JPS63190803A - 除草組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式〔Ｉ〕 〔式中、Ｒはメチル基または水素原子を表わす。〕 で示されるテトラヒドロフタルイミド誘導体と、２−タ
ーシャリ−ブチルアミノ−４−エチルアミノ−６−メチ
ルチオ−８−トリアジン（以下、ターブトリンと記す。

）とを有効成分として含有する除草組成物（以下、本発
明組成物と記す。）に関するものである。

現在、畑地用除草剤として数多くの除草剤が使用されて
いるが、防除の対象となる雑草は種類も多く、発生も長
期間にわたるため、より除草効果が高く、幅広い殺草ス
ペクトラムを有し、かつ作物には安全な除草剤が求めら
れている。

本発明者等は、このような目的に合致する除草剤を開発
すべく、種々検討した結果、テトラヒドロフタルイミド
銹導体ＣＩ）と、ターブトリンとを有効成分として含有
する本発明組成物が、種々の雑草、特に小麦、大麦等の
穀物畑およびヒマワリ畑における広範囲の雑草を遣損的
に除草でき、しかもその除草効力は、それらを単独で用
いる場合に比較して、相乗的に増大し、低薬量で施用で
き、さらに殺草スペクトルが拡大することを見出し、本
発明を完成した。

本発明組成物の対象となる？ｍ′ｍとしては、シルキー
ベントグラス、ノスズメノテッボウ、カラスムギ、スズ
メノカタビラ、エノコログサ等ノ単子葉植物、ヤエムグ
ラ、ハコベ、フラサバソウ、オオイヌノフグリ、スミレ
、イヌカミツレ、オロシャギク、ノハラガラシ、ヒメオ
ドリコソウ、エゾノキツネアザ電、グンバイナズナ、ワ
スレナグサ、ミテヤナギ、ハルタデ、サナエタデ、ソバ
カズラ、セイヨウヒルガオ、シロザ、アオゲイトウ、イ
ヌホオズキ等の双子葉植物があげられる。

本発明組成物は、特に除草の困難な雑Ｈ，たとえばヤエ
ムグラ、フラサバソウ、スミレ、オロシャギク、ヒメオ
ドリコソウ、ワスレナグサ、ミチヤナギ、ハルタデ、ノ
ハラガラシ、シルキーベントグラス、スズメノカタビラ
、ノススメノテッｌつを同時に除草することができる。

テトラヒドロフタルイミド誘導体ＣＩ〕（欧州特許第０
０６１７４１号明細６）は、除草効力を有し、タープト
リ：／　（Ｃ，Ｒ，Ｗｏｒｔｈｉｎｇ他４４％ＴｈｅＰ
ａｓｔｉｃｉｄｅ　Ｍａｎｕａｌ　　第７版第５１５頁
（１９８８年）　Ｔｈｅ　Ｂｒ１ｔｉｓｈ　Ｃｒｏｐ　
Ｐｒｏｔｅｃｔｉｏｎ　Ｃｏｕｎｃｉ１発行参照〕は、
除草剤として知られている。

本発明組成物の有効成分であるテトラヒドロフタルイミ
ド誘導体ｍと、ターブトリンの混合割合は、比較的広範
囲に変えることができるが、通常はテトラヒドロフタル
イミド誘導体〔１３１重量部に対してターブトリン０．
１〜１０００重世部、好ましくは１〜５００１に１１部
である。

テトラヒドロフタルイミド誘導体〔ｌ）の個々の化合物
と、ターブトリンの化学構造式を第１表に示す。

本発明組成物は通常固体担体、液体担体、界面活性剤、
その他の製剤用補助剤と混合して乳剤、水和剤、懸濁剤
、粒剤等に製剤される。

固体担体としては、カオリンクレー、アツタパルジャイ
トクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライト
、タルク、珪藻土、方解石、クルミ粉、尿素、硫酸アン
モニウム、合成含水酸化珪素等の微粉末あるいは粒状物
があげられ、液体担体としては、キシレン、メチルナフ
タリン等の芳香族炭化水素類、イソプロパツール、エチ
レングリコール、セロソルブ等のアルコール類、アセト
ン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、大豆
油、綿実油等の植物油、ジメチルスルホキシド、アセト
ニトリル、水等があげられる。乳化、分散、湿層等のた
めに用いられる界面活性剤としては、アルキル硫酸エス
テル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルス
ルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリール
エーテルリン酸エステル塩等の陰イオン界面活性剤、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリールエーテル、ｌリオキシエチレン？リ
オキシブロビレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル等の非イオン界面活性剤等があげられる。製剤用補
助剤としては、リグニンスルホン酸塩、アルギン酸塩、
ポリビニルアルコール、アラビアガム、ＣＭＣ（カルボ
キシメチルセルロース）、ＰＡＰ（ａｌ性リン酸イソプ
ロピル）等があげられる。

次に製剤例を示す。なお、部は重量部を示す。

製剤例１ 化合物（２）０．６部、ターブトリン６０部、合成含水
酸化珪素１０部、アルキル硫酸エステル８部、リグニン
スルホン酸カルシウム２部および珪藻±８４．５部をよ
く粉砕混合して水和剤を得る。

製剤例２ 化合物（１）　０．１部、ターブトリン２０部、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノオレート８部、水７６．９
部を混合し、粒度５ミクロン以下になるまで湿式粉砕し
て懸濁剤を得る。

製剤例８ 化合物（１）５部、ターブトリンフ５部、リグニンスル
ホン酸カルシウム８部、ラウリル硫酸ナトリウム２部お
よび合成含水酸化珪素１５部をよく粉砕混合して水和剤
を得る。

製剤例４ 化合物（２）１部、ターブトリン９部、ベントナイト８
０部、リグニンスルホン酸カルシウム１部、タルク５９
部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合わせた後、
造粒乾燥して粒剤を得る。

製剤例５ 化合物（１）　０．５部、ターブトリン２部、シクロへ
キサノン８０部、トキサノンＰ−８Ｌ１７．５部をよく
混合して乳剤を得る。

これらの製剤は、そのままであるいは水等で希釈し、茎
葉処理もしくは土壌処理する。茎葉処理には、植物体の
と方からの処理のほか、作物に付着しないように雑草に
限って処理する局部処理等がある。

また、他の除草剤と混合して用いることにより、除草効
力の増強を期待できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺
線虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥料、土壌改良剤等
と混合して用いることもできる。

なお、本発明組成物は、水田、畑地、休耕地、果樹園、
牧草地、芝生地、森林あるいは非農耕地等の除草剤とし
て用いることができる。

本発明組成物の施用量は、気象条件、土壌条件、組成物
の製剤、形態、有効成分の種類、有効成分の混合比、対
象雑草および作物等により異なるが、通常１ヘクタール
あたりの有効成分の合計量が１０〜ｔｏｏｏｏｇである
。乳剤、水和剤、懸濁剤等は、通常その所定量を１ヘク
タールあたり１００リツトル〜１０００リツトルの水で
希釈して施用し、粒剤等は、通常なんら希釈することな
くそのまま施用する。

次に試験例をあげて本発明組成物の除草効果を具体的に
示す。

なお、除草効力は調査時に枯れ残った供試植物の地上部
の生重量をはかり、次式により算出した生育抑制率〜で
示す。

生育抑制率％＝ 試験例１　　畑地土壌処理スペクトル試験面積１１８ｘ
２２ｃｄ％深さ１１ｃＷＩのバットに畑地土壌を詰め、
ヒマワリ、小麦、大麦、シルキーベントグラス、スズメ
ノカタビラ、ノスズメノテフポウ、ヤエムグラ、ヒメオ
ドリコソウ、オロシャギク、ワスレナグサ、スミレ、ミ
チヤナギ、へルタデ、フラサバソウを播種し、製剤例１
および８に準じて供試物を水和剤にし、その所定量を水
で希釈し、１ヘクタールあたり５００リツトル散布の割
合でバットの上方から小型噴霧器で土壌表面に均一に散
布した。散布後８５日目に除草効力を調査した。その結
果を第２表に示す。なお本試験は全期間を通じて屋外で
行なった。

試験例２　　畑地土壌処理試験 面［８８ｘ２８ｃＩ４、深さ１１ｃｍのバットに畑地土
壌を詰め、シルキーベントグラスまたはフラサパソウの
種子を播種し、製剤例１または８に準じて供試物を水和
剤にし、その所定量を、１ヘクタールあたり５００リツ
トル相当の水で希釈し、小型噴霧器で、土壌表面に均一
に処理した。処理８５日後に除草効力を１丘した。シル
キーベントグラスに対する除草試＠結果を第８表に、フ
ラサバソウに対する結果を第４表に示す。なお、本試験
は全期間を通じて屋外で行なった。

第　　８　　表 第　　４　　表 第８表と第４表の結果を等効果線法〔深見順−１上杉康
彦、石塚醜造富沢長次部編農薬実験法第８巻除草剤編第
１版第１０９〜１１１頁（１９８１年）ソフトサイエン
ス社発行参照〕により作図した。その結果を第１図およ
び第２図に示す。

【図面の簡単な説明】

（１）　　図１は、試験例２中の第８表のシルキーベン
トグラスに対する除草効力をもとに等効果線法により作
図したものである。横軸は化合物（２）の有効成分ｉｉ
　（ｆ／ｈａ）　　を表し、縦軸はターブトリンの有効
成分量（ｆ／ｈａ　）　　を表す。生育抑制率９０％の
相加効果を破線で示し、実際の生育抑制率９０にの等効
果線を実線で示した。 （２）　　図２は、試験例２中の第４表のフラサバソウ
に対する除草効力をもとに等効果線法により作図したも
のである。横軸は化合物（１）の有効成分量（ｇ／ｈａ
）　　を表し、縦軸はターブトリンの有効成分量（＃／
ｈａ）　　を表す。生育抑制率９０％の相加効果を破線
で示し、実際の生育抑制率９０Ｘの等効果線を実線で示
した。 第１図 似 化合物（１）の有効成分量（ｇ　／　ｈ　ａ　）第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ （式中、Ｒはメチル基または水素原子を表わす。） で示されるテトラヒドロフタルイミド誘導体と、２−タ
   −シャリーブチルアミノ−４−エチルアミノ−６−メチ
   ルチオ−ｓ−トリアジンとを有効成分として含有するこ
   とを特徴とする除草組成物。