JPS6319136Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6319136Y2
JPS6319136Y2 JP6887283U JP6887283U JPS6319136Y2 JP S6319136 Y2 JPS6319136 Y2 JP S6319136Y2 JP 6887283 U JP6887283 U JP 6887283U JP 6887283 U JP6887283 U JP 6887283U JP S6319136 Y2 JPS6319136 Y2 JP S6319136Y2
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JP
Japan
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layer
wound
mast
winding angle
winding
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Expired
Application number
JP6887283U
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English (en)
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JPS59174229U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフイラメントワインデング法によつて
製造される繊維強化プラスチツク製セイルボード
用マストに関するものであり、マストの操作性が
良好でかつ強風下での帆走性能に優れたセイルボ
ード用マストを提供するものである。
〔従来の技術〕
従来のセイルボードマストはアルミニウム製と
ガラスクロス類を使用した繊維強化プラスチツク
製の2種類が主に使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来技術において、前者は比
重が2.7程度であるためマストとしての重量が重
くなり、不安定なセイルボードの上で操作する場
合は、決定的な悪影響を及ぼす。特に競技中に転
倒した場合、倒れたマストを引上げる場合、重く
時間を要すため、最大の欠点となる。また、後者
は、軽量で操作性は良いが、製法上一定のテーパ
ーマンドレル上に朱子織クロスにエポキシ樹脂や
ポリエステル樹脂を含浸させ、半硬化状態にした
クロスを熱ロールでマンドレル上に巻付けるか液
状樹脂をクロスに含浸させ直接ハンドレイアツプ
でマンドレルに巻付けるかの、いずれかの方法で
製造される。これらの方法で製品化されたセイル
ボード用マストは、マンドレル上に巻付ける際ク
ロスに巻しわが発生し、その部分が欠陥となつて
強度にバラつきが生じ折損事故の原因となつてい
る。又樹脂分が36%〜50%と高くなるため曲げ剛
性が強く、フイラメントワインデング品より、タ
ワミ剛性がない。更にこれらの欠点をカバーする
ために部分的に補強したマストもあるが重量が重
くなり操作性に難点があるし、外観上の美観を損
なうといつた問題がある。
本考案はかゝる欠点を解決するために、フイラ
メントワインデング法により比較的曲げ剛性と強
度の必要としないマストの中間部分より細径部を
2層構成にし、曲げ強さと剛性を最も必要とする
太径部からブームが取りつけられる中央部を3層
ないし4層構成にしたセイルボード用マストであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案を、実施例に対応する第1図乃至第4図
を用いて説明すると、熱硬化性樹脂を含浸した補
強繊維を捲回して製したテーパ管状体からなるセ
イルボード用マストにおいて、少くともその全長
が5゜〜30゜巻角度でまかれた第1層2と60゜〜85゜の
巻角度でまかれた第2層3を有し、かつ太径部か
らほゞ中央部までが45゜〜80゜の巻角度でまかれた
第3層4と太径部が75゜〜85゜の巻角度でまかれた
第4層5とからなるセイルボード用マストであ
る。
〔実施例〕
以下本考案を実施例を示した図面に基ずき説明
すると第1図において1はフイラメントワインデ
ング法によつて製され、根元から先端にかけてテ
ーパを有する中空円筒体からなり、太径部Aは第
2図に2,3,4,5で示すごとくそれぞれ巻角
度を異にする4層構成とされ太径部よりほゞ中央
にかけてのB部は第3図に2,3,4で示すごと
く3層構成、B部より先端にかけてのC部は第4
図に2,3で示すごとく2層構成とされる。各層
の巻角度は第1層(最内層)は円周方向の強度を
出すため60゜〜85゜の巻角度とし第2層は曲げ強度
を出すため5゜〜30゜の巻角度とする。B部は曲げ
強さと剛性を最も必要とする部分であり前記第2
層の上に更に45゜〜80゜の巻角度で必要量捲回され
肉厚は1.5倍程度にする。更に太径部の末端はセ
イルボードのマストテツプに取付けられるため最
も引裂力を必要とする部分であり、70゜〜85゜の巻
角度で捲回積層されその巾は通常150〜500mmの範
囲である。
本考案のマストに用いられる補強繊維としては
ガラス繊維や炭素繊維あるいは芳香族ポリアミド
繊維等の一種又はそれらの組合せて用いることが
でき、また含浸用樹脂としてはエポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、フエノール樹脂等を用い
ることができる。
かゝるマストはフイラメントワインデング法に
よつてなされ、その一例を示せば巻機上に取付け
たマンドレル(太径46φ×細径25φ長さ4700mm)
を回転させながらエポキシ樹脂(東都化成(株)製
YD−128)或はポリエステル樹脂(日立化成工
業(株)製PS−6000)のはいつた樹脂バス内を通過
し含浸したガラスロービング(富士フアイバー(株)
製FER−1150)をマンドレルに巻付ける。第1
層目は60゜〜85゜の巻角度でマンドレル全面に渡つ
て1プライ巻き付ける。第2層目は巻ピツチを
300〜900mmのヘリカル巻とし巻角度5゜〜30゜で合
計4プライ巻付ける。次に3層目は太径側からマ
ンドレルの中間約2000mmの範囲にわたつて45゜〜
80゜の巻角度でヘリカル巻し6プライ巻付ける。
更に太径側より300mmの範囲を75゜〜85゜の巻角度
で4プライ巻付け、フイラメントワインデングを
終了する。以上の巻作業完了後、表面にポリエス
テルフイルムで全面巻きし120℃の硬化炉で3時
間硬化し更に150℃で3時間アフターキユアーし
脱形してセイルボードマストの素材が得られる。
この素材を太径側外径が51φ細径側外径が29φに
なるよう研削加工し水洗、乾燥後塗装(ウレタン
塗料)して製品とされる。
〔考案の効果〕
本考案になるマストは上記の如く、補強繊維を
それぞれ巻角度をかえて多層構造としたので従来
のクロス巻品に比べ曲げ剛性、曲げ強度が改善さ
れ折損率が大巾に減少するとともに先端部の曲り
が軟かいため、断続的に作用する突風に対し、先
端部が適当に曲り帆から風をにがすため乗り手に
対する衝撃的な力が作用しないため、帆走性、フ
イーリング性が改善された。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例を示し、第1図
はマストの断面図、第2図乃至第4図は第1図の
A,B,Cに対応する要部断面図、第5図は製造
工程におけるマストの一部欠載斜視図である。 符号の説明、1……マスト本体、2……第1
層、3……第2層、4……第3層、5……第4
層、6……マンドレル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱硬化性樹脂を含浸した補強繊維を捲回して製
    したテーパ管状体からなるセイルボード用マスト
    において、少くともその全長が5゜〜30゜の巻角度
    でまかれた第1層と60゜〜85゜の巻角度でまかれた
    第2層を有し、かつ太径部からほゞ中央部までが
    45゜〜80゜の巻角度でまかれた第3層と太径部が75゜
    〜85゜の巻角度でまかれた第4層とからなること
    を特徴とするセイルボード用マスト。
JP6887283U 1983-05-09 1983-05-09 セイルボード用マスト Granted JPS59174229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6887283U JPS59174229U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 セイルボード用マスト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6887283U JPS59174229U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 セイルボード用マスト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59174229U JPS59174229U (ja) 1984-11-21
JPS6319136Y2 true JPS6319136Y2 (ja) 1988-05-30

Family

ID=30199040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6887283U Granted JPS59174229U (ja) 1983-05-09 1983-05-09 セイルボード用マスト

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JP (1) JPS59174229U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59174229U (ja) 1984-11-21

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