JPS63198044A - 感光転写型色画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光を利用した色画像形成装置、さらに詳しくは
、感光性物質を露光する事により転写物質の転写性を制
御し、画像形成を行う感光転写型色画像形成装置におけ
る露光時の色補正に関する。

［従来の技術］ 感光性物質の光硬化性を利用して転写物質の転写性を制
御し画像形成を行う技術は、少なくとも色材と光硬化性
物質を封入したマイクロカプセルをコートした感光紙と
、転写用紙を利用するものであり、画像形成は、先ず、
特定スペクトルを有する光で所望パターンの露光を少な
くとも一回は行い、光の当たった箇所のマイクロカプセ
ル内の光硬化性物質を硬化させ、次に感光紙の露光面と
転写用紙を密着し、圧力をかける事により硬化しなかっ
た光硬化性物質を含むマイクロカプセルを破壊し、同じ
マイクロカプセルに含まれている色材を転写用紙に転写
し発色反応を起こさせることで達成されている。

この際感光紙の分光感度特性に対して、光源のスペクト
ルを補正して、転写用紙に良好な色形成を行う必要があ
るため、主露光の他に光束全幅をおおう補正用フィルタ
ーによる補助露光を数回行っていた。

また、この画像形成系では、分光感度特性の異なる感光
性物質と色相の異なる転写物質の組を２組以上用意し、
その各々の組を別々のマイクロカプセルに封入塗布する
事により色画像を形成する系を実現するものであり、色
画像形成系の分光感度特性は感光性物質の分光感度特性
に依存しており、各感光性物質は、一般に光エネルギー
の大きい短波長域に感度ピークを有する様な固有の分光
感度特性を持ち広範囲の波長域に分光感度ピークを設定
する事は困難であるばかりでなく、一般にブロードな分
光感度特性を持ち特定波長に対してのみ急峻な分光感度
特性を持つものは少ないので、所望の波長の光に対して
感度を有する如く分光感度特性を持つ色画像形成系を得
ることが困難であった。

［発明が解決しようとする問題点］ そのため、前記色画像形成系の分光感度特性を自由に設
定できないという欠点、および、露光装置の光源が固有
の分光特性を持っているため一度の露光では光化学反応
に必要なエネルギーが得られない波長領域があり、この
領域を補うため複数回の露光が必要となり、走査位置ず
れにより良好な色再現ができないといった欠点があった
。本発明は、上記問題点を解決した良好な色画像形成系
を提案するものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明による感光転写型色画像形成装置は、原稿の一定
幅の部分パターンを前記感光部材面へ結像させる光学系
を有し、該光学系を該感光部材の走行方向と同一方向又
は逆方向に走行させ前記原稿の全パターンの露光を行い
、露光光束の一部を遮る領域に少なくとも１つのフィル
ターを配し、１回の露光で色画像形成することを特徴と
する。

［作用］ 本発明の前記の構成によれば、ある幅を持って線走査を
行うことにより、走査部分の一部にフィルターを挿入す
ることができ、一度の露光で、主露光及び補助露光力を
行え、色再現性の良好な画像が得られる。

［実施例］ 第１図は本発明の感光転写型色画像形成装置によるカラ
ー複写機の一実施例を示す斜視図、第２図は第１図を側
面から見た図で、光源１とファイバーレンズアレイ２お
よび露光補正フィルター３がガイド部材４上を平行移動
するキャリッジ５に取り付けられている。フ７・イバー
レンズアレイ２は、原稿７の王立等倍像を感光部材８に
形成させるも（１）Ｑ、５ＥＬＦＯＣＬＥＮＳ　　ＡＲ
ＲＡＹ（日本板硝子株式会社　登録商標ンを用いた。

フィルター３は、有効光路長に影響を与え画像に歪が生
じない様十分に薄いものを用いる。光源１より発せられ
た光によって原稿台６上の原稿７の像がファイバーレン
ズアレイ２を通して感光部材８上に結像し、キャリッジ
５が移動しながら感光部材全面を露光し、図示しないが
、この転写部材を重ね、加圧することにより原稿と同じ
画像が転写部材上に形成される。露光補正フィルター３
はファイバーレンズアレイ２の画角の一部にかかるよう
にキャリッジ５に固定されており、その分光透過特性は
光源の発光特性及び感光部材７の感度特性を補正するよ
うに決められている。原稿７からの反射光はファイバー
レンズアレイ２を通った後、大部分は直接感光部材に達
するが、一部分は露光補正フィルター３を透過した後に
感光部材に達する。

第３図は本発明の他の実施例を示す側面図で、第１の実
施例と同じくファイバーレンズアレイを用いたカラー複
写機の例であるが、分光透過特性の各々異なった露光補
正フィルター９および１０がファイバーレンズアレイ２
の画角の両側から挿入されており、感光部材にはファイ
バーレンズアレイ２からの直接光と露光補正フィルター
９及び１０を透過した光の３種類の光が達する。

第４図は本発明の他の実施例を示す側面図で、第１の実
施例と同じくファイバーレンズアレイを用いたカラー複
写機の例であるが、露光補正フィルター１１がファイバ
ーレンズアレイ２の画角の全てにかかっている。この露
光補正フィルター１１は、分光透過特性の異なったフィ
ルターを複数個並べたもので、原稿７からの反射光は各
々のフィルターを通り同時に感光部材に達する。

第５図は本発明の他の実施例を示す側面図、第６図は第
５図を右方向より見た側面図で、同じくカラー複写機の
例であるが、レンズにファイバーレンズではない通常の
結像レンズ（以下結像レンズと言う）１２を用いている
。結像は倒立像となるので、静止した感光部材に対し、
結像レンズ１２及び露光補正フィルター１３がＶの速度
で移動する場合、原稿台６及び原稿７は２■の速度で移
動し露光を行う。本実施例では第１の実施例と同様、露
光補正フィルターが１枚であるが、第２、第３の実施例
のように露光補正フィルターを複数枚用いても良い。

第７図は本発明の他の実施例を示す側面図で、同じくカ
ラー複写機の例であるが、第４の実施例と同様に結像レ
ンズを用いているが、本実施例では装置の小型化を図る
ために４枚の反射鏡１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１４ｄを
用いている。光［１と反射鏡１４ａは矢印Ａ方向に、反
射鏡１４ｂ、１４ｃは静止、反射鏡１４　ｄと結像レン
ズ１２は矢印Ｂの方向に同じ速度Ｖで移動し露光を行う
。本実施例では第１の実施例と同様にレンズの画角の一
部にフィルターを挿入することを、反射鏡１４ｄの分光
反射特性を部分的に変化させることで行っているが、４
枚の反射鏡のどれをフィルターと兼用させても良い。ま
た複数の反射鏡をフィルターとして用いても良い。

［発明の効果］ 以上、実施例で示したように、本発明の感光転写型色画
像形成装置は、ある幅を持って線走査を行う露光方法を
採用し、レンズの画角の一部にフィルターを挿入するこ
とにより一度の露光で主露光と色補正用の補助露光を行
ない、露光時間を短縮するという効果を有する。さらに
転写部材上に形成される画像に、複数回の露光を行う場
合に発生する走査ずれがないという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図で、第２図は第
１図を側面からみた側面図。 第３図は本発明の他の実施例を示す側面図。 第４図は本発明の他の実施例を示す側面図。 第５図は本発明の他の実施例を示す側面図で、第６図は
第５図を右方向より見た側面図。 第７図は本発明の他の実施例を示す側面図。 １　・・・・・・・・・・・・　光源 ２　・・・・・・・・・・・・　ファイバーレンズアレ
イ３　・・・・・・・・・・・・　露光補正フィルター
４　・・・・・・・・・・・・　ガイド部材５　・・・
・・・・・・・・・　キャリッジ６　・・・・・・・・
・・・・　原稿台７　・・・・・・・・・・・・　原稿 ８　・・・・・・・・・・・・　感光部材９．１０．１
１ ・・・・・・・・・・・・　露光補正フィルター１２　
・・・・・・・・・　結像レンズ１３　・・・・・・・
・・　露光補正フィルター１４ａ、１４ｂ、１４ｃ、１
４ｄ ・・・・・・・・・　反射鏡 以上 出願人　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　最上　務　他−名 第４図 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持体、該支持体上にコートされたマイクロカプセル、
   該マイクロカプセル内に封入された感光性物質および転
   写物質より構成される感光部材と、前記感光性物質を露
   光した後に該感光部材と転写部材を加圧する事により前
   記転写物質を転写部材に転写定着する感光転写型色画像
   形成装置において、原稿の一定幅の部分パターンを前記
   感光部材面へ結像させる光学系を有し、該光学系を該感
   光部材の走行方向と同一方向又は逆方向に走行させ前記
   原稿の全パターンの露光を行い、露光光束の一部を遮る
   領域に少なくとも１つのフィルターを配し、１回の露光
   で色画像形成することを特徴とする感光転写型色画像形
   成装置。