JPS63191508A - 電動式チヤツク装置 - Google Patents

電動式チヤツク装置

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JPS63191508A
JPS63191508A JP2388687A JP2388687A JPS63191508A JP S63191508 A JPS63191508 A JP S63191508A JP 2388687 A JP2388687 A JP 2388687A JP 2388687 A JP2388687 A JP 2388687A JP S63191508 A JPS63191508 A JP S63191508A
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JP
Japan
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screw nut
shaft
gear
spiral gear
chuck
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Application number
JP2388687A
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English (en)
Inventor
Toshio Aramaki
荒巻 俊雄
Mitsuo Izumi
泉 光男
Yasumitsu Nakayama
中山 泰光
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、旋盤等における工作物のチャッキングを行
う電動式チャック装置に係わり、特に、長尺な工作物の
チャッキングが可能な電動式チャック装置に関する。
「従来の技術」 従来、旋盤等において工作物のチャッキングを行うチャ
ック装置は、油圧機構または空気圧機構によるものが一
般的である。第5図は、前記従来の油圧式チャック装置
の一例を示すもので、油圧装置Iから回転油圧シリンダ
2内に油を圧入することでピストン3を往復駆動し、こ
れにより旋盤の主軸(スピンドル軸)4aの軸心中空部
に軸方向移動自在に挿入されたドローバ−4を往復動さ
せて、チャック5の先端部に設けられた複数個の爪6(
図では1gのみ図示しである)をチャック5の径方向に
伸縮動させることで、図示せぬ工作物をチャック5の爪
6により把持するようになっている。ここで、前記ドロ
ーバ−4の軸方向の往復動を爪6の径方向の伸縮動に変
換するためには、カム、テーパ等の動作変換機構が用い
られる。なお、図中符号7はドローバ−4の移動方向を
切り換えるための切換弁である。
一方、チャックの駆動源を電動機等とする電動式チャッ
ク装置については未だ試作段階を出ず、商品として市場
に供用されているものは無い。但し、幾つかの発明、考
案が特開昭51−45111.53−19830.50
−24464号、実開昭56−29050.54−53
95.53−38207号等に開示されている。これら
の公報記載の発明または考案の主張点は次のようなもの
である。
■メカニズム改良による把握性能の向上■チャッキング
終了の信号出力 ■モータトルクの段階的調整 ■爪の開閉度検知 「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、前記従来のチャック装置には、次に挙げ
るような問題点があった。
■ チャックの把持力を無段階に調整することができな
いため、各種工作物に最適な把持力を選定することが難
しい。
■ チャックの把持力を定量的に把握、確認することが
できないため、チャックの爪が不均等に工作物を把持し
てもこれを検出することができない。
■ チャック駆動用のシリンダ等駆動手段は旋盤等の主
軸(スピンドル軸)と同軸上に配置されているので、長
尺な工作物の把持ができない。
この発明は、前記問題点に鑑みてなされたもので、把持
力を無段階で広範囲に調整できると共に、この把持力を
定量的に把握でき、かつ、長尺な工作物の把持を可能と
する電動式チャック装置の提供を目的としている。
「問題点を解決するための手段」 前記問題点を解決するために、この発明は、電動機を駆
動源とする駆動手段によって牽引軸をその軸方向に往復
動させることによりチャック爪を開閉ずろようにした電
動式チャック装置において、前記牽引軸を中空筒状に形
成すると共に、この牽引軸の外周に前記駆動手段によっ
て回動されるスクリューナツトを螺合させ、かつ前記駆
動手段の出力軸と前記牽引軸とを互いにその軸線を違え
て配置すると共に、駆動手段の出力軸と前記スクリュー
ナツトとの間に、この駆動手段からの駆動力をスクリュ
ーナツトに伝達する駆動力伝達機構を介在させ、さらに
前記スクリューナツトに軸方向の変位置を測定する変位
測定手段を設けたような電動式チャック装置を構成して
いる。
ここで、前記駆動力伝達機構は、内周面にねじが刻設さ
れて前記駆動手段の出力軸と連動する回転体と、前記歯
車の内周面に螺合して前記スクリューナツト外周に摺動
自在に挿入されたスパイラル歯車と、このスパイラル歯
車の螺進方向nq方に設けられて前記スクリューナツト
外周に螺合されたクラッチハブとから構成することが好
ましい。更に言えば、前記スパイラル歯車のクラッチハ
ブに対向する側面に周方向に延在する凹凸を形成してお
くと共に、前記クラッチハブのスパイラル歯車に対向す
る側面にスパイラル歯車の凹凸に嵌合する凹凸を形成し
、さらに前記スパイラル歯車とクラッチハブとの間に弾
性部材を介在さけておくことが好ましい。
「作用 」 この発明によれば、変位検出手段からの出力信号によっ
てチャック爪の把持力をリアルタイムに検出しながら、
電動機の出力トルクを調整できるので、この把持力を無
段階に調整することが可能となると共に、把持力を定量
的に把握、確認することができる。また、駆動手段の出
力軸と牽引軸とが互いにその軸線を違えて配置されてい
ると共に、牽引軸外周に螺合されたスクリューナツトと
駆動手段との間には、この駆動手段からの駆動力をスク
リューナツトに伝達する駆動力伝達機構が介在されてい
るので、牽引軸を中空筒状に形成することが可能となる
「実施例」 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例である電動式チャック装置
の要部の構成を示す部分断面図、第2図は同一部を切欠
した左側面図、第3図は同電動式チャック装置の電気的
構成を示すブロック図である。
これらの図において、符号11は誘導電動機であり、こ
の誘導電動機11の回転数は光学的回転検出器12によ
って検出され、電気信号として外部に取り出される。
誘導電動機11の出力軸11a先端にはピニオン歯車1
3が取り付けられ、このピニオン歯車I3はアイドル歯
車14を介して略環状の大歯車15に噛合、連結されて
いる。この大歯車I5には、その右側端部から軸線方向
に延在ずろ凹周溝15aが形成されると共に、この四周
’tri 15 a外周壁とケーシング35先端(第1
図中左端)に形成された円筒状の縮径部35a外周壁と
の間にボールベアリング16が介在されることで、大歯
車I5がケーシング35に回動自在に支持されている。
なお、この大歯車15及び前記誘導電動機11の出力軸
11aは、これらの軸線が互いに平行となるように配置
されている。また、前記アイドル歯車14、大歯車15
は、各々の歯数が前記ピニオン歯車13の歯数と一定の
比率をしつように設定され、これにより誘導電動機11
かろの回転が一定の減速比をもって大歯車15に伝達さ
れることになる。
大歯車15の内周壁には雌ねじが刻設されていると共に
、この大歯車15内部には、これと軸線を−にする環状
のスパイラル歯車17が螺合されている。このスパイラ
ル歯車17は、ニードルベアリング18を介して中空筒
状のスクリューナツト25に回動自在に軸支されている
。このスクリューナツト25には、その基端部(第1図
中右端部)内周面に雌ねじが刻設されて、これが旋盤等
の主軸たるスピンドル軸38の軸心中空部に挿入された
筒状のドロ−チューブ39先端部に螺着、固定されてい
る。ここで、前記大歯車15内部に形成される雌ねじは
、スラスト分力の最も大きいねじれ角を有するような雌
ねじであることが好ましい。
スクリューナツト25には、前記スパイラル歯車17を
挾んで環状の爪クラツチハブ20.21がキー結合され
ている。スパイラル歯車17の両端面周縁部には、複数
個のラチェット17a、17a、・・・が形成されてい
ると共に、爪クラツチハブ20.21のスパイラル歯車
17に対向する側面には、前記風17a 117a 、
・・・に嵌合する爪20a、21a、・・・が形成され
ている。そして、これら爪17a、20a、21aは、
スパイラル歯車17の螺進に伴う一方向の回転のみをそ
れぞれ爪クラツチハブ20.21に伝達するように形成
されている。これら爪17a、20a、21aの形状の
一例としては、鋸歯状の爪の一方のテーパ而が緩やかに
形成され、かつ他方のテーパ而が直角に形成されたよう
なものが挙げられる。
スパイラル歯車17とスクリューナツト25との間には
、このスパイラル歯車17内径よりやや小さな外径を何
する環状のグリースガイド19.19が、前記ニードル
ベアリング18を挟持するように嵌入されている。そし
て、これらグリースガイド19.19と前記爪クラツチ
ハブ20121との間には、それ゛ぞれスプリング22
.23が介在されている。ここで、以上の構成において
、ピニオン歯車13、アイドル歯車14、大歯車I5、
スパイラル歯車17、爪クラツチハブ20.21及びス
プリング22.23は、誘導電動機Ilからの出力トル
クをスクリューナツト25に伝達する駆動力伝達機構5
0を構成している。
スクリューナット25中間部外周には、その両端部が閉
塞された筒状のゲージフレーム33が取り付けられ、こ
のゲージフレーム33は、旋盤等の主軸たるスピンドル
軸38先端に取り付けられたスパイダ37先端にねじ止
めされている。この結果、ゲージフレーム33はスピン
ドル軸38と一体に回転する。なお、ドローチューブ3
9とスピンドル軸38とは図示されぬ部分で連結され、
スピンドル軸38が回転する時、すなわち工作物加工時
には、ゲージフレーム33、スピンドル軸38及びスパ
イダ37がドローデユープ39と一体に回転するように
なっている。
このゲージフレーム33には、段部33cを介して大径
部33aと小径部33bとが形成されて ′いる。ゲー
ジフレーム33両端部とスクリューナツト25との間に
は、ベアリングスリーブ28.29を介してスラストベ
アリング30.31が嵌入されている。また、スクリュ
ーナツト25には、このゲージフレーム大径部33a内
で径方向に膨出するフランジ部25aが形成されている
。このフランジ部25aと前記ベアリングセル28.2
9との間には複数の皿ばねを背中合わせにしてなる皿ば
ね26.27が被嵌されている。フランジ部25aには
、その周方向に間隔を置いて貫通孔が穿設されていると
共に、この貫通孔内には与圧ばね32が挿入され、この
与圧ばね32が前記器ばね26.27をスクリューナツ
ト25軸方向に付勢することで、これら皿ばね26.2
7のガタ付きが無くされると共に、スラストベアリング
30.31がゲージフレーム33両端部に密着される。
ゲージフレーム33の段部33cには、その周方向に間
隔を置いて貫通孔33dが穿設されていると共に、前記
ケーシング35には、ゲージフレーム33の貫通孔33
dを通して前記スクリューナツトフランジ部25aを臨
む位置に光電式近接センサ40が取り付けられている。
この近接センサ40は、ゲージフレーム33の貫通孔3
3eを通してスクリューナツトフランジ部25a及び近
接センサ40間の距離を測定し、以てスクリューナツト
25の変位量を測定する機能を有する。
また、このケーシング35のゲージフレーム大径部33
a側方には、ゲージフレーム33位置決め用のソレノイ
ド44が取り付けられている。このソレノイド44の可
動軸4’4a先端には、ゲージフレーム33と平行な回
動軸を有するピン42によりピン接合された位置決めレ
バー41が配設され、このレバー41の一端はソレノイ
ド44への通電によりゲージフレーム33に近接される
と共に、ソレノイド44の通電が遮断されるとレバー4
1他端に設けられたスプリング43によりゲージフレー
ム33から離間されるように構成されている。このレバ
ー41のゲージフレーム33に近接する側には爪41a
が設けられていると共に、ゲージフレーム33外周には
、その貫通孔33dか前記近接センサ40と前記スクリ
ューナット7ランジ部25aとの間に位置した際に前記
レバー41の爪41aに係止してゲージフレーム33の
位置決めを行う爪33eが突設されている。なお、この
爪33eは、前記レバー41の爪41aに嵌合する凹部
であっても良い。
次に、第3図において、近接センサ40からの出力は増
幅器40aによって増幅され、インターフェイス(1/
F )62を介してCPU63に送出される。また、回
転検出器12の出力はインク−フェイス(1/F )6
4を介してCPU63に   ゛供給される。更に、チ
ャック把持力の基準値やチャック爪の移動方向(内ばり
時はチャック径の外方、外ぼり時はチャック径の内方)
を入力するための入力装置65がインターフェイス(1
/F )66を介してCPU63に接続されている。こ
こで、人力装置65は、キーボードとこのキーボードか
ら入力したデータを表示するLED表示装置とからなっ
ている。また、前記インターフェイス66にはデジタル
表示装置70が接続されており、チャック把持力が数値
表示されるようになっている。
CPU63は前記各入力データと近接センサ40からの
フィードバック信号とによって誘導電動機11への供給
電流の大きさを決定し、これをD/A変換器67に供給
する。D/A変換器67は、CPU63から供給された
デジタル信号をアナログ信号に変換してモータ制御装置
68に供給する。
このアナログ信号に基づいてモータ制御装置68は、双
方向サイリスタの点弧角をコントロールして、交流電源
を位相制御し、誘導電動機11に供給する電流をコント
ロールする。
次に、各項別に本実施例の動作を説明する。
■チャック爪の締め動作及び緩め動作 誘導電動機11が駆動されると、この出力トルクは、ビ
ニオン歯車13、アイドル歯車14を経て大歯車15に
伝達され、この大歯車15が一方向に回転することで、
大歯車15内部に螺合されたスパイラル歯車17が、自
身で回転しつつスプリング23(あるいは22 )を押
圧しながらスクリューナット25外周上を摺動して一方
向に螺進する。次に、このスパイラル歯車l゛7′の一
側面が爪クラツチハブ20(あるいは21つの側面に当
接すると、これらの爪17a、20a(あるいは21a
)が互いに係合し、これによりスパイラル歯車17の回
転力が爪クラツチハブ20(あるいは21 )を介して
スクリューナツト25に伝達されろ。そして、このスク
リューナツト25の回転により、これに螺合するドロー
チューブ39がその軸方向に移動することで、ドロ−チ
ューブ39基端部に設けられたチャック爪の締め動作あ
るいは緩め動作が行なわれる。なお、このドローチュー
ブ39の軸力をチャック爪に伝達する変換機構は、従来
と全く同様であるので図示、説明を共に省略する。
ここで、前記チャック爪の締め、緩め動作はスクリュー
ナツト25の回転方向によって決定される。従って、誘
導電動機11の回転方向の正逆により、チャック爪の締
め及び緩め動作のいずれかを行うことができる。
また、この段階ではスクリューナツト25に軸方向の外
力が付与されていないので、皿ばね26.27の作用に
よりスクリューナツト25のフランジ部25aはスラス
トベアリング30.31の略中間に位置し、これにより
スクリューナツト25とゲージフレーム33との相対的
位置関係が保持されている。
■締め付は力の保持 まず、ソレノイド44に通電して、レバー41をゲージ
フレーム33に近接させる。この状態で、誘導電動機1
1をチャック爪の締め動作を行う方向に回転させてスク
リューナツト25を一方向に回転させると、ドローチュ
ーブ39は第1図中左方に移動する。この時、ゲージフ
レーム33はスクリューナツト25に連れ回りするが、
その爪33eが前記レバー41の爪41aに係止される
ことで軸回りの位置が固定され、この状態で変位センサ
40によるスクリューナット25変位量検出が可能とな
る。そして、チャック爪が工作物を把持すると、ドロー
チューブ39の移動が制止される。この時点で、更に誘
導電動機11に電流を加え、スクリューナツト25に適
切なトルクを与え続けると、ドローチューブ39の移動
が制止されていることから、スクリューナツト25は自
身で回転しつつ第1図中右方に螺進して皿ばね27に変
形を与える。そして、このスクリューナツト25の右方
への変位量は変位センサ40によって検出される。
この時点で誘導電動機11への電流を切れば、ドローチ
ューブ39の雄ねじの摩擦トルクと皿ばね27の弾性力
とが拮抗して、この皿ばね27の変形が保持される。こ
れにより、ドローデユープ39には皿ばね27の弾性力
に起因する第1図中左方への引張力が作用されるので、
誘導電動機llにより常時スクリューナツト25にトル
クを与えなくとも、工作物を把持し続けるだけのトルク
がチャック爪に付与されることとなる。また、誘導電動
機11への電流を切ると、スパイラル歯車17は、スプ
リング23(あるいは22 )の弾性力により爪クラツ
チハブ20.21間の中央部に押し戻されつつ、大歯車
I5、アイドル歯車14、ビニオン歯車13、及びこれ
に連結された誘導電動機itのロータを空転させる。こ
れにより、誘導電動機1.1への電流を切れば、この誘
導電動機11とスピンドル軸37とが切り離されて、誘
導電動機11が連れ回りするのが防止される。
■ドローチューブ39の引張力の検出 皿ばね27(あるいは皿ばね26であるが、以下の説明
では皿ばね27の方についてのみ説明する。皿ばね26
についても同様である。)が変形されると、反力ずなわ
ち皿ばね27の弾性力は2方向に伝達される。一方は、
前述の如くドローチューブ39の引張力としてチャック
爪に伝達され、この力が工作物を把持する。また他方は
、ベアリングスリーブ29を介してスラストベアリング
31のインナーレース→ベアリングローラ→スラストベ
アリング3!のアウターレース→ゲージフレーム33と
いう経路を経て、スパイダ37を介してスピンドル軸3
8に伝達されろ。なお、この反力はさらにスピンドル軸
38の軸受を経て旋盤等の本体に至る。
従って、前記反力の経路にある皿ばね27の撓み量はド
ローチューブ39の引張力に比例するので、皿ばね27
の撓み量すなわちスクリューナツト25の変位量を前記
近接センサ40により測定すれば、ドローチューブ39
の引張力が検出できることになる。この近接センサ40
からの信号は増幅器40aによって増幅された後、イン
ターフェイス62を介してCPU63に供給される。C
PU63は、この信号を予め設定された基準値と比較し
て動作信号を得、この動作信号に基づいて操作信号を演
算してD/A変換器67に送り、I) /A変換器67
はこれをアナログ信号に変換してモータ制御装置68に
送り、モータ制御装置68はアナログ信号に変換された
操作信号に基づいて誘導電動1stを位相制御する。こ
うして、誘導電動機2の出力トルクは近接センサ40か
らの信号によってフィードバック制御され、チャック把
持力が基準値と一致されるように自動制御される。
なお、前記基準値の設定は入力装置65から行なわれる
■締め付はトルクの調整 前述の如く本実施例においては、変位センサ40の出力
に基づいて誘導電動機11の出力トルクがコントロール
され、チャック把持力が予め定められた基準値と一致す
るように無段階にフィードバック制御される。以下、第
4図を参照してこの制御の具体的方法について説明する
チャックに工作物を臨ませて誘導電動機tiを始動する
と、この誘導電動機11はチャック爪が工作物に当接す
るまでアイドル回転する。そして、チャック爪が工作物
を把持し始めると、皿ばね27が押圧されて撓み始める
。これが第4図の時刻t0〜し、の間である。ここで、
前記アイドル回転中における誘導電動機11の回転数が
必要以上に高、 いと、回転系のイナーシャによって皿
ばね27にインパクトが与えられ、微細な把持力の調整
が行いにくい。このため、作業能率の許す限りアイドル
回転数は低いほうが望ましく、従って、モータ制御装置
68によって誘導電動機11への供給電流を適宜位相制
御することにより、誘導電動機IIの回転数を調整する
必要が生じる。回転検出器I2はこのために設けられた
ものである。
さて、皿ばね27が撓み始めて変位センサ40からの出
力が発生すると、CPU63はこれを検出して誘導電動
機Ifへの供給電流を−Hオフする(同図(C))。誘
導電動機11は、時刻t、から時間′raの間イナーシ
ャによって回転し、時刻t。
に停止する。この時間′raの問罪ばね27の変形が進
み、加圧力は同図(a)に示すように若干増加する。
誘導電動機11停止から時間’r b経過した時刻(、
に、CPU63は誘導電動機11に再度電流を供給する
。これにより誘導電動機11に拘束トルクが発生してド
ローチューブ39が牽引され、スクリューナツト25の
変位量が増加する。そして、CPU83は変位センサ4
0からのフィードバック信号を照合しながら、チャック
の把持力が基準値になる時刻t4まで誘導電動機11に
電流を供給する。この間、誘導電動JfAllの拘束ト
ルクの調整は、モータ制御装置68がこの誘導電動ji
/!Allの位相制御を行うことによって遂行される。
こうして、チャック把持力が予め設定された基準値にな
ったら、ソレノイド44への通電を遮断してゲージフレ
ーム33の軸回りの回動抑止を解放した後、スピンドル
軸38を回転して工作物の加工を行えば良い。
従って、本実施例によれば次に挙げるような優れた効果
を奏することができる。
■ 誘導電動機11の出力軸11aとチャック爪を開閉
するためのドローチューブ39とが同軸上に配設されて
おらず、かつ、これら誘導電動機11とドロ−チューブ
39外周に螺合するスクリューナツト25との間には、
誘導電動機11からの出ツノトルクをスクリューナツト
25に伝達するためのビニオン歯車13、アイドル歯車
14、大歯車+5、スパイラル歯車17、爪クラツチハ
ブ20.21及びスプリング22.23からなる駆動力
伝達機構50が介在されているので、このドローチュー
ブ39を中空筒状に形成することで、長尺な工作物の把
持が可能となる。
■ スクリューナツト25の変位量を検出する変位セン
サ40が設けられているので、チャック爪による工作物
把持時に、このスクリューナツト25の変位量を常時監
視することでチャックの把持力を定量的に把握、確認す
ることが可能となると共に、チャックの把握力を無段階
に調整することかできる。
■ 而述の如く、誘導電動機11とドローデユープ39
とが同軸上に配設されていないので、電動式チャック装
置の全長が短くなる。
特に、本実施例の電動式チャック装置、y1.において
は、スパイラル歯車17及び爪クラツチハブ20.21
の爪17a、20a121aの係合により、誘導電動機
11の回転力がスクリューナツト25に伝達されるので
、スピンドル軸37の高速回転に対して乙振動対策を施
さずに十分対応することが可能である。また、重連の如
く、誘導電動機11からの出力トルクの付与及び遮断に
従って、スパイラル歯車17は自動的に爪クラツチハブ
20.21と係合あるいはスプリング22.23の作用
により係合を解除するので、誘導電動機IIとスピンド
ル軸37とが自動的に接続あるいは切り離されて、誘導
電動機11かスピンドル軸37に連れ回りするのが防止
される。よって、その制御が大変簡易となる。
なお、本実施例には次のような変形例が考えられる。
■ CPUにフロッピディスク装置等の記憶装置を接続
すれば、加工データを記憶することができる。
■ 他の自動装置と連動するように、インターフェイス
を取ることができる。
■ 最適チャック把持力の追求により、この面でCA 
M (Computer A 1ded Manufa
ct’uring )に発展する可能性を秘めている。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、次に示
すような優れた効果を奏する。
■ 駆動手段の出力軸とチャック爪を開閉するための牽
引軸とが同軸上に配設されておらず、かつ、これら駆動
手段の出力軸と牽引軸外周に螺合されたスクリューナツ
トとの間には、駆動手段からの駆動力を牽引軸に伝達す
るための駆動力伝達機構が介在されているので、この牽
引軸を中空筒状に形成でき、よって長尺な工作物の把持
が可能となる。
■ 牽引軸の外周に螺合されたスクリューナツトの変位
mを検出する変位測定手段か設けられているので、チャ
ック爪による工作物把持時に、このスクリューナツトの
変位量を常時監視することでチャックの把持力を定量的
に把握、確認することが可能となると共に、チャックの
把握力を無段階に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である電動式チャック装置
のアクヂュエータユニットの構成を示す部分断面図、第
2図は同一部を切欠した左側面図、第3図は同電動式チ
ャック装置の電気的構成を示すブロック図、第4図は同
電動式チャック装置の締め付はトルクの調整動作を説明
するためのタイムヂャート、第5図は従来の油圧式チャ
ック装置の構成を示す断面図である。 II・・・・・・誘導電動機、lla・・・・・・出ツ
ノ軸、I5・・・・・・大歯車(回転体)、17・・・
・・スパイラル歯車、!7a・・・・・・爪(凹凸)、
20.2I・・・・・爪クラブヂハブ(クラッヂハブ)
、20a、21a・・・・・・爪(凹凸)、22.23
・・・・・・スプリング(弾性部材)、25・・・・・
スクリューナツト、39・旧・・ドローデユープ(牽引
軸)、40・・・・・・変位センサ(変位測定手段)、
50・・・・・・駆動力伝達機構。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電動機を駆動源とする駆動手段によって牽引軸を
    その軸方向に往復動させることによりチャック爪を開閉
    するようにした電動式チャック装置において、前記牽引
    軸は中空筒状に形成されていると共に、この牽引軸の外
    周には前記駆動手段によって回動されるスクリューナッ
    トが螺合され、かつ前記駆動手段の出力軸と前記牽引軸
    とは互いにその軸線を違えて配置されていると共に、駆
    動手段の出力軸と前記スクリューナットとの間には、こ
    の駆動手段からの駆動力をスクリューナットに伝達する
    駆動力伝達機構が介在され、さらに前記スクリューナッ
    トにはその軸方向の変位量を測定する変位測定手段が設
    けられていることを特徴とする電動式チャック装置。
  2. (2)前記駆動力伝達機構は、内周面にねじが刻設され
    て前記駆動手段の出力軸と連動する回転体と、前記歯車
    の内周面に螺合して前記スクリューナット外周に摺動自
    在に挿入されたスパイラル歯車と、このスパイラル歯車
    の螺進方向前方に設けられて前記スクリューナット外周
    に螺合されたクラッチハブとを備え、かつ、前記スパイ
    ラル歯車のクラッチハブに対向する側面にはその周方向
    に延在する凹凸が形成されていると共に、前記クラッチ
    ハブのスパイラル歯車に対向する側面にはこのスパイラ
    ル歯車の凹凸に嵌合する凹凸が形成され、さらに前記ス
    パイラル歯車とクラッチハブとの間には弾性部材が介在
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の電動式チャック装置。
JP2388687A 1987-02-04 1987-02-04 電動式チヤツク装置 Pending JPS63191508A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001191227A (ja) * 1999-11-16 2001-07-17 Etp Transmission Ab ハイドロメカニカル・チャック用取付工具
WO2003052297A1 (fr) * 2001-12-14 2003-06-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Convertisseur de poussee
JP2011235436A (ja) * 2010-05-04 2011-11-24 Karl Hiestand クランプ装置
JP2013022725A (ja) * 2011-07-19 2013-02-04 Karl Hiestand 機械工具用クランプ装置

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