JPS63192486A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洗濯槽底部にパルセータ−を有する洗濯機に関
するものである。

従来の技術 従来、洗濯機の構成を第７図および第８図により説明す
る。すなわち、洗濯槽１の底部中央にはパルセータ−２
が回転自在に設けられている。前記パルセータ−２は洗
濯槽１の底部裏面に取り付けられた回転減速機構部３の
出力軸である洗濯シャフト４に装着されている。また、
回転減速機構部３の入力側にはインペラプーリー５が装
着されており、Ｖベルト６を介してモーター（図示せず
）からの回転を伝えている。一方、洗濯槽１の底面部に
は、パルセータ−２を収納するために凹部を形成したパ
ルセータ−収納部７があす、コノパルセータ−収納部７
はパルセータ−２の直径とほぼ同じ寸法である。また、
パルセータ−２の直径Ｘと洗濯槽１の寸法Ｙとの比率（
Ｘ／Ｙ　）は一般に０．３〜０，７に設定されていた。

そのため、洗濯槽１の底部には平面部１０が形成される
。この平面部１０と洗濯槽１の側壁８とは円弧状の８部
９によりつながっている。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、パルセータ−２の直径Ｘが
洗濯槽１の寸法Ｙに比べて小さいため、パルセータ−２
を比較的長く回転させなければ、布を十分回すことので
きる水流を形成できなかった。したがって、パルセータ
−２の回転を布に伝える時間すなわち運転時間（モータ
ーの０８時間）を３秒とし、パルセータ−２の回転を布
に伝え、パルセータ−２と布のこすれ、布が回転するこ
とによる布と洗濯槽１とのこすれ、また回転が右から左
・左から右へと反転する時の振り戻しの作用等により洗
浄を行なっていた。このときの反転時には、パルセータ
−を１秒停止（モーターのＯＦＦ時間）させていた。こ
のように運転時間が長いと布は同一方向へ数回まわるこ
とになり、第９図に示すようにパルセータ−２の近傍に
あり常にパルセータ−２と接触する布のかたまりムと、
洗濯槽１の底部の８部９近傍および平面部１０にありパ
ルセータ−２との接触がおこりにくい布のかたまりＢと
の回転差が拡大され、布のかたまり人とＢの両方に含ま
れている布（たとえばカッター等の長い袖のあるもの）
が媒体となり、布のかたまり人とＢの布が複雑にからみ
合う状態となっていた。

一方、そのからみの対策として、０８時間を短かくして
前述したＡとＢの布の回転差をできる限り少なくしてか
らみを良くすることが考えられるが、この場合、パルセ
ータ−２が小さいた・め布が充分まわらず洗浄性能を満
足することができなかった。したがって、従来は、洗浄
性能を重視していたため、布からみの多い状況となって
いた。そのため、洗濯終了時あるいは布を干す際に布を
ほぐすという力の要する仕事を余儀なくされていた。

また、第１０図に示すように、洗濯槽２２とほぼ同寸法
としたパルセータ−２０内体を鍋型とし、洗濯槽２２の
底部にパルセータ−２０を回転自在に収納するパルセー
タ−収納部２１を設けていた。

しかもこのパルセータ−２０底部には山部２０ａを設け
ていた。しかし、この鍋型のパルセータ−２０では、図
に示すように布がパルセータ−２０内にはいり込んだ状
態となってしまうため、パルセータ−２０を回転させれ
ば布全体が同速度で回転して布からみに対しては有効で
あるが、布Ｆとパルセータ−２０とはほぼ同速度で回転
してしまうため、パルセータ−２０とこすられて洗浄さ
れるということがほとんどない。また、パルセータ−２
０外にある布のかたまりＥにおいてもパルセータ−の山
部２０ｉＬに直接こすれることがないため、布Ｅ、Ｆの
洗浄作用としては布Ｅ、Ｆのこすれしかなく、洗浄性能
が悪いという問題点を有していた。

本発明はこのような問題点を解決するもので、布がから
むことなく、かつ、洗浄性能も充分確保できる洗濯機を
提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、洗濯槽の底部に、
洗濯槽の開口径の最短距離をほぼ直径とするパルセータ
−を収納する凹部状のパルセータ−収納部を形成し、前
記パルセータ−収納部の側壁と前記洗濯槽の側壁とを斜
面でむすび、前記パルセータ−の山部最頂点がパルセー
タ−収納部ヨり高くなるように構成し、前記パルセータ
−反転時限は運転時間を０．８秒〜１．６秒に、休止時
間を０．３秒〜１．０秒の間に設定し、前記時間で左右
回転を交互に繰り返し運転するように構成している。

作用 この構成により、パルセータ−が洗濯槽の底部のほぼ全
体を覆うことになり、布はパルセータ−に均等に常時接
触することができ、運転時間が短かくても布を十分に回
すことが可能となるとともに、布はパルセータ−の山部
にこすれて、全体が同速度で回転することになり、回転
差による布のからみを防止することができる。また、運
転時間が短かいため、布は右→左（左→右）へと振り戻
される回数が増大し、その際の布の衝突による衝撃力に
より、洗浄効果も増大される。以上のことより、布から
みが少なくて洗浄性能にもすぐれた洗濯機を提供できる
。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図〜第６図を参照し
て説明する。第１図および第２図において、１１は洗濯
槽であり、その底部には、洗濯槽１１の底部全体をほぼ
覆うように、洗濯槽１１の開口径の最短距離とほぼ同じ
直径を有したパルセータ−１２が設けられている。この
バルセーターは凹形状をしたパルセータ−収納部１７の
上端より突出するように山部１２ａを形成している。ま
た、前記パルセータ−１２は洗濯槽１１の底部裏面に取
り付けられた回転減速機構部１３の出力軸である洗濯シ
ャフト１４に装着きれている。回転減速機構部１３の入
力側にはインペラプーリー１５が装着されておりＶベル
ト１６を介してモーター（図示せず）からの回転を伝え
ている。一方、洗ａ４？７１１の底面部にはパルセータ
−収納部１７があり、パルセータ−収納部１７の側壁と
洗濯槽１１の側壁１８は傾斜面１９によりつながってい
る。

上記構成において、本実施例ではパルセータ−１２の運
転時間を１．０秒（ＯＮ）、休止時間を０．４秒（０，
７Ｆ）と設定することにより、パルセータ−１２の径大
と相まって効果を発揮している。

つまり、洗濯槽１１の底部がほぼ全体にわたってパルセ
ータ−１２となっているため、第３図に示すように、布
Ｃ，Ｄ全体がパルセータ−１２に接触している状態とな
り、布Ｃ，Ｄ全体がパルセータ−１２の山部１２＆によ
り同速度で回転し、布間に回転差を生ずることがない。

それにより、布のからみは少なくなるが、パルセータ−
１２と布のこすれ・布と洗濯槽１１のこすれは減少し洗
浄性能としては低下が考えられるが、パルセータ−山部
１２１Ｌｉパルセータ−収納部１７より突出させること
によりパルセータ−１２と布との直接的こすれを確保し
、洗浄力を得るとともに、反転時限を小刻みとし、具体
的にはＯＮ時間ヲ１．０秒にＯＦＦ時間ヲ０．４秒とす
る反転時限を採用することにより、右（左）に回ってた
布が極めてわずかな休止時間で左（右）へと反転させら
れる。その時の布間の衝撃により発生する衝撃力により
洗浄力を得ている。この０８時間を長くすると洗浄効果
としては良いのであるが、布のからみが悪くなり、反対
に短かくすると洗浄効果は悪いが、布のからみ具合を判
断する取り出し率が良いという傾向があり、０８時間と
しては０．８秒〜１．６秒が良い。前述の取り出し率と
は投入した布を取り出すの大きい方がからみは少ないこ
とになる。また休止時間においても、長過ぎると布の回
転が止まってしまい衝撃力が弱まり洗浄が悪くなり、反
対に短かくなるとモーターのメタル摩耗あるいは減速機
構の耐久性が問題となり、Ｑ、３秒〜１．０秒が良い。

さらに具体的に説明すると、第６図の構部が布からみと
洗浄を満足できる範囲（洗浄率４０％以上、取り出し率
５０Φ以上）であることから、第４図および第５図から
判断してＯＮ時限としては、Ｏ，ａ秒〜１．４秒が良い
ことがわかる。つまり、第４図において、取り出し率と
して満足できる値である５０％以上を満足している０８
時間は１．４秒までであり、第６図において洗浄率とし
て満足できる値である４ｏ％以上を満足している０８時
間は０．８秒以上であることより、上記設定ＯＮ時間で
ある０、８秒〜１．４秒が設定されたものである。

なお、本発明の実施例では、洗濯槽を有する二槽式洗濯
機において説明しているが、洗濯槽と脱水槽が兼用され
る全自動洗濯機においても同様の効果が得られることは
明らかである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、パルセータ−が洗濯槽の
底部全体を覆うように形成し、かつ、運転時間もｏ、ｓ
秒〜１．４秒、停止時間０．３秒〜１．０秒とした小刻
みな左右繰り返し運転をすることにより、布からみの少
ない洗浄性能も良好な洗曜ヲ行なうことができるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における洗濯槽の平面図、第２
図は同断面図、第３図は同槽内の布の動きを示した断面
図、第４図はパルセータ−のＯＮ時限と取り出し率の関
係を示したグラフ、第６図はパルセータ−のＯＮ時限と
洗浄率を示しだグラフ、第６図は取り出し率と洗浄率の
関係を示したグラフ、第７図は従来例の洗濯槽の平面図
、第８図は同断面図、第９図は同槽内の布の動きを示す
断面図、第１ｏ図は他の従来例の洗濯槽の断面図である
。 １１・・・・・・洗濯槽、１２・・・・・・パルセータ
−１１２１Ｌ・・・・・・山部、１７・・・・・・パル
セータ−収納部、１８・・・・・・側壁、１９・・・・
・傾斜部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１１
−一　−先　濯　槽 １２”°゛パ、ｔ、’ｔ！−タ ーＪ１図 １９−　　傾斜部 第３図 第４図 第５図 取り出し手 ｌ−戊ｌＬａ ２゛−パル℃−ター 第７図 ８−側壁 第８図　　　　　　　２・・・Ｒ＠ １０−平担部 第９図 ＠ｌＯ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗濯槽の底部に、洗濯槽の開口径の最短距離をほぼ直径
   とするパルセーターを収納する凹部状のパルセーター収
   納部を形成し、前記パルセーター収納部の側壁と前記洗
   濯槽の側壁とを斜面でむすび、前記パルセーターの山部
   最頂点がパルセーター収納部より高くなるように構成し
   、前記パルセーター反転時限は運転時間を０．８秒〜１
   ．６秒に、休止時間を０．３秒〜１．０秒の間に設定し
   、前記時間で左右回転を交互に繰り返し運転する洗濯機
   。