JPS6319112Y2 - - Google Patents

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JPS6319112Y2
JPS6319112Y2 JP19246381U JP19246381U JPS6319112Y2 JP S6319112 Y2 JPS6319112 Y2 JP S6319112Y2 JP 19246381 U JP19246381 U JP 19246381U JP 19246381 U JP19246381 U JP 19246381U JP S6319112 Y2 JPS6319112 Y2 JP S6319112Y2
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は走行玩具本体のボデイに突設した押し
ボタンを押圧することにより、ボデイが下降動作
を行つてその状態を維持し、ボデイに開閉動可能
に設けたドアが開き、ヘツドライトが前倒に倒れ
る動作を行うものであり、この状態の走行玩具は
恰も疲れ果てた故障車のごとき外観を呈するもの
である。そして、実際にはこのとき車輪を駆動す
る駆動機構には駆動力が蓄勢されており、押しボ
タンの押圧動作を解除すると本体内部の駆動機構
が作動して、初めに前輪が上動し、次いでヘツド
ライトが起立し、次に後輪が上動し、次にドアが
閉まり、最後に車輪に駆動力が伝達されて走行作
動するように構成した走行玩具である。
従来、走行玩具にコミカルな動作を行わせるも
のとして、運転席の人形体を作動させるものや、
走行体のボデイを擬人化して眼や口を設け、眼玉
や舌を作動させるもの等が知られている。これら
の従来技術における走行玩具の作動機構は見る者
に楽しさを与えてはくれるが動作自体は単調であ
つて飽きられ易いという欠点を有していた。
本考案は上記従来技術の欠点を解消せんとして
なされたものであり、押しボタンを押圧すること
により、ボデイが下降しボデイに取り付けたドア
またはヘツドライトの作動部材が作動すると共
に、駆動力が蓄勢される。そして、押しボタンの
下動に連係して摺動したスライド板が押しボタン
の押圧が解除されることにより制動機構が作動し
て緩やかに復帰動し、ボデイの上動および作動部
材の復動が所定の順序に従つて行われ、最後に走
行するものである。
以下、本考案の実施例について、添付図面を参
照して説明する。
第1図に示すように、走行玩具の本体1はシヤ
ーシ2上に前輪3および後輪4が取り付けてあ
り、その上方にボデイ5を装着したものである。
ボデイ5にはその両側に作動部材としてのドア
6,6がシヤーシ2より立設する支柱7,7に取
り付けられ、支柱7を中心として前方が外部に向
かつて開閉できるようになつている。また、前方
のラジエータフレーム8もシヤーシ2に固設した
軸筒に支持されて装着され、かつ、ラジエータフ
レーム8の上部には可動軸9が回転可能に挿通さ
れ、その両端には作動部材としてのヘツドライト
10,10を一体固着している。ボデイ5の運転
席にはボデイ内部に下部フランジ12′が係止さ
れ、上方に向けて筒体11が突設され、この筒体
11の内部壁面に摺接して押しボタン13が摺動
できるよう内挿されている。
ボデイ5の内部には第3図に示す駆動機構14
と、この駆動力によつて各作動部に対して作動す
るようにした作動機構15を内装するものであ
る。
以下、第3図に示した駆動機構14および作動
機構15について説明する。まず、駆動機構14
につき説明すると、前記押しボタン13下半部が
ほぼ半円周に亘つて切欠部16となつており、切
り欠きのない円筒の下縁には半円形状の鍔17を
突設しており、前記押しボタン13は第1図で示
すフランジ12の内側に弾挿されて、押しボタン
13内に弾装した押しバネ18によつて押しボタ
ン13は上方へ付勢されている。前記鍔17の下
面には突起19が形成してあつて、後述するよう
に押しボタン13の押圧により突起19がスライ
ド板50を後方に摺動させるように形成されてい
る。
押しボタン13の下方にはL形部材で形成した
作動板20が介装されている。この作動板20の
上板20aには竪軸21が垂下設され、上板20
aの上面には前記押しバネ18の下端が当接して
ある。上板20aの裏面より下方に延びている竪
軸21には走行体の駆動源となる押しバネ部材2
2が巻装されていて、その下端はシヤーシ2上に
立設している筒軸23に挿入され、押しボタン1
3の押圧によつて作動板20を上下方向へ押し上
げることができるようになつている。また、作動
板20の側板20bには上下方向にラツク24が
刻設されている。この側板20bは次に説明する
前輪駆動用の伝達歯車群32を回転自在に軸支し
てシヤーシ2上に固定して平行設置された2枚の
隔壁板25および26で形成した機枠31の溝2
7及び27′に嵌こまれ、溝27,27′に沿つて
上下に摺動できるようにされている。
つぎに、上記駆動機構14により作動する作動
機構15の各部につき順次説明する。上記機枠3
1を形成する隔壁板26には中央部に溝を穿設し
たコ字状の枠体28が突設されており、該溝は隔
壁板26に穿設した溝28′と連通しており、上
方から見ると十字形状に形成されている。さら
に、この隔壁板26には孔29を開口し、これに
は他方の隔壁板25から突出したネジ棒30が螺
着されている。(第2図参照) 上記機枠31には駆動輪として構成する前輪
3,3を駆動するための歯車群32が回転自在に
軸支されている。
前記歯車群32は以下のように構成されてい
る。即ち、歯車軸34には小歯車33と歯車35
が軸着されており、該歯車35は歯車軸38に軸
着した小歯車36と噛合している。そして、小歯
車36と同軸に軸着した歯車37は歯車軸41に
軸着した小歯車40と噛合しており、該歯車軸4
1には歯車42が軸着している。そして、前記歯
車軸38は隔壁板25,26に穿設した円弧状の
軸受孔39,39に遊嵌されており、押しボタン
13が押圧されて歯車37が第3図示の反時計方
向に回動するときは、歯車軸38は軸受孔39,
39の上方端方向に移動して歯車37は小歯車4
0と離間して駆動力は伝達されない。そして、作
動板20が押しバネ22によつて上動するとき
は、歯車軸38は第3図示の時計方向に回転して
軸受孔39,39の下端に移動し、歯車37と小
歯車40は噛合し駆動力は伝達されることにな
る。そして、伝達歯車群32の最終段の歯車42
は前輪3,3を軸着した車軸70に軸着した歯車
83と噛合う中間歯車82と噛合して前輪3,3
に駆動力が伝達されるように構成されている。
そして、隔壁板26に設けられた平面十字形状
の竪溝28には上方から同じく十字形状のロツク
板45が摺動自在に挿入される。ロツク板45は
横板45aに竪板45bと竪板45cが直交した
状態で接着されており、竪板45bが横板45a
より長く、竪板45cが横板45aより短くなつ
ている。そして、ロツク板45を溝28に嵌入す
ると竪板45bの下端の係止突片45dは溝28
外に突出して歯車42の歯に上方より係止するも
のであり、ロツク板45が下降したときは歯車4
2とこれに噛合する歯車群32の回転はロツクさ
れ、前輪の駆動が伝達されない状態となる。
一方、ロツク板45の竪板45cは隔壁板26
の側面に突出する状態で溝28に嵌合しており、
通常は自重で下降していて竪板45cの係止突片
45dが歯車42と噛合してその回転をロツクし
ているが、この竪板45cの下縁は後述するよう
にスライド板50が前方に移動した際、これの斜
面と係合するようにし、それによりロツク板45
が上方へ押し上げられ、歯車42と竪板45cの
係止突片45dとの係止を解除するので、歯車群
32は回転可能な状態となる。
さて、押しボタン13の直下に設けられたスラ
イド板50はボデイ5の前後方向に向けて摺動自
在に配設され、シヤーシ2上に設けたフツク51
に復帰バネ52の一端を係止し、その他端はスラ
イド板50の裏面に固着したフツク53に係止す
ることによつて、該スライド板50は前方に付勢
されている。そして、スライド板50の後部から
は軸54が立設してあつて、この軸54にはシヤ
ーシ2に一端を固定した伸縮自在の円筒ベローズ
55の連結板55aが連結されており、このベロ
ーズ55はスライド板50が前方へ復帰する際、
緩やかに復帰させるための制動機構である。
上記円筒ベローズ55はゴム、プラスチツクな
どの弾性部材で構成され制動機構を有するもの
で、図中左端の連結板55aを前記スライド板5
0の軸54に連結する一方、ベローズ55の右端
には円形フランジ55bが形成され、シヤーシ2
に制動自在に枢支したロツクレバー60の後部ベ
ローズ受け61′に連結されている。ベローズ5
5は第4図示の如く、フランジ55bとベローズ
55が通孔55cで連結されており、フランジ内
にはフランジ55bの内径よりやや小さく形成し
た弁作用をなす円板55dが収納されている。円
板55dは可撓性をもつゴムなどで成形され、ベ
ローズ55内に空気が吸入されるときフランジ5
5bの通孔55cが穿設された面に吸着される。
このためベローズ55が急激に伸長する時ベロー
ズ55内が負圧状態となり、ベローズ55に吸入
される空気は円板55dとフランジ55bの吸着
面との隙間55eを僅かずつ通過して吸入される
ものである。従つて、復帰バネ52の復帰力に制
動作用が生じスライド板50の前進が緩やかに行
われるように構成するものである。
上記スライド板50には傾斜板56を立設して
いる。この傾斜板56は前方に向かつて傾斜した
面56′が僅かな垂直面56″に続いている截頭三
角板を形成し、傾斜面56′を押しボタン13の
突起19で押圧すると、突起19は該傾斜面5
6′に沿つて下降し、スライド板50が復帰バネ
52の引張力に抗して後方へ移動して円筒ベロー
ズ55を圧縮するものである。
スライド板50が後方へ移動すると、スライド
板50の前部側方に突設している突起57の上面
で前記ロツク板45の竪板45cを下方から押し
上げていた係合状態が解除することになり、ロツ
ク板45が下降してその係止突片45dが歯車4
2に係止し、中間軸38が円弧孔39の上方へ回
動するため、歯車群32はロツク状態となる。さ
らに、スライド板50の後部はほぼ中央には係止
突起58が突設されている。この係止突起58に
はロツクレバー60の連結板63から垂設した突
片59の下端が係合可能に設けてある。このロツ
クレバー60はシヤーシ2に固定された左右の支
持台61,61に回動自在に取り付けた腕片6
2,62の先端を連結板63によつて連結したも
のであつて、この連結板63の裏面に前記突片5
9が垂設されている。そして、腕片62,62の
先端下面には係止突起62a,62aが突設され
ており、この突起62a,62aはドア6,6の
基端部に突設したアーム111,111と係脱可
能に設けている。
スライド板50には上記部材のほか、先端に突
起64、後部にも突起65が設けられ、これらの
突起は何れもスライド板50が引きバネ52によ
つて復動する際にボデイに設けた作動機構に係合
するもので、その細部については後述する。な
お、スライド板50の前部に穿設した長孔66お
よび後部の長孔67にはシヤーシ2に固設した軸
筒67および軸筒68に嵌合しており、スライド
板50を所定高さに支持し、かつ、ガイドして所
定位置を前後にスライドできるよう設けたもので
ある。
つぎに、車輪について説明すると、まず前輪
3,3は車軸70に嵌着されている。この車軸7
0は軸受71,71に支承された軸7の両側から
伸びている連結杆73,73の先端部に支持して
おり、この連結杆73,73に支持された車軸7
0上にはレバー73を突設している。そして、連
結杆73に突設したフツク74にはバネ77の一
端を係止しており、このバネ77の他端はシヤー
シ2に突設したフツク76に係止しており、連結
杆73,73には軸72を支点として第3図示の
反時計方向に回転力が付勢されている。
連結杆73,73の中間部にはストツパ板79
が支軸78を支点として揺動自在に配設されてい
る。このストツパ板79の下面には係止突起80
と解除突起81が突設されている。係止突起80
は押しボタン13が押圧されることにより、連結
杆73,73の軸72が第2図示の時計方向に回
転したとき、軸72に突設した係止片75が係止
するものである。そして、係止片75が係止突起
80と係止することによりボデイ5は下降し、ス
ライド板50の突起64が解除突起81と係合し
てストツパ板79を上動させ係止片75と係止突
起80の係止が解除されるまでボデイ5の下降状
態が保持される。
後輪4,4の作動機構も前輪3,3のものとほ
ぼ同様に構成されており、後輪4,4を嵌着した
車軸90は、シヤーシ2に立設している軸受9
1,91に回動自在に支承した軸92から延びて
いる連結杆93,93の先端部に軸支されてお
り、車軸90は軸92を支点として回動自在に支
持されている。上記軸92にはフツク94とを立
設してあり、フツク94には引きバネ97の端部
を係止し、引きバネ97の他方の端部はシヤーシ
2に立設したフツク96に係止してあり、軸92
には第3図示の時計方向に回転力が付勢されてい
る。そして、連結杆93,93の上面には一対の
レバー115,115が立設されており、軸92
には係止片95が立設されている。そして、連結
杆93,93の中間部には軸98によつて回動自
在に軸支されたストツパ板99が配設されてい
る。このストツパ板99の下面には係止突起10
1と解除突起100が突設されている。そして、
押しボタン13を押圧することにより、連結杆9
3,93は軸92を支点として、第2図示の反時
計方向に回転し、係止片95がストツパ板99の
係止突起101と係止するものである。そして、
係止片95が係止突起101と係止することによ
り、ボデイ5は下降し、スライド板50の突起6
5が解除突起100と係合してストツパ板99を
上動させ係止片95と係止突起101の係止が解
除されるまでボデイ5の下降状態が保持される。
また、押しボタン13の押圧によつて連結杆9
3,93が第3図示の反時計方向に回転したと
き、連結杆93,93に立設したレバー115の
先端がドア6,6の基端部に突設したアーム11
1,111に係合してドア6,6を開成させる。
ドア6,6は筒状の軸受部材110,110を
備えており、この軸受部材110,110には板
状のアーム111,111が突設されている。そ
して、軸受部材110,110は支軸7,7に開
閉自在に支持されており、アーム111,111
に形成したフツク112,112には引きバネ1
14の端部を係止しており、引きバネ114の他
方の端部はシヤーシ2に突設したフツク113,
113に係止しており、ドア6,6には引きバネ
114,114によつて常に閉じる方向に付勢さ
れている。
そして、上記レバー115,115に係合して
開成するドア6,6のアーム111,111は、
上方に配設されたロツクレバー60の腕片62,
62の下面に摺接して回動することになり、腕片
62,62の先端下面に突設した係止突起62
a,62aの傾斜面を乗り越えてロツクレバー6
0の先端側を上動させることになる。回動限に達
したアーム111,111は係止突起62a,6
2aの前方に位置することになり、押しボタン1
3の押圧を解除しても、アーム111,111の
端縁は係止突起62a,62aに係止しており、
ドア6,6は閉じられることがない。
走行体の前部に具備されたヘツドライト10,
10は回転軸9の両端に軸着されている。この回
転軸9には2本の突出杆116,117が突設さ
れ、さらに、回転軸9には係止片116′を軸着
するとともに、フツク118が設けられている。
このフツク118とシヤーシ2に固設したフツク
119との間に引きバネ120を張設しており、
この引きバネ120は回転軸9に第3図示の時計
方向の回転力を付勢しており、ヘツドライト10
が直立できるようになつている。そして、前記係
止片116′は連結杆73の車軸70上に突設し
ているレバー73′と係合可能に設けてある。し
たがつて、押しボタン13を押圧することにより
連結杆73,73が軸72を支点として第3図示
の時計方向に回転したとき、レバー73が係止片
116′と係合し、ヘツドライト10,10が下
向きとなり消灯状態に変位される。
一方、ヘツドライト10の後方位置において、
シヤーシ2上に回動レバー121を設け、この回
動レバー121はその筒部122がシヤーシ2に
固定された軸123により回転自在に支持され
る。筒部122には前方に延びているアーム12
4と、後方に延びるアーム125とがほぼ直線状
に一体形成され、アーム124の先端は一方に折
曲したストツパ片126を形成して、前記突出杆
116および117の前面に係止されるようにな
つている。
また、筒部122から後方に延びるアーム12
5の端部は前方アーム124のストツパ片126
端とは逆向きに折曲した鉤片127を形成してい
る。さらに、回動レバー121の筒部122に設
けたフツク128と前記隔壁板25の隅部に設け
てあるフツク129との間には引きバネ130が
張設され、このバネ力によつて回動レバー121
は第3図中時計回りに回動するよう付勢されてい
る。
上記回動レバー121はスライド板50の復動
作動に連動してヘツドライト10,10を消灯状
態から点灯状態に作動させるためのものであり、
スライド板50が前進し傾斜板56の垂直面5
6″でバネ130に抗して回動レバー121の鉤
片127を押すと、回動レバー121が第3図示
の矢視方向(反時計回り)に回動してストツパ片
126の上に乗つた状態に係合している突出杆1
16,117から外されるので、ヘツドライト1
0,10は引きバネ120の引張力により起立す
るものである。
以上詳記したように、押しボタン13を押圧す
ることにより、押しバネ22を圧縮して駆動力を
蓄勢しボデイ5を押し下げると共に、スライド板
50の後退によつて制動機構のベローズ55を圧
縮させ、同時に、ボデイ5の下降により前後の車
輪3,4が上がり、ドア6,6を開放し、かつ、
ヘツドライト10,10を消灯状態に傾動させ
る。上記バネ部材22およびベローズ55からな
る駆動機構14に蓄勢した駆動力は、ベローズ5
5の経時的、段階的膨張機能によつて、後輪4,
4のロツクを外してボデイ後部をハネ上げ、ドア
6,6の閉成をおこなうと共に、スライド板50
を前進させて、ラツク24の移動と、前輪3,3
のロツク解除によりボデイ前部をハネ上げ、ヘツ
ドライト10,10の係止を外したのち、歯車4
2のロツクを解除して前輪3,3に駆動力を伝達
し、バネ部材22の残りの復元力により走行する
ものである。
以上詳記したように、本考案の走行玩具は、押
しボタン13を押圧することにより、駆動源であ
る押しバネ22が圧縮されて駆動力を蓄勢してボ
デイ5が下降する。このとき押しボタン13の下
端と係合するスライド板50が後退してスライド
板と連結した制動機構がリセツトされる。同時に
前後の車輪3,4が上動した状態がロツクされ、
ドア6,6が開放しヘツドライト10,10が前
側に倒れた状態となる。この状態の走行玩具は、
本体1に設けた作動機構である前、後輪3,4と
ドア6,6およびヘツドライト10,10が所定
の状態に作動して、恰も故障車のごとき外観を呈
することになる。そして、スライド板50は中空
のベローズ55と弁体によつて構成される制動機
構によつて緩やかに復動する。そして、初めにス
ライド板50の前部に突設した突起64がストツ
パ板79の下面に突設した解除突起81と係合し
てストツパ板79の先端を上動させる。ストツパ
板79が上動すると係止突起81と係止片75の
係止が解除し、連結杆73,73は引きバネ77
によつて軸72を支点として第3図示の反時計方
向に回転するためボデイ5の前部が上動すること
になる。次に、スライド板50の垂直面56″が
回動レバー121の鉤片127に係合してストツ
パ片126が回動して突出杆116,117の係
止を解除するため、ヘツドライト10,10は起
立して点灯状態となる。次に、スライド板50の
後部に突設した突起65がストツパ板99の下面
に突設した解除突起100と係合してストツパ板
99の先端側を上動させる。ストツパ板99の上
動により、係止突起101と連結杆93の基端部
に突設した係止片95の係止が解除して、連結杆
93,93は引きバネ97によつて軸92を支点
として第3図示の時計方向に回転するためボデイ
5の後部が上動することになる。次に、スライド
板50の後部に突設した突起58がロツクレバー
60に垂下設した突片59の下端に係合してロツ
クレバー60先端側を上動させる。ロツクレバー
60が上動すると係止突起62a,62aとドア
6,6のアーム111,111との係止が解除す
るためにドア6,6は閉成することになる。そし
て、最後に、スライド板50の前部に突設した突
片57がロツク板45に係合してロツク板45を
上動させることになる。ロツク板45が上動する
とロツク板に設けた係止突片45dと歯車42の
係止が解除されるため、作動板20のラツク24
と噛合する歯車35は押しバネ22の駆動力によ
つて回転し、歯車35を含む伝達歯車群32と連
係する前輪3は回転駆動され走行体は走行作動す
ることになる。
このように本考案は押しボタンを操作するだけ
で走行体の駆動機構に駆動力が蓄勢され、本体に
設けた作動機構を作動させて所望の状態を現出さ
せ、その駆動力を段階的に作動機構に伝達して所
定の順序で各作動部が復動して、然るのち発進で
きるものであつて、これら一連の動作が如何にも
コミカルに行われているので、子供達の興味を誘
うに充分な動きを具備したものということができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による走行玩具の全
体斜視図、第2図は第1図の走行玩具を上下に分
解したボデイ斜視図とシヤーシ平面図、第3図は
駆動機構、作動機構の分解斜視図、第4図はベロ
ーズの拡大断面図である。 1……本体、5……ボデイ、6……ドア、10
……ヘツドライト、13……押しボタン、14…
…駆動機構、15……作動機構、22……押しバ
ネ、50……スライド板、55……ベローズ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前輪と後輪の車軸は基端部をボデイに回動自在
    枢支して復帰バネを張設した連結杆の先端に軸着
    して該ボデイを昇降動自在に設け、前記ボデイに
    突設した押しボタンの下部には側面にラツクを刻
    設し駆動源である押しバネを弾装して上下方向に
    摺動自在な作動板を配設し、前記押しボタンの下
    端が係合して摺動するスライド板は復帰バネを張
    設すると共に前記ボデイに設けた複数の作動部材
    の作動機構と係合する複数の突起を突設し、前記
    スライド板の後部には中空のベローズと弁体で構
    成した制動機構を連結し、機枠には前記作動板の
    ラツクと噛合し前記一方の車軸へ駆動力を伝達す
    る伝達歯車群と該伝達歯車群の歯車と係止する係
    止突片を備え前記スライド板の突起と係合して上
    下動自在なロツク板を配設し、前記押しボタンを
    押圧することにより駆動力が蓄勢され、前記連結
    杆に突設した係止片が前記ボデイに回動自在なス
    トツパー片の突起と係止して該ボデイが下降し、
    前記連結杆に突設したレバーは作動部材と係合し
    て作動させ、前記スライド板が摺動して前記伝達
    歯車群の回転をロツクし、前記押しボタンの押圧
    を解除すると、前記、スライド板は前記制動機構
    によつて緩やかに往動し、前記スライド板に突設
    した突起は、前記ストツパー片に設けた解除突起
    と係合して前記連結杆を復帰させて前記ボデイを
    上動させて前記作動部材を復帰させ、前記伝達歯
    車群のロツクを解除して前記車軸に駆動力が伝達
    されるように構成したことを特徴とする走行玩
    具。
JP19246381U 1981-12-23 1981-12-23 走行玩具 Granted JPS5895895U (ja)

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JP19246381U JPS5895895U (ja) 1981-12-23 1981-12-23 走行玩具
ES1982265301U ES265301Y (es) 1981-12-23 1982-05-19 Vehiculo mecanico de juguete.

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JPS5895895U JPS5895895U (ja) 1983-06-29
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ES265301Y (es) 1983-09-01
ES265301U (es) 1983-03-01
JPS5895895U (ja) 1983-06-29

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