JPS63196788A - 故紙処理装置用ドレンバルブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、故紙処理装置用ドレンバルブに関する。

〔従来の技術〕 故紙の再生は、紙の生産において、大きな役割賑を占め
ている。もし、大きな金属物やプラスチックスなどの不
純物、即ち汚染物が故紙に混じっていると、特に、故紙
を粗パルプに変換する第１処理段階のところにある放出
バルブに重大な問題がひき起こされる。

粗い不純物は、断続的に行なわれる処理による第１段階
において排除される。生成物の流れは、バルブによって
制御される。例えば、バルブは。

不純物を流出させうるように開放され、それがら。

新しい処理サイクルを行なうために閉鎖される。

〔発明が解決しようとする課題〕

これらのバルブは、通常、ダクトを迅速に開放したり閉
鎖したりすることができる水門シャベル（Ｓｈｏｖｓｌ
　５ｌｕｉｃｅ）、または横行シャベル、またはギロチ
ン等と呼ばれる滑りバルブである。汚染物を取り出した
り、別の装置で洗浄するため、移動させる際、若干の汚
染物は、バルブの内部にとどまって、バルブの通路を詰
らせ（金属棒とが、その他の大きなもの）、また、バル
ブの閉鎖時に、シャベル状弁板の先端を変形させ、その
後正確な作動ができないようにする。

また、処理水に含まれている多量の塩のため、たとえシ
ャベルがステンレス鋼でつくられていても、相当な腐食
を起こし、シャベルは正常に機能しなくなってしまう。

以上述べた事故や損傷によって、工場の生産工程が止ま
ってしまい、生成物に重大な損失を及ぼすとともに、深
刻な公害問題を派生させることになる。

本発明は、上で述べた問題点を解決することを目的とし
ている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明によれば、重力式排出
口を備える故紙処理装置用ドレンバルブであって、前記
排出口の流出部の面は、水平面に対し角度αをもって傾
斜しており、がっ、当該バルブは、水平方向に対し角度
αをもって傾斜するとともに、排出口の流出部の大きさ
と少なくとも等しい大きさを有し、かつ排出口を閉じ、
当該バルブを閉鎖するべく排出口の縁部に対して押圧さ
れるようになっている硬質の可動式閉塞板と、作動時に
、前記閉塞板がバルブを開放するべく或る方向へ動かさ
れると、それと同時に、前記板が、流体部の面と直交す
る軸に沿って、排出口から遠ざかる方向へ移動するとと
もに、前記軸と直交するダクトから遠ざかる方向へ移動
し、また、少なくとも排出口の近傍で密閉板の傾斜角α
を一定に保ちながら、当該バルブを閉鎖するべく、反対
方向へ動かされるよう、閉塞板に連結されている流体圧
式シリンダなどのような手段と、当該バルブが開放して
いる間、閉塞板に水を噴射しうる少なくとも一つのスプ
レーノズル又はその類似物を備えている水送給部とから
構成されていることを特徴とするものが、提供される。

本発明によるドレンバルブは、更に、次のような特徴を
備えている。

・ドレン排出口には、装置と一体になっているダクトが
設けられており、ダクトは、取付用フランジを備えてい
る。バルブは、その上側にダクトを備え、このダクトは
、その上端に、取付用フランジとの取付けのためのフラ
ンジを備え、一方、ダクトの下端は、傾斜流出部を有す
る円筒状端部になっている。

・閉塞板は、特にバルブ開放時、外側へ飛び敗るのを防
止するとともに、強度を持たせるため、その後端部に上
向き曲げ縁が、また両側に上向き曲げ縁が設けられ、か
つ適切な閉鎖状態、バルブの適切な密着性、および防蝕
性を提供するために、閉塞板の上面の前縁および後縁に
、ゴムなどの簡単なコーティングが施されており、さら
に、傾斜流出部に固定されるとともに、バルブの上方ダ
クトにしっかり取り付けられている転り案内レールに沿
って動くことができる変位ローラーを備えている。

・閉塞板がバルブの開放位置にあるか否かを検知するた
めのセンサーが、スプレーノズルの水送給装置へ接続さ
れている。

・角度αは、３度乃至３０度の範囲である。

このように構成されているバルブは、開放時に、閉塞板
の周辺部に付着する恐れのある不純物の影響を受けない
。

また、例えば棒状物のような堅い異物が入ってきても、
閉塞板が傾いているため、従来の滑りバルブにみられた
ような棒状物による激しい故障は起きない。

〔実施例〕

以下、添付の図面を参照して、本発明の好適実施例を詳
細に説明する。

第１図に示すように、故紙処理装置（１）は、重力式排
出口（２）を備えている。排出口（２）の流出部（３）
は、水平面に対し、角度αをもって傾斜している。

バルブ（４）は、少なくとも流出部（３）と同じ大きさ
を有し、かつ油圧式シリンダ（７）またはそのあらゆる
同等の代替装置におけるステム（６）の端部に、しっか
りと取付けられた平らな硬質の閉塞板（５）を備えてい
る。

シリンダ（７）が引っ込められると、閉塞板（５）は、
流出部（３）から遠ざかる方向へ、縦横方向に同時に動
かされ、排出口を開口させる。シリンダ（７）が伸びて
ステム（６）を押し出すと、閉塞板（５）は、反対方向
へ動かされ、流出部の近くまで引き寄せられる。そのよ
うな移動中、閉塞板は、一定の傾斜を保っている。

従って、閉塞板（５）は、滑りバルブのように、流出部
（３）の面に抗して、排出口（２）の方へ横方向には滑
動しないが、次の２つの方向に沿って同時に動く。その
一つは、流出軸（８）に沿う方向であり（間隔運動）、
もう一つは、前記軸と直交し、かつ流出部の面に沿う方
向（９）である（板の引っ込め作動）。

傾斜角αは、３度乃至３０度の範囲であり、８度程度が
好ましい、それは、シリンダの軸に沿う重力成分が、垂
直片成分に比して小さくなるように決められ、従って、
バルブ閉鎖のため、シリンダにより与えられるべき力を
、あまり大きくする必要がない、大切なことはポンプや
コンプレッサー等が故障した場合、シリンダが急に押し
戻されないようにすることである０反対に、もし、角度
が小さすぎると、摩擦が大きくなる。

実施例において、シリンダ（７）によって与えられる変
位の方向は一定であり、移動軌跡は直線である。しかし
、制御手段（連結ロンドなど）により、閉塞板の移動軌
跡を曲げてもよく、また閉塞板の傾斜を変えるようにし
てもよい。

大切なことは、閉塞板が排出口の近傍で動いている間、
閉塞板は完全に接触していて、排出口を完全に閉鎖する
か、あるいは、閉塞板が全く接触しないで、排出口を開
放させるように、閉塞板の傾斜を一定にしておかなけれ
ばならない。

図には、閉塞板（５）を洗浄するための装置も示されて
いる。

この装置は、水送給部（ｌＯ）、および少なくとも一つ
のスプレーノズル（１１）などを備えている。各スプレ
ーノズルは、閉塞板が排出口から遠ざかった最も離れた
位Ｉ！（バルブ（４）が開放状態になっている位Ｗｌ）
にある時、閉塞板（５）へ向かって噴射を行う。

閉塞板がこの最末端位置にあるか否かを検知するための
センサー（図示せず）は、バルブが開放されて閉塞板が
停止している際、噴射水が板面全体を洗浄し、それによ
り、板面に付着した一切の不純物を除去し、また特に、
接触状態および液密性を提供している縁部のところの腐
食を少なくしうるよう、スプレーノズル（１１）への水
の送給量を制御する。

バルブ（４）をこのように構成することにより、閉塞板
（５）が排出口（２）の端部と擦り合わないように、排
出口（２）を開放したり、閉鎖することができる。その
ため、従来の閉塞板が滑動の際に起こした故障はなくな
る。

閉塞板（５）が間隔方向および横方向に、またその逆方
向に変位することにより、閉鎖の際に、不純物が閉塞板
の縁部に詰まるのが防止される。もし、その際、不純物
が存在していて、閉塞板の縁部と排出口の縁部との間に
捕捉されたとしても、不純物は、バルブに目詰りを起こ
すことはなく、これらの各縁部の周りで変形させられる
。

この不純物を釈放するには、バルブを再開放すれば十分
である。不純物は、流出部（３）から簡単に落下するか
、あるいは噴射水の作用で、閉塞板（５）から洗い流さ
れる。

実施例において、装置（１）の排出口（２）の端部には
、フランジ（１４）付きのダクト（１３）がある、この
ダクト（１３）の下方には、別のダクト（１７）が配置
されている。そのダクト（１７）の一端には、フランジ
（１４）に取り付けうるようになっているフランジ（１
８）が、同じく他端には、角度αをなして傾斜する円形
部（３）を有するとともに、閉塞板（５）が押圧される
ようになっている円筒状流出部が設けられている。

このダクト（１７）は、排出口（２）に対する取付用延
長部となっている。

閉塞板（５）の縁部は曲げられている。すなわち、・そ
の前縁部（１５）は、下方へ曲げられており、・後縁部
（１６）は、上方へ曲げられている。また、側縁部（１
９）は、開放時とか、閉塞板がスプレーノズル（１１）
によって洗浄されている際に、液が外側へ飛び散らない
よう、上方へ曲げられている。

また、閉塞板の曲がりは１面を強くする効果があり、従
って、装置に入っている液体の重量による変形を防止す
ることができる。

閉塞板の上面には、相当の厚さを有するゴム又は軟質プ
ラスチックなどからなる弾性コーティング（２０）が施
されている。

このコーティングは弾性があるので、圧縮性や、ジヤツ
キによりもたらされる閉鎖圧下での縁部に対する伸縮性
を発揮し、バルブ閉鎖時に、閉塞板（５）の平坦面の極
く一部と、ダクト（１７）の縁部とが、適切に接触する
ようにする。

前記コーティングは、閉塞板の両端部における曲げ縁部
（１５）　（１６）に位置する２つの着脱可能な締結具
（２１）　（２２）により、閉塞板上の決った場所で支
持されている。そのため、コーティングは、弾性的に変
形可能であり、かつ擦り減った際に交換ができる。

また、このコーティングにより、金属面の腐食が防止さ
れる。

閉塞板は、水平方向に変位しうるローラー（２３）を備
えている。このローラーは、転り案内レール（２４）に
沿って動くことができる。レールは、ローラーに対する
水平方向固定支持の役目を果たし、かつ、流出部（３）
に対する閉塞板の変位方向を維持し、かつその変位の際
それないようにする。

レール（２４）は、流出部（３）に対し不動であり、か
つ、放出ダクト（１７）にしっかり固定されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による故紙処理装置用ドレンバルブの
縦断面図である。 第２図は、第１図示のドレンバルブを下方からみた概略
図である。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）重力式排出口を備える故紙処理装置用ドレンバル
   ブであって、 水平面に対し角度αをなして傾斜する排出口の流出部の
   面と、 水平面に対し角度αをなして傾斜するとともに、排出口
   の流出部の大きさと少なくとも同じ大きさを有し、かつ
   排出口を閉じ、当該バルブを閉鎖するべく排出口の縁部
   に圧接されるようになっている硬質の可動式閉塞板と、 作動時に、前記閉塞板がバルブ開放のため或る方向に変
   位すると、それと同時に、前記板が、流出部の面と直交
   する軸に沿って、排出口から遠ざかる方向へ移動すると
   ともに、前記軸と直交するダクトから遠ざかる方向へ移
   動し、また、少なくとも、前記板が排出口の近傍にある
   際、前記板の傾斜角度αを一定に保ちながら、バルブ閉
   鎖のために逆方向に変位させるよう、前記閉塞板に連結
   されている流体圧式シリンダのような移動手段と、前記
   バルブが開放している間、前記閉塞板に水を噴射しうる
   少なくとも一つのスプレーノズル又はその類似物を備え
   ている水送給部 とから構成されていることを特徴とする故紙処理装置用
   ドレンバルブ。
2. （２）当該装置の一部として形成され、端部に取付用フ
   ランジが設けられているダクト（１３）を有するドレン
   出口を備え、かつ当該装置の上側に別のダクト（１７）
   を備え、このダクト（１７）は、その上端に、前記取付
   用フランジとの取付けのためのフランジ（１８）を備え
   、またダクトの下側は、傾斜角αの流出部を有する円筒
   状端部になっている請求項（１）記載の故紙処理装置用
   ドレンバルブ。
3. （３）閉塞板が、その後端部および両側に、上方に曲げ
   られた縁部を有している請求項（１）または（２）記載
   の故紙処理装置用ドレンバルブ。
4. （４）閉塞板の上面における前縁および後縁に、ゴムな
   どからなる弾性コーティングを施してある請求項（１）
   記載の故紙処理装置用ドレンバルブ。
5. （５）閉塞板が、転り案内レールに沿って可動な変位ロ
   ーラーを備え、かつ前記レールは、傾斜した流出部に対
   して動かないように固定されている請求項（１）乃至（
   ４）のいずれかに記載の故紙処理装置用ドレンバルブ。
6. （６）閉塞板が当該バルブの開放位置にあるか否かを検
   知するためのセンサーを備え、かつこのセンサーは、ス
   プレーノズルの水送給装置へ接続されている請求項（１
   ）記載の故紙処理装置用ドレンバルブ。
7. （７）傾斜角αが、３度乃至３０度の範囲である請求項
   （１）記載の故紙処理装置用ドレンバルブ。