JPS63201389A - 気体圧縮機 - Google Patents

気体圧縮機

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JPS63201389A
JPS63201389A JP3268387A JP3268387A JPS63201389A JP S63201389 A JPS63201389 A JP S63201389A JP 3268387 A JP3268387 A JP 3268387A JP 3268387 A JP3268387 A JP 3268387A JP S63201389 A JPS63201389 A JP S63201389A
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cylinder
pressure
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Ryoichi Osato
大里 良一
Masao Hoshi
星 正夫
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Seiko Seiki KK
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Seiko Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カークーラー等に用いられる気体圧縮機(コ
ンプレッサ)に関し、特にその圧縮作業室の容量を可変
とした気体圧縮機に関する。
(従来′の技術) 通常、乗用車などの冷房に用いられる従来の気体圧縮機
はエンジンに並設され、このエンジンのクランクシャフ
トブーりからVベルトで駆動されて、気゛体圧縮機側に
装着された電磁クラッチでエンジン側との駆動連結を断
続するようにしている。この種の気体圧縮機の能力はエ
ンジンの回転速度に比例して向上することになり、乗用
車などが高速度で走行した場合には気体圧縮機も高速で
駆動されて、車室内を過冷房気味にしてしまうとともに
、これに比例して消費動力が増大して燃費が悪化すると
いう問題点がある。
この対策として、気体圧縮機の駆動速度に応じて冷媒ガ
スの圧縮作業室の容量を変化させる、いわゆる容量可変
型の気体圧縮機が種々提案されており、たとえば第10
図に示すような、本出願人による先の出願に係る容量可
変型の気体圧縮機がある(第1従来例、昭和61年11
月17日提出の特許願)。
この気体圧縮機は、所定角度内で回転可能な略円盤状の
客員制御プレート22を備え、この容量制御プレート2
2の周縁にはバイパス用凹部11が形成され、気体圧縮
機が高速で駆動されると容量制御プレート22が回転し
てそのバイパス用凹部11はフロントサイドブロック5
に形成された図外のバイパス孔と連通し、圧縮作業室の
冷媒ガスを一部吸入室13にバイパスさせて圧縮作業室
の容量を減少させる。このことにより、気体圧縮機が高
速で駆動されても車室内を過冷房気味にすることを防止
することができるとともに、消費動力が軽減して燃費が
悪化することを防止することができる。
また、フロントサイドブロック5の半径内方に、先端面
がシリンダ4側に突出してロータ9の端面に近接し、そ
の内側にベーン圧力室としての溝部23を有するような
円筒状段部21が形成され、この円筒状段部21の外周
に回転可能に容量制御プレート22が嵌合するよう構成
されている。
このことにより、溝部23内の中圧の潤滑油はフロント
サイドブロック5の円筒状段部21と容量制御プレート
22との間で絞られてから、容量制御プレート22とフ
ロントサイドブロック5との突合せ面(WL径方向の接
触面)に流入するため、その突合せ面の隙間から潤滑油
が多量にリークして吸入室13に流、れ込むのを防止し
、さらに潤滑油が吸入室13からシリンダ4内に多量に
流れ込んで気体圧縮機の性能が低下することを防止して
いる。
また、このような従来のロータリーベーン型の気体圧縮
機にあっては、始動時のような低速駆動時においてはベ
ーン8をロータ9の半径外方に押圧する溝部23内の潤
滑油の圧力が低いために、ベーン8がシリンダ4の短径
部近傍においてロータ9の半径内方に押し戻された後、
再びその半径外方に突出してシリンダ4の内周面に衝突
し、このとき衝突音を発生するいわゆるチャタリング現
象が起きることがある。
この対策として、ベーンが前記シリンダの短径部近傍に
きたときは前記ベーン圧力室の圧力を増大させるよう作
用するベーン圧力増大手段によリチャタリング現象を防
止した、本出願人による先の出願に係る容量可変型の気
体圧縮機がある(第2従来例、特願昭61−27360
7号に係る特許願)、この気体圧縮機におけるベーン圧
力増大手段は、中圧の潤滑油が供給される溝部(ベーン
圧力室)をシリンダの短径部近傍を除いてロータ軸の周
りに2つに分屋して形成するとともに、高圧の潤滑油が
供給される小孔を吐出ボート位置よりもベーンの回転方
向と反対方向にずれた位置に設定し、ベーン先端が吐出
ボートを通過してシリンダ短径部に到達するまでの区間
で、吐出ボートを通過する直前で小孔からの高圧潤滑油
が充填されたベーン背圧室を前記溝部および小孔と非連
通として、その区間でベーン背圧室を密閉して超高圧と
することにより前記チャタリング現象を防止したもので
ある。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、前記第2従来例のようなチャタリング現象を
防止するベーン圧力増大手段を前記第1従来例のような
気体圧縮機に用いた場合には、、中圧の潤滑油が供給さ
れる溝部(ベーン圧力室)は、フロントサイドブロック
5の円筒状段部21および の先端面mリアサイドブロック6のシリンダ対向面に穿
設される。
このため、そのような前記第1従来例と第2従来例とを
ともに実施した気体圧縮機にあっては、前記ベーン圧力
増大手段を構成する溝部および小孔はその位置が低速運
転時あるいは高速運転時を問わず常に一定であることに
より、高速運転時においてもベーン背圧室はベーン圧力
増大手段により前記区間で超高圧となり、ベーン先端に
不必要な押圧力が働いてベーン先端が牽耗しなり消費動
力が増大して燃費が悪化するという問題点があった。
(間組点を解決するための手段) そこで、本発明は上記問題点を解決するため、内周が略
楕円状に形成されたシリンダと、このシリンダの一端側
に取付けられ半径内方に軸孔を有しシリンダ側の軸孔周
部にベーン圧力室を形成するリアサイドブロックと、前
記シリンダの他端側に取付けられ半径内方に先端面がシ
リンダ側に突出した段部が形成されこの段部の半径内方
に軸孔を有するフロントサイドブロックと、前記段部の
外周に回転可能に嵌合して前記シリンダの他端側に対向
する容量制御プレートと、前記フロントサイドブロック
およびリアサイドブロックの軸孔に両端軸が回転自在に
支持され前記シリンダと同軸の回転軸線を有するようシ
リンダ内に収納されたロータと、このロータのほぼ半径
方向に進退自在に支持され前記ベーン圧力室の圧力によ
りロータの半径外方に押圧されて前記シリンダの内周と
前記ロータの外周との間に圧縮作業室を画成する複数の
ベーンと、このベーンが前記シリンダの短径部近傍にき
たときは前記ベーン圧力室の圧力を増大させるよう作用
するベーン圧力増大手段と、を備え、前記容量制御プレ
ートを回転させることにより前記圧縮作業室の容量を運
転状態に応じて可変とした気体圧縮機において、前記容
量制御プレートに前記フロントサイドブロックの段部の
外周に回転可能に嵌合する段部を形成するとともにこの
段部より半径内方にフロントサイドブロックの段部の先
端面とともに画成するベーン圧力室を形成し、前記容量
制御プレートが前記圧縮作業室の容量を減少させる方向
に回転したときは前記ベーン圧力増大手段の作用を制限
するようにした構成としたものである。
(作用) このような構成の気体圧縮機によれば、容量制御プレー
トに形成した段部を介してフロントサイドブロックの段
部の外周に容量制御プレートを回転可能に嵌合させ、容
量制御プレートの段部より半径内方にフロントサイドブ
ロックの段部の先端面とともに画成するベーン圧力室を
形成するよう構成したため、容量制御プレートの段部よ
り半径内方には中圧の潤滑油が供給される2つに分離し
なベーン圧力室(溝部)の半径方向の輪郭が形成される
ことになる。
このため、容量制御プレートが圧縮作業室の容量を減少
させる方向に回転する高速運転時には、容量制御プレー
トの前記輪郭により形成されたベーン圧力室の位置もと
もに回転することになり、高速運転時にはベーン圧力増
大手段の作用は制限される。このことにより、高速運転
時にはベーン圧力増大手段の作用を制限してベーン背圧
室が前記区間で超高圧となることを防止し、ベーン先端
に不必要な押圧力が働いてベーン先端が串耗したり消′
g!動力が増大して燃費が悪化することを防止すること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する
。第1〜9図は本発明による気体圧縮機の一実施例を示
す図である。
まず構成について説明すると、第1図において、30は
図中右端が開口したケーシングであり、このケーシング
30内にはシリンダ32が収納されていて、このシリン
ダ32は第2.3図に示すようにその内周が略楕円状に
形成されている。シリンダ32の一端側(第1図中左端
側)には、その半径内方に軸孔33aを有するとともに
シリンダ32側の軸孔33aの周部にベーン圧力室39
が形成されたリアサイドブロック33が取付けられ、他
方、シリンダ32の他端側(第1図中右端側)にはフロ
ントサイドブロック35が取付けられてい為。
フロントサイドブロック35の半径内方(中心側)には
段部35aが形成されており、この段部35aの先端面
35bはシリンダ32側に突出している。フロントサイ
ドブロック35の段部35aの半径内方には軸孔35c
を有する。また、フロントサイドブロック35の段部3
5aの外周には、容量制御プレート36に形成された段
部36aの内周が回転可能に嵌合しており、この容量制
御プレート36はシリンダ32の他端側に対向するよう
配置されている。
フロントサイドブロック35と容量制御プレート36と
の突合せ面(直径方向の接触面)の隙間の半径内方には
、容量vi御プレート36が円滑に回転するようスラス
ト軸受40が介装されている。リアサイドブロック33
の軸孔33aおよびフロントサイドブロック35の軸孔
35cには、ロータ41の両端部に突出したロータ軸4
1a、41bが回転自在に支持され、このことによりロ
ータ41はシリンダ32内にシリンダ32と同軸の回転
軸線を有するよう収納されている。   ′ロータ41
には第2図に示すように、円周方向に等間隔をおいて5
つのベーン渭43がロータ41の軸線と同方向に延在す
るよう形成されており、これらのベーン渭43内にはそ
れぞれベーン44がロータ41の半径方向に進退自在に
支持されている。ベーン渭43の半径方向内側にはベー
ン背圧室43aがあり、このベーン背圧室43aは前記
ベーン圧力室38と連通している。このため、ベーン背
圧室43aにはベーン圧力室38内の中圧の潤滑油圧力
が作用してベーン44をロータ41の半径外方に押圧し
、このことによりベーン44の先端部は常にシリンダ3
2の内周面に接触しながらロータ41とともに回転する
。隣り合う2枚のベーン44はシリンダ32の内周面と
ロータ41の外周面との間に圧縮作業室52を画成する
。また、同図に示すようにシリンダ32には一対の吐出
ボート54が開口形成され、その外側にはそれぞれ吐出
弁55が設けられている。
第1図に示すようにフロントサイドブロック35のシリ
ンダ32と反対側には、その内部に冷媒ガス(気体)の
吸入室57を形成するフロントヘッド58が取付けられ
ている。
第7図に示すようにフロントサイドブロック35には連
絡孔60とバイパス孔61がそれぞれ一対ずつ開口して
おり、そのうちの連絡孔60に対向するシリンダ32の
地面には、第1図に示すようにロータ41の軸線と平行
に延在する吸気道#362が開口している。フロントサ
イドブロック35の連絡孔60に対向するりアサイドブ
ロック33の部分には連絡孔60と同形の吸気四部64
が形成されており、この吸気凹部64は吸気通路62に
連通しているとともに、シリンダ32内にも連通してい
る。
第4.5.7図に示すように、容量制御プレート36に
は互いに中心に対称の位置に一対の凹部66が形成され
ており、この四部66は容量制御プレート36が回転し
ないときは吸気通路62および連絡孔60と同じ位置に
あり、後述するように容量制御プレート36が回転する
と第3図に示すように凹部66はバイパス孔61と連通
するようになっている。
第1図において、ケーシング30内のリアサイドブロッ
ク33に対してシリンダ32と反対側には油分離室68
が画成されており、この油分離室68のリアサイドブロ
ック33側には油分離器69が設けられている。油分離
室68の下方に溜まった高圧の潤滑油はリアサイドブロ
ック33、シリンダ32、フロントサイドブロック35
の肉厚内にそれぞれ形成された油供給路71.72.7
3を通ってロータ軸41a、41bの潤滑部に供給され
、さらにこの潤滑部からロータ軸41a、41bと軸孔
33a、35bとの間で絞られて中圧となってベーン圧
力室38.39に供給されるようになっている。
吸入室57内には第7図に示すように駆動シリンダ75
がロータ41の軸線と直角に接触しないで交差するよう
に配設されており、この駆動シリンダ75の一端部75
aは吸入室57内に突出していて、その他端部75bは
フロントヘッド58の外部に対向している。駆動シリン
ダ75とフロントヘッド58との間にはスプリング78
が駆動シリンダ75と同軸上に介装されていて、このス
プリング78はそのバネ圧で常に駆動シリンダ75の一
端部75aが吸入室57内に突入する方向(図中左上方
向)に駆動シリンダ75を押圧している。容量制御プレ
ート36には駆動ピン80が立設されており、この駆動
ピン80はフロントサイドブロック35に弧状に開口形
成されたガイド孔82を貫通していて、この駆動ピン8
0の先端部は駆動シリンダ75の一端g75aに形成さ
れた係合凹部83に常に係合している。
容量制御プレート36の段部36aより半径内方には、
フロントサイドブロック35の段部35aの先端面35
bとともに画成するベーン圧力室38が形成される。す
なわち、容量制御プレート36は第6図に示すようにそ
の中心部に異形の孔46を有し、その異形の孔−46を
形成する円弧47はロータ41のロータ軸41bに回転
可能に嵌合する。同じく異形の孔46を形成する円弧4
8は、上述のようにフロントサイドブロック35の段部
35aの先端面35bとともに、第4図に示すような、
シリンダ32の短径部近傍を除いてロータ軸41bの周
りに2つに分離して形成されるベーン圧力室38を画成
する。
容量制御プレート36が第4図に示す位置にあるときは
、ベーン圧力室38は第8図に示すようにリアサイドブ
ロック33のベーン圧力室39とほぼ一致する実線で示
す位置にあるが、ベーン圧力室38の方が、破線で示す
部分38aだけ矢印で示すロータ41の回転方向側の吐
出ボート54側に長く伸びて形成されている。
リアサイドブロック33のベーン圧力室39の前記回転
方向側には、少し間隔を置いて小孔45が開口形成され
ている。ベーン圧力室38に対しては、小孔45は前記
破線で示す部分38aの端部よりわずかに前記回転方向
側に位置している。
この小孔45は前記油供給路71と連通していて、油分
離室68内の高圧の潤滑油を直接ベーン背圧室43aに
供給可能となっている。
それぞれ2つに分離して形成された前記ベーン圧力室3
8.39および小孔45はベーン圧力増大手段を構成す
る。
次に作用について説明する0図外のエバポレータ(蒸発
器)から吸入室57に吸入された低温低圧の冷媒ガスは
連絡孔60から吸気通路62、吸気凹部64を経て、あ
るいは連絡孔60から直接シリンダ32内に吸入され、
ロータ41とともに回転するベーン44により圧縮作業
室52内で圧縮されて高温高圧となって吐出ボート54
、吐出弁55を通って油分離室68に吐出される。この
とき冷媒ガスは油分離器69により潤滑油と分離されて
潤滑油は油分離室68の下方に溜まり、高温高圧の冷媒
ガスは油分離室68から国外のコンデンサ(凝縮器)に
送られる。
ロータ41が低速で回転しているときは容量制御プレー
ト36は第2図に示す位置にあるため、圧縮作業室52
は最大容量の状態で冷媒ガスを圧縮する。油分離室68
内の高圧の潤滑油は油供給路71.72.73等を通っ
てロータ軸41a、41bの潤滑部に、あるいはさらに
絞られて中圧となってベーン圧力室38.39に供給さ
れる。
ベーン圧力室38.39に供給された中圧の潤滑油はさ
らに、フロントサイドブロック35の段部35aと容量
III御プレート36の段部36aとの間で絞られて低
圧となってスラスト軸受40、さらにはフロントサイド
ブロック35と容量制御プレート36との突合せ面の隙
間に供給される。
このことにより、容量制御プレート36とフロントサイ
ドブロック35との突合せ面の隙間から潤滑油が多量に
リークして吸入室57に流れ込むのを防止し、さらに潤
滑油が吸入室57からシリンダ32内に多量に流れ込ん
で気体圧縮機の性能が低下することを防止することがで
きる。
このような低速運転時で容量制御プレート36が第4図
に示す位置にあるときは、ベーン圧力室38は第8図に
示すように、リアサイドブロツり33のベーン圧力室3
9とほぼ一致する実線で示す位置にある。この場合には
、ロータ41とともにベーン44が回転してベーン背圧
室43aがベーン圧力室38あるいは39と連通してい
る間は、ベーン44はそれらの中圧でシリンダ32の内
周面に押圧されるが、ベーン44がさらに回転してベー
ン背圧室43aがまずベーン圧力室39と非連通となり
、さらに回転すると同図に示すように、ベーン背圧室4
3aはベーン圧力室38の破線部38aとも非連通とな
って小孔45だけと連通する。このときベーン背圧室4
3aには油供給路71からの高圧潤滑油が充填され、第
9図に示すようにさらに回転すると小孔45とも非連通
となってベーン背圧室43aはその状態で密閉され、ベ
ーン44の先端が吐出ボート54を通過してシリンダ3
2の短径部に到達するまでの区間でベーン背圧室43a
を超高圧とすることができる。
このようなベーン圧力増大手段の作用により、低速運転
時における前記チャタリング現象を防止することができ
る。
ロータ41が高速で回転すると吸入室57内の吸入圧が
下がるためにスプリング78のバネ圧が吸入圧に打ち勝
ち、駆動シリンダ75が吸入室57にさらに突入して(
第7図中左上方向に進行して)駆動ピン80をガイド孔
82に沿って所定角度内で回転させる。このため容量制
御プレート36も駆動ピン80とともに回転してその四
部66はバイパス孔61と連通ずるようになり、第3図
に示すように圧縮作業室52の容量を小さくする。この
ことにより、気体圧縮機の吐出容量が小さくなって高速
運転時に車室内を過冷房気味にすることを防止すること
ができるるとともに、消費動力が軽減して燃費が悪化す
るのを防止することができる。
このような高速運転時で容量制御プレート36が第5図
に示ず位置にきたときは、ベーン圧力室38は同図に示
すように容量制御プレート36とともに回転して、シリ
ンダ32の短径部に対応する位置にくる。このため、ベ
ーン背圧室43aはシリンダ32の短径部においてもベ
ーン圧力室38と連通して中圧となり、前記ベーン圧力
増大手段の作用による場合のような超高圧になることは
ない、このため、高速運−転時においてはベーン背圧室
43aは、ベーン圧力増大手段の作用の制限により前述
のような超高圧となることを防止することができ、ベー
ン44の先端に不必要な押圧力が働いてベーン44の先
端が摩耗したり消費動力が増大して燃費が悪化すること
を防止することができる。
また、このように前記ベーン圧力増大手段の作用を制限
することによりベーン背圧室43aが超高圧にならなく
とも、高速運転時にはベーン11に遠心力が働くために
その先端がシリンダ32の内周面から離れることはなく
、前記チャタリング現象が生ずることはない。
なお、上記実施例においてはベーンが5枚の気体圧縮機
について説明したが、ベーンは5枚に限定することなく
それ以外の枚数のものでもよい。
〈発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、高速運転時にはベ
ーン圧力増大手段の作用をMt14するようにしたため
、高速運転時にベーン背圧室が超高圧となることを防止
して、ベーン先端に不必要な押圧力が働いてベーン先端
が摩耗したり消費動力が増大して燃費が悪化することを
防止することができる。
また、このようにベーン圧力増大手段の作用を制限して
も、高速運転時にはベーンに遠心力が働くためにその先
端がシリンダの内周面から離れることはなく、前記チャ
タリング現象が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図は本発明による気体圧縮機の一実施例を示す
図であり、第1図はその断面側面図、第2.3図は第1
図における■−■矢視断面図、第4.5図は第1図にお
けるIV −IV矢視断面図、第6図(a)は容量制御
プレート36の正面図、第6図(b)は第6図(a>に
おけるVl−Vl矢視断面図、第7図は第1図における
■−■矢視断面図、第8.9図は第1図における■−■
矢視正面図、第10図は従来の気体圧縮機の断面側面図
である。 30・・・ケーシング 32・・・シリンダ 33・・・リアサイドブロック 33a・・・軸孔 35・・・フロントサイドブロック 35a・・・段部 35b・・・先端部 35c・・・軸孔 36・・・容量制御プレート 36a・・・段部 38.39・・・ベーン圧力室 38a・・・破線部 40・・・スラスト軸受 41・・・ロータ 41a、41b・・・ロータ軸 43・・・ベーン渭 43a・・・ベーン背圧室 44・・・ベーン 45・・・小孔 46・・・異形の孔 47.48・・・円弧 52・・・圧縮作業室 54・・・吐出ポート 55・・・吐出弁 57・・・吸入室 58・・・フロントヘッド 60・・・連絡孔 61・・・バイパス孔 62・・・吸気通路 64・・・吸気凹部 66・・・四部 68・・・油分離室 69・・・油分離器 71.72.73・・・油供給路 75・・・駆動シリンダ 75a・・・一端部 75b・・・他端部 78・・・スプリング 80・・・駆動ビン 82・ ・ ・ガイド孔 83・・・係合凹部 特許出願人  セイコー精機株式会社 第1図にお番するn−n矢視断IIi図第2図 容量制御プレート36の正面図 第6図(a) 第6図(a)に8けるVl−Vl視断面図第6図(b) 第7図 )?

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  内周が略楕円状に形成されたシリンダと、このシリン
    ダの一端側に取付けられ半径内方に軸孔を有しシリンダ
    側の軸孔周部にベーン圧力室を形成するリアサイドブロ
    ックと、前記シリンダの他端側に取付けられ半径内方に
    先端面がシリンダ側に突出した段部が形成されこの段部
    の半径内方に軸孔を有するフロントサイドブロックと、
    前記段部の外周に回転可能に嵌合して前記シリンダの他
    端側に対向する容量制御プレートと、前記フロントサイ
    ドブロックおよびリアサイドブロックの軸孔に両端軸が
    回転自在に支持され前記シリンダと同軸の回転軸線を有
    するようシリンダ内に収納されたロータと、このロータ
    のほぼ半径方向に進退自在に支持され前記ベーン圧力室
    の圧力によりロータの半径外方に押圧されて前記シリン
    ダの内周と前記ロータの外周との間に圧縮作業室を画成
    する複数のベーンと、このベーンが前記シリンダの短径
    部近傍にきたときは前記ベーン圧力室の圧力を増大させ
    るよう作用するベーン圧力増大手段と、を備え、前記容
    量制御プレートを回転させることにより前記圧縮作業室
    の容量を運転状態に応じて可変とした気体圧縮機におい
    て、前記容量制御プレートに前記フロントサイドブロッ
    クの段部の外周に回転可能に嵌合する段部を形成すると
    ともにこの段部より半径内方にフロントサイドブロック
    の段部の先端面とともに画成するベーン圧力室を形成し
    、前記容量制御プレートが前記圧縮作業室の容量を減少
    させる方向に一回転したときは前記ベーン圧力増大手段
    の作用を制限するようにしたことを特徴とする気体圧縮
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5996495A (ja) * 1982-11-22 1984-06-02 Toyoda Autom Loom Works Ltd 容量可変型圧縮機
JPS62157291A (ja) * 1985-12-28 1987-07-13 Diesel Kiki Co Ltd ベ−ン型圧縮機

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