JPS63192878A - 焼成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ この発明は、焼成装置、特に、長尺の金属管等にライニ
ング処理等をする場合に使用する焼成装置に則するもの
である。

［従来の技術］ 長尺の金属管、例えば、５ＴＰＧ鋼管、ＳＵＳステンレ
ス管等にガラスライニング等をするには金属管にガラス
粉体を塗装し、乾燥させた後、これを炉内に入れ、回転
させながら加熱し、ガラス粉体を融着させてライニング
をしている６第３図は、従来から使用されている長尺金
属管にガラスライニングをする焼成装置を示す模式的縦
断面図であるへ図において、符号１は炉体であり、炉体
１の内壁面にはヒータ２が設けられ、ヒータ２は、図示
しない電源から温度制御装置７を介して通電線８によっ
て給電され、発熱し、炉内温度を上昇させる。温度制御
装置７の温度センサとして熱電対６が炉体ｌ内に挿入さ
れている。

炉内に入れられた長尺の金属管である被焼成物３は、そ
の両端を止めネジ１３で回転軸９に固定され、炉内空間
に支持される２回転軸９は炉体１を貫通して炉内から炉
外へのび、炉外の左右に各２個設けられた軸受１１に支
持され、カップリング１２によって連結された駆動装置
１０によって回転駆動される６従来の軸受１１は、通常
のボールベアリングが使用されており、このボールベア
リング１１は回転軸９を支持するために、床４に固定さ
れている。

次に、動作について説明する。ガラスライニング用のガ
ラス粉体を塗付された長尺の金属管である被焼成物３を
炉体１内に入れ、止めネジ１３で回転軸９に固定する。

次に、炉体１を閏じた後、駆動装置１０で回転軸９を介
して被焼成物３を回転させながら、ヒータ２に通電して
炉内温度を上昇させ、温度制御装置７で炉内温度を調整
させながらガラスライニング用のガラス粉体を溶融させ
て金属管である被焼成物３に融着させる。ガラスの融着
が完了すれば、ヒータ２の通電を止め、炉内温度を次第
に降下させた後、ガラスライニングされた被焼成物３を
収り出し、焼成作業を完了する。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の焼成装置は以上のように構成されているので、次
のような問題がある６例えば、焼成処理温度を８５０℃
程度まで昇温させると、熱膨張を無視することができな
い２例えば、金属管である被昇成物の材質がＳ　Ｕ　Ｓ
　４３０である場合、長さ１５００ｇ＋の管を８５０℃
まで昇温させると、線膨張係数を約１１．９ｙｌＯ／”
Ｃとすれば、１５００ｘ１１．９υ１０−’Ｘ（８５０
２５）哄１５＋ａｍの伸びが発生することになる。

ところが、被焼成物３は６回転軸９に固着支持され、回
転軸９は軸受１１に支持されており、軸受１１は通常の
ボールベアリングであり、軸受１１は床４に固定されて
いる。通常のボールベアリングは支持している軸の軸心
線方向の大きな変位を許容することができない。したが
って、上記のように約１５ｍｍもの大きな伸びが生ｊ二
ようとしても軸受で止められて伸びることができず、被
Ｖｔ我物に、そのための圧縮力がかかり、被焼成物は長
尺であるので座屈的な曲がりが発生する。特に炉内で高
温にされているので、被焼成物の強度は低下しており、
この曲がりは発生しやすい。なお、焼成が完了して炉内
温度が常温に下がると、被焼成物も元のように収縮する
が、高温時に一１１発生した曲がりは残ってしまうとい
う問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、被焼成物である長尺の金属管を加熱しても変
形の発生を防止できる焼成装置を得ることを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る焼成装置は、被焼成物が取りつけられた
回転軸を支持する軸受を前記回転軸の軸心線方向の変位
を拘束しない軸受としたものである。

［作用１ この発明における焼成装置は、被焼成物が取りつけられ
た回転軸を支持する軸受を回転軸の軸心線方向の変位を
拘束しない軸受としたので、炉内温度を上昇させて焼成
作業を行うとき、被焼成物が熱膨張により伸びても、軸
受が回転軸の軸心線方向の変位を拘束しないので、被焼
成物は自由に伸びることができ、荊述のような圧縮力に
よる曲がりなどが発生することはない。冷却時において
も自由に収縮することができ、拘束による応力が発生す
ることはない７ ［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示す焼成装置の模式的縦断面
図である。図において、１は炉体、２は加熱用のヒータ
、３は被焼成物であるレーザー放電管のような長尺の金
属管である５４はこの焼成装置が据え１寸けられている
床、６は温度センサであろ熱電対、７は温度制御装置、
８は通電線である。９は回転軸であり、止めネジ１３で
被焼成物３に取り付けられる。回転軸９は、炉体１外の
左右に各２個ずつ配置された軸受１１によって支持され
、力・ツブリング１２によって駆動装置１０に連結され
ている。左右に各２個ずつ配置された軸受１１は、例え
ば、第２図に示すようなボールスライドベアリングであ
り、回転軸９の回転とともに軸心線方向の変位も許容し
ながら、回転軸９を一定の軸心線上に保持するものであ
る、次に、動作について説明する。被焼成物３として、
例えば、直径２８ａ＋ｍ、管肉厚１．５ｏ＋ｍ、長さ１
５００ｍｓの５ｔＪＳ４３０ステンレス管に、ガラスラ
イニング用のガラス粉体をスプレー塗装し。

乾燥させた後、この被焼成物３を炉体１内に入れ。

回転軸９に両端を止めネジ１３で固定し取りつける０次
に、駆動装；η１０によって回転軸９を介して被焼成物
３を回転させながら、ヒータ２に通電し、温度制御装置
７でコントロールさせて炉内温度を、例えば、約８５０
℃まで昇温させ、被焼成物３の表面のガラス粉体を融着
させる。

このとき、被焼成物３である金属管が、前述のように約
１５ＩＩＩ１１も沖びるが、各軸受１１はボールスライ
ドベアリングであるから、回転軸９の軸心線方向の変位
を拘束せず、駆動装置１０の個所で回転軸９の軸心線方
向の変位が拘束されているとすれば、回転軸９は図の右
方へ自由に沖び、これを拘束するものはない、温度が下
降するときも自由に収縮することができる。したがって
、従来例について説明した変形拘束による圧縮応力など
が発生することはなく、座屈１曲がりなどが発生するこ
とを防止することができる、 なお、前記焼成温度、被焼成物の材質、長さ。

形状等は一例を示したものであり、これちに限定はない
。

また、以上の実施例では、軸受１１としてボールスライ
ドベアリングを用いたが、軸受１１に辿常のボールベア
リングを使用し、このボールベアリングを回転軸９の軸
心線方向に自由にスライドできるように床４上に設けた
ものでもよい、ただし、この軸受１１は回転軸９の軸心
線方向以外の方向は変位を許容せず、回転軸９に取り１
寸けられた焼成物３が軸心線を維持して回転するように
回転軸９を支持するものでなければならないなお、駆動
装Ｅ　Ｉ　Ｏで回転軸９の軸心線方向の変位があまりで
きない構造であれば、駆動装置１０に近い軸受１１ａ、
１１ｂは温度変化による回転軸９の軸心線方向の変位は
小さいので、軸受１１ａ、１１ｂは（２）常のボールベ
アリングと使用してよい場合もある。

［８！明の効果］ 以上、の１ように、この発明によれば、被焼成物の焼成
作業にあたり、熱応力による熱変形の発生を防止するこ
とができるので、変形の少ない優れた焼成完成品が得ら
れる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による焼成装置を示す模式
的縦断面図２第２図は軸受の縦断面図、第３図はＶ乗口
の焼成装置の模式的縦断面図である。 ［４において、３は被焼成物、４は床、９は回転軸、１
０は駆動装置、１１は軸受である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被焼成物を回転軸に取り付けて焼成する焼成装置におい
   て、前記回転軸を支持する軸受が前記回転軸の軸心線方
   向の変位を拘束しない軸受であることを特徴とする焼成
   装置。