JPS63196785A - 生地表面に部分的に疑似宝石を形成する方法 - Google Patents

生地表面に部分的に疑似宝石を形成する方法

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JPS63196785A
JPS63196785A JP2538787A JP2538787A JPS63196785A JP S63196785 A JPS63196785 A JP S63196785A JP 2538787 A JP2538787 A JP 2538787A JP 2538787 A JP2538787 A JP 2538787A JP S63196785 A JPS63196785 A JP S63196785A
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JP
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polyurethane resin
adhesive
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光正 和田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は和服や洋服に仕立てた際の特異な審美性を強調
するための、生地表面に疑似宝石を形成する方法に関す
る。
(従来の技術) 一般に宝石類は女性用装身具としてネックレスやブロー
チの形で用いられているが、これ等は全て衣服との調和
に於いて審美性を発揮させるがためのものである。
従来よりドレス或いはジャケット等の上衣またはスカー
ト等の下衣表面に主として疑似宝石類を多数取着して装
飾性を発揮させたものは周知されているが、これ等は前
記宝石類を縫糸によって掛は渡して固定するか或いは宝
石類底面のボタン弐穴部と生地とを縫糸でかがる等の手
法にて生地表面に取着するものであった。
然し乍ら斯かる手法によるものは、疑似宝石が生地表面
から突出する関係上、物に接触して脱落し易く、また取
着した糸の緩みに起因して上記宝石類が揺動して見苦し
く、更には当然重量を伴うものとなるため、着心地が不
良となる等の諸種欠陥を具備するものであった。
(発明が解決しようとする問題点) 然るに本発明は前記従来の欠陥を排除し、衣服に製出し
た時に優美性を与えるための新規な生地の表面に一体化
された疑似宝石を形成する方法を提供することを目的と
する。
また本発明は生地と共に屈従性があり身体に馴染み易く
、耐候性にも優れた疑似宝石を生地の表面に形成する方
法を提供することを目的とする。
更に、本発明は光輝性があり隆起曲面状になった疑似宝
石を生地の表面に形成する方法を提供することを目的と
するものである。
(問題点を解決する手段) 既述した目的を達成するがために、本発明の生地表面に
疑似宝石を形成する方法は、生地の表面所望個所に水性
アクリル樹脂系接着剤を所望輪郭に塗布した後、未乾燥
状態の接着部層上面に微細に裁断された長さと幅を有す
る透明フィルム片群および希望宝石色の箔群を散布止着
し、その上部に透視可能な希望宝石色とした溶剤系ポリ
ウレタン樹脂を隆起曲面状に塗着して成る生地表面に疑
似宝石を形成する方法を特徴としており、生地の表面所
望個所に水性アクリル樹脂系接着剤を所望輪郭に塗布し
た後、未乾燥状態の接着部層上面に透視不可能ポリウレ
タン樹脂を隆起面状に塗着して成る生地表面に疑似宝石
を形成する方法を特徴としている。
以下に生地表面に疑似宝石を形成する方法の具体例につ
いて詳述する。
疑似宝石を表現する例えば″4N織物等の生地の表面所
望個所に例えば長径約10mm、短径約4mmの楕円形
または半径約311r@の円形等の輪郭で筆を用いて水
性アクリル樹脂系接着剤を塗布する。
この場合、接着剤塗布部分の生地の色目が濃色の場合は
、生地色を隠蔽するために、予め白色顔料を混和した上
記接着剤を塗布するのが好ましい。
次いで該接着剤が未乾燥、少なくとも接触乾燥程度の時
に、10〜200番、できれば100番程度のメツシュ
に通して振い分けられた多辺形で微細に裁断された長さ
と幅を有する透明フィルム片群を、竹筒等を用いてその
上面に散布して止着する。
当該フィルム片群は、後述する宝石色の隆起曲面から透
視して光輝性を付与する目的物であって、異形の三角形
、四辺形、その他の多辺形等不規則ないづれの形状であ
ってもよいが、曲線部分が多いと光輝性に悪影響を及ぼ
すので好ましくない。
そうして、散布したフィルム片群が不均一に重なり合っ
た場合、任意の刷毛等を用いて適宜余分なフィルム片群
を取り除く。
次いで散布したフィルム片群によって出来た互いの間隙
部分に、希望宝石色に着色された例えば微細な箔群を散
布接着する。
この着色箔群も不均一な場合、刷毛等を用いて適宜余分
な箔群を取り除き調整する。
前記フィルム片群や箔群の散布によっても生じる微細な
間隙は、生地の地色が露出される場合のみ白色染料また
は白色顔料を混和してその露出を防止する。
斯様にして得られた層の上部に、顔料または染料の混和
により得るべき希望宝石色とした透視可能な溶剤系ポリ
ウレタン樹脂を隆起曲面状に塗着して、自然乾燥する。
隆起曲面は過度に高くする必要はないが、比較的偏手に
近似すると疑似宝石としての立体性や優美性が減殺され
る。場合に応じて、隆起曲面を透明エポキシ樹脂の塗布
で更に盛り上げて、疑似宝石部分を強調させてもよい。
また、本発明にいう疑似宝石は予め外枠を形成した上で
同様に施工してもよい。
外枠としては例えばアクリル樹脂にて枠取りした後、所
望金箔を貼着して形成する。
この外枠によって水性アクリル樹脂系接着剤の塗布輪郭
が明確となると共に、輪郭外に接着剤がはみ出る欠陥を
阻止し、作業性が良好となる。
尚、光輝性を必要としない疑似宝石を必要とする時は、
フィルム片群や箔群を散布せずに、単一色の時はその色
の透視不可能なポリウレタン樹脂を、また顔料等の透視
不可能なポリウレタン樹脂と染料等の透視可能なポリウ
レタン樹脂の如く多色の時は互いに異色のポリウレタン
樹脂を適宜混合し乍ら、接着剤層上面に盛り上げること
により、マーブル感覚の疑似宝石が形成できる。
(実 施 例) ■、金彩友禅疑似宝石の形成 組織物よりなる生地の疑似宝石による模様を形成すべき
部分にアクリル樹脂系接着剤を塗布した。
生地あく色物の場合、特に地色が濃色である場合は白色
の染料または顔料を混和する。次いで接着剤面上に10
〜200番メツシュの透明フィルム片群を散布し、更に
その間隙に微細な銀色の着色箔を散布した。仕上げとし
て宝石色に着色した透視可能な溶剤系ポリウレタン樹脂
を塗布した。樹脂内の溶剤は着色箔中の染料を溶解させ
、樹脂の宝石色に溶解染料の濃色が無作為に透視できて
、深みのある疑似宝石が得られた。
■、疑似ルビーの形成 色生地に少量の白色顔料を混和したアクリル樹脂系接着
剤を塗布した。続いて接着剤面上に100番のフィルム
片群を間隙を少許残存させて散布し、該間隙に微細な赤
色箔を更に散布止着した。乾燥後にルビー色に色合わせ
した透視可能な溶剤系ポリウレタン樹脂を塗布した。放
冷後、赤色箔の色が良好に溶解し、深みのあるルビー色
疑似宝石が得られた。
■、疑似オパールの形成 実施例■と同様、生地に接着剤塗布後、100番のフィ
ルム片群およびオパール色の色消群を止着した。乾燥後
に、オパール色の透視可能な溶剤系ポリウレタン樹脂を
塗布し、放冷後に、深みのあるオパール色疑似宝石が得
られた。
■、疑似オニキスの形成 生地に接着剤を塗布し、フィルム片群を散布せずに白色
顔料を混和した溶剤系ポリウレタン樹脂を少量塗布した
。続けて、黒顔料を混和した溶剤系ポリウレタン樹脂を
先述樹脂と漸次混和しながら盛り上げてマーブル感覚の
オニキス色疑似宝石が得られた。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、生地に対して水性アクリル樹脂
系接着剤を用いているので接着は強固であると共に、多
辺形等微細に裁断された長さと幅を有する透明フィルム
片群が隆起曲面状の宝石色ポリウレタン樹脂を透して乱
反射、所謂光輝性を付与して可及的に疑似宝石としての
視覚を与えるものとなる。更に宝石色の箔群の染料がポ
リウレタン樹脂に同伴させた溶剤によっ゛ζ溶解して部
分的に濃色化し、所期の段階でポリウレタン樹脂と箔を
同色にしているに拘わらず着色間に濃淡が生じる。従っ
て本発明による疑似宝石は着色ポリウレタンによる単一
色のみではなく内部から任意部分に同系濃色が透視でき
る。ので、可及的に厚みのある宝石に近似した天然性が
付与される。
本発明による疑似宝石はポリウレタン樹脂が主体となっ
ているので、屈従力が極めて良好で、耐候性があり、ま
た着用した衣服に馴染易い利便が期待できる。
また、乱反射による光輝性を必要としない疑似宝石の場
合、フィルムや箔の止着工程を経ることなく、単一色の
際はその色のポリウレタン樹脂を、また二色以上の時は
互いに異なる色のポリウレタン樹脂の混合物を、アクリ
ル系接着剤層の上面に隆起塗着することにより疑似宝石
が形成されるので、この方法は極めて簡単であり、光輝
性疑似宝石の場合と同様に、屈従性と耐候性の良好な疑
似宝石が形成できるものとなる。
本発明の方法により疑似宝石を形成した生地を用いての
衣服は、着衣上に特別の異和感がなく、従来に見受けら
れない優雅な衣服となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生地の表面所望個所に水性アクリル樹脂系接着剤
    を所望輪郭に塗布した後、未乾燥状態の接着部層上面に
    微細に裁断された長さと幅を有する透明フィルム片群お
    よび希望宝石色の箔群を散布止着し、その上部に透視可
    能な希望宝石色とした溶剤系ポリウレタン樹脂を隆起曲
    面状に塗着したことを特徴とする生地表面に疑似宝石を
    形成する方法。
  2. (2)生地の表面所望個所に水性アクリル樹脂系接着剤
    を所望輪郭に塗布した後、未乾燥状態の接着部層上面に
    透視不可能ポリウレタン樹脂を隆起面状に塗着してした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の生地表面
    に疑似宝石を形成する方法。
JP2538787A 1987-02-04 1987-02-04 生地表面に部分的に疑似宝石を形成する方法 Granted JPS63196785A (ja)

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JPS63196785A true JPS63196785A (ja) 1988-08-15
JPH0123595B2 JPH0123595B2 (ja) 1989-05-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2464307A (en) * 2008-10-10 2010-04-14 Louise Clark Decorative textile

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814006U (ja) * 1971-06-24 1973-02-16

Patent Citations (1)

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JPS4814006U (ja) * 1971-06-24 1973-02-16

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GB2464307A (en) * 2008-10-10 2010-04-14 Louise Clark Decorative textile

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