左
右方向等間隔おきに立設し、それらをパレット８の境界
部で分断してなるもので、車輪を乗り上げる為の上り傾
斜面と車輪を乗り下す為の下り傾斜面とを備えている。

そして、各スラットコンベア３の始端部と終端部におい
て、固定側の床部材１１には突設部９の５列の板部材１
０の通過を許す５列のスリット１１ａが形成されている
。

尚、上記突設部９を除いたスラットコンベア３自体の構
造は、図示のものに限らず既存の各種車両搬送用コンベ
アや搬送台車を用いることが出来る。更に、コンベアや
台車を省略しシャワリングテストラインの床面に突設部
を設けてもよい。

次に、シャワリングテスト方法について説明する。

シャワリングテストラインでシャワリングテストする場
合、先ず、車両Ｃを走行させてシャワリングテストライ
ンの入口へ導入し、左右１対のスラットコンベア３上に
乗り上げて、−右側前輪と左側後輪とを夫々対応する突
設部９上に載せる。すると、フロントエンジン型車両Ｃ
の場合には車両Ｃの前部が重いので左側前輪が左側のス
ラットコンベア３で支持されるとともに右側後輪が浮上
状態となって車両Ｃは第３図のように傾斜姿勢となる。

次に、車両Ｃを傾斜姿勢に保持したまま、左右のスラッ
トコンベア３でジャワブース２内を搬送させながら、ジ
ャワブース２内で多数のジャワノズル４から水を噴射し
て車両Ｃの全面にジャワを浴せかける。

上記シャワリングするのと並行して或いはシャワリング
の後で、ウィンドガラス・ドア・トランクリッドなどの
周辺のシール個所部の水漏れを検査する。

以上のように、対角関係にある右側前輪と左側後輪とを
突設部９上に載置すると、悪路走行時と同様に車体に微
小の弾性変形などが生じ、シール不良個所は漏水しやす
くなる。しかも、車体が傾いているので、漏水の流れが
促進され漏水を発見しやすくなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例に係るもので、第１図はシャツリ
ングテスト装置の概略斜視図、第２図はスラットコンベ
アの要部平面図、第３図はスラットコンベアの要部側面
図、第４図はパレットと突設部の縦断面図、第５図はス
ラットコンベアの終端部の拡大平面図である。 ■・・シャワリングテスト装置、９・・突設部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両に対して水を噴射して水密性を検査するシャ
   ワリングテスト方法において、 上記車両のタイヤが載置される部分にその車両の全タイ
   ヤのうちの一部のタイヤが乗り上げる凸部材を設け、 上記車両のタイヤを上記凸部材上に載置してシャワリン
   グテストを行うことを特徴とするシャワリングテスト方
   法。