JPS6319211Y2 - - Google Patents

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JPS6319211Y2
JPS6319211Y2 JP1980132607U JP13260780U JPS6319211Y2 JP S6319211 Y2 JPS6319211 Y2 JP S6319211Y2 JP 1980132607 U JP1980132607 U JP 1980132607U JP 13260780 U JP13260780 U JP 13260780U JP S6319211 Y2 JPS6319211 Y2 JP S6319211Y2
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JP
Japan
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engine
bonnet
wall
air
cooling air
Prior art date
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JP1980132607U
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English (en)
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JPS5755621U (ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンボンネツト内において、エ
ンジンに対してその機体横一側方から他方にエン
ジン冷却風を強制移送すべく構成すると共に、前
記エンジンボンネツト上に運転座席を設けた作業
車に関する。
上記のように、エンジンボンネツト上に運転座
席を配置し、機体横一側方からエンジン冷却風を
取り入れる従来の構造のものでは、エンジンボン
ネツト部分を運転座席の脚台的に利用し得て、操
縦部空間の利用効率を高め得る点では有用である
が、その反面、運転座席に搭座する運転者の周り
で、殊に、エンジン排熱で昇温されるボンネツト
前側壁から立ちのぼる熱気や、前記冷却風取り込
み側とは反対側から排出される熱風が存在するこ
ととなつて、操縦部環境が悪化するという問題が
あつた。
このような問題を解決するには、例えば、エン
ジンボンネツトの前側壁との間に間隔を隔てて、
さらに、前方側へ、ワラ屑の入り込みを阻止する
防塵網を付設するなどして、ボンネツト前方側か
らもエンジン冷却風を吸引導入するように構成す
ることも考えられるが、このように構成しても、
エンジン冷却風の吸引排出経路が機体横一側方か
ら他方へ向けられている状態では、殆どの吸気が
機体横一側方に向く面側から行われ、前方側から
の吸気は、前記機体横一側方に向く面に近い箇所
のみで行われるに過ぎず、ボンネツト前側壁の面
方向に沿つた風の流れが生じ難いため、結局、前
記防塵網をボンネツト前側壁から比較的大きく離
間させることによつて、つまり、ボンネツト自体
を大型化するか、または、エンジン内装用空間を
極力狭めるかしない限り、前側壁の昇温による熱
気の立ちのぼりを抑制することができないもので
あり、また、排風の熱気処理に関しては、殆ど実
効を認められないものである。
本考案は、エンジンボンネツト構成壁の簡単な
構造改良により、前述の操縦部環境の悪化を抑制
するとともに、その構造改良に際してボンネツト
の大型化などの新たな問題点を生じない状態で、
前側壁の昇温、あるいは、排風熱の影響を避けら
れるようにすることを、その目的とする。
上記目的を達成するための本考案の特徴とする
構成は、エンジンボンネツト内において、エンジ
ンに対してその機体横一側方から他方にエンジン
冷却風を強制移送すべく構成すると共に、前記エ
ンジンボンネツト上に運転座席を設けた作業車に
おいて、前記エンジンボンネツトの外郭壁を構成
する板状の前側壁に空気取入口を穿設すると共
に、前記エンジン冷却風の移送路に対してその始
端側においては隔絶し、かつ、終端部においては
エンジンを冷却した後の冷却風が流れる前記移送
路に連通させた空間を、前記前側壁との間に形成
するための壁体を設けて、前記エンジン冷却風が
エンジンボンネツト外に排出されるに伴い、その
吸引作用により、外気が前記取入口から前記空間
内に導入されると共にエンジンボンネツト外に排
出されるように構成した点にあり、かかる構成か
ら次の作用ならびに効果を奏する。
すなわち、エンジン排熱により、昇温されたエ
ンジンと前側壁との間の暖気が、前記空間を流動
される外気により、ボンネツト外に排除されて、
暖気による前側壁の加熱が防止されるので、又、
壁体の遮へい作用によつて、エンジンからの直接
の輻射熱により前側壁が加熱されなくなるので、
さらには、エンジンンと前側壁が冷却されるの
で、全体として、エンジン排熱のために前側壁が
昇温される事を効果的に抑制できる。
また、前記空間を流れる外気は、エンジンを冷
却した後の排風に合流されるので、その排風の温
度を低減するためにも役立ち、高温の排風の熱的
影響が運転座席上の運転者に及ぶのを抑制するに
も効果的である。
そしてまた、前記空間を形成するのに、ボンネ
ツト前側を、殆ど全体が開放されたものに等しい
防塵網とするのではなく、防塵網に比べては比較
的多くの遮蔽部分を備えるところの、板状の前側
壁に空気取入口を穿設する構造としたものである
から、前記空間の出口側での吸引作用に伴つて、
空間内に前側壁の面方向に沿つた風の流れを誘起
し易く、従つて、前側壁とその内部の壁体との間
隔を充分に狭めても、前側壁への熱の伝達を確実
に低減し易いものである。つまり、前方側からの
冷却風の取り込みに際して、取り込んだ冷却風
を、エンジン冷却風の移送路の始端側へ流入させ
るのではなく、ワラ屑が入り込んでもエンジンと
接触して燃焼するなどの危険のない、移送路終端
側へ合流させるので、防塵網に代わる孔あき板状
の壁を用いることができ、上記の作用を発揮でき
るのである。
以上の作用を得た結果、本考案のものは、ボン
ネツト前側壁から熱気が立ちのぼること、排風の
熱気がそのまま運転座席側に及ぶこと等の、エン
ジン排熱による操縦部環境の悪化を確実に回避し
やすい利点があり、また、そのために工夫したボ
ンネツト構成壁の構造によつて、ボンネツト自体
が極端に大型化するなどの不都合を招くことも、
ボンネツト前側壁の壁面に沿つた風の流れを積極
的に誘起することで解消し得たものである。
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示すように、クローラ式走行機体に、
搭乗型運転部、原動部、脱穀部1を搭載すると共
に、機体走行に伴い、植立穀稈を引起こすと共に
刈取り、刈取穀稈を前記脱穀部1の始端部に供給
する刈取処理部2を、前記走行機体の前部に連結
して、コンバインを構成してある。
前記運転部に運転座席3を設けるに、第1図及
び第2図に示すように、原動部のエンジンボンネ
ツト4の上に設けてある。
そして、第2図及び第3図に示すように、前記
エンジンボンネツト4の外郭壁の一部を構成する
板状の前側壁4aに、その打出し加工により空気
取入口5を形成する一方、回転フアン6によりエ
ンジン冷却用ラジエータ7に冷却風を供給させる
ための除塵具付ダクト8、及び、前記前側壁4a
とエンジンEの間に配設した板金9から成る壁体
10と、前側壁4aとの協働により、前記フアン
6によりエンジンEに対してその機体横一方に配
設された前記ラジエータ7側から他方に配設され
た排風口11に強制移送されるエンジン冷却風の
移送路Aに対して、その始端側において隔絶し、
かつ、終端部において連通させた空間Sを形成し
て、エンジン冷却風がボンネツト4外に排出され
るに伴い、その吸引作用により、外気が前記取入
口5から前記空間S内に導入されると共に、エン
ジンボンネツト4外に排出されるように構成し
て、エンジン排熱により昇温された前側壁4aと
エンジンEの間の熱気が、空間Sを流動される外
気によつて、ボンネツト4外に排出され、又、エ
ンジンEから前側壁4aへの輻射熱が壁体10に
より遮断され、さらには、空間Sを流動させる外
気によつて前側壁4aが冷却され、全体としてエ
ンジン排熱による前側壁4aの昇温が抑制され、
さらに、前記空間Sを流れる風は、エンジンEを
冷却し終えたことによつて昇温したエンジン冷却
風に対して合流され、そのエンジン冷却風の温度
を低減するためにも役立つように、前記壁体10
の終端部側で前記空間Sと移送路Aとが連通接続
されるように構成してある。
尚、本考案は、土工車、運搬者等各種作業車に
も適用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車の実施例を示し、第
1図はコンバイン前部の側面図、第2図は座席取
付部の側面図、第3図は同縦断平面図である。 3…運転座席、4…エンジンボンネツト、4a
…前側壁、5…空気取入口、10…壁体、A…移
送路、E…エンジン、S…空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンボンネツト4内において、エンジンE
    に対してその機体横一側方から他方にエンジン冷
    却風を強制移送すべく構成すると共に、前記エン
    ジンボンネツト4上に運転座席3を設けた作業車
    において、前記エンジンボンネツト4の外郭壁を
    構成する板状の前側壁4aに空気取入口5を穿設
    すると共に、前記エンジン冷却風の移送路Aに対
    してその始端側においては隔絶し、かつ、終端部
    においてはエンジンEを冷却した後の冷却風が流
    れる前記移送路Aに連通させた空間Sを、前記前
    側壁4aとの間に形成するための壁体10を設け
    て、前記エンジン冷却風がエンジンボンネツト4
    外に排出されるに伴い、その吸引作用により、外
    気が前記取入口5から前記空間S内に導入される
    と共にエンジンボンネツト4外に排出されるよう
    に構成してある事を特徴とする作業車。
JP1980132607U 1980-09-17 1980-09-17 Expired JPS6319211Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980132607U JPS6319211Y2 (ja) 1980-09-17 1980-09-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980132607U JPS6319211Y2 (ja) 1980-09-17 1980-09-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5755621U JPS5755621U (ja) 1982-04-01
JPS6319211Y2 true JPS6319211Y2 (ja) 1988-05-30

Family

ID=29492837

Family Applications (1)

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JP1980132607U Expired JPS6319211Y2 (ja) 1980-09-17 1980-09-17

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JP (1) JPS6319211Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56154225U (ja) * 1980-04-18 1981-11-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5755621U (ja) 1982-04-01

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