JPS6318850A - 搬送波再生回路 - Google Patents

搬送波再生回路

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JPS6318850A
JPS6318850A JP61163292A JP16329286A JPS6318850A JP S6318850 A JPS6318850 A JP S6318850A JP 61163292 A JP61163292 A JP 61163292A JP 16329286 A JP16329286 A JP 16329286A JP S6318850 A JPS6318850 A JP S6318850A
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quadrant
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Shigeki Saito
茂樹 斉藤
Hiroshi Suzuki
博 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はディジタル角度変調波を同期検波するために
用いられ、そのディジタル角度変調波からその搬送波と
同期した搬送波を再生する搬送波再生回路に関するもの
である。
「従来の技術」 ディジタル変調波を復調するための検波器としては従来
、同期検波器、遅延検波器、周波数検波器があるが、同
!IJI検波器は理論的には最も優れた特性が得られる
ことが知られている。同門検波回路の基本構成を第1図
に示す。入力端子lからのディジタル角度変調波は搬送
波再生回路2に入力され、その変調波の搬送波に同期し
た搬送波が再生され、この再生搬送波は入力端子lから
の変調波とともに余弦位相比較検波器(同期検波器)3
に入力されてディジタル角度変調波が同期検波され、そ
の検波出力は出力端子4へ供給される。この同期検波回
路は安定した搬送波が変調波から再生されれば誤り率特
性の良いものとなる。
第2図に従来から用いられている4相PSK同朋検波回
路の搬送波再生回路を示す。この構成は一般に4相PS
K用のコスタス・ループとして知られている。再生搬送
波を発生する電圧制御発振器5の出力は移相器6へ供給
され、移相器6はその入力に対し、位相を0°、45°
、90°。
135°と移相した信号をそれぞれ入力端子lからのデ
ィジタル角度変調波とともに余弦位相比較検波器1),
12.13.14に入力し、これらの検波器1),12
,13.14の各出力を乗算器15に入力する。乗算器
15の出力波形には、ディジタル角度変調波のI軸およ
びQ軸で表される基準位相と電圧制御発振器5の出力の
位相との位相差にほぼ比例した大きさの直流成分と変調
のためにランダムに変動する成分とが含まれており、ル
ープフィルタ16を用いて乗算器15の出力を平滑化す
ることにより、そのうちの直流成分を抽出している。ル
ープフィルタ16の出力を電圧制御発振器5に制御信号
として入力するごとにより、電圧制御発振器5−移相器
6−余弦位相比較検波器1),12.13.14−乗算
器15−ループフィルタ16−電圧制御発振器5の位相
同門ループ(P L L)が構成されている。この回路
ではループフィルタ16の出力が、前記位相差を少なく
するようにループが形成されており、電圧制御発振器5
からは安定した周波数および位相の再生搬送波が得られ
る。
余弦位相比較検波器1)は第3図に示すように乗算器1
7で入力変調波と再生搬送波とが乗算され、その乗算出
力から低域通過フィルタ18で2倍波が除去される構成
となっている。余弦位相比較検波器12〜14も余弦位
相比較検波器1)と同様に構成される。
410PSKの変調波5(t) は次のように表すここ
とができる。
5(L)  =Acos  (2π r  e t  
+ φ t)      (1)ここで、Aは振幅、f
cは搬送波周波数、φ。
は変調位相であり、45°、135°、225°。
315°の4つの値をとる。すなわち各タイムスロット
の期間、変調位相は上記4つの位相の一つに停留する。
弐F1)はさらに次のように表すことができる。
S (t)  −AcosφIcos(2πfcL)−
Asinφ+5in(2πrct)  (21ここで、
式(2)の右辺第1項(同相成分)および第2項(直交
成分)の振幅成分のm (1,Q)=(A cosφ3
. As1nφ、)を二次元平面に射影すると、第4図
に示すような信号配置を得る。第4図ではIの値を横軸
、Qの値を縦軸に対応させた。
このように変調波の位相は■軸およびQ軸によって構成
される信号平面(1,Q)を基準として表示できる。ま
た、変調位相を区別するために同口のように(0,O)
、  (1,O)・・・のような符号の耕で信号を表し
ている。一般的に、上述したコスタス・ループのような
位相同期回路では受信側で信号の絶対的な搬送波位相を
再生することができず、再生搬送波位相は変調波の■軸
あるいはQ軸上の4つの安定な位相点0’ 、90’ 
、180°。
270°のうち1つに同期する。以後、これを変調波の
I軸およびQ軸で表される基準位相と呼ぶ。
これらの位相の1つに同期した再生搬送波の位相をφ、
とすると、受信側ではφ、を1i4=とした相対的な信
号位相を検出することができる。再生搬送波を re(υ=cos (2πfct+φ、)” cosφ
r cos(2πfct)−sinφt sin (2
rc (ct)とすると、rcD) と直交する再生搬
送波r!(L)はr 、(t) −cos (2πrc
t+φ、+π/2)−−sin(2rt f 、 t+
φr)=−sinφrcos(2πfct) −cosφ、 5in(2πfcL) となる。このとき、第2図中の余弦位相比較検波器1)
からの同相検波出力1.Q)は、入力変調波5(L)と
再生搬送波rc(仁)との乗積信号から2倍波を除去し
た成分であり、 + r(t) = Acosφi CO3φr +As
1nφl5inφ1=Acos(φ、−φ1) =Acosφir ただし、φ8、=φ、−φ、 となる。また余弦位相比較検波器13からの直交検波出
力Qr(t)は、5(t)とrs(t)との乗積信号か
ら2倍波を除去した成分であり、 Qr(t) = −AcosφL sinψ、+As1
nψHcosψr=Asin(φ□−φ、) =Asin ll’ir となる。受信側で(L 、Qr )−(Acosφir
+As1nφir)を二次元平面で表示すると第5図に
示すようになる。再生搬送波の位相は1)軸あるいはQ
r軸によって示される。すなわち前述したようにφ、=
0°、90°、tso”または270゜であるからこれ
らφ、の値に応じて第5図A、B。
C,Dとなり、これら図は第4図を時計方向に順次90
°の整数倍だけ回転したものとなる。受信側のφ、かど
の値になるかは不確定なのであるから、送信側では位相
の相対的変化量を送信情報に対応させる差動符号化を行
う。受信側では(■、。
QP)の値にもとすいて受信位相を決定しその変化分を
算出して復号化を行う。
「発明が解決しようとする問題点」 移動通信等の無線通信ではその電波の伝播路上の多重反
射等によるフェージングが存在する。そのため受信電界
レベルの急激な低下によって同期検波回路の入力信号の
雑音の増加がバースト的に発生したり、受信電界レベル
が雑音レベルより十分高い場合でもランダムFM(周波
政変file)により搬送波位相の急激な変化がバース
ト的に発生したりする。ランダムFMにより位相が急激
に変動する場合、従来の位相同期ループを用いた搬送波
再生回路においては再生搬送波の位相が変調波の搬送波
位相に追従できず、安定した検波を行うことが困難とな
りデータに誤りが発生し、遅延検波に比べて伝送特性が
劣化する欠点があった。この様子を第6図中の曲線19
に示す。第6図の横軸は受信電界レベルE、の雑音レベ
ルN0に対する比を示し、縦軸は復号符号のビン1−誤
り率BERを示し、フェージング周波数が40Hzの場
合である。この図かられかるように、受信電界レベルが
雑音レベルより十分高い場合CEb/N、>1)、ビッ
ト誤り率BERはE、/N、に反比例した特性を基本と
しているが、この場合、E、/N、が30〜40dB以
上ではランダムFM雑音による誤り発生のためBERを
小さくできない。
この発明の目的は上述した従来の搬送波再生回路におけ
る欠点を解決し、入力信号波形がバースト的に変動した
場合でも搬送波再生を極めて確実かつ安定に行うように
した搬送波再生回路を提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明による搬送波再生回路においては入力ディジタ
ル角度変調波の搬送波位相が急激に変化する状態がバー
スト的に発生することをバーストとして検出するセンサ
回路と、再生搬送波位相によって構成される信号平面(
1,、Q、)において入力ディジタル角度変調波の位相
が第何象限にあるかを同期検波出力から検出する象限検
出器と、入力ディジタル角度変調搬送波の各タイムスロ
ット毎に、変調波位相がほぼ停留する時点において前記
象限検出器によって検出した象限を変えることなく、つ
まりその象限と対応した予め決められた基準位相の一つ
に再生搬送波の位相を再設定する位相設定器とを設ける
。この再設定における確定位相としては検波出力波形が
再設定の前後において位相判定のためのしきい値レベル
と交差しないという条件を満たすようにする。これは再
設定の前後で検波された符号が変化しないことに相当す
る。
このような構成となっているため入力ディジタル角度変
調波の位相またはレベルがバースト的に変動すると、そ
の変動がセンサ回路で検出され、そのバースト朋間中に
おいては、各タイムスロット毎の変調波位相が停留する
時点において、前記象限検出器により検出された象限を
参照してその象限からずれることなく、再生搬送波の位
相が前記位相設定器で、予め決められた位相に再設定さ
れる。
たとえば、4相PSKの場合には、検波波形から位相を
判定するタイミング、すなわち各タイムスロットのほぼ
中心で変調波の位相が停留する。
この時点で前記位相再設定が行われる。位相変動が激し
い場合でも、lタイムスロット内で再生符号が変化しな
い程度、4相PSKの場合±π/4以内であれば、1タ
イムスロツトごとにその時の基準位相に再生搬送波の位
相が、その時の検波用゛力の状態(象限検出器の検出状
態)に応じて設定されるため、各タイムスロットごとに
正しい同期検波が可能になる。
〔実施例〕
この発明の実施例を第7図に示す。第7図において第2
図と対応する部分には同一記号を付けである。この実施
例では入力端子1からの入力ディジタル角度変調波の搬
送波の位相変動を検出するセンサ回路21が設けられ、
さらに余弦位相比較検波器1)および13の各出力が供
給される象限検出器22とが設けられている。更にセン
サ回路21および象限検出器22の検出出力は制御回路
23へ供給され、制御回路23はその入力検出出力に応
じて電圧制御発振器5の出力側に挿入された位相設定器
24を制御して再生搬送波の位相を再設定する。
移相器6は位相設定器24の出力の位相をOo。
45’、90°、135°にそれぞれ移相した信号を余
弦位相比較検波器1),12,13.14へそれぞれ供
給する。入力ディジタル角度変調波のレベル位相がバー
スト的変動を受けない安定な変位状態では前述した位相
同期ループが動作して安定した周波数の再生搬送波が得
られる。
この実施例においては、まず、変調波に含まれる搬送波
成分の位相がバースト的に変動した時、そのバースト期
間はセンサ回路21で検出される。
制御回路23はセンサ回路21よりのバースト検出出力
信号を受けてそのバースト期間中、各タイムスロット毎
に変調波の位相が停留する時点において位相整合機能を
起動する。この位相整合機能を起動する直前では変調波
の信号平面(L Q)と再生搬送波位相を基準とする平
面(1,、Q、)との関係はランダムFM雑音により例
えば第8図に示すようにずれている。ここでは■と■、
とのなす角度、すなわちφ、が180° +αの場合に
ついて示した。前記位相整合i能は両信号平面(1,Q
)と(1,、Q、)の軸のずれを位相設定器により瞬間
的に修正するものである。
その修正法は、4相PSKの場合、以下のように行う。
復調側のクロック再生回路の時定数は一般に、バースト
の時間より長いので、バーストの期間中においても変調
位相が停留する時点すなわち受信位相を判定するタイミ
ングを正確に保持していると考えられ、そのタイミング
クロックが端子25から制御回路23に入力されている
。同期検波回路が受信位相を判定するタイミングにおい
ては、変調波位相φ、はランダムFM雑音により再生搬
送波の位相とは例えば第8図に示すようにずれているが
、φ、は45°、135°、225°。
315°の4つのうち1つに停留している。このとき、
変調波と再生搬送波との安定な同期状態の関係は第5図
に示したように4ifflり存在する。そこで、位相設
定器24によって再生搬送波の位相すなわち電圧制御発
振器5の出力信号位相を前記4つの安定位相のうちの1
つに再設定する。
しかし、位相の再設定時に、変調波基準位相の確定の方
法によっては誤りが発生する場合がある。
つまり2相PSKは最大1ビツト、4相PSKは最大2
ビツト、8相PSKは最大3ピントの各誤りが発生する
場合がある。例えば、再設定する直前において再生搬送
波の周波数および位相が第8図に示す関係にあるとき、
すなわちφ、=180゜+α、つまり再生搬送波の位相
誤差がαであるとき、黒丸印・で表わされる被変調波検
波位相は再生搬送波によって構成される検波軸(■1.
Q、)の第1象限に存在する。次に再生搬送波によって
構成される検波軸(1,、Qiを第9図Cに示すように
すれば位相誤差αを打ち消すように位相設定すると、正
確に再設定され、その再設定再生搬送波による検波位相
は第1象限である。しかし、第9図Aに示すようにφ、
=0°に、再生搬送波の位相を再設定すると、黒丸印の
被変調波検波位相は第3象限へ移動し、同様に第9l8
に示すようにφ1=90°に、または同図りに示すよう
にφ、=270’にそれぞれ再生搬送波の位相を再設定
すると、第8図中に示した黒丸印の信号点はφi、= 
135° (第2象限)、φi、=−45゜(第4象限
)にそれぞれ移動し、何れの場合も再設定の前後におい
て検波出力波形の信号平面(■1゜Q、)上における象
限が変わる。すなわち位相判定のためのしきい値レベル
を越えて変化する。従って、検波位相が再設定により変
化し、出力データに誤りが発生する。
そこで位相を再設定するとき、信号平面(1、。
Q、、)上で象限が変わらないように、すなわち検波出
力波形が位相判定を行うしきい値レベルを越えないよう
に電圧制御発振器5の出力信号によって構成される検波
軸を変調波の■軸およびQ軸で表される基準位相に再設
定する必要がある。
そのためにこの発明では位相を再設定する直前において
変調波の検波位相の象限を検出し、再設定の前後でその
象限が変わらない再生搬送波の基準位相φ、を確定し、
その位相に位相設定器24を用いて設定を行う。こうす
れば再設定の前後で再生データに誤りが発生することも
ない。この位相再設定を各タイムスロットごとに行うた
め、この実施例では1タイムスロツトあたり±45°4
5°位相変化に対して再生搬送波を完全に追従させるこ
とができる。 。
象限検出器22は検波器1).13の各出力が正の時は
第1象限、検波器1)の出力が負、検波器I3の出力が
正の時は第2象限、検波器1)゜13の各出力が共に負
の時は第3象限、検波器1)の出力が正、検波器13の
出力が負の時は第4象限をそれぞれ象限検出出力とする
信号点を基準にすると信号点が第1象限にある時は、そ
の信号に対して再生搬送波■、が−45゜(315°)
であれば理想的な位相同期状態であり、同様に信号点が
第2象I@、第3象限および第4象限にそれぞれあると
きはその各信号に対し再生搬送波1.が225°、13
5”及び45°にあれば理想的な位相同期状態である。
従って位相整合時における象限検出器22の検出象限に
応じて、再生搬送波1.の位相を予め決めた基準位相4
5°、135°、225°、315°の何れかに設定す
ればよい。例えば電圧制御発振器5の発振周波数を再生
搬送波周波数より高くし、位相設定!324をプリセッ
ト形分周器で構成し、電圧制御発振器5の出力をこの分
周器で分周して再生搬送波を取り出し、位相整合時に検
出象限が第1象限の場合はその出力再生搬送波の位相が
315゜になるようにその分周器をプリセットすればよ
い。
センサ回路21は例えば入力変調波と、それを遅延した
信号との位相差を検出する筒車な遅延検波器で構成でき
る。すなわち第10図に示すように入力端子1からの変
調波は乗算器26へ供給されると共に遅延回路27を通
じて乗算2S26へ供給され、乗算器26の出力は低域
通過フィルタ28により搬送波の2倍の周波数成分が除
去され、そのフィルタ出力は比較器29で基準値と比較
され、基準値より小さくなると、比較器29の出力が高
レベルになり、パース14!出出力として出力される。
入力端子1の変調波は式(1)に示したように、S (
t) = A cos (ωct+φi (t) 1ω
c=2πfc であり、遅延回路27の遅延量Δτは変調波のタイムス
ロットと比較して十分小さく、搬送波の数波長程度とさ
れる。従って遅延回路27の出力信号D(t)は次式と
なる。
D(t)=A cos (ωc(t+Δτ)+φi  
(t)  1乗算器26の出力は次式となる。
S(t)XD(t)=    cos f2(ωct+
Pi(t))+ωCΔτ] 十−cosωCΔτ フィルタ28で2ωctの成分を除去すると、フィルタ
28の出力、つまり遅延検波出力は、− COSωCΔ
τ となる、vi送波の位相がランダムに急激に変化しない
と、遅延検波出力は一定値となり、u(Δr;nπとす
ると遅延検波出力は最大となる。いまランダムFM雑音
により変調波の位相がφm(t)変動すると、その時の
変調波S ’ (t)は、S ’ (t) = Aco
s (ωct+φ、(し)+Δφ、1(t)1となり、
遅延回路27の出力D ’ (t)は、D ’ (t)
 ” Acos [ωc(t+八へ)+φi (t)+
φm(1+Δτ)) となる。従って乗算器26の出力は、 S’(t)XD’(υ= −cos (2(ωct十φ
1(t))+ωCΔτ+φ、(L)十φ□(を十Δτ)
)+ −cos’ IωCΔτ+φi(t+Δτ)−φ
m(t)]となり、フィルタ2日の出力は、 − cos <ωCΔτ+φR(t+Δτ)−φR(t
)1となる。つまりランダムFM雑音により搬送波の位
相が変動すると、フィルタ28の出力は変動し、ωCΔ
τ=nπとすると、前記位相変動によりフィルタ28の
出力が低下する。フィルタ28の出力の低下が所定値以
上になると、比較器29の入力が基準値以下になり、そ
の出力は高レベルに反転し、バーストがイ灸出される。
搬送波の位相変動は主に受信レベルが急激に変化する時
に発生するため、センサ回路21としては受信信号のレ
ベルを検出してパース日食出するように構成することも
できる。すなわち第1)図に示すように受信ディジタル
角度変調波が端子31よりレベル検出器32に入力され
、その受信波の瞬時レベルが検出され、その検出出力の
高周波成分が高域通過フィルタ33で取出され、つまり
受信レベルが急激に変化している成分のみが取出され、
これが2乗検波器34で2乗検波され、瞬時レベルの急
激変動の大きさが検出され、その出力は比較器55で基
準位と比較され、基準値より大きい場合は比較出力が高
レベルとなりバーストが検出される。
なお、点線で示すようにレベル検出器32の検出瞬時レ
ベルを低域通過フィルタ36に通して平均レベルを検出
し、その平均レベルとレベル検出器32からの検出瞬時
レベルとを比較器37で比較し、瞬時レベルが平均レベ
ル以下の場合に比較器37の出力が高レベルとなり、こ
の高レベルと比較器35の出力の論理積をアンド回路3
8でとり、アンド回路3日の出力が裔レベルの時をバー
スト検出状態としてもよい。
制御回路23はいわゆるマイクロプロセッサを用いた構
成、ハードウェア構成の何れとしてもよい。後者の例を
第12図に示す。位相設定器24として前述したプリセ
ット可能なカウンタよりなる分周器を用いた場合で、基
準位相45°、135°。
225°、315°をそれぞれ得るために必要な位相設
定器24に対する初期値Al 、 A2 、 A:I 
A4 (360分周を行う場合、45,135゜225
.315)がレジスタ41.42.43゜44にそれぞ
れ設定され、これらレジスタ41゜42.43.44の
各出力はそれぞれゲート45゜46.47.48へ供給
される。象限検出器22より第1象限、第2象限、第3
象限、第4象限の各出力が出力端子24a、24b、2
4c、24dよりそれぞれゲート48,47.46.4
5にゲート制御信号として供給される。ゲート45〜4
8の各出力はオアゲート29を通して位相設定器24へ
供給される。一方センサ回路21の出力と端子25から
のタイミングクロックとの論理積がアンド回路51でと
られ、バースト検出中はアンド回1.51の出力により
、各タイムスロットごとにオアゲート29の出力が位相
設定器24にプリセットされる。
第6図中の曲線52はこの発明を4相PSK伝送系に用
いた場合の誤り率特性の実験結果を示す。
ただしフェージング周波数は40Hzである。この発明
を用いることにより受信電界レベルが雑音レベルよりも
十分高い場合、ランダムFM91音に起因する誤り特性
がこの発明を用いない場合(曲線19)より改善されて
いることが理解される。
第13図も4相PSK伝送系について行った実験結果を
示し、同図Aはこの発明を用いないフェージング下にお
ける同期検波出力のアイパターンを示し、同図Bはこの
発明を用いた場合の同期検波出力のアイパターンを示す
。ただし、フェージング周波数は200Hz、第3図中
の乗算器17の代りに排他的論理和を用いた。両図を比
較するとこの発明を用いると、ランダムFMによる搬送
波位相変動に対して再生搬送波位相が各タイムスロット
の中心で瞬時に追従していることが判る。
以上は4相PSKを例として詳細に説明をしたが、多値
のPSKにも一般に適用できることは明らかである。た
だし、4相PSKで用いた象限検出器22については多
値化に応じて位相領域を確定する回路に替えるとともに
、位相設定器24についても精度の高いものが要求され
る。また狭義の位相変調波のみならず、GMSK (ガ
ウシアンフィルタート ミニマムシフト キーイング)
波のように位相が停留点をもつ変調波の搬送波再生に対
しても一般的に適用することができる。4相PSKは第
14図Aに示すように位相が停留する時点と受信位相を
判定するタイミングとが一致しているが、GMSK波は
第14図Bに示すようにこれらの時点は異なっている。
しかしながら、位相が停留する時点毎に位相再設定を行
えば前述した4相PSKの場合と同様の効果を得ること
ができる。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明はバースト期間中、各タ
イムスロット毎に、その位相がほぼ停留する時点におい
て再生搬送波の位相を、変調波の■軸およびQ軸で表わ
される基準位相の1つに再設定させ、かつその条件とし
て検波出力波形が再設定の前後において位相判定のため
のしきい値レベルと交差しないように構成したから、1
タイムスロツトあたり±45°以内(4相PSKの場合
)の位相変化を持つランダムFMに対してはデータの誤
りは発生しないという効果がある。
この発明は伝送路上に多重反射によるフェージングが存
在するデジタル移動通信において間性能同期検波回路の
搬送波再生回路に適用して、搬送波位相の急激な変化が
バースト的に発生したときに、そのバースト期間中1タ
イムスロツトあたり±45°以内の位相変化を持つラン
ダムFMによって引き起こされる誤りは無くなり誤り率
特性が改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な同期ネ★波回路の基本構成を示すブロ
ック図、第2図は従来の4相PSKの搬送波再生回路の
構成を示すブロック図、第3図は第2図中の余弦位相比
較検波器IIの具体例を示すブロック図、第4図は4相
PSKの信号菟間図、第5図は変調波の位相と同期状態
にある再生搬送波の位相を基準とする信号平面(I、、
Q、)を示す図、第6図は同期検波回路のフェージング
下の誤り率特性図、第7図はこの発明の実施例を示すブ
ロック図、第8図は実施例における変調波の13号平面
(1,Q)と再生搬送波の位相を基準とする信号平面(
1,、Q、)の関係を示す図、第9図は実施例における
変調波の信号平面(1,Q)と同期状態にある再生搬送
波の位相を基準とする信号平面<1.、QP)を示す図
、第10図及び第1)図はそれぞれセンサ回路21の具
体例を示すブロック図、第12図は制御回路23の具体
例を示すブロック図、第13図Aは一般的な同3Ill
検波回路のフェージング下のアイパターンを示す図、第
13図Bはこの発明を用いた同期検波回路のフェージン
グ下のアイパターンを示す図、第14図Aは4相PSK
波の位相停留点と位相判別タイミング点の関係を示す図
、第14図BはGMSK波の位相停留点と位相判別タイ
ミング点の関係を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディジタル角度変調波を電圧制御発振器からの再
    生搬送波により同期検波器で同期検波し、その検波出力
    をループフィルタを通じて電圧制御発振器へ制御信号と
    して供給する位相同期ループを構成して上記再生搬送波
    を抽出する搬送波再生回路において、 上記同期検波器に入力されるディジタル角度変調波の搬
    送波成分の位相が急激に変動する状態が連続的に発生す
    るバーストを検出するセンサ回路と、 上記同期検波器の同期検波の出力をもとに、上記ディジ
    タル角度変調波の位相が上記再生搬送波に対して何れの
    象限にあるかを検出する象限検出器と、 上記電圧制御発振器の出力側に挿入され、上記バースト
    期間中に、上記ディジタル角度変調波の位相がほぼ停留
    する時点において上記象限検出器の検出象限が変化する
    ことなく、予め決められた基準位相の一つに上記再生搬
    送波の位相を再設定する位相設定器とを設けたことを特
    徴とする搬送波再生回路。
JP61163292A 1986-07-11 1986-07-11 搬送波再生回路 Expired - Lifetime JPH06105919B2 (ja)

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