JPS6320003A - 精密濾過装置 - Google Patents

精密濾過装置

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Publication number
JPS6320003A
JPS6320003A JP61162495A JP16249586A JPS6320003A JP S6320003 A JPS6320003 A JP S6320003A JP 61162495 A JP61162495 A JP 61162495A JP 16249586 A JP16249586 A JP 16249586A JP S6320003 A JPS6320003 A JP S6320003A
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JP
Japan
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filter
cap body
porous filter
filtration
filter material
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Pending
Application number
JP61162495A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Oe
大江 宏明
Tatsuo Suzuki
鈴木 龍夫
Keinosuke Isono
啓之介 磯野
Masaaki Kono
雅昭 河野
Takeshi Sato
健 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINSOZAI SOGO KENKYUSHO KK
Nihon Cement Co Ltd
Original Assignee
SHINSOZAI SOGO KENKYUSHO KK
Nihon Cement Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流体流入口と液体流出口を有する蓋体と、該蓋
体に脱着可能に接続しうる筺体より成るカートリッジフ
ィルターのハウジング内に、構成する要素が各々分解組
立てが容易に実行しうる濾過素子を着脱可能に取付けた
除菌及び微粒子の除去等を目的とした精密濾過装置に関
する。
〔本発明の目的〕
本発明は、従来より使用されているカートリッジフィル
ターのハウジングをそのまま利用でき、なおかつ目詰ま
りを起こしたフィルターを処理、再生して再利用するこ
とが可能な精密濾過装置を提供することを目的とする。
〔従来の技術〕
近年、空気、ガス、水、薬品等から微粒子、微生物を除
去する精密濾過技術が半導体工業、食品工業、医薬品工
業、病院等の広い分野で必要とされて来ている。従来精
密濾過に用いられていたフィルターは、平板状のメンブ
レンを用いたディスクタイプ(例えばポールコーポレー
ション、エイエムエフ・インコーポレーテソド、ミリポ
アコーポレーション製などのディスクタイプ)が多かっ
た。しかしこのディスクタイプのフィルターは濾過体の
単位体積当たりの透過量が小さいためにすぐに目詰まり
が生じ、寿命が短いという問題があった。そのため最近
では濾過体の単位体積当たりの透過量をより太き(する
ために、メンブレンを膜支持対内にプリーツ状に組み込
んだり、コツトンや合成高分子などをマトリックス状に
組み立てたカートリッジをカートリッジフィルターハウ
ジング内に組み込んだカットリッジタイプ(例えば、ボ
ールコーポレーション、エイエムエフ・インコーポレー
テソド、ミリミアコーポレーション、ザルトリウス・ゲ
ゼルシャフト・ミント・ベシュレンクテル・ハフラング
、ゲルマン・サイエンス・インコーポレーテノド、富士
写真フィルム株式会社製などのカートリッジタイプ)が
主流になりつつある。
また、中空糸状の濾過膜を専用のハウジングに組み込ん
で一体化し、モジュールとしたタイプのものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
カートリッジタイプのものは、フィルターを使用してい
る製造ライン中にカートリッジフィルターのハウジング
を設置している。特に流体の入口と出口を有するハウジ
ングの蓋体は製造ラインに接続され、固定されており、
ハウジング内のフィルターが目詰まり等で使用できなく
なった場合、ハウジングの筐体を蓋体から取り外し、中
のフィルターを取り出して新しいフィルターと交換する
という作業を行っている。そして取り出された古いフィ
ルターは廃棄されていた。一方従来からある中空糸膜を
用いた濾過装置は、中空糸束とハウジングが一体化され
たモジュールであるために、フィルタ一部である中空糸
が目詰まり等で使用できなくなったときは、フィルター
を使用している製造ラインからモジュール全体を取り外
さなければならないので、フィルターの交換が非常に煩
雑であり、またハウジングそのものも使用できなくなる
ためコスト面でも高いものになっていた。
従来この様なカートリッジタイプのフィルターでは再生
利用を行うことは考慮されておらず、又繰り返しの再生
処理に耐えうる多孔質濾過材を本発明のごとく構成し、
カートリッジタイプのフィルターとしたものはなかった
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、蓋体と当該蓋体に着脱可能に取付けられて少
なくとも1個の濾過素子を内部に保持する筐体からなる
精密濾過装置に於いて、当該濾過素子内で多孔質濾過材
の両端が保持構造体により保持され、当該濾過素子がキ
ャップ体により当該筐体に着脱可能に保持されている構
成を採用することにより前記問題点を解決した。
〔作用〕
多孔質濾過材の素材としては再生処理に耐えうるちので
あれば、フッ素系やポリオレフィン系を始めとする各種
有機高分子材料や、酸化アルミニウムを始めとするセラ
ミックス、ステンレス等の金属といった無機質材料、あ
るいは両者の混合材料からなる多孔質体等どの様なもの
でも使用しうる。酸、アルカリ溶液等の薬品に対する耐
久性ではフッ素系の有機高分子が優れているが、長期に
わたる使用、再生による劣化がさけられず、くり返し使
用の点では無機質材料、特に酸化アルミニウムを始めと
する各種のセラミックスが好ましい。
゛セラミックスは耐久性に優れ、又1000℃以上の高
温にも耐えることができるので目詰まりをおこした有機
物質を完全に焼却除去することができ、又耐圧性も高い
ので高い圧力で洗浄することができるので再生、再利用
を目的とした本発明濾過装置の濾過材としてきわめて好
ましいものである。
多孔質濾過付以外の素子構成要素の素材としては、ポリ
アセタール、ポリスルホン、ポリカーボネート、ポリメ
タクリレート系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、フ
ッ素系等の各種の有機高分子及びセラミックスやステン
レススチール等の無機質素材を使用することができ被濾
過物質の性状に応じて適宜選択して用いれば良い。
多孔質濾過材の有する微小空孔は孔径が0.005〜1
011m、又多孔質濾過材の空孔率が15〜80χであ
ることが好ましい。孔径が0.005μm以下、あるい
は空孔率が15″を以下であると濾過速度が低下して濾
過に時間がかかり実用的でない。又孔径が10μm以上
であると粒子の除去精度が悪くなる。
又空孔率が80%以上であると多孔質濾過材の強度が低
下するので好ましくない。
尚ここでの孔径は、水銀ポロシメーターで孔径分布を求
め、これから平均孔径を求めて得られた値を示した。又
空孔率は以下の式によって求めたものである。
空孔率(χ)=(空孔容積/多孔質透過材容積)×10
0 〔実施例〕 次に図面に基づいて本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示したもので、濾過素子
1はカートリッジフィルターハウジング2内にセットさ
れる。カートリッジフィルターハウジング2にはボール
コーポレーション、エイエムエフ・インコーホレーテッ
ド、ミリポアコーポレーション、ザルトリウス・ゲゼル
シャフト・ミント・ベシュレンクテル・ハフラング社等
の既存の精密法適用カートリッジフィルターのハウジン
グ(10インチ用)を用いる。カーl・リッジフィルタ
ーハウジング2は蓋体3と筐体4で構成され、蓋体3は
流体流入口5と流体流出口6を有している。濾過素子1
は蓋体3の保持部7と筺体4の保持部8によってカート
リッジフィルターハウジング2内にセット保持されてい
る。
濾過素子lは、複数の円管状の多孔質濾過材9、その上
下両端部分を保持する保持構造体であるトッププレート
10及びエンドプレート11、両者を支持する支持構造
体12並びにトッププレート側に設けた第1キャップ体
13で構成されており、第2図aに示すように多孔質濾
過材9はトッププレート10及びエンドプレート11と
パツキン部材である0リング14によって外周側で液密
状態に保持されている。トッププレー目0には多孔質濾
過材の各々の端面部より連通した流体流路15が設けら
れており、一方エンドプレート11側は閉塞している。
トッププレート10及びエンドプレート11は支持構造
体12によって長軸方向に支持され、エンドプレート1
1はセットねじ17によって支持構造体12に固定され
ている。トッププレート10には、第1キャップ体13
がOリング18によって液密状態に取り付けられている
。第1キャップ体の首部にはOリング19が取り付けら
れており、第1キャップ体13と保持部7を液密状態で
脱着可能に接続できるようにしである。支持構造体12
は多数の連通部16を有している。被′f#、過液は、
矢印で示すように流体流入口5からカートリッジフィル
ターハウジング2内へ導入され、支持構造体12の連通
部16を通り、多孔質濾過材9の外面より微細孔を通過
し、この時に被濾過液中の微粒子や微生物等の除去が行
われる。濾過液は矢印で示すように多孔質濾過材の内部
を通って、トッププレート10の流体流路15に流出し
、第1キャップ体13の内室を経て流体流出口6より排
出される。但し被濾過液の流れ方向は逆の場合も可能で
ある。多孔質濾過材を始めとした各構成部材間に必要と
される液密状態が0リングによって形成され、又各部材
がねじ嵌合によって組立てられているので、容易に分解
、再組立てを行うことが可能である。なお、第2図すは
第2図aのA−Bの断面図である。
第3図は円管状の多孔質濾過材を内側より保持した第1
実施例の第1変形例を示したもので、濾過素子20は円
管状の多孔質濾過材9と、トッププレート21、エンド
プレート22、及び支持構造体23、第1キャップ体2
4で構成されている。トッププレート21とエンドプレ
ート22には複数の凸部25が形成され、その凸部25
に円管状の多孔質濾過材9がセットされる。凸部25の
円管状多孔質濾過材9との接合部分には0リング26が
設置されており、多孔質濾過材の内側壁面との間で液密
状態を形成する。トッププレート21の凸部25には連
通した流体流路27が設けられており、一方エンドプレ
ート22の凸部は閉塞している。トッププレート21、
エンドプレート22は支持構造体23によって支持され
、エンドプレート22はセットねじ17によって支持構
造体23に固定されている。支持構造体23には多数の
連通部28があり、被濾過液は前述の場合と同様にこの
連通部28を通り多孔質濾過材9の外側より微細孔を通
過する。この時液中に含まれる微粒子、微生物等の除去
が行われ、濾過液は多孔質濾過材9中を通り、トッププ
レート21の流体流路27を経て第1キヤンプ24の内
室を通り排出される。この変形例においても被濾過液の
流れ方向は逆の場合も可能である。
第3図の変形例では円管状の多孔質濾過材の内面側で保
持を行うので、各多孔質濾過材の間隔をより接近させて
設置することができ、単位体積当たりの濾過面積を広く
することが可能である。
第4図に濾過素子の第1実施例の第2変形例を示す。濾
過素子29は円管状の多孔質濾過材9、トッププレート
30、エンドプレート31、支持構造体37、第1キャ
ンプ体34、第2キャップ体35より成り、多孔質濾過
材9は両端付近の外周部分でOリング32によってトッ
ププレート30及びエンドプレート31に液密状態で保
持され、トッププレート30、エンドプレート31は各
々多孔質濾過材の端面部より連通した流体流路33を有
している。トッププレート30の上部には第1キャップ
体34が、エンドプレート31の下部には第2キャップ
体35がそれぞれOリング36によって液密状態に取り
付けられている。
第5図にさらに第1実施例の第3変形例を示す。
濾過素子39は円管状の多孔質濾過材9と、複数の凸部
が形成されたトッププレート40、エンドプレート41
1及び支持構造体42、第1キャンプ体43、第2キャ
ップ体44より成る。多孔質濾過材9は両プレートの凸
部にセントされるが、凸部の外周には0リング45が設
置されており、多孔質濾過材9の内側との間に液密状態
が形成される。トッププレート40、エンドプレー)4
1の凸部には連通した流体流路46が設けられており、
トッププレート40の上部には第1キャップ体43が、
エンドプレート41の下部には第2キャップ体44がO
リング47によって液密状態に取り付けられている。
第6図は第1実施例の第4変形例を示したもので、濾過
素子をカートリッジフィルターハウジングにセットした
状態を示す。濾過素子55は円管状の多孔質濾過材9、
トッププレート56、エンドプレート57、支持構造体
58、第1キャンプ体59、第2キャンプ体60及び第
1パツキン61、第2パツキン62から成り、多孔質濾
過材9の両端部分はトッププレート56及びエンドプレ
ート57と0リング63によって外周側で液密状態に保
持されている。
トッププレート56及びエンドプレート57は各々多孔
質濾過材9と連通した流体流路64を有しており、さら
に第1キャップ体59及び第2キャンプ体60が0リン
グ65によって液密状態に脱着可能に取り付けられてい
る。第1キャップ体59、第2キャップ体60には各々
第1パツキン61、第2パツキン62が設置されている
。カートリッジフィルターハウジング2内に設置された
濾過素子55は第1キャップ体59とハウジングの蓋体
3の保持部7とが第1パツキン61によって液密状にシ
ールされ、第2キャップ体60と筐体の保持部8とが第
2パツキン62によって液密状にシールされて精密濾過
装置を形成する。
被濾過液は矢印で示すように流体流入口5よりカートリ
ッジフィルターハウジング2内に導入され、支持構造体
58の連通部66を通り多孔質濾過材9の外面より微細
孔を通過し、この時被濾過液中に含まれる微粒子、微生
物が除去される。濾過液は矢印で示すように多孔質濾過
材9の中を通り、トッププレート59の流体流路64を
経て第1キャップ体59の内室を通り流体流出口6より
排出される。
第7図は第2の実施例を示したもので、20インチ用の
精密濾過用カートリッジフィルターハウジング50内に
第2図と第4図に示した濾過素子1.29を上下にセッ
トして精密濾過装置としたものである。濾過素子1の第
1キャップ体13は濾過素子29の第2キャップ体35
と脱着可能に液密状態で接続され、被濾過液は矢印で示
すように流体流入口51より筺体53内に入り、濾過素
子1.29の支持構造体12.37の連通部16.38
を通り多孔質濾過材9の表面から微細孔を通過し、この
時被濾過液中に含まれる微粒子、微生物の除去が行われ
る。濾過素子1よりの濾過液は、矢印で示すように第1
キャップ体13、及び第2キャップ体35の内室を経て
更に濾過素子29の多孔質濾過材中を通過し、第1キャ
ップ体34の内室を経て流体流出口52より排出される
。濾過素子29よりの濾過液は多孔質濾過材中を通り、
同様に第1キャップ体34を経て流体流出口52より排
出される。
本実施例に於いても被濾過液の流れ方向が逆であっても
何ら差し支えはない、又第3図と第5図に示した濾過素
子20.39も同様に上下にセットして用いることがで
きる。
第4図ないし第5図に示された濾過素子を使用する場合
には、その下部に第2図ないし第3図の濾過素子と組み
合わせる必要があるが、第6図の濾過素子の場合には、
それ自身を複数組み合わせる事のみで精密濾過装置を構
成することができる。
次に、第8図に基づいて本発明の第2実施例の変形例を
説明する。本変形例は第7図に示される濾過素子29の
第2キャップ体をはずしたものと同様な形状である濾過
素子80と、濾過素子lの第1キャンプ体をはずし起も
のと同様な形状である濾過素子81を接続キャンプ体8
2によって連結し、20インチ用の精密濾過用カートリ
ッジフィルターハウジング50に設置したもので、濾過
素子80のエンドプレート83と濾過素子81のトップ
プレート84は接続キャップ体82とOリング85によ
って液密状態に脱着可能に接続されている。導入された
被濾過液は連通部88.89を通り多孔質濾過材9の表
面から微細孔を通過する。濾過素子81よりの濾過液は
多孔質濾過材中を通り、接続キャップ体82の内室を経
て更に濾過素子80の多孔質濾過材中を通り第1キャッ
プ体の内室を経て流体流出口52より排出される。濾過
素子80よりの濾過液も同様に多孔質濾過材中を通り、
第1キャブ体の内室を経て流体流出口52より排出され
る。
通常のカートリッジフィルターの濾過素子は軸方向の長
さAが22〜30cmであり、第7図のように20イン
チ用の精密濾過用カートリッジフィルターハウジングに
用いるには濾過素子のキャップ体の構造を上下連結しう
る構造としてAの長さの濾過素子を2ケ接続して用いる
わけであるが、さらに30インチ、40インチ用の精密
濾過用カートリッジフィルターハウジングの場合には3
段、4段に連結して使用する。これらの濾過素子の接続
は第8図の実施例に示したような連結用の接続キャブ体
82を用いて行うことも可能である。
この第2実施例のように濾過素子を上下数段に分けたモ
ジュールとすることによって、目詰まりした濾過素子の
みを取りかえることができ、又再生組立時の取扱いが容
易で作業性が良くコストを低くすることが可能である。
むろんあらかじめ軸方向が2A、3A、4Aといった長
さの濾過素子を使用することも可能である。
以上述べてきた第1、第2実施例に於いては多孔質濾過
材と保持構造体との間をOリングによって液密状態に保
持するので、少なくともこの保持部分が円管状であれば
良く、その部分以外は円管である必要はない。
第9図は柱状の多孔質濾過材を用いた本発明の第3の実
施例を示したものである。濾過素子68は柱状の多孔質
濾過材69とその両端部を保持するトッププレー)70
、エンドプレー)71、及び両プレートを支持する支持
構造体であるステー72、トッププレート側に設けた第
1キャンプ体73より成り、多孔質濾過材69からはト
ッププレート70、及びエンドプレート71との間に各
々設けられている第1パツキン74、第2パツキン75
を介して両プレートに接合される。第1パツキン74、
第2パツキン75には各々複数の凹部が形成されており
、多孔質濾過材69はこの凹部にセットされる。第1パ
ツキン74の凹部は多孔質濾過材69の端面部分にあた
る部分の一部に穴部を有しており、さらにトッププレー
ト70が同様に有する穴部と連通ずる流体流路76を形
成する。トッププレート70の上部には上部パツキン7
7を介して第1キャップ体73が設置される。トッププ
レート70及び第1キャップ体73、エンドプレート7
1は複数本のステー72とこれにセットされるナツト7
8によって長袖方向に支持固定され各々が圧着されるこ
とにより液密状態が形成される。多孔質濾過材69とト
ッププレート70、及びエンドプレート71との液密状
態もこの時。
同様に両プレートと多孔質濾過材の両端面部が圧着され
ることによって形成される。本実施例ではナツト78を
はずすことによって各々の構成要素を分解することがで
きる。又図には示されていないが第2パツキン75、エ
ンドプレート71の構造を第1パツキン74、トッププ
レート70と類似の構造として、トッププレート下部に
第2キャンプ体を設置して第4図あるいは第5図に示し
たような上下に開口部を有する素子を形成し、第9図に
示した濾過素子68と上下セットにして第7図に示すが
ごとり20インチ用の精密濾過用カートリッジフィルタ
ーハウジング内に設置して精密濾過装置とすることも可
能である。被濾過液は、多孔質濾過材69の外面より微
細孔を通過し、その時微粒子、微生物等の除去が行われ
る。濾過液は多孔質濾過材の内部を通りトッププレート
側の端面部より流体流路76に流出し、第1キャップ体
73の内室を経て排出される。柱状の多孔質濾過材は、
その断面に於いて空孔率は必ずしも一様である必要はな
く、例えば、中心部分の空孔率を大きくするとか、異な
った材質を組み合わせて空孔率を変化させる事も可能で
ある。本実施例に於いては柱状の多孔質濾過材を採用す
ることによって、従来円管を形成することが困難な材質
を濾過材として用いることを可能とした。
なお、実施例1又は2に於いて円管状の多孔質濾過材に
変えて実施例3の柱状の多孔質濾過材を使用することが
できるのは言うまでもない。
第10図は水平濾過法を用いた本発明の第4の実施例を
示したもので、濾過素子91は円管状の多孔質濾過材9
、支持構造体92、エンドプレート93、止めねじ94
、キャップ体95より構成されている。
支持構造体92の一方の端は底部を有しており、そこに
多孔質濾過材9を挿入しうる凹部及び連通ずる流体流路
96が形成されている。多孔質濾過材9はOリング97
によって支持構造体と液密状に接合されている。多孔質
濾過材9のもう一方側は、同様な凹部及び流体流路99
が形成されたエンドプレート93にセットされ、止めね
じ94によって支持構造体92に固定される。このとき
0リング100によって多孔質濾過材9とエンドプレー
ト93の液密が形成され、又Oリング101によってエ
ンドプレート93と支持構造体92との間で液密か形成
される。以上の様に構成された濾過素子91はカートリ
ッジフィルターハウジングの蓋体102の保持部104
とキャップ体95の首部、筺体103の保持部105と
エンドプレート93の凸部106によってカートリッジ
フィルターハウジング内にセント保持される。キャップ
体95の首部にはOリング107が取りつけられており
、又エンドプレート93の凸部106にはパツキン10
Bが取り付けられ、各々蓋体102及び筐体103の保
持部と液密状態で着脱可能に接合保持される。被濾過液
は流体流入口109からカートリッジフィルターハウジ
ング内へ導入され、支持構造体92と筐体103との間
を流れてハウジングの底部に導かれる。次でエンドプレ
ート93に形成された流体流路99を通り、円管状の多
孔質濾過材9の内側を円管面に対して平行に流れ、上部
に導かれる。この間に被濾過液の一部は多孔質濾過材9
の内表面より微細孔を通過し、このとき被濾過液中に含
まれる微粒子、微生物の除去が行われる。濾過された液
は円管状の多孔質濾過材の外周側に流出し、多孔質濾過
材9、支持構造体92、エンドプレート93で形成され
た内室110を経てエンドプレートの凸部106に形成
された流体流路111を通り筐体103の濾過液流出口
112より排出される。一方一部が濾過されて濃縮され
た被濾過液は支持構造体の流体流路92を通り、キャッ
プ体95の内室を経て流体流出口113より排出される
。これまでに示した実施例は、被濾過液が多孔質濾過材
表面に対し垂直に流入し全量濾過される垂直濾過法の精
密濾過装置であり、又本発明で使用されるカートリッジ
フィルターハウジングは垂直濾過用に通常用いられてい
るものであるが、本実施例のごとく濾過素子を構成し、
筐体の底部にドレイン用の孔を持つカートリッジフィル
ターハウジングを用いるか、又は筐体底部に濾過液の排
出部を設けたものを用いることによって被濾過液を多孔
質濾過材表面にそって水平に流しつつ濾過を行う水平濾
過法の精密濾過装置として使用することが可能となる。
垂直濾過法では除去された粒子、微生物は濾過材の表面
又は内部に捕捉、蓄積され、しだいに濾過材の微細孔が
閉塞して目づまりを生じるが、水平濾過法では粒子等は
濾過材表面に添った水平の流れによって運びさられるの
で濾過材の目づまりが起きに<<、安定した濾過をより
長期間行うことが可能となる。
第11図は、本発明の第4実施例の変形例を示したもの
で、第1O図に示した濾過素子91と、支持構造体の一
部に濾過素子91のエンドプレートの凸部106との連
結部120を有する濾過素子121を接続キャップ体1
22によって連結し、20インチ用の精密濾過用カート
リッジフィルターハウジングに設置した本実施例を示し
たものである。濾過素子91のエンドプレート93と濾
過素子121の支持構造体125の一部は接続キャップ
体122と○リング123によって液密状態に着脱可能
に接続され、又エンドプレート93の凸部106と連結
部120はパツキン124で液密状態で接続される。
被濾過液は流体流入口109よりカートリッジフィルタ
ーハウジング内に導入され、筐体128の底部まで導か
れ、濾過素子121のエンドプレート126に形成され
た流体流路129を通り、円管状の多孔質濾過材9の内
側を流れ、流体流出口113より排出される。被濾過液
が円管状の多孔質濾過材9の内側を流れている間にその
一部が多孔質濾過材9の内表面より微細孔を通過して濾
過が行われ、濾過された液は多孔質濾過材9の外周側に
流出する。濾過素子91で生じたこの濾過液はエンドプ
レート93の凸部106と連結部120に形成されてい
る流体流路130を経て濾過素子121の内室を通り、
濾過素子121で同様に生じた濾過液とともに流体流路
131を経て、濾過液流出口132より排出される。こ
の第4実施例に於いても被濾過液の流れ方向は逆の場合
も可能である。
〔発明の効果〕
本発明では、現在広く用いられているカートリッジタイ
プのフィルターハウジングを利用できるように濾過素子
が構成されているので、すでにハウジングを設置してい
る場合、製造ラインの変更等を行う必要がない。さらに
前述したごとくカートリッジフィルターにみられる交換
の容易さといった利点をそのまま有している。加うるに
、濾過素子の各構成部分、特にフィルターとしての機能
部分である多孔質濾過材と他の構成要素をパツキン部材
によって液密状に脱着可能に固定しているので各々を容
易に分解することができ、目詰まり等によって性能が低
下した多孔質濾過材部骨に対して、熱や薬品等による処
理を充分に実施することが可能になるため、生じた目詰
まりを除去して濾過材を再生することがきわめて容易と
なる。
以上述べたように本発明による精密濾過装置は以下に示
す利点を有する。
■ 既存の精密濾過用カートリッジフィルターハウジン
グをそのまま使用することができ、製造ラインの変更等
を行う必要がない。
■ フィルターの交換が容易に実施できる。
■ 濾過素子を構成する多孔質濾過材、保持構造体等の
各要素を各々分解、再組立てすることができるので目詰
まりを生じた多孔ti!過材を薬品、熱等で充分に処理
することが可能となり、目詰まりを除去して再生し、濾
過素子として再利用することができ、経済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明による精密濾過装置及び濾過素
子の第1実施例の断面図であり、第7図は第2実施例を
示すもので第2図および第4図の濾過素子を組合わせて
なる精密濾過装置の断面図、第8図は第2実施例の変形
例、第9図は第3実施例の断面図、第10図は水平濾過
法を用いた第4の実施例の断面図である。第11図は第
4の実施例の変形例の断面図である。 1120.29.39.55.68.80.81.91
.121・・・・・・濾過素子 2.50・・・カートリッジフィルターハウジング3.
102・・・蓋体 4.53.103.128・・・筐体 5.51.109・・・流体流入口 6.52.113・・・流体流出ロ ア、8.104.105・・・保持部 9.69・・・多孔質濾過材 10.21.30.40.56.70.84・・・・・
・保持構造体(トッププレート) 11.22.31.41.57.71.83.93.1
26・・・・・・保持構造体くエンドプレート)12.
23.37.42.58.86.87.92.125・
・・・・・支持構造体 13.24.34.43.59.73.90・・・第1
キャップ体14.18.19.26.32.36.45
.47.63.65.85.97.98.100.10
1.107 、123・・・○リング15.27.33
.46.64.76.96.99.111.129.1
30131・・・・・・流体流路 16.28.38.66.88.89・・・連通部17
・・・セットねじ   25.106.127・・・凸
部35.44.60・・・第2キャップ体61.74・
・・第1パツキン 62.75・・・第2パツキン 72・・・ステー     77・・・上部パツキン7
8・・・ナツト     82.122・・・接続キャ
ンプ体94・・・止めねじ    95・・・キャップ
体10B 、124・・・パツキン 110・・・内室     112.132・・・濾過
液流出口120・・・連結部 78−ナツト 第10図 M

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)蓋体と当該蓋体に着脱可能に取付けられて少なくと
    も1個の濾過素子を内部に保持する筐体からなる精密濾
    過装置に於いて、当該濾過素子内で多孔質濾過材の両端
    が保持構造体により保持され、当該濾過素子がキャップ
    体により当該蓋体に着脱可能に保持されていることを特
    徴とする精密濾過装置。 2)キャップ体と蓋体がパッキン部材によって液密状に
    着脱可能に接合されている特許請求の範囲第1項記載の
    精密濾過装置。 3)保持構造体とキャップ体がパッキン部材によって液
    密状に固定されている特許請求の範囲第1項記載の精密
    濾過装置。 4)多孔質濾過材の微小空孔の孔径が0.005〜10
    μmである特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    かに記載の濾過装置。 5)多孔質濾過材が金属あるいはセラミックス製である
    特許請求の範囲第1ないし第4項のいずれかに記載の精
    密濾過装置。
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