JPS63197823A - 温水暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明は加熱装置により加熱される缶体内の熱媒体を暖
房回路へ流して暖房を行う温水暖房装置に関し、特に前
記暖房回路へ補給する熱媒体を貯溜するタンクを備えた
温水暖房装置に関する。

口）従来の技術 例えば特開昭５６−５９１３７号公報には、温水暖房回
路内圧を検知する圧力スイッチを設け、この圧力スイッ
チの動作により貯水槽から温水暖房回路へ水を補給する
ための給水電動ポンプの運転を制御する温水暖房回路の
給水兼内圧調整装置が開示されている。

ハ）発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術において温水暖房装置の設置後、最初に
給水電動ポンプが運転されたとき、給水電動ポンプと温
水暖房回路との間の配管内に残っていた空気が、貯水槽
から送られて来た水により前記温水暖房回路へ押し出さ
れるという問題点が発生していた。又、例えば貯水槽を
給水電動ポンプより下方へ設置し、圧力スイッチの動作
に基づいて水を貯水槽から温水暖房回路へ向は上方へ送
出する場合には、温水暖房回路の設置後、最初に給水電
動ポンプが運転されたとき、貯水槽と温水暖房回路との
間の配管内に残っていた空気のために、給水電動ポンプ
が空運転し、貯水槽内の水が給水電動ポンプへ達せず、
必要量の水が貯水槽から温水暖房回路へ補給きれないと
いう問題点が発生していた。

本発明は前記問題点を解決するために成されたもので、
水等の熱媒体を貯溜するタンクと暖房回路゛とを連結す
る配管に逆止弁と共に空気抜弁を設け、熱媒体の補給の
際、前記配管内の空気を前記空気抜弁から抜き、前記タ
ンクから温水暖房回路へ熱媒体を確実に補給することを
技術課題とする。

二）問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために成されたもので、
加熱装置（３〉を有してこの加熱装置により加熱される
暖房用の熱媒体を貯溜する缶体（２）と、缶体（２）と
温水循環ポンプ（６）及び放熱器（１１）を環状に配管
接続してなる暖房回路（１２）と、暖房回路（１２〉へ
補給する熱媒体を貯溜するタンク（８）と、タンク（８
）内の熱媒体を暖房回路（１２）へ送る補給用ポンプ（
３０）と、暖房回路（１２）内の熱媒体の圧力を感知し
て該熱媒体の圧力に応じて補給用ポンプ（３０）の運転
を制御する圧力スイッチ（９）とを備え、補給用ポンプ
（３０）と暖房回路（１２）とを連結する配管としての
補給管（３１）には空気抜弁（１６〉が補給用ポンプ（
３０）側に、補給用ポンプ（３０）から暖房回路（１２
）への方向を順方向とする逆止弁（３３）が暖房回路（
１２）側にそれぞれ位置するように、これらを互いに近
接して配設された温水暖房装置を提供するものである。

ホ）作用 本発明によれば、逆止弁（３３）に近接して補給管（３
１）に設けられた空気抜弁（１６）は温水暖房装置の設
置後初めて運転したとき、補給管（３１）及び吸水管〈
３５）内に残っていた空気を外部へ排出する排出装置と
して作用する。

へ）実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図に示した（１）は本発明に係る温水暖房装置の温
水ボイラーで、（２）はバーナ等の加熱装置（３）によ
り加熱される暖房用の熱媒体を貯溜する缶体、（４）は
温水機器用逃し弁、（５）は暖房往き口、（６）は温水
循環ポンプ、（７）は暖房戻り口、（８）は缶体（２）
へ補給する水等の熱媒体を貯溜するタンク、（９）は缶
体（２）内の熱媒体の圧力を感知する圧力スイッチであ
る。又、（１１）は室内に設置される暖房用の放熱器で
、缶体（２）、暖房往き口（５）、放熱器（１１）、及
び暖房戻り口（７）を順次配管接続することにより暖房
回路（１２）が形成される。尚、（１３）（１４）及び
（１５）は夫々暖房回路（１２）の往管（１２Ａ）に接
続された空気抜弁、防錆剤注入口、及び空気抜弁（１６
）を備えたエアセパレータである。又、（１７）は暖房
回路（１２）の戻管（１２Ｂ）に接続された密閉式膨張
タンクである。

（２０）は缶体（２）内の温水と熱交換された温水を利
用する給湯回路で、この給湯回路には給湯管（２１〉と
水道管に接続きれた第１給水管（２２）とからの温水と
冷水とを混合して吐出する混合水栓（２３）（２３）が
接続されている。又、第１給水管（２２）は給水弁（２
３）、ウォータホース（２６）、仕切弁（２４）、及び
排水弁（２５）を介して缶体（２）の下部に接続され、
又、第２給水管（２７）を介してタンク（８）に接読さ
れている。

又、第１図に示した（３０）はタンク（８）の上部に設
けられた補給用ポンプで、この補給用ポンプは補給管（
３１）、空気抜弁（３２〉、及びタンク（８）から缶体
（２）への方向を順方向とする逆止弁（３３）を介して
缶体（２）に接続されている。ここで逆止弁（３３）は
缶体（２）側にこの缶体側面に近接して設けられ、空気
抜弁（３２）は補給水ポンプ（３０）側に設けられ、こ
れらは、互いに近接して設けられている。

又、（３４）は補給管（３１）に巻回された凍結防止用
のシーズヒータ等の第１ヒータ、（３５）は補給用ポン
プ（３０）の下部からタンク（８）内へ延びた吸水管で
ある。又、（３６）はタンク（８）内に設けられたフロ
ートスイッチで、第２給水管（２７）には手動により開
閉する開閉弁（３８）が設けられている。尚、（３９）
（４０）は夫々タンク（８）、及び、第２給水管（２７
）に設けられた凍結防止用のシーズヒータ等の第２、第
３ヒータ、（４１）は各ヒータ（３４）（３９）（４０
）への通電を制御する制御回路で、この制御回路には外
気温度センサ（Ｓ）が接続きれている。さらに、（４２
）はフロートスイッチ（３６）からの信号を入力し、タ
ンク（８）内の熱媒体の不足を音又は表示により外部へ
知らせるための警報装置である。

以下、上記温水暖房装置の動作について説明する。

温水暖房装置の設置後、缶体（２）内には第１給水管（
２２）から給水弁（２３）及び仕切弁（２４）を介して
水が給水され、給水後給水弁（２３）及び仕切弁（２４
）が閉められる。そして、温水暖房装置の運転開始に伴
ない暖房回路（１２）内の例えば水又は不凍液等の熱媒
体は第２図に実線矢印にて示したように缶体（２）、温
水循環ポンプ（６）、及び放熱器（１１）を循環する。

このとき、缶体（２）からタンク（８）へ熱媒体が流れ
ることは逆止弁（３３）により阻止される。

又、温水暖房装置の運転に伴ない熱媒体は次第に蒸発し
、蒸気は暖房回路（１２）の空気抜弁（１３）から次第
に外部へ抜ける。このため、暖房回路（１２）内の熱媒
体の圧力が次第に低下する。

そして、圧力スイッチ＜９）が上記熱媒体の圧力低下を
感知して動作し運転信号を出力すると、この運転信号に
より補給用ポンプ（３０）は運転を開始する。補給用ポ
ンプ（３０〉が運転を開始すると、補給用ポンプ（３０
）上下の補給管（３１）及び吸水管（３５）に残ってい
た空気は、補給用ポンプ（３０）の運転により、タンク
（８）から吸い上げられ、補給用ポンプ（３０）から吐
出された熱媒体に押きれて空気抜弁（３２）から外部へ
排出・きれる。そして、前記空気が全て空気抜弁（３２
）から外部へ抜けた後補給用ポンプ（３０〉から送り出
された熱媒体は逆止弁（３３）を通り缶体（２）内へ補
給される。タンク（８）からの熱媒体の補給により暖房
回路（１２）内の熱媒体の量は次第に増加し、それに伴
ない暖房回路（１２）内圧力は上昇する。暖房回路（１
２）への熱媒体の補給が進み、暖房回路（１２）内圧力
が予め設定きれたオフ圧力になったことを圧力スイッチ
（９）が感知すると、この圧力スイッチは動作して停止
信号を出力する。そして、この停止信号により補給用ポ
ンプ（３０）は停止し、タンク（８）から暖房回路（１
２）への熱媒体の補給は停止する。

以後、暖房回路（１２）内の圧力の上昇低下に伴ない圧
力スイッチ（９）は動作し、補給用ポンプ（３０）の運
転による暖房回路（１２〉への補給により、暖房回路（
１２）内の熱媒体の量を確保することができる。

タンク（８）から暖房回路（１２）への熱媒体の補給に
よりタンク（８）内の熱媒体の量が減少し、残りが僅か
になるとフロートスイッチ（３６）は動作し警報装置（
４２）へ信号を出力する。そして信号を入力した警報装
置（４２）はブザー等の発音又はＬＥＤ等の発光により
熱媒体がないことの警報を出力する。そして、温水暖房
装置の使用者が開閉弁（３８）を開け、タンク（８）へ
給水される。タンク（８）内の熱媒体が増加して所定の
液位になるとフロートスイッチ（３６）は信号出力を停
止し、警報出力は停止し、使用者は開閉弁（３８）を閉
じる。

きらに、冬期の夜等の外気温度が低下したときには、そ
の温度を外気温度センサ（Ｓ）が感知し、このセンサ（
Ｓ）からの信号により制御回路（４１）は動作し、第１
、第２、第３ヒータ（３４）（３９）　（４０＞へ通電
され、各ヒータの発熱により補給管（３１）、第２給水
管（２７）、及びタンク（８〉内の水の凍結を回避でき
る。

従って、暖房回路（１２）内の熱媒体量が減少して暖房
回路（１２）内の圧力が低下したときには、圧力スイッ
チ（９）が圧力低下を感知して動作し、補給用ポンプ（
３０）の運転によりタンク（８）から暖房回路（１２）
内へ自動的に熱媒体を補給し、熱媒体の量を所定量に保
つことができ、この結果、温水暖房装置の管理者が熱媒
体の量を定期的に調べる必要はなくなり、前記暖房装置
の保守管理の簡略化を図ることができる。又、前記温水
暖房装置を設置した後暖房回路（１２）内の熱媒体の量
が減少し、圧力スイッチ（９）が暖房回路（１２）内の
圧力低下を感知し、タンク（８）から暖房回路（１２）
内へ熱媒体が補給されるとき、補給用ポンプ（３０）か
ら夫々上下に延びた補給管（３１）及び吸水管（３５）
の中に入っていた空気は補給用ポンプ（３０）の運転に
より空気抜弁（３２）へ送られてこの空気抜弁（３２）
から外部へ排出され、さらに補給用ポンプ（３０）から
送り出された熱媒体に押されて空気抜弁（３２）から外
部へ排出きれるため、缶体（２）内に空気が送られるこ
とを肪止できると共に、補給管＜３１）及び吸水管（３
５）内の空気が空気抜弁（３２）から排出された後は補
給用ポンプ（３０）の運転により熱媒体をタンク（８）
から暖房回路（１２〉の缶体（２〉内へスムーズに補給
することができ、暖房回路（１２）内の熱媒体の不足を
速やかに解消することができる。

さらに、補給管（３１）、タンク（８）、及び第２給水
管（２７）には第１、第２、第３ヒータ（３４）（３９
）（４０）が設けられ、例えば冬期の外気温度が低下し
たときには外気温度センサ（Ｓ）がその温度を感知し、
制御回路（４１）の動作により各ヒータ（３４）（３９
）（４０）は発熱するため、上記補給管（３１〉、第２
給水管（２７）、及びタンク（８）内の熱媒体又は水の
凍結を回避でき、常にタンク（８）から缶体（２）への
熱媒体の補給、及びタンク（８）への水道水の補給をス
ムーズに行うことができる。

尚、上記実施例において（３８）は手動により開閉する
開閉弁としたが、（３８）を電磁弁としてこの電磁弁を
フロートスイッチ（３６）からの信号に基づいてタンク
（２）内の熱媒体が減少したとき開き、所定の量になっ
たとき閉じるようにした場合には、警報装置（４２）は
設けなくても良い。

ト）発明の効果 本発明は以上説明したような温水暖房装置であるから、
この温水暖房装置を設置した後、初めて圧力スイッチが
熱媒体の減少に伴なう暖房回路内の圧力低下を感知し、
タンクから暖房回路へ水が補給されるとき、前記タンク
と前記暖房回路との間の配管に残っていた空気が補給用
ポンプの運転により逆上弁と近接して設けられた空気抜
弁から外部へ排出されるため、空気を排出した後に前記
補給用ポンプの運転により熱媒体をタンクから暖房回路
へスムーズに補給することができ、この結果、温水暖房
装置設置後の熱媒体の不足を速やかに解消することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
温水暖房装置の概略説明図、第２図は給湯及び温水暖房
回路図である。 （１）・・・温水ボイラー、　（２）・・・缶体、　（
３）・・・加熱装置、　（６）・・・温水循環ポンプ、
　（８）・・・タンク、　（９）・・・圧力スイッチ、
　（１１）・・・放熱器、（１２）・・・暖房回路、　
（３０）・・・補給用ポンプ、　（３１）・・・補給管
（配管）、　（３２）・・・空気抜弁、　（３３）・・
・逆止弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、加熱装置を有してこの加熱装置により加熱される暖
   房用の熱媒体を貯溜する缶体と、該缶体と循環ポンプ及
   び放熱器を環状に配管接続してなる暖房回路と、該暖房
   回路内へ補給する熱媒体を貯溜するタンクと、該タンク
   内の熱媒体を前記暖房回路へ送る補給用ポンプと、前記
   暖房回路内の熱媒体の圧力を感知して該熱媒体の圧力に
   応じて前記補給用ポンプの運転を制御する圧力スイッチ
   とを備えた温水暖房装置において、前記補給用ポンプと
   前記暖房回路とを連結する配管には空気抜弁が前記補給
   用ポンプ側に、前記補給用ポンプから前記暖房回路への
   方向を順方向とする逆止弁が前記暖房回路側にそれぞれ
   位置するように、これらを互いに近接して配設したこと
   を特徴とする温水暖房装置。