JPS6319373A - モノストランドｐｃ鋼線の如き鋼線の床上途中緊張ジヤツキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はプレストレス力の導入を容易にすることかでき
るモノストランドＰＣ鋼線の如き鋼線の床上途中緊張ジ
ヤツキに関する。

［発明の背景］ 従来プレストレス力の導入は構築物の外部にセットした
プレストレス用ジヤツキて行ったり、床上にはね出した
ＰＣ鋼材を斜めに緊張する方法が知られている。しかし
これらの緊張方法は、作業用の足場が必要てあったり、
緊張端のコンクリート面が緊張方向に垂直なように施工
する必要かあるため、作業用足場での緊張作業はそれ自
体労働上の危険を伴うと同時に、隣設建物の関係で緊張
作業に十分な足場か確保てきない欠点かある。

また、外部足場の不要な工事（例えばプレキャスト建物
）でも緊張作業用に足場は必要である。

さらに緊張端のコンクリート面の仕上りは通常ダメ工事
を伴うものである。打設前に定着金具を埋め込んでおき
、この金具にジヤツキを直接当てる工法もあるか、ＰＣ
鋼線に比較してこの金具か高価なものになり、躯体費を
、引き上げる要素になっている。

このため第６図に示すようにＰＣ鋼線４０を箱技部４１
て切断して、相互のＰＣ鋼線に特殊な定若金物４２を取
り付けてジヤツキ４３で上部側め方向に緊張を与える方
式か知られている。しかしこの方式ては上記のコンクリ
ート面の仕上りか問われないか、複数本のＰＣ鋼線を手
動によって緊張することてきるにすぎず、また一方向に
緊張するに過ぎないのてジヤツキか移動する距離分を含
めた長さの箱抜部４１を形成しておく必要がある。その
ため１箱抜部４１の形成作業及びＰＣ鋼線の緊張作業後
の＜１処理に多くの労力と時間が必要となる。

これらの欠点を解決する技術として、■実開昭５９−７
５８２０号や、■特開昭６１−６４９５８号に記載のも
のかある。前者の■には、油圧ジヤツキを箱抜部内に設
置し、ＰＣ鋼線を各々内側の方向に緊張する技術か記載
されているが、この技術においては、緊張を保持するた
めにカプラー函を必要とし、特に高負荷かかかるのて耐
強度の高い材質を用いる必要があるため、コスト高にな
る欠点がある。また固定用のボルトを最低４本必要とす
るため、固定作業も大変であると共に近年の緊張の自動
化どういう要請を満たすことかてきない難点がある。

一方、後者の■には、油圧ジヤツキと友カフレームとに
よってＰＣ鋼線を緊張する技術が記載されているが、こ
の技術においては、油圧ジヤツキと尺カフレームとか接
近する方向てＰＣ鋼線を緊張させるため、特殊の油圧ジ
ヤツキを必要とするという欠点がある。

本発明は低コストてブレストレス力の導入が可ｆｆ＝て
あり、且つ通常の油圧ジヤツキの使用によって、モノス
トランドＰＣ鋼線の如き鋼線の緊張の自動化を可岱にし
たモノストランドＰＣ鋼線の如き鋼線の床上途中緊張ジ
ヤツキを提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者は、上記目的を解決するために鋭意検討を重ね
た結果、本発明に至った。

即ち、本発明に係るモノストランドＰＣ鋼線の如きｎ４
線の床上途中緊張ジヤツキは、上部に油圧シリンダーの
一端が固定され且つ下部にＰＣ鋼線固定部か設けられた
第１移動部と上部にピストンロフトの一端か固定され且
つ下部にＰＣｍ線固定部か設けられた第２移動部とを有
し、該ＰＣ鋼線固定部の間でＰＣ鋼線を擦れ違わせ各々
のＰＣ鋼線固定部に各々反対方向からのＰＣ鋼線の端部
を固定し、該第１移動部と第２移動部の相互反力により
ＰＣ鋼線を緊張する構成を有することを特徴とする。

［発明の作用コ 本発明では、ＰＣ鋼線か交叉ないし擦れ違い、即ち、各
々ＰＣ鋼線固定部には各々反対方向からのＰＣ鋼線の端
部か固定されるのて、油圧シリンダーに対しピストンロ
ッドか延びる方向てＰＣｇｌＩＩ線の緊張が行われるこ
ととなる。このため、特殊のジヤツキを必要とせず、通
常のジヤツキが使用てきる。即ち、後記第２図に示す油
入口Ａのあるシリンダー側に油圧をかけた状７．ｊＴｉ
てＰＣ鋼線の緊張作業かてきる。また、ＰＣ鋼線は交叉
しているのて、同日付提出に係る特許願（Ａ）に記載の
連結金具等を使用てきる。

以下、本発明の実施例を添付図面に基き説明する。

第１図は本発明に係る緊張ジヤツキの使用状態の一例を
示す概略平面図、第２図は第１図の１ｌ−ｒｌ線概略断
面図、第３図はＰＣｎ４線固定部の他の例を示す要部概
略正面図、第６図は従来例を示す要部断面図である。

第１図及び第２図において、１は箱抜部てあい、）てあ
り、該ＰＣ鋼線２．２の交差している部分に連結金具３
が設けられる。該連結金具３の構成は特に限定されない
。

４は緊張ジヤツキで、ｇＳｌ移動部５と第２移動部６と
からなる。第１移動部５の上部には油圧シリンダー７の
一端が固定（本実施例ては螺合）されており、該式合部
は必要に応じシールされる。

第１移動部５の下部にはＰＣ鋼線固定部８が設けられて
いる。ＰＣ＃ｌｌ線固定部８は該固定部の上部下端に固
定された油圧シリンダー９と、外部突出した先端かテー
パーを有するピストンロッドｌＯと、上端か前記テーパ
ーに接する支点１１Ａを有すると共に下端かＰＣ鋼線を
上方から押圧する抑圧部１１Ｂを有し該ピストンロッド
ｌＯの往復運動によって上下動する油圧グリップ１１と
からなる。なお通常のクサビグリップてはＰＣ鋼線の端
部から差し込んで所定位鐙にセットするため時間かかか
り、クサビが働くまてズレか生ずる（セット量か大きい
）か、このＰＣ鋼線固定部によると所定位こに置くだけ
でセット完了になりセット量が極めて少ない利点を持っ
ている。

第２移動部６の上部には前記油圧シリンダー９に装着さ
れるピストンロッド１２の一端か固定されている。

１３は前記油圧シリンダー７を抱持□した腕部てあり、
該腕部１３と油圧シリンダー７との間には例えば炭素入
りテフロン板等のすべり部材１４が設けられることが好
ましい、該腕部１３は本発明の目的を達成するためには
必ずしも必要ではないか、ジヤツキ軸とＰＣａ＋線軸に
は成る程度距離があるため、ジヤツキストロークに曲げ
モーメントか加わるのてこれを回避するため設けること
か好ましい、また該腕部】３を更に抱持するために前記
第１移動部５側から抱持部材（図示せず）を設けてもよ
い。なお該抱持部材は移動部５．６の下部に設けてもよ
い。

第２移動部６の下部には前記ＰＣｇｇＨ固定部８と同様
の構成（対称形状）を有するＰｃ鋼線固定部１５か設け
られている。

本実施例において油圧系列は２系列設けられ、所ｍ　ｙ
、ＩＲ型か用いられているかこれに限定されない、引張
応力をバランスさせるためには双旧型が好ましい、また
腕部１３，１３間に空間１５を設けると緊張作業中上方
からＰＣ鋼線の状態等が観察でき４シに連結金具３の状
態か目視管理できる。

前記のように連結金具３か腕部１３，１３間の略々中央
に位こするのて、緊張方向は第１図に示すように連結金
具３を中心に、ＰＣ鋼線の軸線文を基準にして７度以下
の傾斜方向が好ましい、この場合曲記ＰＣ＃１線固定部
８とＰｃ鋼線固定部１５との位置関係は図示のように短
辺側の中央に設けられることが好ましい、しかし緊張方
向は本発明においては限定的ではなく、従って前記ＰＣ
９１線固定部８とＰｃ鋼線固定部１５どの位ｎ関係も図
示に限定されない。

以上の構成を有する緊張ジヤツキの作用を説明する。

即ち、モノストランドＰＣ鋼線の配線作業時に箱抜部ｌ
内で左右の先端を適当な長さに交差しておき、左右のそ
れぞれの他方端をデッドアンカーしておく。

次いで箱抜部ｌで交差しているモノストランドＰＣ鋼８
２．２を連結金具３で交叉連結する。

次いて緊張ジヤツキ４を箱抜部ｌ内に設こする。この時
連結金具３か緊張ジヤツキ４の略々中心で腕部１３，１
３間の空間１６の上部から見える位ｔに設芒する。

次いて連結金具３て交差して伸びているＰＣ鋼（より）
線の端部２Ａ、２Ｂ？：Ｐｃ鋼線固定部８とＰｃ鋼線固
定部１５て掴む、先ずＰＣｆＥ線の端部２Ａを抑圧部１
１Ｂの下方の隙間に装着し、油圧シリンダー９を作動さ
せ、ピストンロッド１０を前進させ、テーパーの作用に
よって油圧グリップ１１か下降し、ＰＣ鋼線の端部２Ａ
を押圧し固定する。すなわち油圧グリップ１１は、テー
パーの角度だけ押し下げられ、（グリップ力）＝（油圧
力／ｊａｎ（角度）の力てＰＣ鋼線を掴むことかてきる
。従って、テーパー角度を変えるたけて大きなグリップ
力を出すことか容易である０次いて油入口Ａから油を供
給し、油圧をかけるとピストンロッド１２は押広げられ
、第１移動部５と第２移動部６に相互反力か働く、即ち
相互のＰＣｗ４線に反力を取りながら緊張する。

なおジヤツキ内にストロークの変位を測定するための変
位計を内蔵すれば、ＰＣ鋼線の伸び量測定に利用するこ
とがてきる。

以上本発明の一実施例を説明したか、これ以外にも下記
の態様か考えられる。

即ちＰＣ鋼線固定部８．１５として第３図に示すものを
用いることもてきる。すなわち、同図に示す機構はハサ
ミの原理を応用したものて、ハサミの一方８Ａに油圧ジ
ヤツキ８Ｃを付けて、他方８Ｂかグリップになっている
。グリップ力はそれぞれの腕の長さ比に応じて変化して
、この比によって小さな油圧力て大きなグリップ力を発
揮てきる。

なお、このＰＣ鋼線固定部には必要なときに作用させる
油圧カッターｌｌＣを併設てき、緊張力を与えながら不
必要になったＰＣ鋼線の端を切り落とすことができる。

本緊張作業が、比較的狭い箱抜部内で行う為、この油圧
カッターは有用てあり、また緊張作業後の切断作業か不
要になる利点かある。

更に、ＰＣ鋼線固定部８（１５）として第４図に示すも
のを用いることも好ましいことである。１！Ｉち、ＰＣ
鋼線２挿通孔を有する先細りの二分割クサビ片１８Ａ、
１８Ｂを連結具１９て連結して成るクサビ１８を用意し
ておき、このクサビ１８の先細り側を緊張ジヤツキ４の
脚部２０に形成した連通孔２１に挿入する構成のＣであ
る。尚、連通孔２１にはその下方に沿ってＰＣ鋼線２の
挿入口２２が形成しである。

なお本発明はシールト工事のセグメント間の締め付け、
各種補修工水（例えばキャンチレハ一部材の垂れ下かり
）などにも応用可倦である。

以上、実施例の説明ては「ＰＣ鋼線」という用語を用い
たが、これはモノストランド鋼線てあってもよいのは勿
論である。以下の説明ても同様である。

［発ＵＩＪの効果］ 本発明によれば次の効果を有する。

（１）緊張作業は全てスラブ上で行う為、作業悌率がよ
く、安全施工か可１走であり従って無梁板構造のスラブ
にプレストレス力の導入か容易となる。

（２）ＰＣ［ａを両引きする場合、反力を相互に取り、
緊張端のコンクリートに支圧力が加わらないので、コン
クリート面の修正工事か不要になると共に支圧に対する
補強が不要になる。また実開昭５９−７５８２０号のよ
うにカプラー函を設ける必要かないので、コスト高とな
るこ・とがない。

更に特開昭６１−６４９５８号のような特殊の型の油圧
ジヤツキを使用する必要もない。

（３）同じ長さのＰＣ鋼線の緊張作業において、従来の
片引方式に比べ、曲線配設および波打ちによる摩擦に係
わる引張力損失か従来の外部緊張方式に比べて小さく、
有効プレストレス力を高めることができる。

（４）Ｐ（４１線の緊張の自動化を可ず指にできる。

すなわち所定の緊張力の導入管理は、通常プレッシャー
メーターの読みとスケールの伸び計測を管理値と比較し
て行っており、多くは現場作業員が管理グラフに書き込
みながら行っているのか現状であるが、本発明によれば
、−度セットするたけて、グリラブ、緊張、定若、除荷
の一連作業が油圧コントロールのみて回走である。この
ため、油圧を制御するコンピュータを併設することで、
自動管理緊張かてき、一定品質の緊張作業を渣率的にて
きる効果がある。

尚、油入口Ｂのあるシリンダー側に油圧をかけた状態で
ＰＣ鋼線の緊張作業を行う例として第５図に示すものが
考えられる。

図中、第１図〜第４図の符号と同一符号を付した部位は
、各々前に述べた相当部材ないし名称を示している。即
ち、この例は前記したＰＣ鋼線固定部８と１５を、第１
移動部５と第２移動ｆｉ６の下方脚部に有しており、油
入口Ｂのあるシリンダー側に油圧をかけた状ｇでＰＣ鋼
線の緊張作業を行う構成であり、該緊張作業によって伸
びたＰＣ鋼線を前記連結金具３によって交差連結させ、
逆戻りを防止するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る緊張ジヤツキの使用状態の一例を
示す概略平面図、第２図・は第１図のｎ−ｎ線概略断面
図、第３図及び第４図は各々ＰＣ鋼線固定部の他の例を
示す要部概略正面図、第５図は本発明の応用例を示す概
略平面図、第６図は従来例を示す要部断面図である。 １：箱抜部 ２：ＰＣ鋼線 ３、連結金具 ４．緊張ジヤツキ ５：第１移動部 ６・第２移動部 ７：油圧シリンダー ８　：　ＰＣ鋼線固定部 ９：油圧シリンダー １０：ピストンロッド １１：油圧グリップ １２・ピストンロッド Ｉ３　二　腕−！ １４：すべり部材 １５：ＰＣ鋼線固定部 １Ｇ、空間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部に油圧シリンダーの一端が固定され且つ下部にＰＣ
   鋼線固定部が設けられた第１移動部と上部にピストンロ
   ッドの一端が固定され且つ下部にＰＣ鋼線固定部が設け
   られた第２移動部とを有し、該ＰＣ鋼線固定部の間でＰ
   Ｃ鋼線を擦れ違わせ各々のＰＣ鋼線固定部に各々反対方
   向からのＰＣ鋼線の端部を固定し、該第１移動部と第２
   移動部の相互反力によりＰＣ鋼線を緊張する構成を有す
   ることを特徴とするモノストランドＰＣ鋼線の如き鋼線
   の床上途中緊張ジャッキ。