JPS63199639A - 導電性ゴム成形体 - Google Patents

導電性ゴム成形体

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JPS63199639A
JPS63199639A JP62031936A JP3193687A JPS63199639A JP S63199639 A JPS63199639 A JP S63199639A JP 62031936 A JP62031936 A JP 62031936A JP 3193687 A JP3193687 A JP 3193687A JP S63199639 A JPS63199639 A JP S63199639A
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conductive fiber
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長沢 長八郎
熊谷 八百三
卜部 啓
神戸 徳蔵
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、バッキング材や圧力素子として有用な導電性
ゴム成形体に関するものである。
〔従来技術〕
従来、バッキング材としては、ゴム状物質からなるもの
が用いられ、導電性を有するものとして銀やカーボン、
アセチレンブラックなどの微粒子を高充填した材料が知
られているが柔軟性に欠けるという欠点がある。近年に
おいては、電子機械のパッケージや筐体に導電性を有す
るものが用いられるようになってきているが、この場合
、バッキング材料として、電磁波の漏えいを防ぐ意味で
、導電性バッキング材の開発が要望されている。
〔目  的〕
本発明は、導電性パツキン材として有用な導電性ゴム成
形体を提供することを目的とする。
〔構  成〕
本発明によれば、導電性粒子を分散させたゴム状物質と
、該ゴム状物質内に介在させた導電性繊維シートからな
ることを特徴とする導電性ゴム成形体が提供される。
本発明で用いるゴム状物質としては、従来公知のもの1
例えば、イソプレン系ゴムや・、ブタジェン系ゴム、シ
リコーン系ゴム等が用いられる。また、導電性粒子とし
ては、導電性金属粒子やカーボン粒子の他、無機物質粒
子表面を導電性化処理。
例えば、化学めっきや電解めっき等の処理により、導電
性金属被膜を形成させたもの等が用いられる。
この導電性粒子の粒径は小さな程好ましいが、通常は、
o、i〜100μm、好ましくは、1〜50μm程度で
ある。
また、本発明においては、導電性繊維シートを用いる。
この導電性繊維シートは、導電性繊維を主成分として含
むものを意味し、従来公知の方法に従って製造すること
ができ、例えば、繊維シートに対して、導電性金属を被
覆することによって得ることができる。この場合、繊維
シートとしては、従来公知のもの1例えば、植物繊維シ
ート、無機繊維シート、更には、アクリル繊維や、ナイ
ロン繊維や、ポリエステル繊維、レーヨン繊維等の化学
繊維のポーラスな繊維シートが用いられ、織布状、不織
布状、紙状等の形状のものが包含される。また、導電性
金属としては、ニッケル、銅。
コバルト、鉄、銀等の各種の金属及びそれら金属の合金
が挙げられる。導電性繊維シート中の導電性金属含量は
、通常、30〜70重量2である。繊維状シートに対す
る導電性金属の被覆は、繊維シートの穴を閉塞しない方
法であれば任意であり1例えば、化学めっき法、電解め
っき法等が挙げられる。
また、導電繊維を主成分として用いて抄紙した紙状シー
トも有利に用いられる。導電性繊維シートは、ゴム状物
質との親和性や接着性を改良するために、界面活性剤や
カップリング剤等の表面処理剤を用いて表面処理を施す
ことができる。また、金属の防錆や肪酸化のために防錆
剤や酸化防止剤による表面処理を施すこともできる。
本発明の導電性ゴム成形体は、導電性粒子を分散させた
未硬化のゴム組成物(混線物)を、中間に導電性繊維シ
ートを介在させた成形型に充填し、二体に加圧成形する
ことによって得ることができる1シ、また、導電性粒子
を分散させた未硬化のゴム組成物シートを、その中間に
導電性繊維シート:、1 を、恰在させて積層し、一体に加熱加圧圧縮することに
よって得ることができる。ゴム状物質に分散させる導電
性粒子は、通常50重量%以上、好ましくは60〜80
重量でである。
前記のようにして得られるゴム成形体は、その成形に際
しての加圧により、成形体中に導電性粒子と導電性繊維
シートから構成される導電回路が形成されて導電性を示
すようになる。また、この成形体の導電性は、加圧の程
度に応じて変化し、加圧を大きくするとその導電性は増
加する。成形体の形状は、所望用途に応じて円形状、方
形状、柱体状1円筒状等の種々の形状にすることができ
る。
〔効  果〕
本発明のゴム成形体は、前記のように導電性を示すこと
から、導電性バッキング材として使用し得る他、導電性
の要求される部材として用いることができる。また、本
発明のゴム成形体は、加圧力に応じてその導電性が変化
することから、圧力素子としても利用することができる
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 シリコーンゴム、(信越化学社製、にE1206)10
0重量部に対して、硬化剤4部を混合し、さらに導電性
粒子としてニッケルめっきガラスバルーン(粒径ニア、
6μm、ニッケル含量:全量の55%)100部を添加
し、充分脱泡しながら混練した。
次に、この混練物を、ガラス板上に厚さ2.5mmのポ
リエチレン製発泡樹脂をスペーサーとして載置して形成
した枠内に、その中間の高さの位置まで充填した後、導
電性繊維シートとして、ニッケル被覆繊維シートを載置
し、さらにその上部に同量の混練物を充填した後、脱泡
した。脱泡後、その充填物の表面にガラス板を載せ、5
kg/alの荷重下で、60℃、2時間の条件で加熱硬
化させた。加熱硬化後、成形体を取出し、−昼夜放置後
、その電気物性のH1’l定を行った。
また、比較のために、導電性繊維シートを用いないで作
製した成形体についても、その電気物性の測定を試料N
α3として行った。それらの結果を次表に示す。
なお、前記の導電性繊維シートは、厚さ約0.021の
アルカリ処理したポリエテル合成紙にパラジウムを触媒
として常法により化学ニッケルめっきして得られたもの
である。試料Nnlで用いたものは、ニッケル含量51
.1重量%、試料Nα2で用いたものはニッケル含量3
1.2重量2のものである。
また、表中に示した数値は、表面抵抗(Ω/口)を示す
表−1 表−1に示した結果から、本発明のゴム成形体は、その
内部に導電性繊維シートを介在させたことから、導電性
にすぐれると共に、加圧荷重を増加さ2.5++v+の
スペーサーを用い、実施例1と同一の導電性粒子の添加
割合を50及び700重量1充填したシリコーンゴムに
、実施例1と同様な方法で作製した29.2.52.6
及び65.5重量2のニッケル含量を有した導電性繊維
シートを成形体の中間部に介在させて作製した成形体の
長さ方向及び厚さ方向の体積固有抵抗を測定した。ここ
で長さ方向の体積固有抵抗の測定は、°成形体厚さ方向
の中間部に導電性繊維シートを介在した厚さ2.5mm
、巾25mm、長さ75m+aの成形体について電極間
を30mmとし、両端の電極をダブルクリップで固定し
て行った。また。
厚さ方向の体積固有抵抗の測定は、厚さ2.5m+mの
成形体の10 X 10m+*の両面が電極に接するよ
うにしてダブルクリップではさんで行った。
また、比較のために導電性繊維シートを中間部に介在し
ないで作製した成形体についても、その体積固有抵抗を
測定した。測定結果を表−2に示す。
表−2に示した結果から、導電性粒子の添加割合を50
及び70重量部充填したゴム成形体に、ニッケル含量2
9.2重量石の導電性繊維シートを介在させることによ
って、長さ方向の例で体積固有抵抗(Ω・cm)は2〜
3桁、厚さ方向では1桁それぞれ大きく導電性を向上で
きる。一方、成形体内に介在させた導電性繊維シートの
ニッケル含量を29.2重量%から65.5重量ぶと変
化させた場合、測定試料全体が圧縮される厚さ方向の体
積固有抵抗値の変化は導電性粒子の充填率が50%の場
合3桁も変化するが。
70%に上った場合は介在導電性繊維シートの影響はあ
まり受けない、しかしながら長さ方向については、導電
性繊維シートの未介在に比べ3〜4桁向上し、導電性粒
子の充填率が70重量部でマイナス1桁の性能が得られ
、成形体の長さ方向の導電性の向上が大きく改善される
表−2 実施例3 2.5+a+aのスペーサーを用い、導電性粒子の添加
割合を10.20.30及び40重量部と変化させたゴ
ム成形体に、ニッケル含量52.3重量での導電性繊維
シートを介在したものと、未介在のものとを実施例1と
同様にして作製した成形体について4GHz電磁波(マ
イクロ波)に対する透過率の測定を行った。
また、比較のため導電性繊維シートを厚紙にはさんで成
形体と同様にして透過率の測定を行った。
前記測定は4GHz帯用矩形導波管(形名:VRJ−4
)の断面の大きさく58.1X29.1mm)に試料を
切断し導波管内に挿入して行った。
透過率の測定は発振器の出力を一定にしておいて試料挿
入後と挿入前の電力計の指示値の比をとって求めた。透
過損失(dB)は、透過率゛の逆数の常用対数を10倍
した値である。測定結果を表−3に示す。
表−3に示した結果から、導電性粒子の添加割合を10
0重量充填した成形体に導電性繊維シートを介在させる
と透過損失は0.60(dB)から16.5(dB)と
なり、圧縮しない状態においてもシールド効果が認めら
れる。
導電性繊維シートを介在させないで、導電性粒子の添加
割合を10重量部から40重量部と変化させた場合の透
過損失は0.60 (dB)から3.86(dB)と僅
か3dB程度しか向上せず、導電性繊維シートのみの4
.59dBより小さく導電性繊維シートを介在させた2
4.4 (dB)の176程度の値しか示さない、導電
性繊維シートの介在によってシールド性は上記添加量で
16.4(dB)−24,4(dB)と増加し相乗効果
が現われてくる。
導電性繊維シートを介在し、導電性粒子の添加割合を2
0重量%から40重量気充填しまだかなり柔軟性のある
成形体の透過損失は、24.7(dB)、24.1(d
B)及び24.4 (dB)とほぼ一定した値を示し、
圧縮しないで使用する場合に限って低い粒子の充填率2
0重量%の添加でシールド性は十分改善される。
柔軟性がなくなる粒子の高充填領域(60重量%以上)
では、当然充填量の増加と共にシールド性は向上するが
、導電性繊維シートを介在させることで導電性粒子の添
加量の低い領域(10〜20重量幻でも効果が大きい。
表−3 実施例4 4GHz帯用矩形導波管の断面寸法(58,1(巾)x
29.1(高さ)ms)に対し、高さ2m+sの開口部
を持った金属製のブロック(58,1(巾)X27.1
(高さ)IIIIll)を挿入し。
その開口部にバッキング材として成形体をはさんでその
圧縮率が0.25及び50%となるような試料厚を持っ
た導電性シリコーン成形体を実施例1と同様にして作製
した。作製した成形体は導電性粒子の添加割合を10.
20.30及び40重量部としたもので、その中間部に
ニッケル含量52.3重量%の導電性繊維シートを介在
させたものと未介在のものである。
測定は4GHz帯用矩形導波管内に金属製ブロックと試
料とを入れて、試料を圧縮した状態での4GIIz電磁
波に対する透過損失を求め、試料を挿入しない金属製ブ
ロックの透過損失の値に対する各測定値の割合を求め、
圧縮による成形体のシールド効果を評価した。その結果
を表−4に示すにの場合、矩形導波管の高さ方向にすき
間が存在すると導電性シールド特性が低下する1例えば
、58.1(Fil)X2.0(高さ)amの開口部が
存在すると残部が金属ブロックで塞がれていても13.
5(dB)となる。これに対し表−4の結果のように4
GHz電磁波に対する透過損失は、成形体を圧縮するこ
とによって改善される1例えば導電性繊維シートを介在
しないで導電性粒子を10重量部充填したものを金属ブ
ロックを用いて2錦圧縮すると、金属ブロックのみより
65.7%と向上し、また5咋圧縮すると114.3%
と向上し、圧縮によるシールド効果が認められる。
また、成形体内部に導電性繊維シートを介在させた場合
について、同様に比較すると、導電性粒子を10重量部
充填し、25%圧縮すると、65.7%から90.3%
に、50%圧縮すると114.3%から128.6%と
性能はさらに向上する。成形体に導電性粒子と導電性繊
維シートとの両者を併用することがよりよいシールド効
果を発揮でき、導電性バッキング材としての利用が期待
できる。
表−4 晶橋教司

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性粒子を分散させたゴム状物質と、該ゴム状
    物質内に介在させた導電性繊維シートからなることを特
    徴とする導電性ゴム成形体。
JP62031936A 1987-02-16 1987-02-16 導電性パッキング材 Expired - Lifetime JPH06102374B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62031936A JPH06102374B2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16 導電性パッキング材

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JP62031936A JPH06102374B2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16 導電性パッキング材

Publications (2)

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JPS63199639A true JPS63199639A (ja) 1988-08-18
JPH06102374B2 JPH06102374B2 (ja) 1994-12-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5313781U (ja) * 1976-07-16 1978-02-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5313781U (ja) * 1976-07-16 1978-02-04

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