JPS63189737A - ヒ−トポンプシステム - Google Patents

ヒ−トポンプシステム

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Publication number
JPS63189737A
JPS63189737A JP62021203A JP2120387A JPS63189737A JP S63189737 A JPS63189737 A JP S63189737A JP 62021203 A JP62021203 A JP 62021203A JP 2120387 A JP2120387 A JP 2120387A JP S63189737 A JPS63189737 A JP S63189737A
Authority
JP
Japan
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bath
heat exchanger
water
bathtub
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP62021203A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Uchida
光陽 内田
Takayuki Sugimoto
孝之 杉本
Isamu Makino
牧野 勇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は風呂用熱交換器を有して浴槽湯の加熱を行う
ヒートポンプシステムに関するものであって、特に空焚
き防止機能を備えたヒートポンプシステムに関する。
(従来の技術) 風呂の空焚きを防止するために必要となる浴槽内の湯量
の自動検出に関する従来例としては、例えば特公昭57
−61993号公報記載の装置がある。その装置におい
ては、浴槽と底部側で連通ずる筒状体を配設すると共に
内部にフロートを浮設し、上記筒状体での水位が浴槽内
と同一水位で変化することによって、その水面に浮かぶ
上記フロートの高さを近接スイッチで検出し、これによ
って、浴槽内の湯量の自動検出を行うものである。
上記装置はガスの燃焼で風呂加熱を行う装置に適用した
水位検出器であるが、近年においては、冷媒のヒートサ
イクルを利用して風呂加熱を行うヒートポンプシステム
が実用化されつつある。このような装置においては、浴
槽と、風呂用熱交換器の配置された浴槽ユニットとの間
をつなぐ水用配管にポンプが介設されており、このポン
プの作動によって、湯を浴槽と風呂用熱交換器との間を
強制的に循環させる構成゛としている。そこで、上記ポ
ンプ作動時の通電電流値が、湯の強制循環時、すなわち
負荷時と、浴槽に湯がなく上記ポンプが空運転されてい
る時、すなわち無負荷時とで差を生ずることに着目して
、この通電電流値を監視することにより、浴槽内の湯の
有無を自動的に検出することが可能であり、この場合に
は前記フロート型の検出器に比べて簡単な構成となり、
コストダウンを図ることができる。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したフロート形の検出器は、専用の構成部品を必要
とし、したがって小型化やコストダウンが図れないと共
に、次のような問題もある。それは長年の使用に当たっ
ては筒状体内壁やフロート表面に水あかが生じ、このた
めフロートの水位変化に応する移動が拘束されるように
なることである。このときには、当然に水位の検出を行
えなくなり、誤動作を生ずることとなる。一方、前記循
環ポンプへの通電電流の検知方式においては、浴槽ユニ
ットが浴槽に近接する位置に設置される場合等には、配
管長も短く、したがって配管内を流れる水の流、れ抵抗
は小さく、このため負荷時と無負荷時とで電流差も小さ
くなるために、これらを容易には判別することができな
くなり、検出の信頼性に欠けるものとなる。
この発明は上記した従来の欠点を解決するためになされ
たものであって、その目的は、ヒートサイクルを利用し
て風呂の加熱を行うに際し、簡素な構成で、かつ信頌性
の高い空焚き防止をなし得るヒートポンプシステムを提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明のヒートポンプシステムは、圧縮機lと
熱源側熱交換器9と風呂用熱交換器22とを冷媒循環可
能に接続して成るヒートポンプシステムであって、第1
図に示すように、上記風呂用熱交換器22での凝縮状態
を把握するための検出手段5と、この検出手段5での検
出値が設定値を越えたときに空焚き判定信号を出力する
と共に上記風呂用熱交換器22への冷媒循環を停止する
空焚き防止手段41と、上記停止状態を解除するための
手動復帰手段48とを有している。
(作用) 上記構成のヒートポンプシステムにおいては、風呂用熱
交換器22を流通する冷媒の凝縮状態、例えば凝縮圧力
を検出手段5で検出して、その検出値を設定値と比較す
る。つまり、上記風呂用熱交換器22に湯の流通がない
場合、すなわち空焚き状態の場合には、湯の流通がある
正常な場合に比べて冷媒からの放熱熱量が低下し、した
がって風呂用熱交換器22を流通する冷媒の凝縮圧力の
上昇、凝縮温度の上昇等の凝縮状態の変化を生じること
となり、これを検出することによって空焚き状態の判定
を行うことが可能となる。そこで正常時における、例え
ば予め想定される凝縮圧力の最高許容圧力値を越える値
を設定値として、この設定値を越えたときに冷媒循環の
停止や空焚き判定信号を出力するのである。また、停止
状態とすることによって、上記検出手段5での検出値は
次第に低下し、上記設定値以下となるが、これにより自
動的に風呂加熱運転が再開される場合には、運転−停止
の繰返しとなる不都合を生じる。上記構成のヒートポン
プシステムにおいては、手動復帰手段48を設け、これ
による解除操作がなされるまでは上記停止状態は解除さ
れない構成であるので、上記のような不都合も解消され
る。
(実施例) 次にこの発明のヒートポンプシステムの具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず第2図は、室内空調と風呂加熱とを行い得るマルチ
タイプのヒートポンプシステムに、この発明を適用した
例の全体構成を示す冷媒回路図である。図のようにこの
装置は、室外ユニットXと、2台の室内ユニットA、、
Bと、浴槽ユニットCとを有するものである。室外ユニ
ットXは圧縮機1を有しており、この圧縮機1の吐出配
管2と吸込配管3とはそれぞれ四路切換弁4に接続され
ている。なお上記吐出配管2には、吐出圧力を検出する
ための圧力センサ5が取付けられており、また上記吸込
配管3にはアキュームレータ6が介設されている。上記
四路切換弁4には第1ガス管7と第2ガス管8とが接続
されているが、上記第1ガス管7は、室外ファン18の
付設された熱源側熱交換器となる室外熱交換器9に接続
され、また上記第2ガス管8はヘッダー10に接続され
ている。
また上記室外熱交換器9には、第1液管11が接続され
ており、この第1液管11は受液器12に接続されると
共に、その途中には第1電動膨張弁13が介設されてい
る。上記受液器12には、第2液管14の一端部が接続
されているが、この第2液管14の他端部と上記ヘッダ
ー10との間には、図の場合には3本の分岐冷媒配管1
5〜17が接続されている。上記分岐冷媒配管のうちの
2本の配管15.16は、それぞれ室内ユニッ)A、B
に、また残りの冷媒配管17は浴槽ユニットCに接続さ
れている。上記各室内ユニットA、Bは、1台の室内ユ
ニッl−Aについてのみ図示するが、室内熱交換器19
と室内ファン20とを有するものである。また上記浴槽
ユニットCは、風呂用熱交換器22と、この風呂用熱交
換器22を浴槽23に接続する水用人口管241.及び
水用出口管25とを有するものである。上記水用人口管
24にはポンプ26が介設されており、このポンプ26
を作動することによって上記浴槽23内の湯が上記風呂
用熱交換器22を通して循環される。なお上記各分岐冷
媒配管15〜17においては、液管14側の位置に、そ
れぞれ第2電動膨張弁27〜29が介設されている。ま
た上記第2ガス管8にはガス閉鎖弁36が、第2液管1
4には液閉鎖弁37がそれぞれ介設されている。
第3図には、上記浴槽ユニットCの構成模式図を示して
おり、上記風呂用熱交換器22は漏洩検知付2重管から
構成されているものであって、風呂加熱運転時にはポン
プ26の作動によって浴槽からの湯が、図中一点鎖線で
示すように、水用人口管24から上記風呂用熱交換器2
2を通って水用出口管25へと循環し、一方冷媒は冷媒
配管17を図中実線矢印の方向に循環する。この際の上
記風呂用熱交換器22内部の流通方向は互いに逆方向と
なされており、したがって水用人口管24の、上記風呂
用熱交換器22の入口付近に付設されている第1温度セ
ンサ38によって、浴槽内における湯温が検出されると
共に、この検出温度は上記風呂用熱交換器22における
冷媒の凝縮温度を近似し得る値ともなる。また上記風呂
用熱交換器22内を流通して加熱された湯の温度は、上
記水用出口管25に付設されている第2温度センサ39
によって検出される。上記水用人口管24と水用出口管
25とは銅パイプから構成されているものであるが、浴
槽ユニットC内部においては、第3図においてそれらの
径路中に二重線で示した部分はゴムホースによって構成
している。このようなゴム弾性を有する部材を介設する
ことによって、配管接続時に中心位置ずれを容易に補償
し得ることから、接続作業が容易になると共に、配管を
伝う振動を吸収する構成とすることができる。
そして同図のように上記第1温度センサ38は、風呂用
熱交換器22の水流入口に直結された銅パイプ部の、上
記風呂用熱交換器22に近接する位置に取付け、一方上
記第2温度センサ39は、風呂用熱交換器22の水流出
口から延びる銅パイプとはゴムホース部を介して接続さ
れた銅パイプ部に取付けている。このような取付は位置
の相異による作用は、後で詳しく説明する。
上記したヒートポンプシステムにおいては、暖房運転を
行う場合には、浴槽ユニッ)C側の第2電動膨張弁29
を停止開度(風呂用熱交換器22での液溜りを防止する
ため、わずかな量の冷媒を流し得る開度のこと、以下同
じ)にすると共に、必要な他の第2電動膨張弁27.2
8を室内熱交換器19・19の過冷却度制御を行うため
の制御開度とし、圧縮機1から吐出された冷媒を、第2
図中実線矢印で示す方向に、四路切換弁4を経由して各
室内熱交換器19・19から室外熱交換器9へと循環さ
せる。なおこの場合、第1電動膨張弁13は、室外熱交
換器9の過熱度制御を行う制御開度となされている。ま
た風呂加熱運転を行う場合には、室内ユニットA、B側
の第2電動膨張弁27.28を停止開度とすると共に、
浴槽ユニットC側の第2電動膨張弁29及び第1電動膨
張弁13を上記と同様な制御開度にし、圧縮機1から吐
出された冷媒を上記と同様に風呂用熱交換器22から室
外熱交換器9へと循環させる。なお風呂加熱・暖房同時
運転の場合には、必要な第2電動膨張弁27.28と第
2電動膨張弁29とを制御開度にすればよい。また冷房
運転及び風呂冷却運転は、四路切換弁4を切換えて圧縮
機1からの吐出冷媒を第2図中破線矢印で示すように、
上記とは逆に、室外熱交換器9から室内熱交換器19・
19や風呂用熱交換器22へと循環させることによって
行うのである。この場合、第1電動膨張弁13は全開に
し、第2電動膨張弁27〜29にて蒸発冷媒の過熱度制
御を行う。
次に上記ヒートポンプシステムの運転制御回路について
、第4図に基づいて説明するが、以下の説明は風呂の加
熱運転について行う。図のように室外ユニットXは、室
外制御装置41を有しており、この室外制御装置41に
よって、圧縮機1、上記第1.2電動膨張弁13.27
〜29や四路切換弁4等を制御し、暖房運転、風呂加熱
運転、暖房・風呂加熱同時運転等の運転モードを制御す
る。また後述する空焚き判定信号が出力された場合には
、風呂加熱運転を停止すると共に、異常表示を行うよう
になされている。
次に浴槽ユニットCは、風呂側211装置45を有して
おり、この風呂制御装置45には、台所等の室内に配置
される風呂加熱運転スイッチ46と、前記第1温度セン
サ38と、第2温度センサ39と、さらに後述する手動
復帰手段となる手動復帰スイッチ48とが接続されてい
る。なお上記第1温度センサ38での検出温度は、さら
に設定温度47と比較されて、その高低状態に応じた信
号、すなわち湯温サーモ信号が発生され、これが上記風
呂制御装置45に入力されるようになされている。また
上記風呂制御装置45においては、上記第11第2温度
センサ38.39での各検出温度信号、及び湯温サーモ
信号等に基づいて、後述するようにポンプ26の0N−
OFF制御を行うようになされている。
上記制御回路には、浴槽23に水がないときに風呂加熱
運転を停止する、いわゆる空焚き防止のために、二つの
空焚き防止手段が内蔵されている。
第1の空焚き防止手段は、この発明の特徴をなす部分で
あって、上記室外制御装置41によって行われる。すな
わち第4図のように、上記室外制御装置41には、前記
吐出配管2に付設されている圧力センサ5が接続されて
おり、これで検出される吐出圧力HPを設定値と比較す
ることにより、空焚き判定を行うのである。
圧縮機1から吐出される冷媒が風呂用熱交換器22へと
供給されて冷媒循環回路を循環する際には、上記吐出圧
力は風呂用熱交換器22での凝縮状態に応じて変化する
。上記実施例においては、風呂加熱での湯温を40’C
前後の設定温度に保温する定常運転時でも、上記吐出圧
力は23kg/cJ以下となるようになされている。そ
して空焚き状態、すなわち風呂用熱交換、器22を流通
する冷媒に対して熱を吸収する湯の循環がなされない場
合には、配管と周囲の大気との間での非常に小さな熱交
換量となるために、凝縮が起こりにくくなり、このため
凝縮圧力、凝縮温度の上昇を生じることとなる。この上
昇に応じてこの風呂用熱交換器22に供給する冷媒圧力
、すなわち吐出圧力HPの上昇が生じるのである。そこ
で、上記定常運転時の許容上限圧力(23kg/afl
)を越える圧力値(例えば26゜5kg/cd)を予め
設定しておき、この設定値と検出値を比較することによ
って空焚き状態の判定を行うことができる。
上記室外制御装置41での第1空焚き防止手段では、圧
力センサ5における検出値を逐次読込みながら、これを
設定値と比較し、設定値を越えた時には、風呂用熱交換
器22への冷媒循環を停止すべく各制御機器の作動切換
制御を行うと共に、後述する空焚き判定信号FMを風呂
制御装置45に送信し、また使用者へ空焚き状態異常表
示を行うこととしている。
上記のように空焚き判定がなされた後の風呂加熱運転停
止状態は、前記した手動復帰スイッチ48に対する解除
操作がなされるまで継続することとしている。つまり風
呂加熱運転が停止されることによって、吐出圧力HPは
当然に低下する。これにより自動的に運転が再開される
ような場合には、再び吐出圧力HPの上昇、運転停止が
繰返されることとなる。そこで、上記のような空焚き発
生状況は自動的には復帰し得ないものであり、使用者の
事後処理を待って入力される手動復帰信号によって運転
再開としているのである。
次に第2の空焚き防止手段について説明する。
この第2空焚き防止手段は、上記風呂制御装置45でな
されるものであって、第5図の制御フローチャートに基
づいて説明すると、同図のように、風呂加熱運転スイッ
チ46がON操作されると、まずステップS1において
ポンプ26が起動され、このポンプ26の作動状態が1
分間継続される。このとき浴槽23内の湯は風呂用熱交
換器22を通して循環することとなり、これにより浴槽
23内の湯に撹拌が与えられることとなって、浴槽23
内の湯温の均一化が図られる。そして1分経過後にステ
ップS2において、水用人口管24に取付けられている
第1温度センサ38で検出される上記浴槽湯温相当の湯
温Tinの読込みが行われ、ステップS3で湯温サーモ
信号により、上記浴槽湯温Tinが設定温度よりも低い
か否かの判断をする。湯温サーモ信号がONの場合、す
なわち検出された浴槽湯温Tinが設定温度よりも低い
場合には、ステップS4に移行して風呂加熱運転指令信
号を室外制御装置41に送信し、次いでステップS5に
移行して、上記した室外制御装置41での第1空焚き防
止手段からの空焚き判定信号FMの状態判別を行う。
上記第1空焚き防止手段で空焚き状態が判別された場合
には、FM=Oとして、また正常のときはFM=1とし
て、上記室外制御装置41は、上記風呂加熱運転指令信
号を送信されたときに上記風呂制御装置45へ返送する
ようになされており、いまFM=1であるとして説明す
ると、このとき室外制御装置41によって風呂用熱交換
器22へと冷媒循環が開始され、浴槽湯の加熱が行われ
る。一方、風呂制御装置45ではステップS6に移行し
、この経過時間の判断ステップによって、上記ステップ
82〜S5の処理が、ポンプ作動状態のままで2分間繰
返し行われることとなる。すな、わち浴槽湯の加熱を行
いながら、浴槽湯温Tinを逐次読込み、設定温度との
比較を行うと共に、受信信号FMの状態変化を監視する
処理を継続する。
ステップS6において2分の経過が判断された場合には
、ステップS7に移行して、水用出口管25に取付けら
れている第2温度センサ39で検出される加熱湯温To
u tを読込み、次いでステップS8において、その直
前に読込まれた浴槽湯温Tinと、上記Tout+ 6
°Cとを比較し、Tinの方が小さい場合には、上記ス
テップS2に戻って再度上記ステップ32〜S6を継続
することとしている。すなわち2分間隔毎にTinとT
ou tとの比較を行いながら、風呂加熱運転を継続す
ることとしているのである。
上記ステップS7とステップS8、S9とが、第2空焚
き防止手段を構成する処理ステップである。すなわち、
水用人口管24から風呂用熱交換器22を通して水用出
口管25へと循環する湯がある場合には、風呂用熱交換
器22における加熱によって流入側の湯温Tinよりも
、出口側の湯温Tou tO方が高い温度となる訳であ
り、したがってステップS8の判定条件Tin >To
ut+6°Cに対してはNOとなって「正常」の判断が
なされ、風呂加熱が継続される。一方、風呂加熱運転ス
イッチ46がON状態のままで、浴槽23の排水栓が抜
かれた場合や、或いは始めから浴槽23に水がなかった
場合においては、風呂用熱交換器22を水が循環せず、
いわゆる空焚き状態となるが、このときに第1温度セン
サ38及び第2温度センサ39でそれぞれ検出される温
度は各取付は位置での配管温度となる。
このとき風呂用熱交換器22には加熱のための冷媒が流
通しているので、風呂用熱交換器22の温度は上昇し、
これに接続されている水用人口管24及び水用出口管2
5にもその熱的影響が作用してくることとなる。すなわ
ち前記のように風呂用熱交換器22に近接してこれに直
結された銅パイプ部に取付けられている第1温度センサ
38の検出温度は、上記風呂用熱交換器22の温度上昇
と共に上昇する。一方、第2温度センサ39の取付は位
置と風呂用熱交換器22との間には、前記したように熱
伝導率の低いゴムホース部材が介在し、第1温度センサ
38の取付は位置よりは熱的に離れているので、風呂用
熱交換器22からの伝熱量は小さく、周辺の大気温度に
近い検出温度を維持することとなる。この結果、正常時
における検出温度の高低が、上記のような空焚き時には
逆転する。なお上記実施例においては、装置起動時の冷
媒循環回路安定化までの間での誤動作防止や、温度セン
サの検出精度のばらつきを許容するために、Tou t
よりもさらに6°Cを越える温度としてTinが検出さ
れたときに空焚き状態と判定することとしている。
したがって第5図において、ステップs8でTin>T
out+6°Cの判定条件が満足された場合には、ステ
ップS9において空焚き判定異常信号を室外制御装置4
1に送信する。これにより室外制御装置41によって風
呂加熱運転の停止制御がなされると共に、例えば空焚き
表示異常ランプが点燈される。次いで、ステップSIO
へ移行してポンプ26を停止する。また上記ステップS
5においてFM=0が判別された場合には、以上の処理
ステップは中断されてステップSIOに移行し、ポンプ
26が停止される。
なお第5図において、上記ステップ32〜S8の繰返し
処理を行っている際に、浴槽湯温Tinが設定温度に達
した場合には、ステップS3からステップSllに移行
し、ポンプ26の停止(ステップ5ll)、室外制御装
置41への風呂加熱停止信号の送信(ステップ512)
をそれぞれ行って、上記状態を10分間継続(ステップ
S13 ) した後、再び上記したステップS1からの
処理を再開する。上記10分間の間は風呂加熱が停止さ
れる。一旦湯温が設定温度に達した場合には、その湯温
の低下は極めて遅いものと判断され、したがって上記1
0分間の間は、例えば上記実施例において暖房運転側に
も同時に運転要求がある場合に、暖房運転を優先して行
うこととしているのである。
第6図は浴槽に水がないときに、誤って風呂加熱運転ス
イッチ46がON操作された後の装置起動後の冷媒吐出
圧力+IPと、第1温度センサ38での検出温度Tin
 、第2温度センサ39での検出温度Tou tの時間
変化を示すグラフである。一方、第7図は、誤って浴槽
の排水栓が抜かれた場合等において、風呂加熱運転中に
浴槽湯がなくなった場合の、上記と同様なグラフである
。まず第6図においては、装置起動後、時間経過と共に
吐出圧力計の増加と、風呂用熱交換器22人口側の配管
温度Tinとの上昇とが生じるが、風呂用熱交換器22
出口側の、上記風呂用熱交換器22とは熱的に離れた位
置での配管温度Tou tは略大気温度状態に維持され
ている。このような変化が生じることによって、上記し
た二つの空焚き判定条件は、まず上記TinとTou 
tとの比較、すなわちTin > Tout +6°C
の条件に先に達し、したがって第5図においてステップ
S8からステップS9へと移行する空焚き判別処理が行
われる。一方、第7図の場合においては、すでに風呂加
熱運転状態にあったことによって、吐出圧力HPは定常
運転時の吐出圧力状態(例えば23kg/cIINに近
い圧力状態)にある。この状態で浴槽23の水が抜かれ
た場合には、上記TinとTou tとの温度変化傾向
は、まず高低の逆転現象を生じ、その後に上記のような
空焚き判定条件に至る変化を示すこととなる。しかしな
がら上記装置では上記吐出圧力HPによっても空焚き判
別を行っているので、上記温度差条件に達する前にまず
吐出圧力11Pが設定値に達して、これにより空焚き判
別処理に自動的に移行するようになされている。このよ
うに二つの空焚き判別手段を併用することによって、空
焚き発生状態の差異に即した迅速な自動判別がなされ、
したがって不要な運転の自動停止がなされるのである。
以上のように、上記ヒートポンプシステムにおいては、
吐出配管に接続された圧力センサ5における検出圧力に
基づいて空焚きの防止を図る構成であって、従来装置で
は水の循環径路中に検出器を装設するために水あかの発
生等によって検出動作不良を生じていたが、上記構成で
は冷媒回路側で空焚きの判定を行うので、検出の信頬性
が高(、またセンサ寿命も向上したものとすることがで
きる。さらに一旦空焚き判別がなされたあとは手動復帰
操作が行われるまでは運転を行わないようにして、空焚
き状態に、より適確に対処し得る構成としている。また
上記構成は圧縮機の保護用に吐出配管に接続される圧力
センサを流用する構成であって別部品を必要とせず、簡
単な構成で小型化、コストダウンを図ることもできる。
また上記実施例において説明した第2空焚き防止手段に
おいても、正常時と空焚き状態とで第1温度センサ及び
第2温度センサによってそれぞれ検出される温度の高低
の逆転という明らかな2現象の判別によって空焚きの検
出がなし得るので、従来の例えばポンプ通電電流におけ
る判別基準等に比べて信頼性の高い検出が可能であり、
また構造的にも2つの温度センサの取付けで実現でき、
構造面素にして小型化と共に、コストダウンを図ること
もできる。
なお上記実施例においては、風呂用熱交換器22での凝
縮状態を把握する検出手段として、風呂用熱交換器22
での凝縮圧力に応する冷媒吐出圧力を検出する圧力セン
サ5で構成したが、その他、凝縮温度を検出する温度セ
ンサや、冷媒流通量を検出し得る、例えば過冷却度制御
で開度制御されている電動膨張弁の開度検出手段等によ
っても構成することができる。また上記においてはマル
チタイプのヒートポンプシステムにこの発明を適用した
例を示したが、風呂加熱専用のヒートポンプシステムに
も勿論適用することができる。
(発明の効果) この発明のヒートポンプシステムにおいては、空焚き状
態時と正常時との風呂用熱交換器を流通する冷媒の凝縮
状態の差異を検出して空焚き判定を行うと共に、空焚き
状態が判別された場合には、風呂加熱運転の停止状態を
手動復帰操作が行われるまで維持する。このため、従来
装置のように、水の循環径路内に検出器を装設する場合
には、水あかの発生状況等によって検出動作不良を生じ
ていたが、この発明では冷媒回路側で異常検出を行うの
で上記のような不都合を生じることがなく、また一旦空
焚き判別がなされたあとは不要な運転を生じることもな
いので、信頼性の高い空焚きの防止を、例えば圧力セン
サ等の簡素な構成で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの発明のヒートポンプシステムの実
施例を示すもので、第1図は機能ブロック図、第2図は
この発明を適用したマルチタイプのヒートポンプシステ
ムの全体構成を示す冷媒回路図、第3図は浴槽ユニット
の構成を示す模式図、第4図は制御系の回路図、第5図
は風呂制御装置における制御のフローチャート図、第6
図は浴槽に水がないときに風呂加熱運転が開始された場
合の吐出圧力と検出温度との時間変化を示すグラフ、第
7図は風呂加熱運転中に浴槽から水が抜かれた場合の、
第6図と同様な図である。 1・・・圧縮機、5・・・圧力センサ(検出手段)、9
・・・室外熱交換器(熱源側熱交換器)、22・・・風
呂用熱交換器、41・・・室外制御装置(空焚き防止手
段)、48・・・手動復帰スイッチ(手動復帰手段)。 特許出願人       ダイキン工業株式会社代 理
 人       西  森  正  博:第1図 第3図 C 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、圧縮機(1)と熱源側熱交換器(9)と風呂用熱交
    換器(22)とを冷媒循環可能に接続して成るヒートポ
    ンプシステムであって、上記風呂用熱交換器(22)で
    の凝縮状態を把握するための検出手段(5)と、この検
    出手段(5)での検出値が設定値を越えたときに空焚き
    判定信号を出力すると共に上記風呂用熱交換器(22)
    への冷媒循環を停止する空焚き防止手段(41)と、上
    記停止状態を解除するための手動復帰手段(48)とを
    有していることを特徴とするヒートポンプシステム。
JP62021203A 1987-01-30 1987-01-30 ヒ−トポンプシステム Pending JPS63189737A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61291867A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 株式会社デンソー 冷房・冷凍装置の運転制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61291867A (ja) * 1985-06-19 1986-12-22 株式会社デンソー 冷房・冷凍装置の運転制御装置

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