JPS6318829Y2 - - Google Patents

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JPS6318829Y2
JPS6318829Y2 JP1984131358U JP13135884U JPS6318829Y2 JP S6318829 Y2 JPS6318829 Y2 JP S6318829Y2 JP 1984131358 U JP1984131358 U JP 1984131358U JP 13135884 U JP13135884 U JP 13135884U JP S6318829 Y2 JPS6318829 Y2 JP S6318829Y2
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JP
Japan
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side plate
ball
outer ring
concave groove
ring
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JP1984131358U
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JPS6147118U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は玉付ころ軸受の改良に関するもので、
特にはスラスト負荷用の転動体として玉を用い、
ラジアル負荷用転動体としてころを用いる玉付こ
ろ軸受に関するものである。本考案の目的とする
ところは、ラジアル負荷能力を主体とし、スラス
ト負荷能力も必要程度有する軸受について、最も
安価な軸受を提供するにある。さらにまた、本考
案の他の目的は、外輪回転(内輪固定)すると共
に外輪外周面がトラツク上を転走するトラツクロ
ーラ軸受において、より高速回転可能な軸受を提
供することにある。
従来の技術 従来この種の軸受を第5図A,B,Cに示す
と、Aに示したものは、円筒ころ11の両側部に
軸線に対してほぼ45゜等適当な角度に傾けたころ
12を有する軸受を配し、外輪13又は内輪14
を一体化するものである。またBに示したもの
は、固定外輪15の内部に針状ころ16を配し、
固定外輪17の両側に針状ころ18と内輪19,
20を配する。またCに示したものは、ラジアル
軸受用保持器21にスラスト用ころ22の内径案
内板を兼ねさせ、両側にスラスト軸受用側環部2
3,24を設けるものである。
上記従来例において、Aはスラスト力をクロス
ローラで負荷する構成のものであるが、外側の分
割内輪14′は分離するため装置への組立がむず
かしい。またB,Cはスラスト負荷用の転動体に
ころを用いた例であるが、どちらも両端軌道輪が
肉厚で重荷重用となつており、高価となる欠点が
ある。
考案が解決しようとする問題点 以上のように、従来のものはラジアル、スラス
トとも比較的大きな荷重条件に適するように構成
されたものであるが、用途的には、ほとんどの荷
重がラジアル荷重で、ラジアル軸受が発生するス
キユーを補正したり、比較的小さなスラスト力を
負荷すればよい荷重条件も少なくなく、これらの
用途には従来の軸受は高価すぎるものである。
問題点を解決するための手段と作用 本考案はこれら従来例の問題点を解決するため
のものであつて、 (1) 内外輪、ころ、ボールおよび薄板製の側板か
らなる玉付ころ軸受であつて、 (2) 外輪と内輪との間にころが円周方向に組込ま
れてラジアルころ軸受を形成し、 (3) 外輪の内周面両端角部には夫々ボール径より
も浅い凹状溝が形成され、 (4) この凹状溝内には多数のボールが組込まれて
おり、 (5) 内輪の外周面両端には夫々断面L字状の薄肉
鋼板製の側板がフランジ部を外側にして、ボー
ルと軸方向のすきまaをもつて圧入固定されて
おり、 (6) 圧入された側板のフランジ部は、外輪の凹状
溝内周面付近まで達し、他端は外輪凹状溝の底
面付近まで達してボールを外輪の凹状溝と側板
とで保持するようにし、 (7) この状態でボールと外輪凹状溝の内周面とは
半径方向のすきまbを有する、 以上の構成の組合わせからなるものである。
実施例 第1図、第2図は本考案実施の第1例を示すも
ので、1は内輪、2は外輪、3はころ、4はボー
ル、5は側板、6は外輪に設けた凹状溝、7は保
持器、8は内輪の油孔である。またaは軸方向す
きま、bは半径方向すきまである。
上記構成において、外輪2の外周面を図示のご
とく半径Rの凸状球面に形成することにより、ミ
スアライメント等の狂いからの端荷重を補正す
る。外輪2のボール接触面(凹状溝底面)は使用
条件に応じて研削加工を省略し、コストダウンす
ることも可能である。aおよびbのすきまは図面
上では極端に大きく表示されているが、実用上は
10分の数mm程度の寸法でよい。スラスト軸受は総
ボールとし、保持器やスペーサを使わないので安
価に製作できる。
第3図は本考案実施の第2例を示すもので、軸
受を軸9に固定した状態を示す。10は軸受固定
ナツトである。外輪2の外周面は凹状球面に形成
し、トラツクレールとのガイド性能を高めてい
る。スラスト力が軽微な条件では側板の圧入力で
使用に耐えられるが、それ以外では第3図のよう
に厚肉な部材(例えば軸9の段差部や固定ナツト
10)で側板を補強することもできる。その他、
必要に応じて、側板5と内輪1をかしめ固着する
などの方法も考えられるし、内輪両端に段付部を
設けて、ここに側板を圧入する方法も考えられ
る。
第4図は側板の斜視図である。
考案の効果 (1) スラスト軸受の軌道輪として断面L字状の薄
肉鋼板製の側板を用い、この側板をラジアル軸
受用内輪の外周面両端に夫々フランジ部を外側
にして圧入固定して、ラジアル軸受用外輪の内
周面両端角部に形成した凹状溝と側板とでスラ
スト軸受用のボールを保持するようにしたか
ら、構造が簡単で組立ても容易であり、ラジア
ルおよびスラスト両方向の荷重を支持する軸受
を非常に安価に提供できる。
(2) 外輪と内輪は両側板で分解しないようにボー
ルを介して係止されているので、軸受の取扱い
が容易である。
(3) スラスト軸受の転動体としてボールを用い、
保持器やスペーサを用いないので最も安価な軸
受となる。
(4) aのすきまを充分取つているのでラジアルこ
ろ軸受は、スラスト玉軸受の精度的影響を受け
ずに円滑に回転できる。
(5) bのすきまがあるので、スラスト力を確実に
負荷することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案実施第1例を示す一部
断面図およびA−A線に沿つて切断した一部側面
図、第3図は同じく実施第2例を示す一部断面
図、第4図は要部の斜視図である。また第5図
A,B,Cは従来例を示す一部断面図である。 図中の符号はそれぞれ下記主要部材を示す。
1:内輪、2:外輪、3:ころ、4:ボール、
5:側板、6:凹状溝、7:保持器、8:油孔、
9:軸、10:軸受固定ナツト、a:軸方向すき
ま、b:半径方向すきま。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内外輪、ころ、ボールおよび薄板製の側板か
    らなり、外輪と内輪との間にころが円周方向に
    多数組込まれてラジアルころ軸受を構成し、外
    輪の内周面両端角部には夫々ボール径よりも浅
    い凹状溝が形成されてこの凹状溝内には多数の
    ボールが組込まれており、内輪外周面の両端に
    は夫々断面L字状の薄肉鋼板製の側板がフラン
    ジ部を外側にしてボールと軸方向のすきまaを
    もつて圧入固定されており、該圧入された側板
    のフランジ部は、外輪の凹状溝内周面付近まで
    達し、他端は外輪凹状溝の底面付近まで達して
    ボールを外輪の凹状溝と側板とで保持するよう
    になし、この状態でボールと外輪凹状溝の内周
    面とは半径方向のすきまbを有するようにして
    なる玉付ころ軸受。 2 前記側板のフランジ部の外側に軸の段差部ま
    たは軸受固定ナツトが接触して該側板の固定を
    確実にした実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載の玉付ころ軸受。
JP13135884U 1984-08-31 1984-08-31 玉付ころ軸受 Granted JPS6147118U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13135884U JPS6147118U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 玉付ころ軸受

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JP13135884U JPS6147118U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 玉付ころ軸受

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Publication Number Publication Date
JPS6147118U JPS6147118U (ja) 1986-03-29
JPS6318829Y2 true JPS6318829Y2 (ja) 1988-05-26

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ID=30689950

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JP13135884U Granted JPS6147118U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 玉付ころ軸受

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510671U (ja) * 1978-07-10 1980-01-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510671U (ja) * 1978-07-10 1980-01-23

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Publication number Publication date
JPS6147118U (ja) 1986-03-29

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